東方闇魂録   作:メラニズム

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第十三話

 騎士は、木にもたれ掛っている。

 うつらうつらとしていた。

 

 不意に、騎士の背後に大きな音がする。

 

 騎士は飛び起き、剣と盾を持ちながら振り返る。

 

 背後に居たのは、野犬だった。

 

 野犬の首が転がっていくのを尻目に、血濡れた剣を騎士は仕舞う。

 

 あの老夫婦らと居た期間が長過ぎたのか。

 騎士の動物的とも言える危機感知能力は、衰えていた。

 

 騎士は、改めてぬるま湯に浸っていた事を思い知る。

 

 だが、それでも。

 今でもそのぬるま湯に浸っていたかったと、思ってしまう。

 

 騎士は休むのを止め、歩き出す。

 

 草木を踏む音と、偶に小枝が折れる音が響く。

 

 その音は、一人分の音しか響かない。

 無論、己以外の人の気配など無い。

 

 誰も居ないのだ。

 老夫婦も、車持皇子も、妹紅も。

 

 だが、誰を怨めばいいと言う事でも無い。

 

 騎士とて人間だ。

 

 聖人のように恨み辛みと無縁では無い。

 

 だが、だからこそ純粋に怨みきれない物もある。

 

 月の兵。彼らの中に、写真を持っていた者がいた。

 彼らにも、家族がいた。

 

 無論、老夫婦にも、車持皇子にも、妹紅にも。

 

 そして、輝夜にも。

 

 世の中に、仲間や家族を持たない者が居るだろうか。

 そして、家族や仲間を守ろうとしない者が居るだろうか。

 

 あの夜、あの時分。

 

 自分は家族でなく、ただの傍観者に過ぎなかったのではないだろうか。

 

 日が暮れて来ている。今日は、ここらで休むべきだろう。

 休んでしまえば否が応でも考えてしまう。

 だがそれよりも、闇の中を進むのは、その闇に呑まれてしまいそうで恐ろしい。

 

 騎士は、普通の篝火を焚き、懐より干し肉を取り出す。

 そこらの木の枝の表皮を削り取り、火で炙り、その上で干し肉を蛇のようにくねらせて刺す。

 

 こうすれば、地面に転がっていた木だとしても、病にかかる事はまずない。

 旨い物でも食わなければ、思考が闇の底に落ちて行ってしまいそうだった。

 

 干し肉から油が出、篝火の火に消し飛ぶ音が響く。

 騎士は干し肉を見ずに、空を見上げていた。

 

 最早日は落ち、所々厚い雲が覆われている空の中月は隠れ、地面を照らすのは星々のみである。

 目の前の篝火以外、闇に蝕まれていないのは、空だけだった。

 

 火の音以外は、無音である。

 

 嫌が応にも、思考は動き出す。

 

 あの時。間違い無く、己は老夫婦達との家族であった。

 守るべき、優先すべき物であったはずだった。

 妹紅と老夫婦を天秤にかけている訳では無い。

 

 彼ら、月の兵と老夫婦を天秤に計り、決め切れなかった。

 

 あの距離、あの人数ならば。

 元から殺すと覚悟が出来ていたら、少なくとも老夫婦に車持皇子は確実に生かす事が出来た。

 騎士には、根拠のない自信でも傲慢でも無く、積み上げてきた経験から確信出来る。

 

 だが、結果はこれだ。

 

 老夫婦と車持皇子は死に、妹紅は半ば壊れかけた心で今もさ迷い歩いて居るだろう。

 

 そう、決断出来なかったから。

 

 どちらも殺したくは無いと、どっちつかずであったから。

 

 結局は、恐らく考え得る限りで最も人が死んだ。

 

 ……ああ。だから、彼女は。永琳は、ああ言ったのだ。

 

 決断できるような、目的を探せと。

 そして、それに疲れたら、自らを探せと。

 

 向くべき方向を指し示し、帰ってもいい場所も作ってくれた。

 

 改めて、彼女はいい女なのだなと。

 騎士はしみじみと思った。

 

 彼女に甘えるのは、簡単だ。

 

 だが、老夫婦、車持皇子。

 

 己の中で、彼らの死が無駄になっては、いけない。

 

 彼らが死んで尚己が変われなければ、己にとって彼らの死が薄らいでしまう。

 消えて行ってしまう。忘れてしまう。

 それは嫌だ。嫌だから……。

 

 見つけなければならない。

 決断できるような、目的を。どれほど、時間が掛かろうとも。

 

 

 火が、一際大きく弾けた。

 

 肉が秘めていた油だ。

 不味い、焼き過ぎたか。

 

 そう思い篝火を見ると、刺していた干し肉の内の一本が無くなっている。

 

