JOJO「笑う男」   作:ゼブラーの野郎

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喜劇

 ――『エイジャの赤石』を巡る戦いから一年――

 

 

スージーQ「あァ~ンッ。待ってよォ~JOJOォ~ッ」

 

ジョセフ「遅いぜッスージーQ!そんな歩きづれェー靴履いてっからすっとろいのよォーッ」

 

 

 

 『柱の男達』との戦いに勝利し、人知れず世界を救った男・・・ジョセフ・ジョースター。

 

 彼は今、妻であるスージーQと共に、アメリカのとある都市に来ていた。

 

 結婚から一年・・・・・・二人は、ようやく身の回りが落ち着いたので、小旅行に出ていたのだった・・・

 

 

 

スージーQ「ンもうッ!イジワル!自分ばっかりスタスタ先行っちゃうんだもの。グスン」

 

ジョセフ「ケッ、てめーが歩くの遅い理由を俺のせいにするんじゃあねーぜ。ったく、ホレ」スッ

 

スージーQ「えッ・・・」

 

ジョセフ「はよ腕を組めッ。こうすりゃあよォ~、イヤでも『歩調は合う』だろうぜ」

 

スージーQ「JOJOッ・・・/// うん!」ダキッ

 

ジョセフ「まったくよーッ、世話のかかる女房だぜ」ケケケ

 

スージーQ「あら、あなたの大怪我を世話してあげたのは誰だったかしら?」

 

ジョセフ「うッ!・・・ふてぇ奴だなッコラ!」

 

スージーQ「ウフフ☆」イェイッ

 

ジョセフ「・・・ッへへ」

 

 

 

 ――とあるレストラン・・・

 

 <♪~

 

 \カチャカチャ/ \ペチャクチャペチャクチャ/ \オシャベリオシャベリ/

 

 

ジョセフ「うンまァ~~~いッ!」オォーンッ!

 

 

スージーQ「ちょっとJOJOッ!大声張り上げないでよ!はしたないッ!」

 

ジョセフ「そうは言ってもよォ~ッ、めちゃんこうめェーぜここの飯ィィーッ。このパスタなんかピリリと辛くってグーよグーッ!また一口、もう一口とつい食べちまうぜーッ」ズビッズビッズビズビッ ズバッ

 

 <ザワザワ・・・ <ヒソヒソ・・・ <イナカモン・・・

 

スージーQ「ほらァ~、みんな見てるわ。白い目で見られてるゥーッ・・・周りはみーんなお金持ちなんだから、品性を疑われてるわ。ヨソ者丸出しってカンジ・・・」

 

ジョセフ「んなくだらねーこと言ってねーでオメーも食ってみろよスージーQ!食べたらわかるこのウマさッ!早くくわねーと冷めちまうぜ」

 

スージーQ「いくら美味しいからってそんな騒ぐほど――」ング

 

スージーQ「うンまァ~~~~~いッッ!」ホンマヤッ!

 

 <ビクゥッ! <ザワザワ・・・

 

スージーQ「弾力のあるパスタに絡んだソースが絶妙ッ!主張の強い味付けなのにクドすぎない濃さ!一度食べたらクセになるわーコレッ!ゆで加減も抜群で歯ごたえイイわッ!」

 

ジョセフ「なーッ!?なーッ!?オメーもそー思うよなァーッ!やっぱりそー思うよなァーッ!」ナハハーッ

 

スージーQ「ウンッ!こんな美味しいレストランにつれてきてくれてありがとうJOJOッ!世界一のダンナさんッ!」ウキャキャーッ

 

 <・・・・・・ <・・・・・・

 

 客A「おォいウェイター!ウェイターッ!私にもあそこのテーブルと同じパスタを持ってきてくれ!」

 

 客B「こっちもだ!頼むッ!」

 

 客C「私にもちょうだいッ!ちょうだいッ!」

 

 

