呪霊操術はチート!異論は認めん!   作:蛇狐烏

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 皆様ようこそお越し下さいました!蛇狐烏です。
 アニメのパパ黒、漫画より遥かにガタイ良すぎる気がするの私だけですかね?スゲー怖い(笑)
 漫画の方がバトル漫画特有の何してるのかイマイチよく分かんない事になってて雰囲気で読むしかねぇ!って先週はなってましたね。

 さて、そろそろ本編ドゾ



急襲

 

 

 

 

 

 青木ヶ原樹海。通称、富士の樹海。文字通り富士山の麓に広がる樹海で、毎年平均して三十人もの遭難者が相次ぐ自殺の名所として知られるこの森に交は一人で彷徨っていた。

 

 

 自殺の名所とはいえ、彼はそれを目的として来ているワケではない。この森に隠れ住んでいる精霊に近しい呪霊の気配を感知したのだ。

 

 

 場所が場所なだけあり定期的に窓が巡回に訪れるのだが、それでも毎度発見されるのは呪いではなく死体のみだ。残穢がないため、いつもただの自殺者であると判断され呪霊が発見されることはなかったが、交はとうとう発見してみせた。

 

 

 

 『キミがココの守り人さん?』

 

 《貴方は何者ですか?》

 

 『ボク?ボクは交っていうんだ。キミは?』

 

 《私は花御といいます。貴方はどうやって此処まで来たんですか?》

 

 

 花御、そう名乗る白い体に黒い紋様が全身を走る、左腕を布で覆っている呪霊は呪いにしては珍しく人間とのコミュニケーションを問題なく行なっていた。花御は独自の言語体系を確立しており、その言葉を聞くと意味のみが脳内に伝わり、ソレを体験した者全員が気色悪いと罵るのだが、交は僅かな戸惑いもなく花御との意思疎通や意味不明言語を話す事を当然のように受け入れていた。

 

 

 『どうやってって、変なこと訊くなぁ。フツーだよフツー。フツーに来たの』

 

 《…?今まで私と逢った人間は全員私から出ていって初めて逢うことができました。私の存在を探る者達も含め皆がそうでした。それは自分で言うのもなんですが、私は気配を消すのが得意だからなのです。なのにどうやって私を…》

 

 「そうなの?だってここさぁキミの愛?で満ち溢れてるじゃん」

 

 

 交は語る。呪い()が流れているようであると。そして川の如く流れてくる呪力()を逆流し、源である花御に辿り着いただけであり、故に"フツー"なのであると。

 

 

 とはいえこれは簡単なことではない。何せ花御は本当に気配を消すのが上手いのだ。呪力その物を視認することが出来る六眼を持つあの五条悟ですら、花御のことは容易に見失ってしまうのだ。それだけで交が行った行為の異常さが伺えるというもの。それを花御も理解しているため、説明を聞いてもイマイチ納得がやって来ないようであった。

 

 

 《と、取り敢えずは理解しましたが、そもそも何をしに来たのですか?祓いに来たと言うのなら私もそれに応えましょう》

 

 『あ、いやいや!ソーユー気はないんだ!ただ何が要因なのか確かめたかっただけだからさ!でもこうやって出逢えたのも何かの縁だしさ、友達になろうよ!』

 

 

 《友達?呪いの私とですか?》

 

 『うん!キミとは仲良くなれる気がするんだ!ダメかな?』

 

 

 余りにも突拍子のない発言に花御は困惑する。当然だ。呪いと人は相反する者同士。特に呪いは人と分かり合えるような出生をしていない。造物主とも言い換えることのできる人を呪う存在。彼らの間に在るのは垣根などという生易しいものでは無く正しく壁といえる物だ。越えることなど出来るハズがない。

 

 

 

 だがソレを成せたのは、花御が精霊に近い存在だったからかもしれないし、交が壁の向こうの者達と近い存在だったからなのかもしれない。

 

 

 《…………分かりました。私にはまだよく分かりませんが、成ってみましょう。貴方とトモダチに》

 

 『良いの?』

 

 《貴方が言ったんでしょう?》

 

 『やったあ!ワーイ!!』

 

 (貴方は此処に来るまでの間、草木達をとても大切に扱ってくれていたのは草木(彼ら)に教えてもらいましたから)

