浜の小さな大魔神です
このニルヴァーナをめぐるオラシオンセイスとの戦いも後数話で終わらせられるように頑張っていこうと思います。
最近大学がやれ中間やらレポートやらで忙しくて結構更新頻度が落ちそうなので先に謝っておこうかと思います。
皆さんもそこら辺を温かく見守っていてくれたら幸いです。
それでは本編、どうぞ
エンジェルとの戦いから離脱しシャルルとウェンディは岩陰に隠れるようにして少しやすんでいた。
「はぁ。やっぱり私は来ないほうがよかったのかなぁ」
「あんたはまたそんな弱気なこと言ってぇ」
「だって、シンがあんなに励ましてくれたのに、肝心な時に怖くて動けなかったし。結局シャルルに連れ出されてここまで逃げてきちゃったし。私なんかこなきゃよかったよね」
「あんたこれ以上弱気なこと言ってるとまたニルヴァーナに闇に落とされるわよ」
「でも私、、仲間を見捨てて逃げてきたんだよ?シンは私をかばって怪我までして」
「それでも、今回の作戦はあんたなしじゃ成り立たないってシンも言ってたじゃない。だからシンもあそこであなたを守ったののよ。それとも何?シンに守られたことが不満とか?」
「そんなことないよ!?むしろ逆、、、、、ちょっと嬉しかったの。あんな時でも私のことを身を挺して守ってくれたことがうれしかった。でも、、、」
「同時に守ってもらわないといけない自分が嫌になったと」
「、、、うん。」
少女の独白に流石のシャルルも少し辟易してきていた。
ウェンディがかなり前からシン・クラウンに好意を寄せていることは見れば誰でもわかる。
そして、シンもウェンディのことを特別に思っているのだろう。
その両者の話を聞くのは大抵が自分なのだ。
もういい加減付き合えよという若干のあきれも入ってきてしまっている。
とはいえ、自分にとって親友であるウェンディの恋路を無下にするなんてことは断じてできない。だからこそシャルルは悩んでいた。
「はぁ、ずいぶんとシンに惚れ込んだわね」
「////////」
顔を真っ赤にするウェンディ
そこからぼそぼそと話し始める
「最初は、同年代の友達だった。シャルルはもういたけど、男の子の友達は初めてだったし、なにより同じドラゴンスレイヤーでドラゴンを探しているなんて境遇だったから仲間意識みたいなのが芽生えるのも早かったんだ。あと、男の子だったからジェラールを思い出しちゃって、、、、」
「慕ってて気が付いたら好きになってたって?さすがにちょろすぎない?」
「そ!?それだけじゃないよ!!シンはいっつも助けてくれたし、私のこと心配してくれててそれはすごいうれしくて温かかったんだぁ。でも、本当に素直にその気持ちに気が付いたのは最近なんだよ?」
「いつ?」
「魔狼に襲われたとき、もう駄目だって時にシンが助けに来てくれたのがうれしくって。目の前で戦ってる彼がかっこよくって。それで、、あぁ、私はシンのことが好きになってるんだなぁって思ってんだ。」
ウェンディの顔からは確かな意思が読み取ることが出来る
それを見たときに、シャルルは言葉に出さなくても納得していた。
「でも、それ以外にもう一人私には大事な人がいるんだ。」
「それがジェラール、、、、、」
「うん。向こうは覚えてなかったみたいだけどね」
「何があったの?少なくとも私が生まれる前のことよね?」
「うん。実はね」
ウェンディがゆったりと話を始めようとした瞬間だった。
「その話、俺にも詳しく聞かせてよ」
「ふにゃぁぁぁぁぁ!!」
「きゃぁ!チョッ‼!シンあんたいつからそこにいたわけ!?」
びっくりさせてやろうとこっそり忍び寄って後ろから話しかけると
突然のことに驚いたウェンディとシャルルが叫び声をあげた
「?今さっきだよ。ヒビキさんからニルヴァーナの魔法の特徴を聞いてひとまずウェンディ達の無事を確認して回収後合流するために来たんだよ」
「ま、まさかだけどさっき私とシャルルの話してたこと聞いてた?」
ウェンディが恐る恐るシンに尋ねる。
「話?ジェラールがどうこうってのは聞こえたけどその前になんか話してたの?」
「ううん!!!それだけならいいの気にしないで」
「そう、、、」
(シンに聞かれてたらどうしようって思った~)
(何の話してたんだろ?)