 おかしい。

 先ほどまでは確かに隙だらけだったろうが、幾ら何でも目の前の物を奪い取られるほど呆けてはいなかったはず。

 

 音も立てず干し肉を見ていると、空間に切れ目が入った。

 その空間の中身は鮮やかな紫色であり、至る所に目玉が浮かんでいる。

 

 その中から一本の腕が伸びてきて、また干し肉を浚っていった。

 

 別に、取られた事自体には騎士は怒ってはいない。

 衣食住満ちて礼節を知るとは言うが、騎士にはそのどれもが有って無いような物。

 舌の無い物が食うよりも、他人から掠め取ってでも食べたいと思った者に食われる方が肉も本望だろう、とも思う。

 

 しかし、勝手に他人の物を掠め取っていくのは戴けない。

 

 三本目と伸びてきた手を引き抜き、怪我をしない様優しく地面へ投げ置く。

 

 盗人は、うら若い少女だった。

 

 貴族の令嬢が着る様な豪奢な衣服に身を包み、串ともう片方の手に傘を持っている。

 流れるような金髪は外見だけを見れば淑女であったが、その目つきは中々に鋭い。

 

 少女は引き抜かれた事に呆けていたようだったが、直ぐに気を取り直す。

 

「こんばんは。こんな処で人と出会うとは、奇遇ですわね」

 

 ……中々に、面の皮は厚いようだ。

 

 そもそも口は使えないが、こういう輩は口で言って聴く事は無い。

 

 その流れるような金髪の生えた頭部に拳骨を落とす。

 

 ある程度加減はしたのだが、頭を抱えて蹲っている。

 

「いったぁ……何するのよ」

 

 化け物か人間か、それ以外かは知らない。

 だが、幼子がいけない事をしたならば仕置きするのが大人の役目である。

 

 と、言いたい事が伝わったかは騎士には判らない。

 しかし、これで仕置きとしては充分だろう。

 

 騎士は刺してあった炙り干し肉を少女に渡す。

 

 少女は眼尻に涙を浮かばせながら、不貞腐れたように頬袋を膨らませ。

 だが、渡された干し肉はしっかり食べている。

 

 夜の帳は更に落ちていく。

 

 だが、傍らで干し肉を啄むこの少女が居るからか。

 

 深い闇に吸い込まれてしまいそうな錯覚は、今日は起こらなかった。

 

 篝火が闇を侵し、その境界が紫色に色めく。

 

 少女が手持ちの串を食べ終わると騎士は焼けた串を差しだし、ついに少女は用意していた串を全て食べ終えた。

 

 腹が膨れた様に腹を抱える少女は、訝しげに騎士を見つめている。

 

 騎士の全身を舐め回すように見つめ、それでも解らないと言う様に首を傾げる。

 

「……あなた、何者?

 私に気付いて引き抜いた事と言い、手練れでは有るみたいだけど。

 妖怪っぽいけど人間みたいだし」

 

 白黒決めねばならない時に灰色が出て来たような、何とも困ったような顔をしている。

 

 他人と己の違いと言えば呪いとそれが狂った事ぐらいだろうが、教えようにも舌が無い。

 

 深い闇の中、少女に口内が見えるように角度を多少変えながら口を開く。

 

「通りで無口だと思ったら。そう言う事ね」

 

 納得がいったように少女は頷く。

 

 その時。

 

 仄かに草木の揺れる音がした。

 

 大きい。大きい動物か何かが、こちらに近寄ってきている。

 

 少女も気が付いているのか、ニヤニヤとこちらを見て笑っている。

 

 夜闇に二つ、光が灯る。

 

 黄色い光だ。

 

 まるで月のような二つの黄色い光が、こちらを見据えている。

 

 瞳は揺れながら、こちらに近づいてきた。

 

 少しずつ、少しずつ……そして、篝火にその顔が照らされた。

 

 狼。それも、一匹しかいない。

 

 通常一匹狼と言うのは、群れからはぐれた、弱い個体の事を指す。

 集団で狩りをする狼が、単独でどれだけの狩りが出来ようか。

 そういう事情もあり、もともと弱い個体である一匹狼は痩せ細り、その力は更に弱い。

 

 だが、この狼は違う。

 

 その体躯は狼特有の尖鋭さを失わず、しかし体毛の奥に強靭な肉体を垣間見させている。

 

 揺ら揺らと火のように揺らめく気のような物は、威圧感を与える。

 

「妖力……妖獣ね。

 さて、どうするのかしら?」

 

 どうやら、あの気のような物は妖力らしい。

 それを纏っているあの狼は、妖獣である、と。少女によると、そう言う事らしい。

 

 こちらがどう行動するのかを興味深げに見つめる少女。

 

 しかし、少女に気を配る余裕は無い。

 

 あの狼が妖獣かどうかという事以前に、決定的な強さの証があの狼には有る。

 