 

 

 

 呪いと人の間に聳える壁に、一つの小さな穴が生まれた光景であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夏油傑。額に縫い目があり普段五条袈裟を愛用するこの巨漢は、今日は珍しく登山する為の装備を身に付け日本が世界に誇る大地の自然の象徴であり、文化遺産である富士の山に挑戦していた。

 

 別に彼は登山の為とはいえ装備を整える必要は無いのだが、一身上の都合(・・・・・・)により流石に袈裟という場違いにも程がある服装は戸惑われたのだ。後は単純に彼が登山を楽しむ雰囲気作りの一環である。

 

 

 

 数時間後、彼は当初の予定通り危なげもなく富士山の登頂に成功していた。折角だからとリュックからカメラを取り出し自撮りをしようとカメラを構えたが、どのアングルから富士山とのショットを撮ろうとしても足元に転がる焼死体(・・・)が写り込んでしまうため、仕方なく彼は富士山から望む景色を撮ることにした。

 

 

 やっとこさシャッターを切るぞ、というところで衣服やリュックが突如発火する。

 

 

 そんな超常現象を目の当たりにしても夏油は眉ひとつ動かさず、中に着用している袈裟に火が移る前に外側に身につけていた服を剥ぎ、リュックを投げ捨てた。

 

 

 「アポ無しで来たのは謝るから急に焼こうとするのはやめてもらえるかな」

 

 「ほう、貴様が花御の言っていたニンゲンか」

 

 

 夏油が振り返り火口を見ると、頭が火山のような形状をしている一つ目の小柄な呪霊がこちらを覗き込んでいた。

 

 

 「そうだよ。そして今日は君に話があって来たんだ」

 

 「話だと?儂が貴様と何を話すといういうのだ?」

 

 「ズバリ協力だよ。君たちの理想郷を創る為の、ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 都内。平日の真っ昼間、袈裟を着た額に縫い目のある男がコスパが良いと評判のウチ、Cafeレストラン ライスに入店した。たった一人でファミレスに入店など、どこぞの名探偵であれば真っ先に目星を付けそうだが、男はそれに頓着した様子はない。一名です、とスタッフには答えてはいるが、その顔や声色には妙な自信のようなものと嘘を感じた。まるで連れ(・・)でもいるかのような、そんな僅かな不気味さを俺に味合わせつつ男は案内されたテーブルにつく。

 

 

 「つまり君たちのボスは、今の人間と呪いの立場を逆転させたいと、そういうわけだね?」

 

 

 「だが現状、消されるのは君達の方だ」

 

 「戦争の前に、二つ条件を満たせば勝てるよ」

 

 「一つ目は、呪術師最強といわれる男、五条悟を戦闘不能にすること。二つ目。両面宿儺、虎杖悠仁を仲間に引き込むこと」

 

 「さぁ、どうかな?」

 

 

 

 

 さっき入ってきたあの男は何なんだ!?さっきから何もない所に向かって話し掛けているし、指をピースにしてみたり一本に減らしてみたり、何がしたいのかさっぱりだ!何よりとんでもないヤな気配をどっと連れて入って来やがった!

 

 

 俺は今からバイトをバックれる!

 

 

 昔から責任感は強い方だった。給料も全部、四人の義妹を大学に通わせる為に貯金してる。そんな俺でも抗えない生存本能!あのテーブルに近づけば死ぬ!

 

 

 

 「ヒラヒラ逃げられるか、最悪君たち全員祓われる。殺すより封印することに心血を注ぐことをオススメするよ」

 

 「特級呪物、獄門彊を使う」

 

 

 マズいぞ、本格的にヤバい!嫌な気配がさっきの一言で一気に増した!ダメだ、もう!

 

 

 「すみません店長、俺辞めます!」

 

 

 後ろから店長の呼び止める声が聞こえるが構っていられない!早く、一刻も早く離れないと死んじまう!

