呪霊操術はチート!異論は認めん!   作:蛇狐烏

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 挨拶のネタが思いつかねェ……蛇狐烏です。

 先日ついに禁断のアンケートをとってしまいました。後悔はしてますしいたたまれない気持ちにもなりましたが、反省はしてませんッ!
 
 長めではありますがそれでは、どうぞ


京都姉妹校交流会 (打ち合わせ)

 

 

 

 

 

 五条の漏瑚襲撃の翌日

 

 

 京都姉妹校交流会 両校学長打ち合わせ

 

 

 「夜蛾はまだかのぉ。老い先短い年寄りの時間は高くつくぞ」

 

 

 そうボヤくのは呪術高専の京都校学長であり、五条が嫌う上層部の一人、楽巌寺嘉伸。

 その禿げ上がった天を目指す頭部と伸び過ぎな眉と髭は妖怪だと言われた方が納得する見た目のこの翁は、その見た目に合わず持って生まれた術式は奏でた旋律を増幅し呪力として撃ち出すという物で、その為エレキギターを持ち歩いていたりする中々ロックな爺であったりするが、今は置いておこう。

 

 

 ともかく楽巌寺が夜蛾の到着を待っていると部屋の障子がガラッと開く。やっと来たかと思って見やれば、来たのは夜蛾ではなく五条。傲岸不遜な態度でソファに腰掛け夜蛾は暫く来ないことをサラッと伝え、どうせ答えないだろうと分かりながらも五条は楽巌寺に軽く問い詰めてみる。

 

 

 「その節はどーも」

 

 「はて。その節とは」

 

 「とぼけるなよジジィ。虎杖悠仁のことだ。保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」

 

 「やれやれ最近の若者は敬語もろくに使えんのか」

 

 「ハナから敬う気がねーんだよ。最近の老人は主語がデカくて参るよホント」

 

 「ちょっと、これは問題行動ですよ」

 

 

 そう最強に釘を刺すのは楽巌寺の付き添いで室内で待機していた呪術高専京都校二年の三輪霞。この界隈にしては珍しく一般の感性を持っているある意味ちょっとイかれている彼女は内心、生五条悟を見て興奮しきっているがそれを一切表に出していない演技力を持っている。

 

 基本はルールやら規則やらを破ると怖いのでしないが、五条に頼まれれば嫌々ながらもやってしまいそうなくらいには彼女に付けられた首輪は緩い。

 

 

 「然るべき所に報告させてもらいますからね」

 

 「ご自由に。こっちも長話する気は無いよ。昨晩未登録の特級呪術師二体に襲われた」

 

 「! それは災難じゃったの」

 

 「勘違いすんなよ。僕にとっては町でアンケート取られたくらいのハプニングさ。その呪霊達は意思疎通が図れたし、同等級の仲間まだいるだろう。敵さんだけじゃない。秤に乙骨、そっちの東堂にそこの三輪ちゃん。生徒のレベルも近年急激に上がってる」

 

 

 急に名前を呼ばれた三輪は少し照れ臭そうにしつつもそれ以上に複雑そうな顔をしている。

 

 そんな三輪を気にすることなく五条は話を続ける。

 

 

 「去年の夏油傑の一件、そして現れた宿儺の器」

 

 「何が言いたい」

 

 「分かんないか。アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めていた力の波が、もうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ。これからの世代は特級なんて物差しじゃ測れない。牙を剥くのが五条悟(ぼく)だけだと思ってんなら痛い目見るよおじいちゃん‼︎」

 

 「少しお喋りが過ぎるの」

 

 

 楽巌寺が威嚇すると五条もそろそろ話を切り上げたいのか、おー怖、と言って引き下がる。そして夜蛾は約二時間後来る事を伝えスタコラサッサと居なくなってしまった。

 

 楽巌寺も疲れたようで三輪にお茶の購入を依頼する。

 そして三輪もこれを好機と見たようで0.1秒で目的を忘れ五条の追跡を開始する。五条に頼むのはツーショットらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 同日

 

 

 真希にパシられた伏黒と釘崎は校内に数少ない自動販売機までジュースを買いに来ていた。

 

 

 「自販機もうちょい増やしてくんないかしら」

 

