マジンガーを作りたかっただけなんだゼェーーーット   作:753101938315

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日間ランキング8位とか出てきてリアルで変な声出しちゃいました。
恥ずかしいながらも一応後編です。
それではどうぞ。


幕間、出版社の人達の反応 後編

長井はついに怒りが爆発したのか乱暴な口調で言ってのけた。

「なんでですか!たしかにロボットアニメとかはもう暫く出ていないし、アニメ化に反対なのはまだしも漫画の連載にも反対だなんてそれじゃあ今の勢いに乗れないしそもそもこんな場を設けた意味がないんですよ!」

 

 

 

 

過激さんが怒った勢いに驚きつつも中森がなんだとぉと怒ったように言い返してきた。

 

 

 

「今の長井激にはそんなもんは期待しちゃいねぇんだ。お前に期待されてるのはギャグ系の作品なんだよ!それは全国のJAMPの読者が求めてるものなんだ。ケンカするようなバトルものは俺が担当してる奴らや他の漫画家にでも描かせればいいんだ!」

 

 

それに対しては長井激も負けてはいない。

椅子からガタリ、と音がするぐらい勢いよく立ち上がると

「何言ってんだ!いくら人気があるからってそれだけ描いて売れるなんて出来るわけないだろ。ただでさえ俺はJAMPで連載やった試しがないんだ。これがダメならいつやらせてくれるってんだ!」

と言い返した。

 

 

 

「お、おい中森やめんか。長井先生も落ち着いてください。一度、冷静になって。」

中曽根のその一言で冷静になった2人は気まずくなったのを察したのか編集長の短根は今日はとりあえずお開きにしようということで皆解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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長井は過激を家の近くまで送っていると

「ごめんね、激ちゃん。まさかあんなにボロクソに言われるなんて、私自身予想もしてなかったわ。」

と過激がため息をつきながら謝罪してきた、すると長井は

「謝らなくて良いですよ、過激さん。そもそも今回はいきなりの提案だったんですから。貴女に非はありませんよ。それに、まだマジンガーZのアニメだって決まったわけではないんですからまだ時間はありますよ。」

と過激を励ますとこれからどうするかを話し合うことにした。

 

「まず、私は明日にもう一回編集長と2人で話し合ってみるわ。激ちゃんはアニメの方をどうにかする事だけを考えて。大丈夫よ、私こう見えてもそういうの得意なんだから。」

 

 

あいも変わらず凄いなぁと感心すると長井はアニメについて過激とある程度話し合いながら過激を家に送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の近くに来て車から降りると過激は

「激ちゃんはまだ若いんだから、まだそんなに不安そうな顔しなくても大丈夫よ。それに、編集長とかにたいして無茶を通そうとするのは本来私たちの仕事なんだからさ、任しといてよ。だからオヌシも程々にな。」

そう言って過激は長井の頭をポンポンと叩くとそれじゃあね、と家に帰っていった。

 

 

 

 

無意識のうちにそんな顔をしていたのかと恥ずかしく思いながらも長井は自分の家に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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翌日、過激は長井から預かった資料と共に編集長と1対1で話し合おうとしていた。

 

過激がいくらアニメだけでもいいから許可を出してくれと言っても編集長はそれはできないの一点張りで話はなかなか進まなかった。

 

 

過激は内心ストレスがたまりつつも少し脅しに近いが最後の手段を使うことにした。

 

 

「.....いいんですか。」

と過激は小さな声でつぶやいた。

 

「いいのか、って一体何がだい?」

短根がそう質問すると過激は水を得た魚のように凄い勢いで捲し立てた。

 

 

「考えてもみてくだい。この長井先生の新しいアイディアはそれこそネットで話題になるほどの影響があるし、何よりこれを他の雑誌に持っていかれれば損をするのはこちら側です!それに今までだって長井先生本人が連載したい作品を何回も読み切りにしてくれと言ったのは編集長じゃないですか。それが思いのほか読者にウケた〜なんてことが今までに何回あったと思います?何回も長井先生はJAMPの提案を受け入れてくれたのに、長井先生のたった一回の頼みが聞けないっていうんですか!」

 

 

 

 

うぐっ、と短根が困ったような顔をすると過激はもう一押しと言わんばかりにこんなことを言った。

「仮にヒットしなかったとしてもマジンガーZを掲載させたというのはある意味この雑誌のステータスの一つになるんですよ。同じように巨大ロボットものが流行ったりしても、元ネタのマジンガーZを載せたのはウチのJAMPだなんてアドバンテージが取れるというのににまだ悩んでいるんですか、編集長⁉︎」

 

 

 

 

 

短根は混乱したかのように呻き声をあげて頭を掻くとゆっくりと口を開いた。

「わかった、わかった。連載はまだしないが人気が出たら考えはする。ただし、それで人気が出なかったらもうJAMPはロボット作品とかはやらないからな。それに、長井先生にも新しいギャグ漫画を描いてもらう。それを呑んでくれるなら許可を出そう。」

そう言って短根は取り出したハンカチで額の汗を拭うとドッと疲れがきたのか深いため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

過激はなんだか興奮を抑えながらも部屋から退出し、人目も憚らずに激に電話をかけた。

 

 

 

何回かコール音がした後にまだ少し寝ぼけた声の長井が電話に出た。

『あー、過激さんですか。どうしたんですかこんな朝早くから。』

 

 

過激はその呑気すぎる声に少し呆れたが少し興奮した声でマジンガーZのアニメの許可が出たことを伝えた。

 

 

『は?えって、え、マジですか?ほんとにマジンガーの許可出たんですか。編集長から。』

 

 

 

過激は少し笑いながら

「えぇ、マジもマジ大真面目よ。ちょっと脅しみたいになったけどなんとか編集長の方が折れてくれたわ。もしもダメだったら新しいギャグ漫画を描けとか言ってきてるけど。」

 

 

 

過激は長井のヨッシャアという声と共におそらく転んだであろう、ガタンという音を聴くと

「もう、ちゃんと気をつけてね、マジンガーZ頑張って。」

と励ましの言葉を送り、電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその頃長井激はベッドから落ちた後で体が痛くなりながらもなんとか許可が出た喜びを噛み締めるのであった。

 




いやー、なんとか日付の変わる前に投稿できました。
マジで日間ランキング載ってたのはびっくりしました。推しの子のキャラとか全然出してないのに。
一応幕間としてはこれでおしまいです。いきなりこんな話を入れて申し訳ありませんでした。
それでは753101938315でした。
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