その眼は、ファインダーは、レンズは、何を捉える。 作:一途一
このロマンス、あまーーーーーーい!!!!
会社
「リョースケ君、この資料用意しておいて。」
「分かりました。」
「ああ、この後一緒に呑みに行かない?私奢るから。」
「良いですよ。ご一緒させていただきます。」
「かたいな〜もっと軽めに接してくれて良いんだよ?」
「そんな訳にはいきません。」
「おおう、きっぱり言うね。」
「資料用意させていただきました。」
「速っ!!流石うちの部署のエース!」
「貴方のせいで俺エース、エースって持ち上げられてるんですから。やめて下さい。」
「事実じゃな〜い。ふふふっ、じゃあ今日の5時、『さけじょうど』で〜」
「分かりました。」
◆◇◆◇
居酒屋
「それでね〜?部長があれはこうじゃないこれはこうじゃないって、あれって何だよ!これって何だよ!って感じで!」
「そうですか。」
「冷たいなー!!!」
「よしよし、よく頑張りましたね。」
「私は子供か何かか!」
「そんな事思ってないですよ。」
「なら良し!ふふふーん♪」
「ねぇ…私達、相性良くない?」
「酔いで頭がパーになったんじゃないですか?外で風でも浴びてきたら良いんじゃないですか?」
「そんな韻踏むみたいに言わないでよ〜!結構真面目に言ってるんだけど!?」
「なら俺の事はおすすめできませんね。」
「何で?」
「俺、昔人を殺しかけたことがあるんです。一人の人に執着して、なんにも関係ない人を巻き込んだ。」
「この事は18歳になる前の事だったので、ニュースにもなりませんでした。」
「だけど、俺は人を刺した。もう、駄目なんです。また好きな人が出来たらタガが外れちゃいそうで。」
「だから…駄目です。僕は、僕は…」
「そんなの気にしない。今の君はそんな人じゃない。会社でしか関係はないけど、私はそう信じる。君は変わったんだよ。人を愛せる。だって…」
「後悔していないなら、そんなに涙は流れないでしょ?」
◆◇◆◇
夜道
「ねぇ、今から私の家に来て二次会しない?」
「良いですよ。今まだ6時過ぎたぐらいですけど。ちょっと俺今泣かされて悔しい気分なんで。泣くほど呑ませてやりますよ。」
「おお〜怖い怖い。」
「…なんか尾けられてない?」
「そうですね…念の為に前に行って下さい。」
「う、うん。」
「ちょっと、息遣い荒いけど大丈夫?鈍い音もした気がするし。」
「大丈夫です…ほら、もうすぐ家ですよ。」
「そ、そうだね…ほんとに大丈夫?」
「ええ、ええ、大丈夫です。何も心配ありません。貴方は私が守…る。」
「リョースケ君!?え…血?背中にナイフが刺さってる…」
「大丈夫ですから…あ、上…逃げて。」
「え?」
◆◇◆◇
『昨夜、6時未明に男性が倒れているとの通報があり、そしてその近くで女性が意識を失った状態で倒れていたことから、何らかの関係があると見られ、警視庁は捜査を進めています。男性は心肺停止の状態で緊急手術を受けており…』
此処までに何が起ったか、何が起こったんでしょうね…考察は自由です。本編には関係ありません。
ただ、状況は連鎖する。って事ですね。おっと、仕事に行かなければ。
付記:不正アクセスがありました。状況を確認次第直ちにこの小説を削除します。
定説:貴方の側にも危険はある。奇跡的な幸運もね。