 「無理だろ。入れる業者も限られてるしな」

 

 

 伏黒の言う通り、入れる業者は基本一般業務もある窓だけであるため、態々山奥の高専に自販機を増やすのはあまり現実的ではないのである。

 

 

 

 

 その頃 二年ズ

 

 「あり?一年ズは?」

 

 「パシった」

 

 「大丈夫か?」

 

 「三歳児じゃねーんだ。お遣い位できんだろ」

 

 「いやそうじゃなくて」

 

 

 パンダが的外れな心配でもしているのかと思った真希はそれが杞憂であると伝えたが、パンダはハナからそれを伝えたいわけじゃないらしい。

 

 

 「今日だろ、京都校の学長来んの。交流会の打ち合わせ。特級案件に一年派遣の異常事態。悟とバチバチの上層部が仕組んだって話じゃん。京都の学長なんてモロその上層部だろ。鉢合わせでもしたらさァ」

 

  「標的(ターゲット)の虎杖は死んでんだ。恵達を今更どうこうするつもりもねぇだろ。京都のジジィだって表立って騒ぎは起こさねぇって」

 

 「教員は立場からあるけど生徒はそうでもないよな」

 

 「……、真依が来るのか!?」

 

 

 その予想を立てた瞬間、真希はいかにもメンドくせぇと言いたげな態度に変わる。次第に貧乏ゆすりも始め、落ち着きが失われ始めているようだ。

 

 

 「落ち着けって、憶測だよ。打ち合わせに生徒は関係ないからな。…でもアイツ好きじゃん?オマエ(・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び一年ズ

 

 

 「なんで東京(コッチ)いるんですか、禪院先輩」

 

 

 突然現れた京都校の学生、東堂と真依に気付き伏黒は疑問を投げかける。

 

 しかし真依はそれに答える気はないのか、呼び方の訂正を求める。

 

 「嫌だなあ伏黒君。それじゃあ真希と区別がつかないわ。そろそろ真依って呼んで」

 

 「コイツらが乙骨と三年の代打…ね」

 

 「アナタ達が心配で東堂さんに付いて来ちゃった。同級生が死んだんでしょう?辛かった?それともそうでもなかった?」

 

 「…何が言いたいんですか」

 

 

 意図が読めないのか伏黒が結論の提示を求める。

 

 

 「はっきり言いなさい。死んじゃった虎杖()君のこと、どう思ってたの?もしアナタがその子のこと、半分呪いの穢らわしい化物人外だとか思ってるんだとしたら、」

 

 

 真依が徐にリボルバーを抜き、伏黒に躊躇なく向ける。

 

 

 「今この場で殺してあげる

 

 

 その言葉と共に真依から一気に呪力がオーラの如く放たれる。伏黒と釘崎は無意識のうちに構えをとりそうになるほどその一瞬の威圧に戦慄する。

 

 しかし東堂には効かなかったようでマイペースなままだ。

 

 

 「…って冗談よ冗談♪伏黒君やお友達のアナタがそんな風に思う訳ないわよね。ごめんなさい」

 

 「真依、どうでもいい話を広げるな。俺はただコイツらが乙骨の代わり足りうるのか、それが知りたい」

 

 

 さっきまでが別人のように明るく振る舞う真依に対し釘崎はある種の恐怖を味わった。

 

そしてそれをどうでもいいと切って捨てた東堂は自分なりの為人診断を開始する。

 

 

 「伏黒…とか言ったか。どんな女がタイプだ」

 

 

 その問いに訊かれた伏黒だけでなく釘崎も脳内がハテナで埋まる。しかしお構いなしと言わんばかりに東堂は言葉を続け、何故か衣服を裂きだし、何故か構えをとって戦闘体制に入る。

 

 

 「返答次第では今ココで半殺しにして乙骨…最低でも三年は交流会に引っ張りだす」

 

 

 因みに、と東堂は続けて性癖を僅かな戸惑いなく手慣れた口調で晒す。

 

 

 「身長(タッパ)(ケツ)がデカい女がタイプです!!!」

 

 「なんで初対面のアンタと女の趣味を話さないといけないんですか」

 

 「そうよ。ムッツリにはハードル高いわよ」

 

