神と悪魔とドラゴンと   作:浜の小さな大魔神

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みなさんどうもこんにちは
浜の小さな大魔神です。
最近は暑い人寒い日が交互にきたりと大変ですね。
切り替えて頑張っていきましょう!!



2度目の決戦  

目の前にいるのは、先ほど倒したはずの敵の首魁

ブレインだったはずの人間だ

 

「随分久しいなぁ。この感じ、この魔力、肉体も声もすべてが懐かしい」

 

そんな感慨深くしゃべるかと思えば次は邪悪な顔を浮かべて

 

「あとはオレがやる。下がってろクロドア」

「ハハァァーー」

 

先ほどの髑髏の杖のやつが急にしおらしく従順になったところを見ると

おそらくさっきまで倒れていたブレインとはまた違うんだろうと推測できる。

となると、、、

 

「二重人格、、か?」

「ほぉ。まさか俺様が言うまでも無く気が付くとはなかなかに頭が回るじゃねぇか。まさかブレインの野郎がてめぇみたいな餓鬼一人に負けるなんて想定してなかったがまぁいい。お前はなかなか壊しがいがありそうじゃねぇか。はっはっはっは」

 

 

なるほど。そういうことか

 

「なんでてめぇがブレインっていう人格と乖離した。いや、解離させて封印したっていうべきか?その理由がなんとなくわかった気がするよ」

「わかった口をききやがる。まぁそんなことは何でもいいんだよ俺はてめぇをぶっ壊すだけだからなぁ」

 

軽く羽織るように来ていたコートを脱ぎすてる

そのまま魔力を解放して,換装を行う。

迷彩柄の軍服を身にまとう

たったそれだけ。たかだかそれだけを見ただけで直感してしまう

 

(こいつ、やっばいな)

 

明らかに今まで明らかに今まで戦ってきたやつらとは別格。

あふれ出る魔力

他とは一線を画すほどのスキのなさ

別に六魔どもが隙だらけだったとは言わない。

だがこの男は隙がなさすぎる。

恐らく、ほかの連中で相手が出えきそうなのは

ジュラさん、エルザさん、足止め程度ならナツさん、グレイさん、リオンさん

この程度がいいところだ。

 

まぁ、とはいえ

 

 

「俺がお前に勝てない道理もないわけだけどさぁ」

「ずいぶん強気じゃねぇか。嫌いじゃねぇぜそういうの」

 

それに、、と奴は続ける

 

「小僧が…随分とうちのギルドを食い散らかしてくれたなァ。マスターとして、オレがケジメをとらしてもらうぜ」

 

今までより一層魔力があふれだす

並みの魔導士ならその魔力が放つ荒々しい圧に押しつぶされてしまいそうだ。

それだけならいいのだが。

量もさることながら異常なほどの濃さだ。

気持ち悪い。

ここまで気分の悪いものは初めてだ

だがその前に確認しておかないといけない

 

「あんたの言うけじめってなんだ?」

「あ?破壊だよ。決まってんだろ。動ける動けないとか。善い悪いてことは問題じゃねぇんだよ。形あるものを壊すことが最高に楽しいんじゃねぇかよぉ」

「なるほど。その破壊には俺の大切な人や場所も含まれるわけだ。」

「あぁ、てめぇらは俺様を起こしちまった。俺という破壊の化身をな」

「そんなふざけ腐った理由で、俺や周囲が納得すると?」

「必要ねぇさ。てめぇらが何人盾突いてこようがおれがねじ伏せちまえばすむ話だ」

「なるほど単純だ。お前黙らせたきゃこぶしで語っこいってか?」

「話の分かる餓鬼じゃねぇか。」

 

 

ここまで危険な奴なら容赦しない。

こいつが一緒に戦ってきたみんなを傷つけるなら、化け猫の宿(ケットシェルター)を傷つけるなら、俺の世界で一番大切な女の子に手を出すというのなら、涙を流させるというのなら

 

 

決心をして、戦闘を始めようとしたときに唐突に耳に声が届く

 

《シン!!皆さんを見つけたよ。ナツさんは毒をもらってたけど直したから大丈夫。ジュラさんは倒れちゃってたけど魔力の消費だけだから傷だけ治したよ!!こっちはもう大丈夫。さっきシンのほうのところから怖い魔力を感じたけど大丈夫?≫