スージーQ「それにしてもJOJO・・・よくこんな高級レストランの予約が取れたわね。お金は大丈夫なの?・・・イヤよ、私お会計の時に逃げるなんて」

 

ジョセフ「てめー俺を何だと思ってんだコラ。金ならあるぜッ。お前が心配するこたぁーねーぜ。ホレ、この『オリーブオイル』をかけるとよー、また味が違ってうンまいぜッ」

 

スージーQ「でも・・・」

 

ジョセフ「『柱の男』どもとの戦いからこっち、激務の連続だったからな。結婚してからも俺の死亡届の取り下げだとか色々と忙しかったから、休む暇もなかっただろ」

 

ジョセフ「この旅はようやく夫婦水入らずの旅行だ。ちょっとくらいゼータクしなくっちゃあ割に合わねーぜ。だからこの旅の間は金のことだとか家のことだとか、なんにも心配せずに楽しもーぜ」ニッ

 

スージーQ「・・・そうね。わかったわ。ありがとうJOJO。スイませェ~んッ、ワイン追加していいですかァ~ッ?」

 

ジョセフ「てッ、てめーッ!なんてェヤローだコノヤロッ!」

 

スージーQ「ウフッ☆いいじゃなァ~いッ、せっかくの夫婦水入らずナ・ン・ダ・カ・ラ♪」

 

ジョセフ「ちぇっ、チョーシのいい女だぜッ」

 

 スージーQ(フフッ、今日はJOJOと二人っきり♪いーっぱい甘えちゃうンだからッ)ウププ

 

 

スモーキー「あァ~ッ、いたいたッ!おぉーいJOJOぉ~ッ!お待たせぇ~ッ」ブンブン

 

エリナ「遅れてごめんなさいJOJO。ちょいと道が込んでてね」

 

 スージーQ「ゲッ!?」

 

ジョセフ「よォ~ッ、エリナばあちゃん!スモーキー!来ないのかと思って心配したぜ~。ホレッ、隣にイス持ってきたぜ」ガタガタ

 

スモーキー「スージーQさんも、ドーモッ。今日はお邪魔させてもらいます」ペコ

 

エリナ「すまないね。せっかくの旅行に同伴させてもらって」

 

スージーQ「え・・・えぇ・・・も、もちろん構いませんですわ。お、オホホホホ」

 

 

 スージーQ「JOJO、どういうことなの。どうしてエリナさんとスモーキーさんがこの街にいるの?旅行に同伴ってどういうこと?」ヒソヒソ

 

 ジョセフ「あン?そりゃおめェ~ッ、エリナばあちゃんが旅費を出してくれるっていうから誘ったんだ。スモーキーも一緒になーッ。ここの料金だってエリナばあちゃんが出してくれたんだぜ」

 

 スージーQ「・・・JOJO・・・あんなキップのいいこと言ってたのはそういうワケだったのね・・・」

 

 ジョセフ「エリナばあちゃんが金を出してくれなきゃ、こんな高級レストランに来ねーぜッ。ちなみにこの後の旅路も四人一緒の予定だ」

 

 スージーQ「が~~~んッ・・・・・・二人っきりなんて夢のまた夢ね・・・トホホ・・・(まあ、二人ともいい人で大好きだからイイケド・・・イイケドさァーッ・・・ぐすん)」

 

 

スモーキー「いやァ~こんなトコに来れるなんて夢みたいだなァ~ッ。この街って、アメリカ国内でも有数の経済都市なんだろ?」

 

ジョセフ「おうよ、観光ガイドでも評判だったからよォ~ッ、いっぺん行ってみよーと思ったのよ~」

 

エリナ「しかしJOJO・・・聞くところによると、この街は犯罪率の高さでも有名よ。夜道には気をつけなさい」

 

スージーQ「えェッ!?そうなのッ!?JOJOォ・・・そんな危ない街だなんて、大丈夫なのかしら」

 

ジョセフ「心配するこたぁねーぜッ。おめーもこの旅で気に入るかもしれねーぜ」

 

