呪霊操術はチート!異論は認めん!   作:蛇狐烏

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 多くのお気に入り登録、高評価ありがとうございますッ!!!
 まさかあんなに評価を付けていただけるとは思ってもみませんでしたよ〜。UAも四千を超えてましたし…グヘヘ。
 感想もあるともっと喜んじゃうかもなー、なんてチラチラ。
 それではご照覧あれッ


進級生と新入生

 

 

 

 「ここが…ですか?説明では聞いていましたがホントに東京にこんな緑豊かな所が‥」

 

 「そーでしょー。僕も初めて来た時はビックリしたよ〜。ここがこれからキミが立派な呪術師になる為、呪いを学び呪いを祓う、東京都立呪術高等専門学校だよ」

 

 

 二人の少年が石で舗装された階段を登っていた。季節は春。冬が終わり、これから夏になるにかけて少しづつ本調子を取り戻していく太陽が、木々の葉の間を縫って彼らの道を照らしていた。

 

 

 「確か京都の方にもあるんでしたっけ?」

 

 「そうそう、二年になればそっちの人達とも会うことになるだろうから楽しみにしてなよ」

 

 「一年生では会えないんですか?」

 

 「二、三年は交流会があるからそれでね」

 

 「なるほど」

 

 「着いたよ。学長〜、居る〜?」

 

 

 二人が辿り着いた場所は周りにある建物と同じような寺風の建物。コンコンッとノックをすると一人でに大きな扉が開き、蝋燭で照らされた少し薄暗い広間が現れた。

 これは説明はされていない筈だが、高専全体がどんなところかは説明されていたためリアクションが薄めな少年の顔を見て、もう一人の少年はつまらなさそうな表情を隠そうともしないまま中へ入って行き、もう一人もそれに続いた。

 

 

 「いつも通り、時間ピッタリだな()

 

 

 中にいたのは一人の男性だった。ガタイが良く、よく響くイケオジ低音ボイスを持ちながら、そこからは想像できないような器用な手つきで手元にある材料でせっせと人形を製作している彼の名は夜蛾正道。この呪術高専の二年生担当の教員であり、傀儡操術の第一人者でもある男だが、今その情報は必要無いだろう。

 

 

 「そりゃあドーモ」

 

 「それでそこに居るのが例の新入生君かね?」

 

 「夏油傑と申します」

 

 「何をしに来た?」

 

 「へ?」

 

 「君は呪術高専(ここ)に何をしに来た?…ってオイ!交!」

 

 

 呪術高専名物、夜蛾面接(交が勝手にそう呼んでるだけ)が始まったのを横目に交は気配を消しそそくさと出て行こうとしていたが、それに気づいた夜蛾に呼び止められてしまう。

 しかしそれでも止まることなく交は右も左も分からない夏油を残し抜け出していってしまった。

 

 「チッ、まあ良い。さっきの質問に答えてもらおうか」

 

 「えぇ…。まあはい、私は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて、傑をヤガセンセに押しつけたし、なんか飲もうかな」

 

 

 僕はこの後の校内の案内をスルーする為、傑君を残して校内で数少ない自動販売機のところまでやってきていた。今日みたいに日差しいい日にあんなクソ長い階段登ったら流石に喉乾いちゃうよ。

 

 

 「そーいえば今年は一年の中には御三家の子がいるらしいけど何家だっけ?確か漢数字が入ってたような…。あとは反転術式のアウトプットが可能な子だっけか。傑ンも含め、中々豊作みたいだね」

 

 

 顔を見に行こうと思って一年の教室に足を運んでみたけど…

 

 

 「ありゃりゃ。誰も居ない」

 

 

 まー呪力感じない時点でそんな気はしてたけどね〜。どこにいるんだろ?

