TSしたらTSっ娘(母)を持つ親友に告白されました   作:エイジアモン

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亮視点になります。
今回と次回は、とにかく塁が可愛く思えるように書いたつもりです。
皆さんには是非、塁を好きになって欲しい。


15.親友2(お弁当)

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明日から学校が始まる、今日はゴールデンウィークの最終日、そして塁とのデートの日

 

前回デートから塁は付き合いが悪くなった、コンビニや母さんに頼まれた買い物にも付き合ってくれなくなった。

もしかして、前回のデートの時に何か怒らせてしまったのだろうか、帰り際にはそんなそぶりは見えなかったのに、分からない。

 

塁をオトす計画については順調に進んでいるように感じる、俺からでは無く、塁に自覚してもらい受け入れ、俺を求めて貰う。

ギリギリまで押し、引く事で。

そうする事で俺の事が好きだと云う自覚と受け入れる覚悟を固めてもらうのだ。

 

当然、大前提として俺の事が好きでなければならないが、それには絶対の自信があるし、そうでなけれは早々に破綻しているはずだ。

 

もし万が一、他の男が塁を狙う様なら、強引に押し切るつもりだ。

俺は鈍感系ED主人公ではない。

塁は誰にも渡さない。

 

 

さて、そろそろ時間だ、塁を迎えに行くか、塁とのデートは単純に楽しみなんだ。そりゃそうさ、俺は塁の事を愛しているんだから、まあ、愛なんて言うと重いからまだ言わないけど。

 

玄関で塁が出迎えてくれる、心なしか嬉しそうで思わず俺も微笑んでしまう。

それにしても、先週のデートから、いやナンパから助けてからだろうか、より可愛く、愛らしくなっている様な気がする。

直ぐにでも抱き締めてしまいたい衝動を理性で抑えつつ、極めて平静を装う。

 

「おはよう、塁、今日はワンポイントで編み込んでいるのか、ストレートも好きだし、とても似合ってて可愛いよ」

 

褒めるとリトマス紙の色が変わる様に直ぐに赤くなる、本当に可愛い。

 

塁は非の打ち所のない美少女だ、中身も含めて。

母さんのお陰で元男なんてのはマイナスにはならないし、親友と考えると大きくプラスにしかならない、性格もよく知らない女など、どれだけ美人でもゴメンだ。

 

顔が世界で1番可愛いのは言わずもがな、金髪は綺麗で細く癖のないサラサラのセミロングストレート、156センチ、体重は分からないが抱えた感じだと50キロもないだろう、バスト93でE70、デカい、これは奈江情報だ、優しい妹を持って兄は幸せだ、当然うんと褒めて甘やかしてやった、しっかりと括れた腰、細くて白く柔らかそうな腕と足、相対的に大きく見えるが形の整った小ぶりなお尻、どこもかしこも完璧だ。

 

今日の服装は、白のブラウスに薄緑色の薄手の膝丈上のフレアスカートというシンプルで爽やかなお嬢様っぽいイメージだ、金髪と相まってよく似合う。靴は白系のヒールが低いパンプスかな。

 

「服も今日は爽やかな感じでいいね、それにお嬢様みたい、素敵だ」

「ばっ馬鹿!そりゃ褒めすぎだって…」

 

まんざらでもない様子。

こういう時の憎まれ口はただの恥じらい表現、只々可愛いだけ。

 

今日はバッグでなくリュックを背負っていた、可愛いからなんでも良い。

 

――――――――――

 

まずは水族館で見学とイルカショーを見る予定

 

水族館ってのは一種の幻想空間みたいなもので遊園地や映画館とは全く違う別空間にいるような錯覚に陥る、塁もより幻想的に、驚いている様子や魚をジッと見ている様子など、ずっと見ていたい気持ちが勝る。

 

ただ塁ばかり見ていると水族館に来たんだから魚を見ろと怒られそうなのでそちらもそこそこ見る。後で会話する時に何を見ていたんだと怒られても困る、塁を見ていたと言いたいが流石にそれは本気で怒られそうだし、一緒に出かける意味ないじゃんなんて言われたらもう死ぬしかない。

 

流石に水族館は親子連れもさる事ながらカップルも多い、俺達と同じ高校生くらいもいるが大人や老夫婦まで幅広い年齢層がいるようだ、やはり幻想空間で落ち着いている雰囲気だからだろうか。

適度にスマホでお互いに写真などを取りながら一通り見て回り、イルカショーを見ることに。

 