 

 さらっと伏黒をムッツリに貶めた釘崎はしっかり伏黒にツッコまれ、伏黒は理解不能な事態の情報処理の手間が増えるとムカついている。

 

 

 「京都三年東堂葵。自己紹介終わり。これでお友達だな、早く答えろ男でもいいぞ」

 

 

 釘崎との初対面時並に簡素過ぎる自己紹介を終えたらしい東堂はジェンダーにとても配慮していることをアピールしつつ、自身の問いの効果を力説する。

 

 

 「性癖にはソイツの全てが反映される。女の趣味がつまらん奴はソイツ自身もつまらん!俺はつまらん男が大嫌いだ!交流会は血湧き肉躍る俺の魂の独壇場、最後の交流会で退屈なんてさせられたら何しでかすか分からんからな。俺なりの優しさだ。今なら半殺しで済む」

 

 

 問いかけの意味まで解説した東堂は再度質問を繰り返す。

 

 

 対して伏黒は丸腰の釘崎の事も考慮し揉め事は避けたいと判断。東堂のつまるつまらないの判断基準が不明過ぎることだけが不安材料ではあるが、何も起きないことを願いつつ自分なりの答えを模索し東堂にぶつけてみることにした。

 

 一人の義姉を思い浮かべながら。

 

 

 「別に好みとかありませんよ。その人に揺るがない人間性があれば、それ以上は何も求めません」

 

 

 その場にいた女性陣二名からは中々な高評価を貰ったその回答は、東堂にとってやっぱり、であったらしい。

 

 

 「退屈だよ、伏黒」

 

 

 その言葉と共に流した涙と哀しげな表情を見た伏黒は即席の防御体制に入る。そしてそれが功を奏し東堂のラリアットの直撃を防ぎ初撃での"半殺し"を避ける。

 

 それを見た釘崎が助けに入ろうとするがその手を真依が掴み静止する。

 

 

 「止めときなさい。二級術師として入学した伏黒君でさえああなのよ。アナタが行っても怪我人が増えるだけだわ」

 

 

 「でも」

 「大丈夫、東堂さん(あの人)ならソッチの二年が抑えてくれるから」

 

 

 

 

 

 

 「一目見た時から分かってた。あぁコイツは退屈だと。でも人を見た目だけで判断しちゃあいけないよな。だからわざわざ質問したのに、オマエは俺の優しさを踏みにじったんだ」

 

 「もしかして頭の中までパイナップルなのか?」

 

 

 ここで伏黒はその名前を聞いた時から引っかかっていた物に気づく。

 

 何を隠そう京都校の東堂葵といえば去年の新宿・京都百鬼夜行に現れた一級五体、特級一体をタイマンで祓ったと専らの噂なのだ。しかしこの男の最も恐ろしいのはそこではない。ここまでならばまだ信じられる話。驚くべきは、

 

 

 「アンタ術式使わないんだってな」

 

 「ん?あぁその噂はガセだ。特級相手には使ったぞ」

 

 

 呪術師の等級は特級を除き、同等級の呪霊を祓えて当然として振り分けられる。つまり一級術師の東堂は一級呪霊には対して使わずフィジカルと呪力強化だけで祓えるということなのだが、それが他の一気やに比べ異常なのである。

 

 

 「安心したよ‼︎」

 

 

 伏黒は東堂の異常さを確認すると式神を召喚する。

 

 呼び出す式神は蛙に翼が生えた『鵺』+『蝦蟇』の『不知井底(せいていしらず)』。伏黒は東堂をゴリゴリの近接タイプであるため、距離をとり拘束するためかな布陣にしたのだ。

 

 

 しかし相手は特級にやっと術式を使うような化け物。この程度では戦闘にすらさせてもらえない。

 

 東堂は先程とは比べものにならないようなスピードで伏黒の背後に回り込み伏黒に体も女の趣味も薄っぺらいと吐き捨て、バッククロージャーを叩き込む。

 

 伏黒は頭部から出血しつつもなんとか拘束を解き体制を立て直すがすぐさま東堂に頭を掴まれ建物の基礎の柱に叩きつけられる。

 

 

