おにまい世界で弟やって、、、妹!? 作:ヤサイカミヤ
ーーーみはりsideーーー
私にはお兄ちゃんだけではなく弟もいた。
むつき。私の大事な弟だ。
むつきはたまに年下なのにお兄ちゃんより大人っぽくなることもある。
それで頑張ったら「お姉ちゃん凄い!」や「お姉ちゃん流石!」と褒めてくれた。
私はお兄ちゃんとむつきに褒められたくて頑張った。
可愛いくてかっこいい私の大好きな弟だ。
ある日私が誘ってお兄ちゃんやむつきと一緒に出かけた。
お兄ちゃんとむつき同時に一緒にお出かけができる最高の日だった。
ある出来事が起こるまでは。
トラックが私たちに迫っていたのだ。
私はお兄ちゃんがトラックの方向にいて車が見えにくく反応が遅れた。
お兄ちゃんは私より早く反応したけど私が逃げれていないと知るとすぐに手を掴もうとしてくれた。
でもそれではお兄ちゃんが巻き込まれてしまう。
私はせめてお兄ちゃんとむつきだけでも助かって欲しかった。
でもお兄ちゃんは私を助けるために動いたせいで車を避けることは困難になっていた。
このままでは2人ともぶつかる。
そう思った私はお兄ちゃんを押そうとした。
その時だった。
「お姉ちゃん!」
私は背中からら強い衝撃を感じ、押された。それでお兄ちゃんと一緒に車線上から脱することができた。
車に当たらなかったことは幸運だがそれ以上に嫌な予感がした。
その後私が聞いた音はその予感を確信へと変えさせる。
バーン
私はすぐに後ろを見た。
そこには車に轢かれ倒れているむつきの姿があった。
私はなにも考えれずとにかくむつきのもとに寄った。
「むつき!むつき!」
「むつき!大丈夫か!」
お兄ちゃんも私も必死に呼びかけた。
そして
「無事で、よかっ、た、、、」
最後にむつきが力を振り絞ってあげた手は私の頬に当たる前に地面に落ちた。
その後、むつきの回復は絶望的で、そもそも生きていることすら奇跡だと医者に言われた。
私はただトラック運転手を恨むよりも自分を恨んだ。
あの日、私が2人を誘ったから。
あの時反応が遅れたから一歩後ろを歩いて安全圏にいた筈のむつきが私を庇って寝たままになった。
お兄ちゃんはそんな私も慰めてくれた。
自分も私のせいで危険に晒されたのに。
お兄ちゃんもむつきが眠ったままになって辛い筈なのに。
私は自然に回復するのを待つだけではなく自分でも治す方法を探した。
数年経ってお兄ちゃんが引きこもっちゃってから見つけた。
考えた中で1番確率の高い方法。
それは性別を変化させる中で発生する体の変化や成長などの作用によって意識を取り戻す方法だ。
私はお兄ちゃんの生活改善計画と並行してむつきを起こす計画を進めた。
まずはお兄ちゃんに女の子になってもらった。
なぜお兄ちゃんに先になってもらったかというと女の子にスルことをに対して警戒されないようにするため、そしてむつきが女の子になった時にサポートをしてもらうためだ。
お兄ちゃんは友達もできて学校にも行きだして計画は順調だろう。
お兄ちゃんには中学校でむつきのサポートもしてもらう予定だ。
むつきを起こせることをお兄ちゃんに言った。
話しかけた最初はなんだか警戒されてたけど話していると警戒はすぐに無くなった。
お兄ちゃんはむつきを起こすことに賛成だったけど一応むつきが女の子になって良いのか聞いた。
もしお兄ちゃんがむつきが女の子になることを反対すればこの計画は無に還る。
「はぁ?俺を無断で女にしといて今更なに言ってんだよ。あっ、もし女になったことに文句言われても俺が受けてやるよ。久しぶりの弟とのじゃれあい。嬉しいもんだ。」
お兄ちゃんはさも当然かのように答えた。
確かに今更だろう。
私は今ではマシになったがむつきのことになるといろいろ不安になってしまう。
でもそのお兄ちゃんのさも当然かの回答は私のこんな悩みは吹き飛ばしてしまう。
「そっか。そうだよね!」
「はやくやろーぜ。」
そう言うとお兄ちゃんはむつきの部屋の方に向かった。
薬持ってるの私だからお兄ちゃんが急いでも意味ないのにね
、、、
「はっ!知らない天井、、いや、今世の記憶だと知ってる気がする、自室?」
、、、何か聞こえる、、
「んー」
えーとここは、、「あっ!」
視界の中に今のお兄ちゃんぐらいの女の子が起きている状態でいた。
「む、む、む、」
ようやく、ようやく起きたんだ。
「おにまいのせかゲブ」
「むつきー!」
私はむつきかま何かを言いかけたことを気にせず、何も考えずに抱きついた。
久しぶりに起きているむつきを抱いた。
少し困惑してそうなところとか焦ってそうなところとか、そう言った反応がむつきが本当に起きたことを私に知らせてくれる。
良かった。本当に良かった。
「む、むつき、お、起きた、のか?」
お兄ちゃんの目も覚めたみたい。
「むつきー!ぶへっ」
けどむつきに抱きつこうとしたのをむつきに防がれた。
「お兄ちゃんちょっと待って。お姉ちゃんも一回退いて」
私もむつきに軽く押されどかされた。
え、どうしたの?お姉ちゃんなにかした?私、またなにか、
「お、お、お、女になってるーー!?」
あっ、むつきが起きたことに夢中になってて忘れてた。
「あー、そのことなんだけどな、、、えーと」
お兄ちゃんが今までのことをむつきに説明した。
そして2人ともむつきに謝った。
「えーと、別にいいよお兄ちゃんお姉ちゃん。それって僕のためだったんでしょ?なら僕が感謝しないといけない方だよ。ありがと。お兄ちゃんお姉ちゃん。」
む、むつき。
むつきは本当に昔から優しくて良い子でそれは今でも変わっていなかった。
私はこれからむつきのお願いならなんでもすることに決めた。
今回はみはりsideの話でした。
ちなみに今後全部のキャラの視点を書く予定は今の所ないです。
物語が進まないもん。
みはりが少々病んでいるように見えますがこの先の展開ではむつきに浄化されているのでここまでは病んでません。安心してください。
こういう書くのって、いいよね。