 

 

 自動ドアを抜け外に出た瞬間、先程の男と近い背格好の男とぶつかる。季節はずれの黒いコートを羽織った男は、様子から察するにこれから入店するようだ。

 

 申し訳ないと内心思いつつも生存本能に突き動かされた彼は、店に残る人々に加え、この男に多大なる罪悪感を抱えながらせめてもの罪滅ぼしとして謝罪の言葉を述べ逃げ去ろうとした。

 

 

 「ごめんなさい!!」

 

 「ちょっとタンマ」

 

 

 今まさに店内から膨れ上がる死の気配に当てられたからか、今まで嫌な気配としか感じ取れなかった存在が、鮮明に元バイトの目に映る。

 

 

 「へ?」

 

 

 そのナニカは一瞬情報を処理できずに開けてしまった口内に侵入して俺が声を上げるのを封じ、更にどこからともなく現れた何匹かの魚のをような姿をしたナニカが俺の四肢に喰いついて操り、俺を走らせたまま薄暗い路地の方へ向かわせていく。そこはよく不良なんかが溜まったいて店長から気をつけろと言われていた場所だったが、いつもの喧しい奴らの声が聞こえてこない。

 

 

 俺がそんな風に考えた疑問は一つの角を曲がったところで解消された。

 

 

 人間より二回りほど大きい、デカい口を開けた一つ目のバケモノがそいつらを文字通り身に付けていた(・・・・・・・)。そして俺を待っていたかのように、嘲笑らしい声を上げながら無数にある手を一本俺の方に伸ばし俺を口へ放り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よっ、やってる?」

 

 

 店長という名の有機物が燃え上がっているのにも関わらずこの店内で最も怪しい男に躊躇なく近づいていく男。未だ燃え尽きていないモノを何でもないように踏み潰し、縫い目の男の前の席に手をかける。

 

 

 「この子が漏瑚?」

 

 「そうだよ。漏瑚、あまり騒ぎを起こさないでほしいな」

 

 「フン、これで良いだろう?」

 

 

 そう言って漏瑚が目撃者を全員焼こうとすると、黒コートの男が漏瑚と呼ばれた呪いの指を握って止める。

 

 

 「言ったよね?ちょっとタンマ、って」

 

 

 状況を理解し始めたスタッフや客が我先にとなりふり構わず出口に向かって走り始めるが、何故か自動ドアが開かない。

 

 

 そして黒コートの男が握る手とは逆の手で指を鳴らすと、厨房から現れた人間を身につけた呪霊が次々と人間達を身につけていく。

 

 

 「コレで良いでしょ。それで話は纏まったの?」

 

 「ありがとう。でどうするのかな、漏瑚」

 

 「その前に、だ。夏油、儂は宿儺の指何本分のを強さだ?」

 

 「甘く見積もって八、九本分ってとこかな」

 

 「充分。獄門彊を儂にくれ!蒐集に加える。その代わり五条悟は、儂が殺す」

 

 「いいけど、死ぬよ漏瑚」

 

 

 何処にでもあるような飲食店で起きた集団失踪事件は世間に大きく賑わせた。平日の真っ昼間に、僅か三十秒ほどの電波障害で店内全ての監視カメラが録画を中断している間に起きた、後にネットの一部で都市伝説、神隠しとして語り継がれる完全迷宮入りの事件であったが、一月もすれば人々の記憶の中から消え失せていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数日後……

 

 

 

 「領域展開」

 

 

 そう唱えた瞬間、漏瑚の背後からこの世ならざる空間が呪力によって構成されていく。中は岩肌が露出した山に囲われ、溶岩が垂れ流されている。五条の無下限が無ければ一瞬で焼き切れるほどの高熱を帯びている。その名は、"蓋棺鉄囲山"

 

 

 だがしかし、漏瑚の攻撃は未だ五条が展開している無限を中和しきれておらず、阻まれてしまう。

 

 既に漏瑚の脳内には当初の楽観的な思考は微塵も残されていない。呪霊としての、新たな人間としての矜持が目の前の敵を呪い殺すべく無限の突破を試みようとしていた。

 

 

 「灰すら残さんぞ、五条悟!!!