イルカは賢いなあ、終わり。

 

イルカショーの最中はずっとと言っていいほど横目で塁を見ていた、驚く顔、微笑む顔、楽しそうな顔、時々こちらを見て笑う顔、幻想空間ではそこまで顔がハッキリ見えなかったが、ここは屋外で天気も良い、顔がしっかり見える、だからだろうか、塁が普段の何倍も輝いて見える。

あれか、水飛沫があってプラスイオンがどうたらこうたらってやつか、しらんけど。

 

とにかく、今日はこの塁が見られただけでイルカに感謝したい、ただ賢いだけじゃないんだな。

 

その辺のお店でお昼を食べようかと提案したら

 

「自然公園で食べないか?」

「いいけど、なんで?」

「いや…お弁当作ってきた…から…」

「―――え!?」

 

なんと!リュックの中身はお弁当だったらしい、しかも!作ってきた!?

俺の知る限り、まだそんなに料理が出来るようになっていなかったはずだ、昨日の晩ごはんだって手伝いしかやってなかったはず、これは冷凍惣菜か、不味くても塁の手作りだからと食べるしかないか!いや、めっちゃ嬉しいけども!

 

「―――嫌…かな…」

「んな訳ないだろ!塁のお弁当を食べないなんて選択肢、俺にはない!喜んで食べさせていただきます!」

「―――良かった」ホッとする塁

 

自然公園に移動し、ベンチに腰掛けてお弁当を広げる塁。

 

「今朝にね、頑張って作ってみたんだ、一応全部手作りなんだけど」

 

お弁当を見ると、海苔が巻かれていて手で握ったような三角のおにぎり、形が整ってないハンバーグ、足がちゃんと曲がってないタコさんらしきウィンナー、黄色というより橙色のまだらな卵焼き、菜の花の胡麻和えだろうコレは見た目的には問題ない、彩り用に星型にカットされたニンジン、たくわんも入っている。

これが全部塁の手作りだって!?たくわんだけは違うだろうけどもそれでも十分すぎる程に凄い。

見た目はともかく、愛情が感じられるお弁当に俺は感動して涙が潤んでしまった。

 

「亮にね、折角のデートだから、喜んで欲しくて、ここなら多少味がイマイチでも美味しく食べられるかなって」

 

確かに自然公園というシチュエーションは多少の味を誤魔化してくれるかもしれない、だがしかし!俺にはシチュエーションなど最早目に入っていない!塁とお弁当しか見えない!

塁が手作りでこれを、俺の為に今朝から頑張って作ってくれた、もうそれだけで俺は、炭でも美味しく食べられそうだ、嬉しすぎて視界が歪む、涙が溢れて来た、情けない。

 

「おいおいー、まだ食べてもいないのに何嬉し泣きしてんだよー、恥ずかしい奴め」

「うるさい、お前にこの感動は分かるまい」

「良いから早く食べろ、亮の為に作ってきたんだからさ」

「分かってるよ、―――どれから食べて欲しい?」

「えっ…いや、うーん…おにぎり…かな」

「このおにぎりって、塁が手で握ったんだよな?」

「うん、そう、ゴメン気持ち悪かったら言ってくれ」

「んな訳あるか、めちゃくちゃ嬉しいよ、いただきまーす!」

 

ぱくっ、もぐもぐ、これは鮭かな、定番のネタだ、美味しい、心なしか塁の味がする。

 

「めちゃくちゃ美味い!塁が握ったから愛情が沢山詰まってるのかな」

「ばっ馬鹿、そりゃあ、多少は入ってるかもだけどな…」

 

そのまま他のおかず、タコさんウィンナーもハンバーグも、胡麻和えも卵焼きも一通り食べた。

見た目に関係なく、味は全部しっかりしていて愛情たっぷりで、美味しかった。

 

「見た目はともかく、これ全部めちゃくちゃ美味いよ!こんな美味いの生まれて初めて食べたかも知れない」

「それは言い過ぎだろ、流石にマヤさんとは比較にすらなってねーよ、でもありがとう、嬉しいよ」

 

そう言って塁は涙を流していた。

 

「塁だって嬉し泣きしてるじゃないか、恥ずかしい奴めー」

「うるさい、お前にこの感動は分かるまい」

「それさっきの俺のセリフだろ、パクんなよ」

 

そう言ってお互いに笑いあった、幸せだった。

 

