爆流剣術名誉師範代の青春物語   作:令和のクルルヤッ君

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 ドキドキ、ドキンダムX…(禁断解放)




■■侵略

 

《不良side》

 

 今日は厄日だ。やる事なす事上手くいかない、勿論そんな日が今まで無かったなんてことはないが今回は最も最悪な日だ。

 

 全身に鳥肌が立っているのが分かる。当たり前だよなぁアタシの目の前にファンタジー世界の生き物がいんだ、ビビらねぇ訳がない。だが、それと同時に滅茶苦茶興奮している自分がいるのにも自分自身ビビってる。

 

「ハハ…アタシも遂にイカれちまったか、えぇ?どう思う最高にイカしてるドラゴンさんよぉ」

 

 話し合いが通じる相手じゃねぇのは分かるが思わずそう質問してしまう。

 

≪グルルルル≫

 

 返ってけるのは唸り声だけだ。しかしそれだけの筈なのに奴が何を言ってるのか分かる気がした。まるでそれは、それがお前自身だと言ってきた気がするのだ。

 

 

ーーそうだ、これがアタシなんだ。本来の自分。社会だの学校だので、散々自分を守る為に使命だなんだで身を固めちまって、我慢し続けたその結果がこれだ。カッコ悪ぃななんだよそれ、昔のアタシならぶん殴ってるわ。

 

 

「むかつくなぁおい!!ド派手に登場した癖にやることは建物壊すことに人の精神操るだけかアァ!?空飛んで見下しやがって舐めてんのかッ!!」

 

 さっきまで冷え切っていた身体に熱が宿る。これだ、この感覚だ。周りの灼熱の様に燃え上がる魂、それでも冷静に回り続ける思考、一つ一つの動作に神経のギアが高速でその動作に適切な速度に変わり続ける。

 

 最高のコンディションだ。こんな最悪な状況なのに、身体の奥底から何かが湧き続けてきている。今なら何とでも戦えると考えてしまう程に、今は最悪で最高な状態であった。

 

 

ーーそしてそれでも、最高のコンディションであっても、今の自分が目の前に奴に勝てるビジョンが湧かない。

 

 

 そう考えた時、ただ此方を見つめていたドラゴンが突然動き出した。それと同時にアタシも銃を構える。例えドラゴンが何をしてこようがアタシがすることは変わらない。この衝動に身を任せるだけだ。

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だけだ。これは奴が何かした訳じゃねぇ…これは(アタシ)自身の意志だ。この身体は、意志は、魂は、全部自分の物なのだ!!

 

 

≪グルルルル…≫

 

 

 ドラゴンはただ上を見上げた。するとドラゴンの頭上に紫色の稲妻がバチバチと音を上げ始めたのだ。夜空でよく見えないがその稲妻の中心から黒い穴が広がり出している。

 

 アタシは何もせずそれを()()。隙だらけの様に見えるがとんでもねぇ、もし真っ直ぐアレに突っ込もうならすぐにあの鋭い鉤爪で自分はザク切りにされるだろうよ。

 

 辺りには炎と稲妻が弾ける音と、遠くからサイレンや人の声のようなモノが聞こえる。もうすぐ人が殺到するであろうがそんなことも気にせずアタシは、此方を観察するドラゴンと眼を合わせ続ける。

 

 その間にもドラゴンの頭上の穴は広がり続け、気が付けば目の前のドラゴンが簡単に通り抜けるであろう大きさにまでなっていた。

 

 ここまでくれば、あのドラゴンが何をしようとしているのかが嫌でも理解できた。

 

「退く気かてめぇ…」

 

 それに不満があると言えばある。だが今の自分が逆立ちしても勝てない相手であるため何も言えない。『強さ』は『証』だ。正義だ悪だよりもはっきりした格付け、それにアタシは負けていた。

 

 

 

 ただ、それでも叫ぶだけは出来る。

 

 

 

「あぁ認めてやるよォ!今のアタシはテメェの足下にも及ばねぇことをッ!!」

 

赤城山(あかぎやま)ハヤネ!!社会の底辺から這い上がってテメェを倒す名前だッ!!」

 