 東堂はそれで攻撃終了ではないと告げ、完全に失速した状態から柱を下から貫いていきとうとう上の舞台までブチ抜いた。

 

 

 

 「例に漏れず、退屈」

 

 

 一瞬東堂の気が緩んだ隙に先程の不知井底(せいていしらず)の舌による拘束を試みるものの一瞬で引き千切られ意味をなさない。

 

 

 「やる気がまるで感じられん」

 

 「…下手に出てりゃ偉そうに。そこまで言うなら、やってやるよ」

 

 

 伏黒が自身の術式の切り札を切ろうとしたところで、援軍が到着する。

 

 

 『動くな』

 

 「何やってんのー!」

 

 

 狗巻とパンダの連携でなんとか東堂に戦闘の継続を中断させることに成功し、安堵するパンダ達。

 

 

 「フゥ、ギリギリセーフ」

 

 「おかか!」

 

 「うんまぁアウトっちゃアウトか」

 

 「……久しぶりだなパンダ」

 

 「なんで交流会まで我慢できないかね。帰った帰った、大きい声出すぞいやーんって」

 

 「言われなくても帰る所だ。どうやら退屈し通しってワケでもなさそうだ」

 

 

 東堂は狗巻に介助されてる伏黒を見てそうパンダに伝える。

 

 ついでに乙骨も出るように言伝を頼んで。

 

 

 

 「それ夏服っスか?私も早く欲しいんスよ」

 

 「この時期に長袖パーカーは暑いでしょ…私この後東堂さんに連れてかれることになってるから洋服選び、付いて行けないわ。多分真希も付いてってはくれないでしょうし、ごめんなさいね。機会があればその時は一緒に行きましょう?」

 

 「あ良いっスねそれ!行きましょ行きましょ!」

 

 「随分ウチのパシリと仲良くしてんじゃん?真依」

 

 「あ、お姉ちゃ…ゲフンゲフンお、落ちこぼれ過ぎ、て気づかなかったわ真希…お姉ちゃん…」

 

 仲良く夏服談義をしていた所に伏黒の加勢に付いてきた真希が二人の会話に割って入る。その途端急に態度を頑張って変えている真依に釘崎だけが置いてけぼりにされてしまうが、なんとか食らいついていこうと先程言いそびれた質問を二人にする。

 

 

 「そういやさっき伏黒のやつが『禪院』って呼んでましたけど、もしかして二人って…」

 

 「ん?あぁそりゃ私ら“双子"だからな」

 

 「へぇー、真希さんって妹いたんですね!」

 

 「なんで私が妹だってバレてんのよ!?」

 

 「そりゃあ、なんとなく?自分で言っちゃてましたよ!

 

 「帰るぞ真依」

 

 

 険悪にはなりかけていた雰囲気も一瞬にして霧散し、東堂が戻ってきたことで完全に撤収ムードに入った。

 

 

 「楽しんでるようだな」

 

 「冗談…!……冗談」

 

 「嘘つけ。来る前はあんなにも嬉しそうだった癖に」

 

 「そ、それは高田ちゃんの個握があるからで、って違ぁう!」

 

 

 今ここに誰も傷つかないヤサシイセカイが生まれた。

 

 

 「乗り換えミスってもし会場に辿りつけなかったら俺()は何しでかすか分からんのだ。どうせ一緒に行くんだ付いてこい真依」

 

 「もうっ、これ以上お姉ちゃんの前で恥と暴露大会開くのやめて下さい!」

 

 

 その言葉が更にその大会を盛り上げていることには全く以って気付いた様子のない真依はクルっと翻し釘崎達に向かって

 

 

 「ア、アンタ達交流会はこんなもんじゃないんだからね!」

 

 

 とツンデレ(負け犬)定型文(遠吠え)の如く吠え散らかして東堂の背中を追いかけて行った。

 

 

 その後自販機でブツを入手してグラウンドに帰っていく釘崎は真希に東堂が居ない間に聞いた真希に呪力が一般人並みにしかないことの真偽を尋ねる。

 

 真希はそれが真実であると答えた。すると釘崎が何故呪術師に成ったのかと疑問を抱くと、真希はそれにも答える。

 

 

 「……真依の為だ」

 

 「え?」

 

