マジンガーを作りたかっただけなんだゼェーーーット 作:753101938315
ともかくこれでアニメ企画編は終了して、次に取り掛かっていきたいです。
それではどうぞ。
「今更アニメがなくなるなんてなんなんだよ!こっちはそれを楽しみにして頑張ってんだぞ⁉︎」
激は机を拳でドンドンと叩きながら怒りをあらわにした。
リョースケはやれやれと思いつつも激の思いが理解できないというわけではなかった。
激は頬杖をついて深いため息をつくと
「もったいねぇな。マジンガーのスポンサーになればグッズが売れまくるってのに。」
と溢した。
だがリョースケは諦めろ言わんばかりに
「確かにそうだけど、まずスポンサーとなるための資金すら厳しいんだからしょうがないさ、万倉については諦めるしかないよ。」
と返した。
だが確かにここまで漕ぎ着けたと言うのにいきなり白紙に戻るというのは流石に酷な話だ。
しかしもう無くなってしまうと決まったわけではないと言うと激は驚いた顔でリョースケはの方を向いた。
「確かに、あそこはマジンガーのメインスポンサーとなるはずだった。
でも、他のスポンサーもまだいるし、新しく引き受けてくれる所があるならまだ希望はある。」
「それってほんとかよ。だとしたらお前の腕の見せ所だぜ、リョースケ!」
リョースケは笑顔でもちろんと答えて、ちゃっかり持ってきたらしい弁当を一緒に食べて会社に戻った。
昼休みの終わりが近づいてきたから急いで戻らないととのことらしい。
じゃあなんでわざわざきたんだよと聞くと久々に激ちゃんと学生の頃みたいに話しながら昼飯を食ってみたかったとのことだ。
「激ちゃんの方も、漫画頑張れよ。じゃあね。」
なんて台詞を吐いて帰っていった。
激もマジンガーZの1話目の原稿は終わっていたので、読み切りに取り掛かることにしたが激の心の中はモヤのようなものがグルグルと渦巻いていた。
そして昼休みを終えたリョースケはなんとも言えない不安を抱えつつ、自分の上司である有馬と共にタクシーで新たなスポンサー候補の元へと向かっていた。
「しっかし、長井先生も漫画の連載が決まった直後にアニメのメインスポンサーがスポンサーを降りるって言われるとは運がいいのか、悪いのか...」
「だとしたら確実に後者でしょうね。本人も悔しがってましたよ。」
などと激について話をしているとリョースケは気になった事を質問してきた。
「ところで、今回交渉に行く会社ですが。何故POPPYにしたんですか?玩具関係なら万代の方がいいと思うんですが。」
その質問に有馬はんー、と頭を掻きながら答えた。
「俺たちがこれから向かう、POPPYって会社は万代の子会社なんだよ。元々万代の方に行こうとしたんだけど、キャラ物はまるっきりPOPPYの方に任せているらしくて、グッズが作れないときた。だからキャラ物のグッズを作れる子会社のPOPPYの方に行こうってなったわけなんだよ。」
いくら玩具会社に疎いリョースケでもPOPPYの名は最近よく聞く、しかしそれぐらいにしか思っていなかった。
そして有馬は続けた。
「POPPYは最近、女の子向けのアニメの変身アイテムの販売で売り上げを上げていったらしくてね。光ったり、キャラクターの声が収録されてるとかでクオリティが高いと何かと話題になってるんだよ。まぁ、これもネットで調べた事だけどね。」
ほぉーそうなんですか、とリョースケが無難な返事をすると目的地に到着したらしく。2人はタクシーから降りた。
建物自体は近くにある万代の本社には及ばないものの会社としては中々立派な建物であった。
(やっぱりキャラクターのグッズを作ってるからか子会社といえど大きい会社って感じがするな。問題はスポンサー引き受けてくれるかどうか...)
そう思いつつリョースケと有馬は建物の中に入っていった。
その後、待合室に案内され、数分すると2人の男たちが入室してきた。
おそらくそれなりの地位にいる人物だろう、明らかにただものでは無い雰囲気がある。
有馬とリョースケは立ち上がり早速名刺交換をした。
「どうも、西映動画の有馬と」
「リョースケです。本日はお時間をとっていただき誠にありがとうございます。」
男2人はどうも、と名刺を受け取るとそれぞれの名刺入れから自分の名刺を取り出した。
「POPPYの常務、椙村です。」
「同じく、専務の守山です。」
そして全員が椅子に座り、早速スポンサーについての話し合いが進められることとなった。
「ーーと言うわけでして、是非御社にスポンサーになって頂きたく...」
と有馬がマジンガーについてある程度話をしたものの、やはりPOPPY側の反応は少し渋いものであった。
「あー、ロボットものかぁ〜...ウチが最近売り上げ伸ばしてる商品って知ってるかい?」
と椙村は2人に質問を投げかけた。
「えっと、確か女の子向けのアニメの変身アイテム、でしたっけ。」
とリョースケが答えると椙村は相槌をした。
「他の会社のやつも良かったんだが何せ音は鳴るががあまり光らないし、ダメだと思ってね。それで賭けになるがやってみたんだ。そしたら大ヒット!まだまだ売れそうなくらいだ。」
と椙村が意気揚々と言うとそれにあやかるように守山が
「椙村クンの勘は当たるからね。これまでもよくあたってきた訳だし。」
と言った。
「正直、ロボットものなんてあんまり売れなさそうだし、興味もないがオタク、西映の子会社だったよな?西映さんには義理もあるし、ちょっとだけお付き合いしとこうか?」
それを聞いた有馬は
「ハイ、是非よろしくお願いします。」
と返したが内心、リョースケと同じようにへたりこむような安堵感が湧き上がっていた。
だが
「しかし、ほんの少ししか付き合わないぞ!長くて3ヶ月くらいだ。それ以上はこちらで面倒はみないから別のスポンサーを探してくれよ!」
と椙村は釘を刺すように言った。
更にトドメに椙村は
「オモチャなんか作らんからな!?」
と言い放った。
しかし、3ヶ月もの間スポンサーをしてもらえるという事に既にある程度の満足をしていた2人は。
それで結構ですと返すのであった。
この後に起こる出来事は長井激ただ1人を除いて、全く予想のつかない事になるとも知らずに。
いや〜、疲れましたね。
とりあえずアニメ企画編はこれで完結して、次から漫画連載編をやっていきたいと思っています。この後のアニメ関係はアニメ制作編とか放送編とかのタイトルでやっていくので良いタイトルとかあったら教えてください。
ここからまだまだやっていくのでどうぞお楽しみに。
それでは753101938315でした。