 

ジョセフ「この街・・・『ゴッサムシティ』をな」

 

 

 

 扉<ガチャッ・・・ ギィィーッ・・・

 

受付「いらっしゃいませお客様。ご予約のお名前は?」

 

 「・・・名前?あぁ・・・なんだっけか、俺の名前・・・・・・『N』!そう『N』だよ」

 

受付「N・・・N・・・・・・エート・・・すみませェん、Nに続く名前は?」

 

 「そりゃ決まってんだろ」スッ・・・

 

 

   > BLAM! <

 

 

受付「ッ!?」

 

 ドザッ・・・

 

 

ジョーカー「『NAMELESS(名無し)』さ」

 

 

ジョセフ「!」ガタッ

 

スージーQ「な、何ッ!?銃声!?」

 

 

 強盗達<ドタバタドタバタ!

 

スモーキー「ご、強盗だッ!ピエロのマスクをした男達が何人も店に押し入ってきたぞォーッ!」

 

  客A「お、おい!あいつら銃を持ってるぞッ!」

 

    客B「人が撃たれたッ!店の中で人が撃たれたぞォォーッ!」

 

 客C「ウェイターッ!これは一体何なんだァーッ!店の余興じゃあないならとっとと始末しろォーッ!」

 

 

ジョーカー「ボウヤたち、イイ子だからおくちにチャックしな」

 

 \BLAM!/

 

 客A「ッ!」ビグゥッ!

 

 客B「ッ・・・」ゴクリ

 

 

客D「き、貴様ァーッ!この私をだれだと思っているッ!私は三つの銀行の株主で――」

 

 BANG!>

 

客D「――ガッ・・・ブゲッ・・・・・・」ドサッ

 

ジョーカー「黙れって言ったのがわかんなかったか?耳に小銭でも詰まってんじゃねぇのか?」

 

 

 客C「こ、こいつらッ・・・躊躇なく引き金を引きやがるッ!」

 

 客E「逆らっちゃあマズイッ・・・何をしでかすか分からんやつが一番恐ろしいんだッ・・・」ガタガタ

 

ジョーカー「ビビるこたぁないさ。なにも暴力を振るいたいんじゃない。ここのところ景気が悪くてよぉ、ちょいと皆さんのポケットマネーからカンパしてもらおうってだけのハナシさ」

 

 スージーQ「ジョ・・・JOJO・・・どうしましょう・・・」ブルブル

 

 ジョセフ「・・・・・・」

 

ジョーカー「みなさん速やかにテーブルの上にサイフをだしな。指輪とネックレスもイヤリングだってぜ~んぶ外してちょうだい。腕時計も忘れちゃあ困るぜ」

 

強盗A「てめーら聞こえたろ!ボスの言う通りにしやがれッ!」BANG! BANG!

 

強盗B「セコい真似考えてんじゃあねーぞッ!隠し立てするヤツは蜂の巣にしてやるぜ~ッ」

 

 客A「ッ・・・う・・・ウウッ・・・」スッ

 

 客B「くっ・・・おのれッ・・・」スッ

 

スモーキー「ど、どうしようJOJOォ~ッ、四人もいるよッ。武装強盗が四人だッ。なんとかしておくれよォ~~~ッ」

 

エリナ「まったく・・・せっかくの旅行だったのに水を差されてしまったわね・・・」

 

スモーキー「エリナさん、そんな脳天気言ってる場合じゃあないよ~ッ」

 

スージーQ「JOJO・・・」

 

ジョセフ「心配すんなスージーQ。お前には指一本ふれさせやしねーぜッ。エシディシのせいでよォー、さんざ傷だらけになったんだ。せっかく治ったってのにこれ以上傷一つ付けさせやしないさ」

 

 

強盗C「オイィーッ!そこのガキ!なにをコソコソ言っとるがァーッ!大人しくカネ目のものをださんかいコラッ!」

 