「大丈夫だよ。ありがとうウェンディ。そっちはそっちでニルヴァーナをとめる方法を探し手ほしい。頼んだよ?」

《うん。シン、、無茶しないでね?≫

「無茶のしどころが今なんだよ」

《シン!?なん≫ぶちっ

 

 

ウェンディが危ないと思ってたっところを助けてくれた

もうここ以外に憂いはない

あとは単純

 

「俺がてめぇを叩き潰す」

「はっはっはっはっはっはっは!!いいぞいいぞ!!!復帰戦で叩き潰すには最高の相手じゃねぇか」

「復帰戦で黒星引退とは残念なことだなぁ!」

「ほざいてろ餓鬼ぃ!!」

 

「化け猫の宿(ケットシェルター)所属!!聖魔の滅龍魔導士シン・クラウン!!」

「六魔将軍(オラシオンセイス)マスターゼロ!!ぶっ壊してやるよ」

 

シンは聖魔の滅竜魔法の力を両手にまとい

ゼロは黒い螺旋のように渦巻く魔力を両手にまとう

お互いのこぶしがぶつかった瞬間に衝撃が起き

周囲のがれきを吹き飛ばした

 

「うおおおおお!!」

「はっはっはぁぁぁぁ!!」

 

両者のこぶしのぶつかり合いは

完全に互角だった

 

「まさかこの俺と同等の攻撃を放つとはなぁ」

「こっちも聖魔竜の力をはじき返されたのなんて、俺にこれを教えた竜意外に記憶にねぇよ」

 

 

両者は不遜に笑う

御互いがお互いに間違いなく全開で戦える存在だと確信していた

 

「いいなぁ小僧」

「最高だぜマスターゼロ」

 

「「久しぶりに全力でぶっ潰せ(ぶっ壊せ)そうだ」」

 

この場は二人の化け物に支配された空間だった

ここに、六魔将軍(オラシオンセイス)と正規ギルド連合軍の戦いの決着に向けた戦いが幕を開けた。

 

 

ウェンディside

 

「シン、、無茶しないでね?」

《無茶のしどころが今なんだよ≫

「シン!?なんで《ぶちっ≫あ、、、」

 

言葉を紡ごうとした瞬間通話は切られてしまった。

実はこれはシンが作った簡易通信網で、何かあったときに通話がつながるように持たされていたものだったのだがそれでシンに連絡を取って合流しようとしたところシンも相手取っている敵がいたらしく無理矢理通話を切られてしまった。

そのことに、信用されていても最後の最後に自分は頼られるんじゃなくて庇護されるだけだったとという事実にうなだれているようだった。

そこにナツが明らかに場違いに元気よく話しかける

 

「ウェンディ!ありがとな。おかげでもう大丈夫だぜ!!」

「おいくそ炎!!ちったぁ空気を読みやがれ!」

「そうよナツ。少しは考えなさいよ!!」

 

「ねぇ、シャルル」

「な、何?ウェンディ」

「私怒ってもいいよね?」

「は?」

「私はシンのことを信頼してたしいつだって信頼してる。なのにシンはそうじゃなかった。そんなのってないよ!!私は怒ったよシャルル!!絶対シンにごめんなさいって言わせるんだから」

 

そうはっきりとウェンディが口にした

それにシャルルはポカンとしており

グレイやルーシィもこれには驚いているようだった

しかし、一人だけ違う反応を示す

 

「あっはっはっは。いいじゃねぇか。シンのやつがウェンディを勝手に守るもんだなんて決めつけたのがいけねぇんだ。見返してやればいいじゃねぇか」

「はい!私だってできるんだって、シンに伝えるんです。それと、勝手に無茶したらダメだってお説教です」

「やる気だなウェンディ。よっしゃー!俺もシンのとこ行くぜ」

 

燃えてきたと本当に口から炎を発しているナツ。

 

「わかったわ。あいつの勝手な行動もさすがに目に余るもの。今回は二人でたっぷり説教してやりましょう!あアンタたちも力を貸して」

今まで人を頼ろうとしなかったシャルルが初めて他人を頼ったことにうれしさを覚えたウェンディ

彼女は、そんな親友の頑張りを見て自身も言葉を発する

 

「お願いします。シンを助けに行くために力を貸していください」

そんな健気な少女の言葉を妖精たちは受け入れる。

「「「任せろ(て)」」」

 