「それはそうと、ジェラールだっけ?あいつのこと知ってる風だったし恩人とか言ってたけどもしかしてウェンディが昔から言ってた最初に助けてくれた人って。」
「うん。そうなんだ。ジェラールはグランディーネがいなくなっちゃった後、一人で泣いてた時に助けてくれたんだ。」
そこからもポツポツとウェンディは話してくれた
先に話していた通り、グランディーネの失踪から一人路頭に迷っていたウェンディを助けてくれたのが当時のジェラールだった。彼も道に迷っていたらしいのだが、ちょうどそこでウェンディに出会い同行したそうだ。お互いまだ子供だったが1か月ほどともに旅をしていたらしい
しかし、当時のジェラールは突然『アニマ』という単語を口にすると、一人でやや遅くまでいることなどが増えて行ったという。そして、、、、
「化け猫の宿(ケットシェルター)に預けられたと」
「うん。」
「それからあうことはなかったの?」
「あれっきり一回もあってない。だから、新聞で楽園の塔だっけ?のニュースを見たとき信じられなかった。少なくとも私を救ってくれた時のジェラールはすごく優しかったから。」
「なるほど。それが今回は結果的に悪い方向に向かったと」
「それは、、、ごめんなさい」
「いいよ。ウェンディが悪いことをしたわけじゃない。悪いのはあくまで六魔の連中だ。」
「そうよ。大体アンタは何でもかんでも抱え込みすぎなのよ」
そこには少し重い空気が流れていた
「ジェラール、私のこと覚えてないのかなぁ」
「そんなん俺らにはわからん。」
「ちょっと!!」
「単にいきなりのことで記憶が混濁してたのかもしれない。そもそもあの状況下の中で悠長に再開してる場合でもないしな。そういう意味じゃまだ分からないが正解だ。だから、、、」
「だから?」
「六魔のやつら全員倒してジェラールとっ捕まえてはなせばいい。全部終わった後なら昔話の一つや二つくらいいくらでもできるさ。」
そのためには是が非でも六魔将軍全員倒してこの装置止めなきゃならねぇがなんてことはない。
当初の目的がより鮮明になってだけのこと
そしてウェンディも、、、
「そうだね、、、うん!!私頑張るよ」
「よく言った。それじゃあ」
言葉を紡ごうとした瞬間
ドン!!
白い光が急に立ち上ったと思いきや
急にニルヴァーナが揺れ始めた。
「シャルル!!ウェンディを!」
「わかった!!あんたは!?」
「俺はどうとでもできる!!!ウェンディを任すぞ!!」
『弾(バウンド) 三重(トリプル)』
シャルルに連れられて飛んでいるのを見てひとまずは胸をなでおろす。
俺も、弾(バウンド)で飛んだからどうにか無傷だ。
しかしこれは、、、
「移動しているのか?」
高く飛び上がってみてみるとそこにあるのは、八本の鞭のようにしなっている足が地面に向かってはっきりと生え、どこかに向かって移動をしているようだった。
しかしこれは、、、、
「化け猫の宿(ケットシェルター)、、、、、」
「シーン!!!!」
「ウェンディ!どうした!?」
「どうしよう。これ、化け猫の宿(ケットシェルター)に向かってるって。」
やっぱり!!
