マジンガーを作りたかっただけなんだゼェーーーット 作:753101938315
なんというか話の進み具合が真マジンガーの話のスピードなみに遅いです。
そんな作品でも読んでくれる方々には本当に頭が上がりません。
それではどうぞ。
次の日の朝、激は急に目が覚めた。
アラームを7時半に設定しておいた筈だが、本人はそれで起きたというわけではなさそうだ。
充電器に繋いだままいつの間にか床に落ちていたケータイを拾って時刻を確認してみると、06:37と表示されていた。
ふと、二度寝しようかと考えたものの本来自分が寝ているであろう場所を占領している人物のことが頭の中に浮かぶと眠気はすぐに吹き飛んでしまった。
ケータイのアラームを解除して、新しい服に着替えた激はコップに水を注いで、一気に飲み干した。
カラカラになっていた口や喉に水が染み渡っていく。
この行動が示す通り、朝一番に飲む物は水が1番だなと激は常々考えている。
そんな事は置いておいて、もう一杯水を飲んだ激はテーブルにコップを置いて、まだ寝息をたてているであろう天下のアイドル様を起こす事にした。
ドアをそっと開けて、こっそりと寝室に侵入する。
呑気にすやすやと眠っているのは俺とは一生縁がない、というかないままであってほしかった女--星野アイだ。
つくづくコイツには危機管理能力というものが欠けているのではないかと感じつつ、内心激はこう思っていた。
(コイツと久々に会ってからまだ1日も経っていないんだなぁ...)
そんな会って直ぐの男の家に泊まり込むとはと、ある意味そのアイの行動力に関心しつつもユサユサ揺すって起こす事にした。
「おーい、さっさと起きろこのグータラアイドル。朝メシぐらいなら作ってやるからほら、さっさと起きろ。」
なんてやってもアイは全く起きる気配はない。
万人が可愛いと認める顔をこんなに無防備に晒していいものか、と考えたら急にドキッときてしまったので激は頭をブンブンと振って自分を落ち着かせた。
そんな事をしていたらいつの間にか起きたらしく、瞼を手で擦りながらアイはムクリと起き上がった。
寝起きでまだ意識がハッキリとしていないのか、ボーッとした顔で激の方を向いた。
「激ちゃ〜ん。オハヨ〜。」
なんてスローペースな挨拶をしてくるアイに対して、激は
(コイツの太々しさはある意味で尊敬に値するな。)
と考えながら台所に移動した。
そして、冷蔵庫の中を開いてはみたが案の定と言うべきかものの見事に朝のおかずになりそうなものが何もない。
悩んだ激はあり合わせのものでなんとか作ろうと考えた。
「あるのは、まず食パンが4枚でこれで主食は大丈夫だが、昨日は買い出しにすら行けなかったからな。何かいいアイディアは....」
と、考えた末に激が出した結論は
「よし!ともかく、形になりさえすればいいんだ!キャベツとか冷凍のハンバーグとかはあるしケチャップとかでハンバーガーにしちまえばなんとかなるかも。」
とのアイディアであった。
そう考えるとすぐさま激は調理に取り掛かった。
まず全ての食パンの耳を切って、白い部分だけにする。
その後、キャベツを千切りにして、その間にハンバーグを解凍する。
解凍し終わると食パンにハンバーグをのせて、ケチャップを塗り広げる。
ハンバーグの上にキャベツをのせて、お好みでスライスチーズを食パンとキャベツの間に挟んだらあっという間に完成した。
皿にのっけて、テーブルに出した後コーヒーを淹れると顔を洗い終わった所でアイが丁度やってきた。
「激ちゃん、私お腹すいちゃってさ。あっ、作っておいてくれたんだ。ありがとね!激ちゃん!」
と調子のいい事を言いながら椅子に座ってバクバクと食べているが嫌な顔をしないあたり、不味くはないと思った激も食べる事にした。
そして2人は数分ほどで完食した。
ケチャップをもう少し多めにしてもいいかな、というのが食べ終わった激の感想である。
なんとなくで挟んでみたチェダーチーズが思いの外いい味を出しており今度からはもう少しこだわってみるかと考えているとマグカップをテーブルに置いたアイがスマホを弄りながらこんな提案をしてきた。
