インフィニット・オルフェンズ 鉄の華   作:狼ルプス

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アンケートは次回の投稿と同時に締め切りです


ガンダムバルバトス

 

 

「まじかよ!本当にやっちまった!」

 

「あれに三日月が……乗ってるっていうのか?」

 

 

 

 

 

仲間たちが驚いてる中、残ったモビルスーツがこっちに向かって来た。

 

『オルガ!みんなを下げてくれ!』

 

「分かった!」

 

 

三日月はスラスターを吹かし、敵モビルワーカー隊に行った。残った敵のMS二機は三日月の乗ってるMSを倒そうとバトルアックスを持ちスラスターを噴かせ接近し、、もう一機はライフルで足止めをしようとする。

 

白いMSは撤退中であるギャラルホルンのモビルワーカー隊へ移動することによってライフルの使用を封じ込める。

 

『き、貴様!モビルワーカーを狙うとはなんて卑怯な!!』

 

「「どの口が言うんだ…」」

 

2人は相手の言葉に怒りを覚えた…今の一夏は右手を強く握る。今は何も出来ず見守ることしか出来なかった。

 

三日月は逆切れした敵にメイスを投げて動きを止める。そして空中に上がったメイスを回収し、敵の左腕を吹き飛ばす。そして敵のもう一人が三日月に斧を振り下ろし、三日月はメイスで受け止める。

 

「どこから持って来たかは知らんが、そんな旧世代のモビルスーツでこのグレイズの相手に務まるとでも?」

 

「もう一人、死んだみたいだけど?」

 

「その声、貴様、まさか…子供、なのか?」

 

「ああ、そうだよ。あんたらが殺しまくったのも、これからあんたらを殺すのも」

 

「ぬうぅ!お、押され…」

 

しばらく鍔競り合いが続き、押し勝とうとした瞬間、片腕を失った敵がライフルを撃つ。三日月はそれを躱し、スラスターを吹かすが直ぐに炎が出て来なくなった。

 

 

「なんだ?動きがおかしい……まさか⁈」

 

「どうした一夏?」

 

「おやっさん、もしかしてあのモビルスーツにガスを補給してないんじゃ……」

 

「……はぁ⁉︎」

 

「嘘だろオイ⁈」

 

一夏の言葉にシノとユージンは驚きを隠せず、オルガに至っては顔を手で押さえ

 

「しっかりしてくれよ……おやっさん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃動力室では……

 

「ああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

「おやっさん?どうしたんですか?」

 

「ヤマギやべえ!【バルバトス】にスラスターのガス補給するのを忘れたぁ!」

 

「えぇぇ!!?」

 

 

「………」

 

動力室にビスケットに連れられ避難してきたクーデリアはバルバトスがいた場所を見上げていた。

 

 

そしてクーデリアは近くにあるもう一機のMSに目を移す。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘中の三日月は何とか着地し、メイスで土煙による煙幕を作り、姿勢を低くして下からメイスで突き刺そうとするがもう一機に妨害を受け頭部の装甲を吹き飛ばすだけになった。

 

妨害した敵MSは味方を抱え込み離脱した。三日月は追撃しようとするが、気絶したのか、その場から動かなくなってしまった。

 

 

 

 

その後戦闘は終わり、事後処理をする。事後処理をすませ、死んだ仲間達に挨拶をした後ある事をした一夏はみんなの夕食を作ろうと食堂に行く、一夏は家事全般は得意なので偶に食堂で炊事の仕事をする事がよくあるのだ。

すると食堂には三日月の幼馴染の【アトラ・ミクスタ】とビスケットの双子の妹【クッキー、クラッカ】が居た。

 

「あ!一夏だ!」

 

「本当だ!一夏!」

 

「お!クッキー、クラッカ、久しぶり。2人とも元気だったか?」

 

「うん!」

 

「元気いっぱい!」

 

「そっか」

 

俺は二人の頭を撫でる。

 

「一夏さん、お久しぶりです」

 

「久しぶりアトラ。配達お疲れ、三日月には会えたか?」

 

「……はい」

 

「そっか…んで、今から準備するのか?」

 

「あ、はい!」

 

「うし、なら俺も手伝うぞ。あの野菜は使ってもいいんだよな?」

 

「いいんですか!ありがとうございます一夏さん!一夏さんがいれば心強いです!」

 

「クッキー、クラッカー、あそこにある野菜をこっちに持ってきてくれるか?」

 

「「はーい!」」

 

その後、料理に使う食材を運びながら作業していると、クッキー、クラッカーがお尻の形をした野菜を見つけ笑っていた。それをアトラは注意をする。一夏は笑みを浮かべながらその様子を見ていた。

 