 

 

 漏瑚の術式が五条達に迫る。この攻撃には五条の無限を中和する程のバフが掛かっている。当たれば最強の五条悟であろうと焼け死ぬだろう。

 

 

 故に、最強は領域展開に対する最も有効な手段を選択する。

 

 

 「領域展開  無量空処

 

 

 刹那、まるで最初から無かったかのように漏瑚の領域が押し負け、宇宙空間のような領域が広がる。生きるという行為に無限回の作業を強制するという、無敵の領域。

 

 

 漏瑚は与えられた超大量の情報を処理している間に五条に首をもがれ、地面に雑に放り投げられ拷問にかけられる。

 

 

 

 

 

 

 それを三つの影が少し離れたところから眺めていた。

 

 

 「あーあ。どうする?助ける?私は高専関係者に顔を見られるワケには行かないから、ここで帰らせて貰うよ。助けたいなら助ければ良いさ。君たちにそんな情があるかは知らないけどね」

 

 「僕は適任じゃないからね、悪いけどパスだ。代わりに頼んだよ、花御」

 

 《私たちこそ人間ですから、ありますよ》

 

 独自の言語体系を持つ花御は意味だけが伝わるその言葉を残して漏瑚の下へと向かった。それを呪力感知で確認しつつ二人は帰路に着く。

 

 

 (よく言うよ。呪霊の分際で)

 

 

 言葉にこそ出しはしなかったが、袈裟の男は内心嘲りつつ隣の男にバレない程度にニンマリと笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日 約十分後

 

 とあるアパートの一室、夏油と交が中へ入っていく。

 

 但し二人が二つ目の扉を開けて入った先に広がる景色はまるで真夏のビーチのような様相をしており、そこはアパートの一室の範疇を明らかに超えていたが、二人は気にすることなくズカズカと土足のまま入室した。

 

 

 「真ー人!」

 

 「まーじる!」

 

 「一回しか会ったことないのに仲良いね、君達」

 

 

 先程まで本を読んでいたツギハギの人型呪霊、真人と呼ばれたその呪いは交に気づいた瞬間本を閉じて放り投げ、交まで一直線に向かってハグを交わす。

 

 

 「それで漏瑚はどうした、夏油?」

 

 「瀕死。花御が助けに入ったから、多分大丈夫じゃないかな」

 

 「無責任だなぁ。キミが焚き付けたんだろ?」

 

 「とんでもない。私は止めたんだよ」

 

 

 交と真人が離れ、先程まで真人が寝そべっていたビーチチェアまで戻ろうとすると再びドアが開き、花御と首だけになった漏瑚が入って来た。

 

 

 「噂をすれば。漏瑚、花御。無事で……何より♪」

 

 「何処をどう見て言っている…!」

 

 「それで済んだだけマシだろ」

 

 

 そう言いつつも悪びれた様子を一切見せずに、それどころか戯けたポーズを取る夏油に、漏瑚は更なる怒りを募らせる。

 

 

 「コレで分かったと思うけど、五条悟は然るべき時、然るべき場所、こちらのアドバンテージを確立したした上で封印に臨む。決行は十月三十一日渋谷。詳細は追って連絡するよ。良いね?真人」

 

 「異論無いよ。狡猾にいこう。呪いらしく、人間らしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 じゅじゅさんぽ

 

 

 「一、ニ、三、四!一、ニ、三、四!」

 

 「なにをしとる?」

 

 「ブラジル体操」

 

 「ボチボチあったまったかな〜」

 

 「そうだね」

 

 「ん?貴様ら何をするつもりだ?」

 

 「さぁ、サッカーしようぜ!漏瑚ボールな!」

 

 「グヒィ!?!?」

 

 「夏油君!」

 

 「シュート!!」

 

 「真人君!」

 

 「オーバーヘッド、シュートゥー!!」

 

 (コイツら、後で殺す!!)

 

 

 

 

 

 




 如何でしたかな?
 前書きで書き忘れましたが、お気に入り九十名様、U Aが九千を突破致しました!ハッピーウレピーよろぴくねー、ですマジ!
 もうちょっとでこの駄文もゆかりちゃんやきりたんが読み上げをしてくれると思うと心拍数がスゴイことになりそうです!

 あと投稿する直前まで花御漏瑚のシーン無かったんですけど、ザ・登山家みたいな服着てる夏油想像したら書きたくなっちゃって。

 感想や評価して下さるとモチベがゲヘヘなのでどうか宜しくお願い致します!

 それでは、また

禁断の質問!今んとここの小説、オモロイ?

  • オモロイ
  • オモンナイ
  • シーラネ
  • その他
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