「激ちゃんさ、私と連絡先交換しようよ。これからも付き合い続けていきたいしさ。」
うんまぁ、これは流石の激も予想外だったらしくピシッと石化したような音が鳴った気もしたがゆっくりと深呼吸をすると
「....なんでそんな危ない橋渡ってまでお前と付き合いを続けなくちゃならねぇんだよ!こっちはもう、お前とこうして会ったりするのも嫌なんだが。」
と怒りと質問を同時に投げかけた。
だがアイは余裕ある笑みを崩さずにこう言い返した。
「でもさぁ、わたしと付き合い続けたら色んなこと得すると思うよ。コネクションとか作れるし、実際激ちゃんの漫画が有名になったのって私のおかげでもあるし、何より私はさ--」
と、言葉を一瞬止めると顔を激に寄せて小さな声でこう言った。
「-激ちゃんの事、愛してるよ。」
激は背中に風が突き抜けるようにゾクゾクした感覚が走ったが、なんとなくでアイの嘘を見抜いてきた激はそれが確実に嘘ではないとわかった。
アイの初めての心からの愛しているという言葉を受けとるのが本当に俺でいいのかという事が頭に浮かんでくる。
面接とかで緊張して、全く別の事を頭の中で考えるのと似たような感覚だ。
そして、どんな言葉を返そうかと悩んでいると。
激が救われることとなる。
『♪♪〜〜♪~♪〜』
とアイの携帯から着信音が鳴ってきたのだ。
すぐさまアイは電話に出ると携帯からはおそらく事務所の人であろう、男の声が聞こえてきた。
『アイ!お前一体全体どこにいるんだ!?昨日、仕事についての電話かけても全く出ないから心配したんだぞ。全くお前は---』
とかなりお怒りのようだ。
そりぁ、金の卵のアイドルが一晩中どこに居るかわからないなんて俺でも怖いと思うからそれなりに心配していたんだろう。
しかし、コイツなんの連絡もしないでそのまま俺の家に泊まりにきたのか。
と激が内心色々考えている間に電話が終わったらしくアイはすぐに帰るそうな。
「あっ、でもラインぐらいは交換しようよ。」
というアイの発言によって結局、交換させられるハメになったが、もう吹っ切れた激は結局了承したのであった。
「それじゃあ、またね激ちゃん。今度また遊びに来るから。」
とドアから手を離してクルリと背を向けて歩き出したアイに激は驚かせるつもりでこう言った。
「おーい!アイ!」
そうしてアイは振り向いて激の方を向く。
「俺も、まぁあんまり言いたかないが。お前のこと---
その言葉にアイは嬉しさ全開の笑みをして、走り去っていった。
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そして、事務所に戻ってきたアイは社長からのお叱りと仲間からの心配を受けると、新しくきた仕事の内容について質問した。
「お前、まだ知らないのか。何のためにお前に何回も電話かけたと思ってるんだ。」
と斉藤が呆れたような声を出すと何枚かの書類をファイルから取り出して、アイに渡した。
「いや、ダメ元で交渉してみたら。向こうも丁度考えてたみたいだからな。これならインパクトもあるし、今のお前にもピッタリだろその仕事。」
そんなことを聞き流しながらアイはとある文字を見て度肝を抜かれそうになり、同時にしてやったりという顔になっていた。
その紙に書いてあったものとは
『弓さやか役/星野アイ』
の文字と
『ED 強き者よ
アーティスト:B小町
作詞:-」
であった。
その頃、激は謎の寒気に襲われていたそうな。
ちょっと最後の方にやっちゃったなー。って感じです。
ぶっちゃけ芸能界のこととかよくわかんないし、感想間違って同じような内容のやつ2つも送るなんて恥ずかしいミスはするしで中々苦しくなってくる今日この頃です。
実を言うと最近英検だったり、文化祭とかで小説に時間を使いにくかった、あんまり内容に納得のいくものが出来なかったというのが本音です。
こんな作者ですが、作品を読んでみて感想をくださると作品の励みになるので是非お願いします。
それでは753101938315でした。