「さて、こんなものかな…後は食材を切るだけ…て、あんたは」

 

「あ、あの…」

 

「誰このひとー?」

 

「アトラの友達?」

 

「え?ううん、違うよ」

 

「あ、ごめんなさい。クーデリア・藍那・バーンスタインと言います。話し声が聞こえたので」

 

「あっ!あのニュースによく出てくる人⁉︎」

 

クーデリアの名前を聞いたアトラは有名人と気づき驚いていた。

 

 

「あはは」

 

新鮮な反応にクーデリアは苦笑いを浮かべる。

 

「っで、なんであんたがここにいるんですか?」

 

「そ、それは…」

 

「当てましょうか、三日月に何か言われましたか?」

 

「っ…」

 

一夏はクーデリアの反応を見て大体の事は察し、ため息を吐く。

 

「当たり、みたいですね。まさかと思いますけど…自分のせいで大勢の人が死んだとか言ったんじゃないですか?」

 

「!?」

 

「それは三日月も怒り気味に言いますよ。俺たちとっては仲間を馬鹿にしてるようなものだ」

 

「…っ」

 

「あんたは何も解っちゃいない。あんたのやってる事は確かに立派だ。けどそれを快く思わない連中も沢山いる。クーデリアさん、何かを変えたければ、何かを犠牲にしなきゃいけない。本当にその覚悟があって、この現状を変えようとしてるのか?」

 

「そ、それは…」

 

「俺は死んだ仲間達の死に、意味を作っていく。それが俺たち生きてる者にしか出来ない事です」

 

「一夏さん…」

 

「わ、私は…」

 

「……すまない、つい熱くなった。それと悪いんだけど手伝ってくれるか?猫の手も借りたいくらいだしな…」

 

「ね…猫の手?えっと、一体なにを…」

 

「俺達の事、知りたいんだろ?」

 

「……はい!よろしくお願いします。それで、何をすれば…」

 

「野菜を切って欲しい、クーデリアさん、料理の経験は?」

 

「えっと…ごめんなさい。料理はした事はなくて」

 

「そんな難しい事はさせない、皮を剥いた野菜を一口大に切ってくれれば問題ないんで…包丁の持ち方と切り方は教えるのでしっかり見ててください」

 

「わかりました!」

 

クーデリアは一夏の包丁の持ち方や切り方を教わり、最初はぎこちなく危なかしい包丁の扱いで、大降りカットで一口とはいかないサイズとなったが慣れてくれば一口だいに野菜をカット出来るようになった。

 

 

「よし、後は煮込んでいけば完成だ」

 

一夏は下拵えした食材に調味料を使って味を調えた後、大鍋に入ったスープの味を全体に行き渡るように混ぜていく

 

「……随分手慣れていますね。そ、それとあの野菜も何故入れたのですか⁈とてもじゃないですが人様に出せるようなものでは…」

 

「最初はあんな感じさ…別に問題ないよ。家事が壊滅なうちの姉よりはマシだし、やればきっとクーデリアさんも料理は出来るようになるよ」

 

「え?本当ですか?一夏さん、お姉様が?」

 

「はい、今は訳あって会えませんが。それにクーデリアさんは筋はいいですよ。俺の姉なんて何かの呪いでも掛けられているんじゃないかと思うほど酷かっですよ。何せ簡単に作れるものや俺の手伝いを受けながらでもダークマターとかゲル状の何かとかを生み出すんですから。その分クーデリアさんは飲み込みがいいので比べたら天と地の差だよ」

 

「そ、そうなんですか(か、彼のお姉様は一体…)」

 

遠い目をした一夏の話を聞いたクーデリアは顔を引きつらせていた。

 

 

「一夏!」

 

食堂の外で呼び声がし、振り向くとオルガ立っていた。

 

「オルガ、どうしたんだ?」

 

「ちょっといいか?ちと重要な話だ…」

 

「……わかった。アトラ、後は任せていいか?」

 

「はい!任せてください」

 

一夏は食堂はアトラ達に任せオルガの元へ向かう。

 

「随分と色男になったなオルガ」

 

「ふっ、まぁな…」

 

 

2人はモビルワーカーが収容されている所に移動する。その場にはすでにユージンやビスケット、シノ、昭弘の姿もあった。

 

「俺たちがCGSを!?」

 

「前にお前も言ってただろユージン。ここを乗っ取るてよ」

 

「成る程な、マルバがいないこの好機を利用するわけか」

 

「そうだ」

 

「この状況でか?三番組の仲間が何人も死んでる」

 

「一夏の言う通り、マルバいない今がチャンスである訳だし」

 