ジョセフ「・・・・・・」

 

強盗C「オイッ、お前!お前に言ってんだよこのガキッ!さっさと言われた通りにしやがれッ!」

 

ジョセフ「・・・あァ~ん?・・・ガキ?・・・ガキだぁ~ッ?・・・俺か?俺に言ってんのか?」ガタッ

 

 スモーキー「アワワ・・・JOJOォ~」

 

 エリナ「スージーQ、あなたもジョースターの男を夫に持ったのなら、怯えるのはやめなさい」

 

 スージーQ「エリナさん・・・」

 

 エリナ「JOJOは・・・私の孫は、こんなゲスな犯罪者に屈するほどヤワじゃあないわ」

 

 

強盗C「テメー!ナメた口きいてんじゃあねーぞタコッ!状況がわかんねーのかスカタンがァ~ッ!」ジャキッ

 

ジョセフ「次にお前は、『フザケやがってこいつ!ブッ放してやるぜ!』と言う」バン

 

強盗C「フザケやがってこいつッ!ブッ放してやるぜ!」

 

 

強盗C「――ハッ!?」

 

 

ジョセフ「ブッ放すってーのは、俺の『波紋』だッ!くらいやがれェーッ!」

 

 

 >ドッギャアァァ ̄ ̄Z__ンッ!<

 

強盗C「ォズゥワァァァッ!?」ルドォーッ!

 

 

強盗A「!?な、なんだァ~ッ!?」バッ

 

強盗C「テメー何を――」サッ

 

ジョセフ「させるかッ!」シバババッ!

 

 強盗A「ウゲッ!?」ビシィ! 強盗B「手がッ!」ビシィ!

 

ジョセフ「波紋を纏ったパスタを食らわせてやったぜ!ちょいともったいないがよォ~、銃を手放しちまうくらいの威力はあるわなーッ!てなわけで失せやがれッ!このスットコドッコイ!」

 

 >ドボォ!< >ゴッバァー!<

 

強盗A「ハァビッ!」デントォーンッ!

 

強盗B「エドワァーッ!」ドニグマァアーッ!

 

 

ジョーカー「・・・HUH?」

 

ジョセフ「あとはテメーだけだぜッ。紫のスーツなんか着やがって、シャレてるつもりかこのチンピラヤロー」スック

 

ジョーカー「おやおや、こいつぁおでれぇた。あっという間に大の大人3人をノシちゃうなんてやるじゃないの。こいつぁアタリだぜ」ニタリ

 

ジョセフ「アタリ?・・・『アタリ』だぁ~ッ?いいや違うねッ!テメーが引いたのは大ハズレさッ!このジョセフ・ジョースターが居るレストランに強盗に入っちまったんだからなァ~ッ!」バーン

 

ジョーカー「HAHAHA!ちげぇねぇ!そうさ、俺はババさ・・・だが引いたのはおたくだぜ」

 

ジョセフ「やかましいッ!今そっちへ行くからよォ~ッ、覚悟しやがれコラーッ!」

 

ジョーカー「来い来い来い」スッ・・・

 

 <BANG!

 

ジョセフ「おッっとォ!いきなり銃をカマすたぁ野蛮じゃないの。だがこのJOJOッ!カカシみてーにジっとはしてねェーぜッ」ヘヘヘ

 

ジョーカー「ありゃあ~そりゃナイよボクちゃん。後ろを見てみな」

 

ジョセフ「・・・なッ!?」

 

 

 女性客A「ア・・・アア・・・」ガタガタ

 

ジョーカー「HAHAHA・・・お前さんが避ければバックのギャラリーにズドンってぇ寸法よ。今のも危なかったぜ~。もうちょいとであのお嬢ちゃんに当たってたんだからな~」

 

ジョセフ「や、野郎~~~ッ・・・」ググ・・・

 

ジョーカー「このジョーカー様におつむで勝とうなんざ無理なハナシさ!さあ、鉛玉をプレゼントだ!受け取れ!」

 

 

 > BANG! <

 

 

ジョセフ「――甘いな。このジョセフ・ジョースター様がそんなことで発泡塞がるとでも思ったか」ニヤリ

 

 

ジョセフ「さっきテメーの手下をやっつけた時スデにいただいていたのさッ!この『札束』をなッ!」

 

ジョセフ「こいつに『オリーブオイル』をたっぷりぶっかけてェーッ!空中にバラ撒くッ!」

 

 \バッサァ!/

 

 <KA-TANGッ!

