名探偵コナンの世界に転生したので、シャーロック・ホームズになろうと思います。 作:消毒
私の考えは合っていたようだった。
中学2年生になった。
2年生はクラス替えがあって私のことを嫌っている女達と同クラスになった。
はっきり言った話最悪で、そんな女どもの相手をしていたら私は降谷零と接触する機会が少なくなってしまう。
それは困るし、私自身いじめやらなんやらが嫌いだし。
しかし、しょうがないかなんて考えながらクラス替えをし、入学式に備えた。
入学式は2、3年も出るため、降谷零がいることを確認することができる。
あの見た目なのだからいたらすぐに気づくだろう。
入学式はつまらないものだった。
話も長いし、人も多い。
しかし、私の考えは合っていたようで良かった。
降谷零、諸伏景光はいた。
降谷零は相変わらずの美形で、原作でも思っていたように童顔のままだから顔は少し幼い程度だった。
身長はまだ小さめで本当に小さい降谷零だった。
そして、やはり優秀なのは変わらないようで、生徒代表挨拶をしていた。
その姿は幼さも残るが想像していた降谷零で、なんとなく良かったなんて考えてしまった。
諸伏景光とは別クラスのようで、残念だななんてことも考えた。
入学式も終わり、クラスの人達とも交流が終わった5月、私を嫌っている女、
そろそろ来るだろうと思っていたから驚きもしなかったし、普通にボイスレコーダーを持って向かった。
「ねえ、アンタ。」
「なんですか、庵さん。」
「最近というか、入学から調子乗ってない?」
やはり私が想像していたようなもので呆れしか思わなかった。
「調子に乗ってる?はて、なんのことでしょうか。」
私はわざと煽るようなことを言って怒らせようとした。
もし、怒って暴力に出たら良い証拠になる。
そして、私はここに助っ人を呼んでいたから。
「はぁ?とぼけんじゃねぇよ。顔が良いからってモテるし、体育出ねぇくせして成績優秀じゃねぇか!絶対なんかあるだろ!!」
彼女の言ってる言葉は私には理解ができなくて思わず言ってしまった。
「あの、何言ってるか理解できないんで日本語喋ってもらえます?」
彼女はこの言葉がトリガーになったようで顔を真っ赤にして怒った。
「てめぇ!!いい加減にしろよ!!!」
胸ぐらを掴み、拳を振り上げ殴りかかろうとした瞬間、私が呼んだ人物がきた。
「なにしてるんですか。」
それは、降谷零だった。
私は彼女が降谷零を狙って猫かぶった状態で近寄っていたことを知っていた。
だから、このときに降谷零が来るように告白と装って名前を書かずに手紙を渡しといたのだ。
「え、!降谷くんっ!?ち、違うの、これはね、?」
「言い訳はいりませんよ、先輩。言いたいことがあるからここに来てほしいと言われたので来てみれば、まさかのことを見てしまいましたね。元々あなたのことが好きじゃありませんでしたよ。これで本性がわかりました。その人から手を離して、その人にも僕にも近づかないでください。」
降谷零は冷たい顔でそう告げた。
彼女は私から手を離し、泣きながら逃げた。
私は押し付けるように外された手にびっくりし、尻もちをついてしまった。
「大丈夫ですか、」
そう言って降谷零は私に手を貸してくれた。
私はその手に頼らず、起き上がった。
「大丈夫です、助けていただきどうもありがとう。降谷零くん。」
私は立ち上がり、わざわざ名前を言ってお礼を言った。
「いえ、ちょうど用が合っただけですから。なぜ僕の名前を?」
降谷零は自分の名前が知られているということに驚き、聞いてきた。
「君、入学式の新入生代表挨拶の子でしょう?私のクラスで話されていたんですよ。代表挨拶の子がイケメンだと。名前は呼ばれるときに聞いたのを覚えていただけです。」
それ以外に知っている理由だってあるのにそれだけを言った。
「あぁ、代表挨拶ですか、今更後悔してますよ。」
「どうして?」
「やってわかりましたが思ったより注目されましたから。」
私も去年、代表挨拶頼まれ、やったから気持ちは多少わかる。
「まあ、代表挨拶ですしね。そりゃ注目されるに決まってるじゃないですか。」
少し笑ってそう言った。
「まあそうですね。」
降谷零も少し笑ってそういった。
「というか多分先輩ですよね?敬語じゃなくていいですよ。」
私はそう言われた。
これは癖みたいなものでも合ったが降谷零と仲良くなるためには敬語も不自然かと思った。
「そのとおりだね、私は君の先輩だ。お言葉に甘えさせてもらうよ。君も敬語外していいとも。」
「なら、お言葉に甘えさせてもらう。」
私は降谷零と少しでも話すということができた。
順調に進んでいるようで良かった。
こっからが本番だが。