 

 思いがけない返答に釘崎は思わず素っ頓狂な声を出す。

 

 

 「あと嫌がらせだよ。見下された私達が大物術師になってみろ。家の連中どんな面すっかな」

 

 

 照れ隠し紛れのある追加返答をしつつ、釘崎の脳が正常に動き始める前に完全に誤魔化そうとグラウンドに戻る催促をする。

 

 しかし釘崎には見抜かれてしまったようで、真希を尊敬している事を伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 里桜高校での事件後、吉野順平の自宅から実母 吉野凪の遺体と剥き出しの宿儺の指(副左腕小指)が見つかる

 

 宿儺の指に寄せられた呪霊に襲われたとみられる吉野凪の遺体は左腕のみを残し消失していた。

 

 現場には目視で確認可能な血痕は無く、吉野凪の遺体は冷凍室に入れられており一部のの食材はテーブルなどに放置されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 京都姉妹校交流会 当日 数時間前

 

 

 「七海、話って何?」

 

 

 五条さんが私に映画館の変死体事件から里桜高校での一件についての結果報告を個人的に聞きたいとおっしゃっていたので、ついでにと念の為五条さんにだけ言っておきたい案件も兼ねて報告しようと昨日連絡した。概要だけは軽く説明しておいたためか、いつものようなふざけた態度では無く、落ち着いた声で私に尋ねてくる。

 

 

 「えぇ、メールでも言いましたが今回の、少なくとも里桜高校には渡合さんが居た可能性が非常に高いです」

 

 「確定じゃないのは?」

 

 「本人は見てませんし残穢も確認出来ませんでした。しかしあそこには映画館の事件の首謀者の特級の呪霊の他に、万全な状態の私なら祓えたであろう特級呪霊が居ました」

 

 「なんで特級って言い切れる?お前でも祓えるんだろ?」

 

 

 この質問は最もだといえる。何故なら術師と呪霊の等級は同等級なら術師側は祓えて当然であるという実力によって分類された物だからだ。だから一級の私が確実に祓えるのなら相手は同じく一級であると伝えねばならないはずのところを私は敢えて"特級"と言ったのだ。だが、これにも勿論意味がある。

 

 

 「はい。ですがその呪霊は以前、特級に分類されたことがあるそうです」

 

 「あるそうです?なんでそこは言い切らない。ていうか前にもだって?いつ?玉藻前的なヤツ?」

 

 

 玉藻前。正式には化身玉藻前というその呪霊は現在確認されている十五体の特級呪霊の内の一体であるそれの名を五条さんが出したのは、その呪霊が前からずっと居たという推測の元でしょう。しかし呪霊の等級が再分類される場合、昇格はあっても降格は中々ない。

 

 

 「虎杖君によれば今年の六月下旬頃英集少年院にて、といえば分かりますよね」

 

 「いや、アレは恵が宿儺が祓ったって………ッ!そういうことか?」

 

 

 どうやら五条さんも同じ結論に辿り着いたようだ。それは先日虎杖君には言わなかった可能性。

 

 

 「交が絡んでるっていうのか。少年院も、今回も」

 

 「まだあくまで推察に過ぎませんが、そう考えても差し支えない状況になってきました」

 

 「マァジか。マズイな。上には言った?」

 

 「いえまだ。さっきも言いましたがあくまで推察の域を出ませんから。しかしこれ以上証拠になりうる決定的な情報が出てきてしまえば報告せざるを得ないでしょうね」

 

 「メンドくさいことしてくれるなぁ、交。あ、そうだ。吉野って子の家にあった指について悠仁に________」

 「言ってません。彼の場合不要な責任を感じるでしょう」

 

 「お前に任せて良かったよ」

 

 

 そういえば虎杖君も呼んだとか言ってましたっけね。この後は任務があるので交流会を見ている余裕はありませんが、五条さんの願う青春になると良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 どうでしたか?
 前書きで書き忘れましたが、評価を下さった方々有難う御座いました!他の方もホント何点でも良いので是非やってみてくださいねー。
 感想、評価、誤字報告引き続き宜しく頼みます。(モチベになります)

 それでは、また

禁断の質問!今んとここの小説、オモロイ?

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