 

ジョセフ「『波紋』を流した紙幣をバラ巻いて、銃弾をガードしてやったぜッ!昔シュトロハイムの髪の毛で似たよーなことやったがよーッ、上手くいったぜ!」ウシシ

 

ジョーカー「HUH!?こりゃいったい――」

 

ジョセフ「今度はこっちの番だぜ!ワインボトルに波紋を流して、『栓』を吹っ飛ばすッ!」

 

 <ボッシュゥゥゥーーーッ! \ビッシィイ!/

 

ジョーカー「ARGH!俺の指がッ・・・」ガチャン

 

 

ジョセフ「手放したな、ピストルを。もう怖くはねーッ!いくぜ!」ダッ!

 

ジョーカー「ヒッ!こ、こっちに来るな!」アワワ

 

ジョセフ「ブン殴ってやるぜ!てめーのセリフは『やめて、顔だけは!』と言う!」

 

ジョーカー「やめて!顔だけは!――・・・ハッ!」

 

ジョセフ「いいややるねッ!その真っ白なお肌に!俺のゲンコツを――」

 

 

ジョセフ「!?」

 

 ピタリッ・・・

 

 

ジョーカー「――・・・・・・どうしたい兄ちゃん。俺の顔にゲンコツをお見舞いするんじゃあなかったのかい?」

 

ジョセフ「・・・てめー、何か仕組んでやがるな・・・・・・顔か、顔に何か『細工を施してやがる』・・・」

 

 

ジョーカー「ウフフ、やるでないの。そうさ、極薄の透明シートを貼って、その上に毒を塗ってあるのさ」フフフ・・・

 

ジョーカー「素手で触れるだけで皮膚がズタズタに切り刻まれる劇薬よ。カンがいい坊やだぜ。もう少しだったのにな」

 

 >KICK!<

 

ジョセフ「ウゲッ!」

 

ジョーカー「いや、カンじゃないか。顔への攻撃を誘導してたと気づいて、パンチを寸でのところで止めやがったんだからな。まったく、俺はてめぇのような頭のいいガキはキライだぜ」

 

ジョセフ「くっ、このヤロ――」

 

ジョーカー「おっとぉ」サッ

 

 <PRRSSHHFFF~ッ

 

 

ジョセフ「うッ、うおおああああああ!?う、腕がッ!俺の腕が『溶けてるゥゥゥーーーッ!?』」ドジュウウゥゥゥ~~~ッ

 

ジョーカー「この胸に飾り付けたお花のコサージュは強力な酸を噴射するのさ。どうだい、カワイイだろう?」

 

 スージーQ「JOJOッ!」

 

 スモーキー「ウワァァーーーッ!?JOJOの左腕がドロドロにィ~~~ッ!」

 

ジョセフ「うぐああああああああああ!お、俺の腕がァ~~~ッ!」ブジュブジュウゥゥ~~~ッ

 

 

ジョセフ「ハッ!・・・ひ、左腕は『義手』だった・・・」ギギギ・・・

 

ジョーカー「HUH?」

 

 

ジョセフ「い、今だ!義手の残った人差し指と親指でッ!テメーの『ツラのカワをひっぺがすッ!』」

 

 /ビリリィィッ!/

 

ジョーカー「OGHH!?こいつッ――」

 

ジョセフ「そしてくらえッ!『波紋肘支疾走(リーバッフオーバードライブ)!』」バッ!