「負け犬の遠吠えだと笑って貰って結構!それでも覚えてやがれ!!絶対に強くなってテメェをぶっ倒すッ!!」

 

 

 兎に角、腹の底から奴に叫ぶ。奴は馬鹿にするでもなくただ此方を見る。そこには相手を侮辱する気配は全く在らず、その鋭い眼には期待をするような、そして子供を見守る様な優しさも混じっていた。

 

 一通り叫び終わり、荒くなった息を整えていると奴は静かに半透明な翼を羽ばたかせ、穴の中へとゆっくりと入っていく。

 

 アタシはそれを何もすることなく見ていた。ただ、眼はギンギンになっているから端から見れば親の敵を観るような眼なのだろう。奴は仇でも何でも無いが、突然現れて帰って行く変な奴だ…これくらい何とも思わんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 一体どれくらい時間がたったであろう。ドラゴンはいつの間にか穴の中に消えており、先程まで鳴っていた稲妻も勢いが弱くなっていき、一際大きな音を立てると空に開いていた穴は一瞬で閉じてしまった。

 

 それを確認すると、アタシは地面に崩れ落ちた。ずっとあの嫌な感覚に蝕まれていたからなのか、それとも周りの燃え上がる炎の影響で酸欠に陥っているのかなんてもはや分からない。

 

 

 はっきりしていることはただ一つ。何が何でも成し遂げたい事が出来たということ。

 

 

「感謝…するぜ。命の、人生の恩人。待って…やがれ…よ……」

 

 

 口角が上がる感覚を感じながら、アタシはその場で気絶した。不思議な満足感を得ながら………

 

 

 

 


 

 

 

 

 

324:龍剣使い

 ふぅ……ファーストインパクト回避成功、ヨシッ!

 

325:名無しの爆流剣術使い

 ヨシッ!じゃないが??(全ギレ)

 

326:名無しの爆流剣術使い

 大惨事やろがい!!

 

327:名無しの爆流剣術使い

 <バカヤロー!!

 

328:龍剣使い

 達成した事

 ・少女と一時的にリンクして魂を調節に成功。これによりT・G・L時の効果の発生を封じる事に成功。

 ・死者ゼロ。

 ・少女のライバル候補兼伸びる逸材を発見。

 ・カイザーを撒いた。

 

 被害

 ・約一㎞の建物が崩壊、若しくは破損。

 ・負傷者はあれど死者は無し。

 ・その場にいたカイザーのロボットが全滅。

 

 ………再確認、ヨシッ!

 

329:名無しの爆流剣術使い

 うーん……建物崩壊以外はヨシッ!

 

330:名無しの爆流剣術使い

 カイザーをぶっ飛ばせているのでヨシッ!

 

331:名無しの爆流剣術使い

 寧ろ破壊龍神関係で最も最悪なモノを防げているのでヨシッ!

 

332:名無しの爆流剣術使い

 バレたらマズいけど他の人達がヨシって言っているからヨシッ!今日も一日ご安全に!

 

333:龍剣使い

 何を見てヨシって言ったんですか??(ここ何処?)

 《写真》

 

334:名無しの爆流剣術使い

 イッチさっき意気揚々と超次元ホールみたいなの作って入っていきましたよね?出る場所とかの位置把握してないんですか??

 

335:名無しの爆流剣術使い

 砂…てことはアビドスか。カイザーが怖いけど住民は殆ど居ないからある意味隠れることには適してるな。というかリンク切ったの?女の子大丈夫?なんか変なの移ってない?

 

336:龍剣使い

 おじさんをウイルス扱いしないで欲しいなぁ!?テンちゃんは問題ないよ。不完全でバラバラだった破壊龍神の魂をテンちゃんの空っぽの魂にパズルみたいに組み込んで、後は経過を見ながら魂を馴染ませれば暴走する危険性はないかな。

 

337:名無しの爆流剣術使い

 テンちゃん?

 

338:名無しの爆流剣術使い

 ウイルスというか劇物というか…

 

339:名無しの爆流剣術使い

 テンちゃんってもしかして破壊龍神の器の子?

 

340:名無しの爆流剣術使い

 おじさんまさかリンク(意味深)したんですか…!?