止めなきゃいけない理由がもう一つ増えたな
そのためには、、、
「ウェンディ!!シャルル!!ナツさんたちと合流して現状を伝えてくれ」
「シンはどうするの!?」
「おれは、これをおそらく起動したであろうやつをつぶしに行く」
「それならわた「ダメだ!!」、、」
「俺より回復が先に必要な奴がいる。それはナツさんたちだ。だからそこにお前が行かないと意味がないそんで、そこに全線力が集まるのもよろしくない。だから俺が敵の親玉を止めに行くんだ。」
「シン、、、」
「まだ六魔もそれなりには残っているはずだ。頼むぞウェンディ」
「気を付けてね」
「おう。任しとけ」
俺はウェンディと別れて、奥に見える中心部へ向かって走る。
おそらく奥にあった光の柱の発生源かその周辺に操縦装置がある。
波打つ兵器の背の上はこの上なく走りずらい
つまりそこには必ず一人以上六魔がいるはずだ。
そんな俺の予想は、しっかりと当たった。
上から、まがまがしい魔力とともに嬉々とした声が聞こえくる。
「進め古代都市よ!!我が闇を光に変えて!!」
そんなことさせないと、そう言おうとした瞬間だった。
「俺が止めてやらぁぁ」
「コブラよ!その男に邪魔をさせるな」
ナツさんか、、ちょうどいい
「俺もいるぞ!!六魔将軍(オラシオンセイス)」
「なに!?うぬもそこの正規ギルドの仲間か」
「化け猫の宿(ケットシェルター)の滅竜魔導士が一人、神聖魔竜ボルナーヴァが子。シン・クラウンだ」
「ほぉ、貴様がここらでよく耳にする聖魔の竜か」
「おやおや、闇ギルドの代表たるバラム同盟が一角、六魔将軍(オラシオンセイス)の6人の幹部の一人にまで覚えられてるとは。日々の地道な活動も存外捨てたもんでもないな。」
「ふん、あれだけ大っぴらに我らやほかの同盟ギルドの傘下をつぶして回っていれば否が応でも情報は入ってくるのよ」
「ありゃりゃ、やっぱしそっちか」
「ふん。これから死ぬのだ。これ以上の問答も不要であろう」
「何言ってんだ顔面入れ墨野郎。俺は死なねぇよ。てめぇをぶっ飛ばしてとっ捕まえて獄にぶち込んでやる。」
「ほざけ小童!!」
俺の魔力と相手の魔力がぶつかりあう
「フハハハハハ。何たる魔力だ。よし、殺すのはやめだ。貴様をここで叩き潰し光崩しを達成した暁には貴様を新たな六魔に加えてやる。」
「なぁ、潰す前に一つ聞かせてくれ。なんで俺たちのギルドを狙うんだ?お前らみたいな異常者のことだ。一個ずつ目の前のギルドから潰していくといってもおかしくはねぇ。なんで内を狙う?」
「知れたこと。この光と闇の反転の超魔法を作り出したニルビット族の末裔だけで構成されたギルドそれが宇ぬらのギルドだからだ。光が闇に変わる瞬間、すべてが闇に染まる。楽しみだ...地獄が見れるぞ」
「少しでもお前ら異常者のことを理解できるかもなんて考えた俺が馬鹿だったよ」
「所詮は小童、これ以上語るべくもなし!!わが光と闇の審判の前にひれ伏せぇ」
『常闇回旋曲(ダークロンド)』
暗い闇をまとった一筋の濁流が迫ってくる。
『エスクード』
せり出す魔法の壁
これが魔力の黒い渦を防ぐ
「ほぉ。なかなかの硬さだ。ならこれでどうだ。」
『常闇奇想曲(ダークカプリチオ)』
今度は名前が違うが一見おんなじ魔法に見える。
しかし、これは
『エスクード』
「フハハハハハ。無駄だ。常闇奇想曲(ダークカプリチオ)は貫通性の魔法。その盾で防ぎきるのは不可能」
「そうかそうか。ご忠告どーも」
「闇に飲み込まれて死ぬがいい!!」
エスクードを貫通した魔法はそのまま,シンの元に突き刺さる。
そうブレインも確信していた。しかし
「我が真名のもと、ことごとくは泡沫に帰る。」
『エデンズ・ゼロ』
すると,目の前から魔法があっという間に消え失せた。
エデンズ・ゼロ