 

 > ボッグオォォォ ̄ ̄Z__ンッ! <

 

ジョーカー「AAAIIIIIEEEEEEEEEEEEEEEEE!」

 

 >ドォォォオオオオオーーーッ!<

 

 

 \ドザァッ!/

 

 

ジョセフ「ど、どぉーぅだ!これが俺様のやり方よ!敵を欺きッ、油断させてブチのめすッ!はじめっから最後まで計算通りだぜェ~ッ!」ヘッヘーン!

 

 

スージーQ「あァ~~~ンッ!JOJOォォォ~~~ッ!怖かったよォホホ~~~ンッ!」ダキィーーーッ

 

ジョセフ「うぐェッ!?急に抱きつくんじゃあねースージーQッ!」

 

スージーQ「だァ~ってだってだって!だァ~ってだってだってなんだモンッ!」グリグリ

 

 

 <パチ・・・パチ・・・

 

 <パチパチ・・・パチパチパチ

 

 \パチパチパチパチパチパチパチパチ/

 

 

客A「よくやったぜ兄ちゃん!」パチパチパチ

 

客B「グッジョブ!ベリーナイスッ!」パチパチパチ

 

客C「ありがとう!それしか言葉が見つからない!本当にありがとう!そして、ありがとう!」パチパチパチ

 

 

スージーQ「見て、JOJO。みんながあなたのことを『祝福』しているわ。まるでヒーローねッ。みんなを危険から救ったのよ」

 

ジョセフ「ヘンッ、これくらい大したことじゃあねーぜッ。かつての戦いに比べたらよーッ」

 

 

スモーキー「へへ、やっぱJOJOはスッゲェーや」パチパチ

 

エリナ「立派だったわ、JOJO」パチパチ

 

 

ジョセフ「すまねぇなスージーQ。せっかくの旅行だってのにトンだ災難に巻き込まれちまったな」

 

スージーQ「アラ、謝ることなんかないわ。だって、私の夫はここにいる皆に讃えられてるんだから。こんなイカス夫を持って、私も誇らしいわ」

 

ジョセフ「・・・ハハ、そうかよ」

 

スージーQ「ええ、そうよ」フフ

 

ジョセフ「そいじゃあよォ~~~ッ、拍手喝采のオーディエンスの期待に応えて・・・」グイッ

 

スージーQ「キャッ!?ジョ、JOJO?」ドキドキ

 

ジョセフ「愛する二人のアツゥ~いキッスで締めくくろうぜッ」ンン~ッ

 

スージーQ「もうッ!JOJOのバカ!」バッシィン!

 

ジョセフ「ウゲーッ!て、てめェー!ダンナに向かって暴力とはなんだ暴力とはァーッ!」ヒリヒリ

 

スージーQ「うるさいうるさいッ!あんたみたいなダンナこっちからお断りよッ!イィーっだ!」ベーッ

 

ジョセフ「ンにゃにおォーッ!」

 

 

スモーキー「あぁ~あ、まったく・・・JOJOはいつまで経ってもJOJOだなぁ」

 

エリナ「ふふ、あの二人は長続きするわ」

 

 

 

 ――その夜・・・高層ビルディングのホテル

 

 

スージーQ「わァ~~~ッ!綺麗な景色ッ!JOJOッ!窓の外を見てッ見てッ!夜景がとってもキレイよぉーっ!」ウキャー

 

ジョセフ「あのなぁ~っスージーQ、俺ァ火山にカッ飛ばされた男なんだぜ?これくらいの高さで驚くわけスンゲェーッ!めちゃくちゃキレイな景色じゃあねーかッ!」ウキョー

 

スージーQ「でしょ?でしょぉ~?やっぱりそぉー思うでしょぉ~っ?街の明かりがとてもキレイッ!車もあんなに走ってるッ。あんなに地面が遠くに見えるわッ」

 

 