ああ、俺達はどこからどう見てもバカップルだ、嬉しい、天にも登りそうな気持ちだ。

 

「俺ばっかりじゃなくて塁もちゃんと食べろよ、2人分なんだろこれ」

「ああ、でも本当良かった、うん、良かった」

 

しみじみと噛みしめるように呟いていた。

 

 

「ごちそうさまでした」

「お粗末さまでした」

 

2人で雑談しながらお弁当を完食してふと疑問に思った

 

「―――今回手作りでお弁当を持っていこうって思ったのはなんでだ?」

「実は1回目のデートが終わった後にマヤさんに報告した時に、2回目の話をしたんだ、そしたら次は手作りお弁当を作って亮を驚かしてやろう、って提案されて」

 

「母さんの差し金か、でもまだ晩御飯で料理なんてロクにしてなかったのに、どうやって?」

「作るものを決めて、集中してマヤさんに特訓を受けたんだ、ゴールデンウィーク中はろくに出掛けずに亮が居ない時はずっと特訓してたんだぞ」

 

「あー、道理で母さんがやたら俺に出かける用事を押し付ける事が増えた訳だ、だから塁に出かけようって言っても断られてたのか、俺何かしたかと思ってたよ」

「んー?嫌われたとでも思ったかー、寂しそうな顔も見たかったな」

「正直ちょっと不安だった、最悪デートもキャンセルされるんじゃないかと心配してた」

「それについてはゴメンな、サプライズだったしバレる訳にもいかないし」

「今は気にしてないよ、それに凄く美味しくて嬉しかったし、塁が俺の為に手作りお弁当って言葉だけで、めちゃくちゃ嬉しい、あー涙でそう」

 

俺はこの流れで行けないかとちょっと覚悟を決めた。

 

「塁」

「んー?」

「キスしたい、ダメかな?」

 

「―――ダメだ」

 

まさかの敗北、天に登った感情が地に落ちそうになりながらも、コレは調子に乗った俺が悪いと立て直した。

しかし正面からダメ出しされて、ここからさらに押す勇気は今の俺にはまだ無い。

 

「そっか、じゃあしょうが無い、一休みしたら行こうか」

 

俺の気の所為だと思うが、ほんの一瞬僅かだけど、塁が追い縋るような表情になった気がした。

 

 

お弁当を片付け、塁が先に立ち上がって俺を向いたその時、春らしい強い風が俺達を襲った。

塁のスカートが大きく捲れ上がり、俺の目にしっかりと、薄水色のパンツと白い太もも、パンツ上部の下腹部が見えた。

 

俺はお約束のように惚ける、なんて事はせず、全力でこの一瞬に全てを賭けて網膜と脳みそに焼き付けた。

 

薄水色のパンツ、それは塁が女の子である事を明確にしていて、クロッチ部分の下にある太ももとの隙間が美しいし、白い太ももは見るからに柔らかそうで綺麗だ、下腹部も撫で回したくなるような質感だった。

とても美味しそうでデザートとして食べたいくらいだった、今夜のおかずは決まりだ。

ちなみに俺は下着にはあまり興味がなく太ももと下腹部をガン見した。

 

塁は一瞬の硬直後、慌ててスカートを押さえて辺りを見回した。

 

「今の見た!?見ただろ!?」

「―――当然見たし、バッチリ記憶した、凄く可愛い下着だったし、美味しそうな太ももだった、もしかしてアレはデザートだったのか?」

「んな訳あるか!―――亮!お前!忘れろ!すぐにだ!」

「断る、この記憶は後生大事にとっておくから」

「亮、おまえ~~!!」

 

少し震えて怒っているようだが可愛いから怖くない、子猫が怒っても可愛いとしか思えないのと同じだ。

 

「俺を喜ばせるサプライズだと思って諦めるしかないな」

「―――くそっ―――まあしょうが無いか、しっかし…」

 

塁が何かブツブツ言っているが俺は気にしなかった。

ちょっと目を瞑って反芻しよう、うむ、可愛いしエロい、そして綺麗だ。股間が立ち上がりそうになるので止めた、今立ち上がるのはそっちじゃない。

 

俺は立ち上がり、この後適当にぶらついて帰る事になった、今日は非常に有意義なデートだった。

 

帰りには当然、恋人繋ぎで手を繋いだ、帰りの余韻で手を繋ぐのがいいんだ

それに塁と手を繋ぐという事が何より幸せになれた。

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