マジンガーを作りたかっただけなんだゼェーーーット 作:753101938315
それではどうぞ。
「えっえぇー!良いんですかそんな⁉︎」
長井激は椅子に座りながらも腰を抜かしそうになるとリョースケも驚いたようで目をパチパチさせている。
「これは売れると思いますよ。設定やデザイン自体もしっかりしているし何より巨大なロボットというのがイイ!一度コレを持って帰ってみてもいいですか?」
正直激にとっては嬉しい誤算だった。
これ程気に入られるとは思わずに頬が緩みそうになったが一度冷静になる。
(いや、落ち着け俺。ここで喜んでもまだアニメ化が決定したわけじゃないんだ。なんとかリョースケにも協力を仰がないとな。)
「それはよかったです。ところでリョースケはどう思う、正直な感想を聞かせてほしー「いや、いいじゃないかな、激ちゃん。俺もイケると思う。」
リョースケの眼は既に本気の眼であった。その真面目な瞳の中には熱い炎が感じ取れるようだった。
正直鬼気迫るようなナニカを感じたものの長井激は
「わかりました。資料はコピーがあるのでご自由にお持ち帰りください。許可などは既に出版社からとってあります。」
そう返すとスクッと立ち上がり深々と頭を下げた。
「どうか、どうかマジンガーZを宜しくお願いします。」
そうして今回の打ち合わせは終了した、企画が通るかどうかはまた後日連絡してくれるそうだ。
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一週間後自分の家でコミケ用の原稿を描いていた(生活が苦しくなってきたので自分の作品の同人誌をイヤイヤ描いている)長井激は最近眠れむ夜を過ごしていた。
(まだ一週間か。はやく連絡が来てくれないもんかな..まぁ、悩んでもしょうがないけどもさ。)
ペン入れが終わりひと段落するとピンポーンとインターホンの音がする。
どうやら誰か来たらしい。通話ボタンを押してはーいと返す。
『すみません。私は西映の有馬兼一と申します。長井激先生はご在宅でしょうか。』
ついに来たか!長井激はそう覚悟を決めた。
「あぁ、有馬さんでしたか。はい、俺です。長井激です。
7階なのでエレベーターを使って上がってきてください。お茶とか用意するので。」
などと軽く挨拶をして通話を切ると。急いで湯を沸かしたり原稿を片付けたりお茶菓子を用意するなどをしていると部屋に着いたらしくまたインターホンが鳴った。
「こんにちは有馬さん、いやーお待ちしてましたよ。ささ、どうぞ上がってください。」
封筒を持った有馬さんは少しやつれた俺をみると大丈夫ですかと心配してくれたが、ちょっと色々立て込んでいると言うとそうですかと納得してくれた。
「すみません、こんな急にお邪魔しちゃって。はやく先生にお伝えしたかったものですから。」
心臓がドクンと大きな鼓動をたてたのが感じ取れた
こんなに緊張したのはいつぶりだと考えるがゆっくり深呼吸をして取り敢えず落ち着かせる。
2人で向かい合うようにして椅子に座ると有馬はいきなり本題に踏み込んできた。
「あのう、長井先生マジンガーZのアニメの件ですが実は...」
勿体ぶるような口調に長井激は不安を覚えるが次の一言でそれ以上の衝撃をもたらされることになる。
「決定です!マジンガーZのアニメ化ほぼ決定しました。」
オォー!!と長井激は大声を上げて立ち上がり。ガッツポーズをする。
だがしかし、激はそこでハッと気づいた、そう有馬の言葉の後半のところだ。
(有馬さんはただの決定ではなく"ほぼ"決定と言っていた。つまりアニメ化になんらかの条件があるのかもしれない。)
「有馬さん、ほぼ、とついているということは何か条件付きということではないですか?」
激の言葉に有馬は頭を掻きながらうーんと唸るとポツリと話し始めた。
「はい、長井先生の言う通りアニメ化するにあたってスポンサーの方から条件がありまして。マジンガーZをJAMPなどの少年や子供向けの雑誌で連載してほしいとの要望がありまして。」
激の様子を伺うように答えると激はため息をついた。
(やっぱりそうか。やけにアッサリアニメ化が決まるもんだからカマかけてみたら予想通りだ。しかも連載ときた。こりゃ厳しくなるぞ。)
元々JAMPの編集長を脅しに近い形で無理矢理納得させてなんとかアニメ化までやってきたのだ。さらに連載をさせてくれなど流石の激もわがまま過ぎるという考えが浮かんでくる。
過激さんにまた迷惑かけそうだな。
長井激はそう考えるとさらに深いため息をついた。
なんとか投稿しました。文字数の割に考えていたよりも話が進みません。こんな風にゆっくりとしたペースでやっていくのでこれからもよろしくお願いします。
それでは753101938315でした。
どちらのルートが良いか
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星野アイ×長井激
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過激さん×長井激