対象の魔法が闇,および光の属性を帯びている場合に限り攻撃そのものもの効力を無効化することができる魔法。とはいえ,高度な魔力コントロールは絶対的に必要だし何より魔力をまぁまぁ食う。
とはいえ,まず相手に教えてやる必要がある
知らしめておく必要がある
お前のの魔法は通じないと
「な,なんだそれは」
「エデンズ・ゼロ。まぁ制約はいろいろとついてくるが、ある条件下においては魔法の一切を無効化できるって感じの魔法さ」
「魔法の無効化、、だと。そんなもの出来るわけがない!!私が長年研究してもほとんどできなかったそれをなぜ!?うぬのような小童が使えておるのだぁ!!」
「俺の魔法の特性があったからできたとしか言えないね」
「フ、フフ、、フハハハハハ!!!そうか、それならば尚更貴様を新たな六魔のメンバーに加えねばならなくなったな」
「だからならねぇって言ってんだろ」
「うぬの意見など聞いておらぬ。うぬを倒してニルヴァーナの力で反転させてしまえば済むだけの話よ。ん?待て、いいことを思いついたぞ」
「あん?」
「うぬを闇に落としたらまずは今向かっているギルドを襲わせてやる。自らの手で自らが育てられた者どもを殺す。これぞ完璧な光崩し。それこそ我が闇の目指す深淵よ。どうだ?考えれば心が躍るとは思わんか?」
「、、、、、、、もういい。黙れ」
こいつは、俺とウェンディとシャルルを温かく迎えてくれた優しいギルドを壊すといった。
あれ達の家を傷つけるとのたまった
もう許さない。こいつは、、、
俺が潰す!!!!!!!
体から今まで以上に魔力があふれだす。
ブレインもそれをただ馬鹿みたいに待っているばかりではない
当然隙だらけに見えるこちらに攻撃してくる
「フハハハ。まだ上がるのか!素晴らしいぞ小僧!!『常闇回旋曲(ダークロンド)』」
今までより威力が強い
おそらくさっきのは加減していたんだろう
だが、そんなことは関係ない。
相手は関係ない。
俺の居場所を奪うやつは、何が何でも叩き潰す
迫りくる魔力の渦を前にして、怒りでもって制圧しようとした瞬間
『岩鉄壁』視界をふさいだ。
この魔法には見覚えがある。
振り返るとそこには大柄な男性が立っていた。
「シン殿。待たせてすまなかった、私たちも加勢しよう」
奥にはグレイさんとルーシィさんがいた。
「なんだ。貴様らも邪魔するかウジども」
「なぜ、シン殿やウェンディ殿のギルドを狙う?」
「ふん。貴様らごみどもに教えてやることなどないわ!!」
「ジュラさん、助けてくれてありがとう。」
「む、シンど、、、の」
「でもゴメン。こいつは、俺の敵だから。どいて」
ジュラは言葉を失った。
目の前の子供の圧倒的な存在感に本能的に押し黙ってしまった
それは、グレイやルーシィも同じ
そして、、その余波は上空や周囲一帯にも及んだ
「!?!?なんだ。この魔力」
「おいおいおい、なんだこりゃ。聞いたことねぇぞこんなもん」
上空で戦っていたコブラとナツもお互いの戦闘を止めてしまう
そして
「この魔力ってまさか、、、、」
「おそらく、シンの魔力でしょうね」
「シン、、大丈夫かなぁ」
「だいじょうぶよ。あいつの頑丈さもでたらめな強さもあんたが一番よく知ってんでしょ?」
(まったく。ウェンディに心配かけてんじゃないわよ)
ウェンディ達も、シンに言われたように他の散りじりになった仲間との合流を急いでいた。
シンの身の安全をだれよりも案じながら
えぇ、大変中途半端なオチですが今回はここまでです
というわけで、シンの相手はブレインとなりました
ジュラさんの強キャラムーブのところがなくなってしまいますが
まぁ、こっからいくらでも強さを見せつける機会はあるでしょう
というわけで、次回も楽しみにしてくれたら幸いです。
皆さんのコメントや評価が励みです
それではまた次回お会いいたしましょう