 形相。

 

 その顔は、負け犬では到底する事が出来ない、誇り高い狩人の顔であった。

 

 無言で立ち上がる。

 

 狼に対して身構えながら、全身に鎧を着込み、懐からツインブレードと同じような、棒の先端に刃のついている両刃剣を取り出す。

 その両刃剣のそれぞれの刃は峰がついており、刃は騎士の腕ほどもある、長く厚い刃だ。

 騎士はソウルによる収納術により、瞬時の戦闘への移行にも対応出来る。

 それこそ、瞬く間に鎧を着込む事も不可能では無い。

 最も、戦いにおいてはその瞬く間こそが生死を分けるのだが。

 

 着込んだ鎧はアルバの鎧一式。

 

 アルバと言う、伝承に残る放浪騎士の鎧。

 それは鎧としての防御力を保ちつつ、金属鎧としては並外れて軽い。

 最低限急所を守りつつ、軽快な動きを必要とする今のような状況にはもってこいである。

 

 竜騎兵の両刃剣。

 

 ドラングレイグの王、ヴァンクラッド。その衛士である竜騎兵。

 彼らが扱う両刃剣は、両刃剣の中でも群を抜いて重い。

 

 しかし、その刀身に掛けられた魔術は、その重さに頼らずとも威力を約束する。

 

 狼の動きは、とても人間が付いて行ける物では無い。

 

 故に迎撃する形での戦いに持っていき、

 その上で掠り傷でも威力を保証する竜騎兵の両刃剣で削る。

 

 そのような消極策を騎士が選ぶ程度には、狼は隙が無く、戦い慣れているようだった。

 

 しばしの間、狼と騎士で睨み合いが続く。

 

 騎士から見て左側に篝火が有り、狼は真正面に居る。

 

 動くのは篝火のみ。いつの間にか少女は姿を消していた。

 

 今ここに居るのは、一人と一匹のみ。

 

 ふとした時、篝火が音を立てた。

 

 その時、狼が足元の土を蹴り抜き、土を篝火に飛ばす。

 

 篝火は一気に消え、火種が微かに残るのみだ。

 

 やられた。騎士はほぞを噛みながら、竜騎兵の両刃剣を握り直す。

 

 火種こそ残っているが、篝火は最早光源として機能しない。

 

 先ほどまで篝火の傍に居た騎士は闇に眼が慣れていない。

 しかし狼は元々闇に紛れて狩りをする生物。

 

 月は雲に隠れて、光源として期待は出来ない。

 

 つまり、この場は騎士に圧倒的不利。

 

 篝火が消えたのを見ないうちに狼は動き出していた。

 

 篝火の方、騎士から見て左側に回り込む。

 

 篝火が消えた瞬間、当然ながら騎士の視界は闇に包まれる。

 

 獣でこそあるが、その戦術は兵法者のそれである。

 

 だが余りにも効率的なその戦術は、ある意味では読みやすいとも言える。

 

 突っ込んで来るであろう左側、篝火のある方。

 

 そちらに向けて、手のしなりを最大限に生かし、剣戟の壁を作る。

 

 多少の手応えと、足からの熱さ。

 

 何発かの掠り傷と引き換えに、狼は騎士の足に傷をつけていた。

 

 しかし、具足によって傷は浅く、出血による致命傷を狙える程では無い。

 

 だが、その傷は確実に騎士の行動を阻害する。

 

 傷ついた足では、狼に通じる程の機動性を出せはしない。

 

 元より騎士がそうなる様戦術を選んだのだが、戦いは千日手の様相を呈していた。

 

 幾発かの打撃の代わりに、確実に手傷を負わされる騎士。

 

 だが竜騎兵の両刃剣に付く魔術の付加が幸を制し、少なくとも不利にはなっていない。

 

 油断できない相手である。

 

 気を抜けばすぐに押し倒され、喉元を食い千切られる。

 

 この狼は持久戦でも功を焦りそうにない。

 むしろ、最後まで冷静に耐え抜いて隙を窺ってくるだろう。

 

 戦いの形を変えねばならない。騎士はそう感じた。

 

 多少、筋が違える事を覚悟し、両手で振り回していた竜騎兵の両刃剣を片手で振り回す。

 

 両手で繰り出していた剣戟を片手で維持するのは、さすがの騎士でも無理がある。

 

 腕の筋が違えるため、長い事は持たないだろう。

 

 だが、片手が開けばどうとでもなる。

 

 片手に出すは呪術の火。

 

 そして一度の擦れ違いの後、其処に出来る間。

 

 その時に、騎士は小さな火の玉を正面に繰り出した。

 

 漂う火球。

 

 古の国オラフィスの大魔道士ストレイドによって生み出されたそれは、

 敵が近寄って来た事を感知し、爆発する。

 