 

 

 交が教室から出て一年生達を探しに行こうと思っていると何やら外から物音がしてきた。結構大きい音も鳴ったりしており、何やら大きめの呪力も感じる。どうやら戦闘音のようだ。しかしアラートは聞こえてこないところをみるに高専関係者のようだが、感じる呪力は初めての物…。一年生である確率が高いと見た交は、窓を開けて音の発信源であるグラウンドに向けて大きくジャンプした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「すっこんでろよ、ザコが」

 

 「ック…!」

 

 

 ………………。

 

 

 「(これどういう状況?)」

 

 「心の声出てるわよ交。てかアンタ何処から来たのよ!?」

 

 

 なんか音がすると思って来てみたら傑くんと白髪の子が闘りあってたんだけど……。え、何?戦闘狂なのこの子?

 

 「先に質問してるの僕なんだけど…。まぁいいや。本人から聞くとするよ」

 

 

 グラウンドに降りて白髪の少年に歩み寄って行く。遠くからでも見える、空を封じ込めたように輝く瞳と、近くで見ればより一層際立つ整った顔立ち。うん、イケメンってヤツだね。見た目だけは。

 

 

 「ア?誰だテメェ?」

 

 「名前聞く時は自分からっていうよね?」

 

 「ハッ。何で教えなきゃなんねぇんだよお前みたいな雑魚によぉ」

 

 「めんどっちいな、キミ。けどまあそんな君でも従えざるを得ないのが呪術の面白いところだよね」

 

 「ハァ?何言ってんの、お前?」

 

 「縛りって知らないの?簡単な話、勝った方が先に相手の名前を聞けるってだけだよ。戦闘狂みたいだし、丁度良いよね」

 

 「誰が戦闘狂だって?まあ良いぜ、結んでやるよそんなに死にたいなら殺してやるぜ?」

 

 「そーゆーとこだよ」

 

 「勝利条件は何だよ」

 

 「先に一発入れた方が勝ち」

 

 「それで死んでも文句言うなよ!」

 

 「あっ、またこのパターn…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 白髪の少年は啖呵を切ると同時に術式を発動し交を自身の方へ引きつけ拳を振るい、一瞬で勝負に片をつけようとしていた……。がしかし、その拳は何処にも当たることは無かった。避けられた訳ではない。呪力を探ってみようとした瞬間に彼は気づいた。交が最初の位置から少しも動いていないことに(・・・・・・・・・)。そこで彼は確認した、自身の術式が問題なく発動していることを。自分側には何も問題は起きていないことを確認し、交の状態を確認しようと蒼から交へ視線を移動すると交は姿を消していた。

 

 

 

 「ッ!アイツ何処へ!?」

 

 

 彼がこんなにも驚いているのには理由がある。それは彼が持つ六眼という呪力を直接視認できる特異体質だ。しかも見ただけで相手の術式を看破する事ができる為、交の術式も見破っている。つまり交の術式では自身の視界から完全に消え去るという芸当は到底不可能ということは分かっているのだ。にも関わらず交は彼の視界から完全に消えていた。故に彼はここまで大きく動揺しているのである。

 

 

 視界が駄目なら呪力探知。そう思い探知を始めてみると早速背後に交の呪力をキャッチ。背後に回られた程度で動揺してしまった自身とその程度で良い気になっているだろう交へ心の中で舌打ちしながら、今度は逃がさないとこちらから仕掛けに行くと、どういう訳かそこに交は居らず、呪力の塊が向かってくるだけ。急いで呪力弾に対し無下限を展開し防いだが、益々謎は深まる。一体何処から呪力だけを飛ばして来たのか、そして今現在は何処に潜んでいるのか。

 

 

 

 彼が考察をしていると再び背後に呪力の反応が、思考を切り替え、迎撃に入ると今度こそ交が現れた。今まで弄ばれた分のお返しと言わんばかりに殺意を込めた拳をお見舞いしてやろうと顔面目掛けて振り抜いた。

 

 

 一秒後、地面に倒れ込んだのは彼自身であった。

 

 

 

 

 

 (…………は?何が……起きた…?)