「でも、ジュラさんが、、、、」

「私なら問題ない。ウェンディ殿のおかげである程度解決した。」

「でも、、、、」

「心配せずとも、少し休んで合流するさ」

 

聖十の魔導士のそんな言葉に納得した少女と妖精たちは

一人の少年のいる場所へ向けて走りはじめた

 

シンside

 

 

「どうした小僧!さっさとせめて来いよ」

「うるっせぇなぁ。ちょっとは待つことの楽しさと奥ゆかしさってもんを覚えろ。今どき餓鬼のほうが我慢を知ってるってもんだぞ?」

「はっ!!久々のシャバで今までつぶした中で最高の敵。こんだけ壊しがいのある餓鬼なんざ初めてだ!!これを我慢なんてできるわけねぇだろうがよぉ!!」

 

 

攻め手がないわけではない

だが、この後ニルヴァーナを止めなくてはいけない

だからこそ、ここで余計にダメージを負うわけにはいかない

それなら、、、、

 

「出力上げてさっさとぶっ潰すしかねぇか」

「おいおいおい!!俺様相手に随分余裕かましてくれんじゃねぇk」

「余裕綽々なんだよ文字通りなぁ」

 

 

「ぶっ壊してやるよ!!『常闇奇想曲(ダークカプリチオ』」

明らかに、ブレインが主人格のころより強力

しかしこれを防げないかといわれたら、、、

 

 

『エデンズ・ゼロ』

 

 

正面から打ち消せる既存の魔法であるなら特段厳しくもない

この魔法はさっき打ち消した魔法だ。

一度見た魔力波形なんてこんな短時間じゃ忘れない。

 

 

「あんた、もう1つの主人格がやられたときのこと覚えてねぇんか?それとも興奮して考える脳みそなくしたのか?それならさっきのほうが厄介だったぞ」

「本当にその魔法が打消しの効果を持ってんのかの確認だよ。いくらその効果があったところで許容量を超えちまってたらすぐ壊れて詰まんねぇだろ?」

「そうか。お気遣いどーも」

「これなら問題なくできそうだな。ぶっ潰してやる」

 

その瞬間、目の前からゼロの姿が消えた。

一瞬姿を見失う。次の瞬間には目の前にゼロがいて殴り飛ばされる

 

ドーン!!

 

飛ばされたところで立ちあがれば

今度はみぞおちに蹴りがもろに入る

 

「ゴッッ!」

 

情けない声を上げながら

目の前に崩れ落ちそうになる自分

その髪をつかんで引っ張り上げ

続きざまに蹴り飛ばす

体が吹っ飛んでがれきの中に突っ込む

 

そのまま、煙が上がりそれが晴れても

立ち上がらない俺にしびれを切らし

俺に向かって文句を言ってくる

 

 

「おいおい、まさか今ので終わりじゃねぇだろうなぁ。あんな大口叩いといてよぉ」

 

 

その言葉にも返事がない。

シーンとした静寂にもう言葉を出す気も失せたのか

そのままつかつかと歩き出す

その瞬間、後ろから一条の閃光がゼロを狙う

しかしそれに直前で気づいたゼロはすぐさま回避したが

それでも一撃が肩をかすめた。

 

 

「やっぱり生きたやがったか。それにしても後ろから狙うなんてひどいじゃねぇか」

「効率的に殺すなら、間違いでもねぇだろ?」

「あぁ、それを卑怯だなんて言う気はないぜ」

 

先ほどの一瞬のもらった攻撃の中

いくつか分かったのことがあった。

一つ目はこいつの体が異常に硬い

まず今までの攻撃は通らないだろう。

魔力をまとっているのか、耐久が異常に高いって感じだ。

攻撃に関してもさっきは防げたが次も防げるかといわれたら怪しい

攻撃の基礎的火力だけじゃなくて、性質も変わったように感じられる。

最後に肉弾戦だ。ブレインが主人格ならさっきのように剣閃で一撃のもとにたたききることも可能だったが、これはちょっと厳しい。

さて、どうしたものか

 

 

「まさかさっきの一撃が最後の力を振り絞ったなんて言わねよな?」

「あーー、そういったら見逃してくれんの?」

「いや、ぶっ殺すのが早まるだけだ」

「ですよねー。じゃ、行くよ」

 