「…マルバの奴は相当な屑だったが一軍の奴らはそれ以下だ。あいつらは俺たちの命を撒き餌程度にしか思っていねえ。それにあいつらの頭じゃすぐに商売に行き詰まる。そしたら益々危険な山に手を出す、そうなれば俺たちは確実に殺されるぞ」

 

「かと言ってここを出ても他に仕事なんてないし」

 

「選択はねぇってことか」

 

「現状、それが最善だろうな」 

 

「……お前はどうする明弘?」

 

「俺らはヒューマンデブリだ、自分の意思とは無縁にここにいる。上が誰になろうと従う、それがあいつらだろうとお前らであろうととな」

 

 

「…フン」

 

「うんじゃ、そうと決まれば作戦会議だな」

 

「三日月は呼ばなくていいの?」

 

「おー、忘れてた」

 

「…忘れてたって」

 

「ミカがもし反対するならお前らに悪いが今回は中止だ」

 

「はぁ?」

 

「オルガ?」

 

「それはないだろオルガ、あの三日月だぞ?お前が本気ならそれに必ず応える。そうだろ?」

 

「ふっ、そうだったな」

 

 

密会を終えた後、一夏はアトラにこの事を伝えると、動揺していたが手伝ってくれる事になった。

 

睡眠薬を混ぜたスープを一軍に配り、薬が効いたら両腕を封じ誰も使わない部屋に運び効果が切れるまで放置した。薬の効果が切れた一軍は自分達が目覚めたら違う部屋にいて、両腕を封じられて混乱していた。すると、扉が開き作戦の実行犯のオルガ達が入って来た。

 

「おはようございます。薬入りの飯の味はいかがでしたか?」

 

「薬だ!?」

 

「ガキが何のマネだ!?」

 

「まあ、はっきりさせたいんですよ。誰がここの一番かって事を」

 

「はあ!?」

 

「ガキ共!貴様ら一体誰を相手に「碌な指揮をせず、これだけの被害を出した無能ですよ」ふ、ふざけんな!ッぺ」

 

ハエダの吐いた唾がオルガの前に付く。オルガは右足を下げるとハエダを容赦なく蹴る。

 

「わ、分かった!分かったから、とりあえずこれをとれ。そしたら命だけは助けてやる」

 

「はあ?お前状況分かってんのか。そのセリフを言えるのはお前か俺かどっちだ?」

                             

「無能な指揮のせいで死ななくていいはずの仲間が死んだ。その落とし前はきっちりつけてもらう」

 

オルガの後ろにいた三日月がハエダに近づき、拳銃を突きつける。

 

「は?ま、まて!」

 

なに、と言った次の瞬間、銃声が二回響きハエダの声は消え床に血が流れる。

 

「さて、これからCGSは俺達のものだ。さあ選べ。俺達宇宙鼠の下で働き続けるか、それともここから出ていくか」

 

「コイツ!!」

 

ハエダの取り巻きであるササイがオルガに噛みつこうとするが三日月に射ち殺される。

 

「どっちも嫌ならコイツみたいにここで終わらせてもいいぞ」

 

「こ、この野郎!!」

 

もう1人三日月に噛みつこうとするその瞬間、頭にコンバットナイフが刺さる。

 

「お前は別にやんなくても良かったんだぞ?」

 

「悪い、反射的に」

 

ナイフを投げたのは一夏だった。一夏は相手の頭に刺さったナイフを抜くと地面は血の溜まりが広がる。残った一軍は目の前で殺しが起きたことに恐怖し硬直する。

 

 

 

 

「あのー」

 

そんな中、CGSで数少ないまともな大人と言える人物で、メガネをかけた一軍の一人、デクスター・キュラスターが声を上げる。

 

「お、俺は出ていく方で」

 

デクスターは殺される前に一刻も早くこの場から離れたかった。

 

「あ、確か会計を担当しているデクスター・キュラスターさんですよね?」

 

ビスケットが眼鏡の男性に声を掛ける。

 

「は、はい」

 

「あなたには、ちょっと残ってもらいます」

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

 

この時、デクスターの悲鳴は施設内に響き渡った。




今作の一夏について。

見た目
原作に比べるとかなり鍛えており、髪と目の色は原作通りだが、髪は少し長く、雰囲気もかなり違う。

性格は原作と比べて落ち着いて冷静に対処できるようになっており、状況によっては相手を殺す事に躊躇はない。


三日月と同じく阿頼耶識の手術を三回受けていてその操縦技術は三日月と同等。ただ、今作三日月は自分と張り合える相手が出来た為、操縦技術は原作よりも上がっているが技術は同等

一夏の扱うガンダム(スピンオフから一夏にあいそうなのを挙げました)

  • マルコシアス
  • アスタロト
  • アスモデウス
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