 これまで致命的な傷を避け、手傷を与える事を優先した交差をしていた騎士。

 

 火球を置いてからの次の交差では、両刃剣を盾に衝突するように狼にぶち当たる。

 

 その衝撃は流石妖獣と言った所だろうか、噛まれてすらいないにも拘らず騎士の体躯に打撃を与える。

 

 だが、それ以上にただで済んでいないのが狼だ。

 

 漂う火球の真っ只中で爆発を受けた狼は、その毛並みを襤褸のようにしてよろめいている。

 

 だが、追い打ちの剣戟を交わし、後ろへ下がる。

 

 その間に、騎士は竜騎兵の両刃剣に松脂を塗りたくる。

 

 そして、篝火に残った火種を剣に乗せた。

 

 竜騎兵の両刃剣が、火を帯びる。

 

 これで、光源は確保した。

 

 襤褸のようになり、己の有利が消えて尚、狼の闘志は消え失せず。

 

 その姿に、いつか見た大狼。騎士アルトリウスの友、シフを思い出す騎士。

 

 何も入っていない墓で、尚守り続けたその大狼。

 

 動物、人間の域を超えた、誇り高きその意志。

 それは、かたや友の守る為、かたや戦いに対する誇りと異なってこそいる。

 

 だが、敬意を持つべき貴い物で有る事に変わりは無い。

 

 松脂による火で、熱くなった両刃剣を握る。

 

 恐らくは、次の一撃で最後。それは、双方共に悟っていた。

 

 駆ける。

 

 狼は土にめり込むほど力を籠め跳躍し。

 

 騎士はその重さを勢いに乗せ、一回転。

 

 回転という一工程が挟まる分、先に攻撃を仕掛けたのは狼だ。

 

 アルバの鎧を突き通し、その牙は騎士の肩に食い込む。

 

 しかし騎士は怯む事無く、そのまま回転し、狼の胴を引き裂いた。

 

 胴から下を無くしてなお肩に喰らい付く狼。

 

 その頭を抱え、熱く燃え盛る竜騎兵の両刃剣をその喉元に突き刺した。

 

 狼の闘志が篭った双眼は、光を失った。

 

 しかしなお、その牙は騎士の肩に喰らい付いている。

 

 騎士は、その身に負った傷を癒す事無く。

 

 狼を弔う為の墓穴を掘り、埋めた。

 

 そしてその墓穴を見つめながら、エスト瓶を一度呷る。

 

 騎士の傷は全て塞がり、更にもう一呷り分を墓穴に振り掛けた。

 

 何の意味も無い、ただの感傷でこそあるが、なんとなく騎士はそうしたかった。

 

 その背後に、話しかける人影。

 

 少女であった。

 

 少女は騎士の背中に問いを投げる。

 

「あなた、やっぱり強いのね」

 

「ねえ、貴方に襲い掛かってきたその狼。あなたはどう思った?

 苛立ち?

 憎しみ?

 愛?

 友情?

 それともただ襲われたから戦った、それだけ?」

 

 その問いに、騎士は答える舌を持たない。

 

 その在り方に敬意こそ持った。

 だが、明確な感情となると、解らない。

 少なくとも、一口のエスト瓶を弔いに使う程度には、心が動いたが。

 

「……さっきの、私たちのように」

 

「さっきの私たちのように、人と妖怪は、共存できると思う?」

 

 少女は、この問いを真に投げかけたかったのだろう。

 その声は緊張していた。

 

 さて、どうだろうか。

 

 狼の墓を何とも無しに見つめ、考える。

 

 この狼のように、言葉も解さない間でも、意志が通じる時は有る。

 

 だが、言葉が通じて、同じ人であったとしても、理解し得ない時がある。

 

 少女と己のように、種族でこそ違うが、共に居れる時もある。

 

 己と"本来の家族"のように、家族ですらその存在を否定する時もある。

 

 さて、どうなのだろうか。

 

 騎士には、その問いの答えも、出す事が出来なかった。

 

「あなたも、解らない?」

 

 言葉が話せずとも、少女には通じたらしい。

 

 多少気落ちしたような声音で言うと、意を決したように話し出す。

 

「私、ヒトとアヤカシが共存する里を作ろうと思ってるの」

 

「アヤカシのようなニンゲンさん、手伝ってはくれないかしら?」

 

 少女を手伝う事が、己の"決断できるモノ"を見つける助けになるかは分からない。

 

 だが、一先ずの目的にはなるだろう。

 

 振り返り、少女の頼みに頷いた。

 

「ありがとう」

 

 そして、騎士は少女の名前を聞いた。

 

 八雲紫。

 

 その名前に、騎士は少女と会った時に見た、篝火と闇の境に見えた紫色を思い出したのだった。


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