瞬間、今度は俺が動き出す

縮地の応用で目の前に出て殴るというさっきの意趣返しも込めて攻撃してやる。

一撃目は腹、次は顔に回し蹴り、最後は顔に掌底を顎にぶち込んで脳を揺らしてやる

お互い、魔力をまとっているからこちらも向こうもこれが大したダメージになるなんて思っちゃいない

双方「このくらいはできるんだぞなめんなよ?」

と主張したに過ぎないのだ

 

「なかなかやるじゃねぇか。顎にいいのもらった時はやられたかと思ったぜ」

「嘘つけ、俺もお前も今の万全の状態でこんなちゃちな殴る蹴るが聞くわけねぇだろうが。寒い三門芝居はやめようぜ?寒すぎて風邪ひきそうになる」

「ハッ、つれねぇなぁ」

 

 

 

お互いにこれでどちらが明確に上かは分からなくなった

この時点で、俺が完封するというのも無理だろう

つまり、ある程度ダメージを負うこと、下手をすれば相打ちになること

それを覚悟に入れなくてはならないということだ

 

「フゥーーーー」

「なんだそれは?新手のおまじないか?祈ったところでぶち殺すには変わらねえがなぁ!!!」

「いや、お前を倒すための前祝だ!!」

「ほざくじゃねぇか小僧!!精々楽しませろよぉ!!」

 

 

『常闇回旋(ダークロンド)』

『聖魔竜の咆哮!!」

 

お互いの魔力が激突して

周囲に拡散する。

そして、周囲にあったがれきが吹っ飛んだ。

 

そして、その中にはお互いが、、、、

 

 

 

 

無傷で立っていた

 

 

 

 

「まさか相殺されるとはなぁ」

「俺もびっくりだよ。」

 

まさかブレスそのものを相殺されるとは思わなかった

威力的にこれと同等のものとなると拮抗しそうだ

 

「面倒だなぁ」

「つれねぇこと言うなよ。俺様は今最高にいい気分だぜ?」

「だから面倒だってんだよ」

 

そこからも一進一退の攻防がつづく

ゼロが攻撃する前に軽くけん制して体制を崩せば

こちらが攻撃の瞬間に相手がするどい牽制をしてくる

だからどちらも決定打がない

このまま攻防が続けばどちらかがぶっ潰れるまで

戦い続けなければならないのだが

今回に限ってはそんなことはできない

なぜか?そんなもの決まってる

この兵器が「化け猫の宿(ケットシェルター)」に向かってる

これをこれ以上近づかせないためには止めるしかないのだが

 

 

 

「俺様相手に戦いながら考え事とは余裕じゃねぇか」

「んなもんねぇよ!!」

 

 

 

一瞬でも気を抜けば形成がアっという間に決まってしまう

かといって、ここで一気に決め切るほどの決定的な方法もない

そんなことを考えながら、一瞬俺がゼロから距離を取った瞬間だった

 

 

 

「シン!!!」

 

 

そこにはいてはいけないはずの少女がいた

そこに意識を割かれた瞬間だった

 

(ウェンディ!?なんでこんなところに。いやそんなことより)

「何しに来た!?逃げろばか!!!」

 

 

そういって彼女を遠ざけようとしたが既に手遅れだった

「邪魔すんじゃねぇよ!!」

ゼロの放った黒いの渦が少女を飲み込もうとした瞬間

 

 

『術式展開 不義遊戯』 

パン!!!

 

 

手をたたいた瞬間

ウェンディと自分の位置を入れ替わった

 

 

「くっはっはっはっはっは!なんでそりゃあ。おい!!」

 

ゼロは倒れ伏す俺を見て笑っている

ウェンディは言葉を失っていた

そこに遅ればせながら駆け付けたフェアリーテイルの面々はその惨状に驚く

 

 

戦場の舞台となっているニルヴァーナは

化け猫の宿(ケットシェルター)のすぐそばまで来ていた

 




はい!
というわけでまたまた中途半端なおしまいでごめんなさい
今回はシンが負ける状況を作ってみました
って言っても別に意識ちょっと飛んでるだけなんですぐ復活します
それはそれとして、オリ主が使っている技とかの今のところ一覧とか作ってみようかなぁと思うのですがどうでしょう?今回なら、皆さん何んとなくというかがっつりというか気が付いているものとは思いますが呪術廻戦の東堂葵の術式です。他にもいろいろ使ってるので、もし必要と思う人はコメントとかで言ってくれたらうれしいです。
それではまた次回!!
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