 

 

 訳も分からず、只空を見つめる少年。そこへ自身の顔面を殴り抜いてくれた忌々しい手が差し伸べてくるのが映る。殴られた箇所か、それとも地面に打った所が悪かったのか、思考が鈍り、視界も少し揺らいでいる。一瞬その手を取りそうになったが、まだプライドが許さないのか手を叩きのけ自力で立ち上がる。

 

 

 そんな様子を見て交は唸るが、直様水に流し話しかける。

 

 

 「それで?」

 

 「五条悟」

 

 「五条?あぁ君が御三家の子かぁ。五条家ね。思い出した思い出した」

 

 「そーゆーテメェはなんてんだよ」

 

 「僕はねぇ、()(ごう) (まじる)

 

 「?。夏油じゃねェのか?」

 

 「え?あ〜そーいば君のはそんなのも分かるんだっけね。でも違うよ。術式(・・)が同じだからって血が繋がってるとは限んないもんだよ。ま確かにちょっと珍しい術式かもだけどね」

 

 

 

 二人がそんな風に話していると、グラウンドの上から見ていた歌姫か駆け寄って来た。明らかにイライラした様子で。

 

 

 「ちょっとアンタァ!何してんのよ!?相手は御三家の、しかもあの五条家の若き当主、五条悟なのよ!?そんな人に手ぇ出して無事で済むと…」

 

 「ア?俺がそんなダセェ事すると思ってんのかお前」

 

 「歌姫〜。喧嘩ぐらい僕だって相手見て吹っ掛けるよ?」

 

 「アンタはしかねないでしょーが!」

 

 「おい待て、相手見るってどーゆー事かじっくり聞かして貰おーじゃん?交センパイよぉ〜」

 

 「ゲッ、コレ言うの不味かったかな?」

 

 

 二人が血管を音を立てながら切れ散らかして交のことを追い始めようとした所で、静止の声が掛かる。

 

 「二人とも、そこまでだ」

 

 「誰だ?あのオッサン」

 

 「ここの学長だよ。夜蛾正道先生」

 

 「紹介ありがとう交。後でゲンコツだ」

 

 「何で!?」

 

 「傑君の案内をほっぽり出したのは何処のどいつだ?」

 

 「うぐっ。痛いとこ突きますね中々」

 

 「なぜ案内ほっぽり出したんだ全く…」

 

 「だってメンドくさかったし」

 

 「だろーな!」

 

 「てかさっきから何となく思ってたんだけど、今年って一年三人なんですよね?残りの一人は何処に…」

 

 「あのー…、ここです」

 

 

 そう言いながら先程まで回復していた夏油の影から立ち上がる黒髪の少女。どうやら彼女が今年の一年、最後の一人らしい。

 

 「そこに居たのかぁ〜。一体いつの間に」

 

 「最初から居たわよ、ガッツリと」

 

 「え?マジ?」

 

 「「「「マジ」」」」

 

 「ごめんごめ〜ん、許してちょ?」

 

 「全く、アンタってヤツは…ハァ……」

 

 「名前は?」

 

 「家入硝子です。よろしく」

 

 「硝子ちゃんね。そいじゃみんなこれから、よろしく〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが二〇〇五年、始まりの春だった






 如何でしたか?正直言って、続編書くこと自体はアレ出して初日に決めてたんですけどいかんせんウチの子が悟ンを分からせる描写が思いつかなくてですね…。筆が…ね?

 ここからは補足タイムです。皆様からの質問を先読みして答えてみたいと思います。

 Q蒼はどうやって耐えたんですか?
 A呪霊に引っ張ってもらってました。流石にずっとは無理だったようですがね。

 Q交はどうやって姿を消してましたか?
 Aヒントは蒼と六眼です。分かった人は感想へ!(露骨なコメ稼ぎ)

 今回はこんなトコにしときましょう。次回からは無いかも知れませんね(笑)
 ではまた次回お会いしましょう。それでは


禁断の質問!今んとここの小説、オモロイ?

  • オモロイ
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  • シーラネ
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