 

341:龍剣使い

 お医者さんごっこ(心療内科)ならしたねぇ。あとテンちゃんは器の女の子の事であってるよ、リンクしたときにあの子の記憶を覗き視てしまってね。その時に仲の良さそうな子が女の子をそう呼んでたからテンちゃん。恐らくテンちゃんの方もおじさんの記憶を視ちゃったかもねぇ。リンクを切ったらまた気絶しちゃったし。

 

342:名無しの爆流剣術使い

 成る程…それでなんでテンちゃん?

 

349:龍剣使い

 No.10

 

350:名無しの爆流剣術使い

 あっふーん…(察し)

 

351:名無しの爆流剣術使い

 検査服に番号呼び?妙だな…(名探偵)

 

352:名無しの爆流剣術使い

 何処のどいつだ?ゲマトリアか?それともカイザー?いやもしくは『名も無き神々』関係か?

 

353:名無しの爆流剣術使い

 そこは今は良い、むしろ今気にすることは女の子…テンちゃんの方だろ。

 

354:名無しの爆流剣術使い

 なして?イッチは特に異常は無いって言ってたけど。

 

355:名無しの爆流剣術使い

 そら“身体”に異常はないやろ。ワイが言ってるのは“精神”の方や。

 

356:名無しの爆流剣術使い

 あーね?そゆことか。

 

357:名無しの爆流剣術使い

 ん~…分からん。教えて欲しいです。

 

358:名無しの爆流剣術使い

 分からない事が聞けることは偉い。それでなんで“精神”の心配をしているのかっていうと、さっきイッチが強引にリンクしたのも問題だけど、あからさまにボロボロの肉体と魂にあの警戒心(イッチのせいもあるが)だぞ?

 

 改行、そんで恐らく精神も傷だらけな状態の女の子に負担のデカそうな強制リンク、更にイッチの発言だとうん千年生きてるイッチの記憶を視たかも知れないだって?最悪、精神がぶっ壊れて廃人まっしぐらだぞ。

 

359:名無しの爆流剣術使い

 うわ…

 

360:名無しの爆流剣術使い

 まともな人でもキツそうな状態にイッチの、しかもクリーチャー世界の記憶とか頭可笑しくなりそう。

 

361:名無しの爆流剣術使い

 そこんとこどうなんイッチ

 

362:龍剣使い

 最善は尽くした、後はテンちゃん次第だねぇ。後、記憶は断片的にしか視えなかったからまだ軽めだよ。リンクも臨時だったからそれが幸いしたね。

 

363:名無しの爆流剣術使い

 さよけ…そしたらしばらくは安静にした方が良いな。

 

364:名無しの爆流剣術使い

 確か今イッチが居るのはアビドスだっけ?大丈夫?下手すりゃカイザーの領地内に入るかもしれないから気を付けてな。

 

365:名無しの爆流剣術使い

 まぁでもアビドスは過疎地域だから人は少ない。もしかしたら家具が置きっ放しの空き家があるかも知れないからそこで休んだら?

 

366:龍剣使い

 お、開いてんじゃーん!(割れた窓から侵入)

 

367:名無しの爆流剣術使い

 こ、こいつ不法侵入に慣れてやがるッ!!

 

368:名無しの爆流剣術使い

 クリーチャー世界から来た奴だぞ?まともな訳が無いだろ?

 

369:名無しの爆流剣術使い

 そうかな…そうかも…

 

370:名無しの爆流剣術使い

 住は確保出来たな。あとは衣食だけど……

 

371:名無しの爆流剣術使い

 それについてだが…私に良い考えがある(コンボイ指令)

 

372:名無しの爆流剣術使い

 そんな考えで大丈夫か?

 

373:名無しの爆流剣術使い

 大丈夫だ、問題ない(イーノック)

 

374:名無しの爆流剣術使い

 めちゃくちゃ心配になるんですけど??

 

375:龍剣使い

 なぁにとんでもない事でも大丈夫。ばっちこーい。

 

376:名無しの爆流剣術使い

 んじゃぁ早速…衣食の解決法はーーー

 

 

 

 

 

 

 






 果たして、スレ民が出した考えとは…そしてレギュラーが確定した謎の少女はどうなるのか…今後も乞うご期待!(デッキ構築中)

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