―――単刀直入に言おう、朝起きたら違う世界にいた。
この僕、『
....まぁ人間と言うには少々苦しいかも知れないが、兎に角、僕はその世界で『相談役』と言う魔法少女達のメンタルケアだとかを行ってきた。
時に寄り添い、時に間違い、時に死ぬ程の事態になった事もある。
そんな毎日が続いていたが、ある時珍しく休養出来る日が出来た為、それはまぁゆっくり過ごせた。
で、寝てたら別世界に来ていたのだ。
…急だなぁ…もっとこう…ほら、段階とか踏まないんですか?
トラックに轢かれるとか、雷が落ちてくるとか、色々あるだろ?
何?僕もしかして寝てる間に誰かに殺された?殺してくる奴らに心当たりあり過ぎて笑えないんだが?
…何て、そんなどうでもいい話は無視して、第一に、この世界は何なんのだろうか?
調べてみたら、僕の今いる時代は『神世紀』という暦になっている。それも300年。
…僕らの時代の100年先か、それに、どうやらこの世界は『神樹様』という樹がこの世界の信仰の対象らしい。それにまたまたどうやらこの世界は四国以外とあるウィルスによって滅んでるらしい。
それを神樹様は結界とかを作って四国にのみウィルスの進行を喰いい止めているとの事だ。
何とまぁ壮大な世界だ。神樹様って凄いなぁ……僕の世界にも来てほしいよ。
……あ、そうだ。もう一つ、どうやらこの世界に来た途端、僕は数歳若返り、何と14歳となっていたのだ。
……そんな変わらなくない?元は高校一年生の16歳だぞ?
中2ぐらいまで下がったのか……成り上がり出来るかな、いや、止めよう。虚しくなる。
……あぁ、こんな話を長々とするのは不味いかもしれない、そろそろ本題に入るとしよう。
この世界に来てから二日後、この世界で通っている讃州中学からの帰りに、色々とこの世界の状況や、僕自身の変化を調べてみた。
――そしたら、気になる事が出来た。
僕の家の近く(アレを家と言っていいのか分からないけど)に住んでいる少女、『結城友奈』、『東郷美森』。
何故だか知らないが、彼女達から変な違和感を感じた。
そう、まるで僕の世界の魔法少女みたいな変な感じが。
……変態的意味じゃないよ?ただ何か…うん。
スッゲェ嫌な予感がする。
―――と、言うのが僕の始まりだ。
これから先の話があるかどうかは分からないが、先ずは結果から話すとしよう。
…そうだな、えっと…。
「ストッパー役って必要なんだな…」
あれから一年だったか、まぁ色々あったさ。
先程話した『結城友奈』達が『勇者』になってバーテックスから神樹様を護る事になって、それに巻き込まれた。
勇者じゃないのに動ける理由は察してはいたが…ここまでとは。
その後は何か一人増えたし、『満開』で勇者達は感覚失ってるしで色々あったし、僕も心が折れかけた。
…ちょっと、まぁ、無茶しまくったさ。攻撃先を自分に向けるのは二度としない。
いくら喰らっても無事であっても、彼女達はまだ精神が幼いのを忘れてたよ…。
その後も色々あって、過去にいったり目覚めたら別のとこにいたり、もう散々だった。
――そして、何ヶ月か過ぎた後。
何か監禁された。
…あれ、割とマジでやっちまったかも知れない。これはマズイぞ、冗談抜きで不味いって!!
何ここ!?暗!?昔の懲罰房か!?怖いよ!助けて!!
え?何で?何で監禁された!?誰に!?どのタイミングで!?
…それに、されるような事なんて…。
――歩君、私ね、歩君の事が好きなの。誰よりも私の事を気にかけてくれて、私がタタリにあった時も、熱心に考えてくれた。
…だからね!ずっと!ずっと!…この世界にいてね。
――私も友奈ちゃんと同じ思いよ、歩君。貴方があの時言ってくれた言葉、今でも覚えているわ…!あの日から歩君の言葉が頭から離れないの。だから私は今、自分の本心と向き合い、例えどんな運命や災厄を歩もうとも、命続く限り、永遠に愛する事を共に近い合いましょう。その愛が、打ち砕かれようとも。
――いやーアンタって罪な男ねぇ、私達にあれ程向き合ってくれたのにおさらばしようとするなんてねぇ…、時代が時代なら刺されても可笑しくないわよ?だからさ、帰るなんて言わないでさ、ずっとこの世界に居続けてよ。……あたしにはさ、歩、もうアンタしかいないの。だから…ね?
――歩先輩…私、歩先輩のお陰でここまで頑張れたんです。お姉ちゃんに寄り添ってくれた事。私が声を出せなくなった時、誰よりも悲しんでくれた事…!ですから、お願いします。私達ならやっていけるハズです。皆と一緒にこれからもこの世界に居続けて下さい…!そして…わっ私と…!
――歩、良い?一度しか言わないからよく聞きなさい。…私ね、アンタに会えて良かった。私をこんな風にまで変えてくれたのは貴女のお陰よ。…何?そのダルそうな顔?まるでさっきも同じ事を聞かされたような顔してるわね?……あぁ、そういう事、まぁそうよね、皆同じ事を考えると思ってたわ!皆アンタの行動なんて分かってるし、これから何をするのかもね。だから、言わせてもらうわ、この世界に残って、わ……わた…しと…って何笑ってんのよ!…とにかく、もう、何処にも行かないで。
――歩むんってさ〜ホントモテ男だね〜。モテ男であって人の心がよく分かってないクソボケだよね〜、その様子だと、ついさっきまでゆーゆ達も私と同じ事言ったんでしょ?いや〜凄いよね〜ハーレムゲーの主人公みたいなんよ〜でも歩むんが全部と私は思うな〜、勝手に人を助けて、勝手に一人の人として見て、最後にはフラッとどっかに行っちゃうんだから。だからさ、もう一人残してさよならは止めてよ。
……されるような事しか無かったよ。そう言えば昨日一日かけて告られてたんだった。
目を覚ませば元の世界に帰れる事が分かったのは随分前、けれど、何も救えずに終るのが嫌だった僕は、何度も行き来した。
時にさっき言ったように過去だったり…まぁ、それを何度もした。
けれど、繰り返していく内にこの目覚める行為は彼女達、そして僕に採っても不味い行動だった。
僕が目覚める際、または過去に行っている時の場合、僕は消滅している事が分かった。
きっかけとしては園子との会話、初代勇者の書物、…友奈を助ける為に助けを呼んだときの3回だった。
2回目のときで気付けばよかった。そうだよね、簡単に帰れるのにデメリットが無いわけないよね。
あとこの六人の告白…明らかに僕に惚れてる。ヤバいやってしまった、過ごしていくうちに「あ、コレ僕百合作品二次創作のオリ主みたいになってるじゃん、出来る限り行動抑えないと」ってしてたのに…!てか今のセリフをまるでそれみたいじゃねぇか!!
自分で自分を嫌悪してしまう!!
……え?いいからなんて答えたのか言えって?
……えーと。
――ごめん、僕はずっとこの世界にいる訳にはいけないし、既に彼女が―――。
あっそうだ、このセリフを園子に言った途端記憶が無くなったんだった。
……自業自得では?
オマケ
レビュー☆0
???「コイツ馬鹿でしょ」
レビュー☆5
匿名さん「やっぱり歩君にはわた…Rさんが相応しいよね」