スージーQ「・・・ねぇJOJO、エリナさんとスモーキーさんはどうしたの?」

 

ジョセフ「この同じホテルに泊まると言っていたぜ。さすがによぉーっ、部屋は別々だろうけどな~。まっ、スモーキーもシワシワのばーさんと一緒の部屋なんてイヤだろーがなッ」ケケ

 

スージーQ「それじゃあ・・・今夜この部屋に泊まるのは私達二人だけなのね・・・?」

 

ジョセフ「あったり前だろォ~ッ。こちとらピチピチの新婚さんなんだからよォ~ッ」ウシシ

 

スージーQ「キャ!・・・ちょ、ちょっとJOJOッ!」

 

ジョセフ「グフフ、いっぱいキスしてやるぜッ!スージーQ!――」

 

 

 <KNOCK KNOCK

 

スージーQ「アッ!ま、待ってJOJO!誰かが扉をノックしているわッ。お客さんッ、お客さんよッ」アタフタ

 

ジョセフ「なンだとぉ~ッ?・・・チィーッ、いいとこで邪魔しやがって・・・ロクな用じゃあなければブン殴ってやるぜーっ」シブシブ

 

 <ガチャッ

 

 

警部「夜分遅くに申し訳ない・・・ジョセフ・ジョースターさんですね?」

 

ジョセフ「ゲッ!ポ、ポリ公ッ!」

 

スージーQ「マッ!警察の方々ッ!JOJO!まさかッ・・・またなにかやらかしたのねッ!」

 

ジョセフ「し、知らねェーッ!俺ァナニも知らねェーぜッ!人違いだぜーっ!」

 

 窓<ガラッ

 

警部「って待ちたまえ君ィ!窓から逃げようとするんじゃあないッ!ここが何階だと思っとるんだ!わしらはただ話を訊きに来ただけだ!」

 

 ピタリッ・・・

 

ジョセフ「・・・話ィ?」

 

 

警部「・・・ジョセフ・ジョースターさん、あなたがレストランで強盗と大立ち回りを演じたそうですね。その件についてお訊きしたいことがあるのです」

 

ジョセフ「なんでぇ、感謝状か何かでもくれるっていうのかい?わざわざ刑事さんが警察官を何人も引き連れてやってくるとはよーッ、よっぽどのことなんだな」

 

警部「いや・・・あなたがやっつけた強盗について・・・ヤツのことに関して、何か知っていることはありませんか?」

 

ジョセフ「・・・あの白塗りヤローのことか」

 

スージーQ「知っていることなんてあるわけもありませんわ。私達は今朝この街に入ったばかり・・・食事を楽しんでいたところを事件に巻き込まれただけですもの」

 

ジョセフ「被害者の俺達がなんだって犯人のことを知ってるってんだ。むしろこっちが訊きたいくらいだぜ」

 

警部「NNMM・・・やはりダメか。まあ当然か・・・」ポリポリ

 

ジョセフ「よォーッ、あいつは一体何者なんだ?こちとらいいムードをブチ壊されたんだ。事情を聞かせてもらわねーと割に合わねーぜ」

 

 

警部「ええ、実は・・・あの男は自らを『ジョーカー』と名乗って犯罪を繰り返している危険人物なのだが・・・一体何者なのか、全く分からないんだ」

 

ジョセフ「なにィ?」

 

 

警部「指紋、歯形、本名さえもデータに無い・・・奴に関する情報の一切が無いのだ。まるでつい最近まで存在していなかったかのように・・・」

 

警部「金目当てに強盗を犯す時もあれば、何の意味もない破壊行為をする時もある。なにがしたいのかすら分からん・・・加害癖が強い暴行犯でありながら、ただの愉快犯でもある狂人だ」

 

警部「そもそもジョーカーという男は・・・もしかしたら一人の人間ではなく、複数の人間が同じ格好、同じメイクをした複数犯なのかもしれない・・・それほど神出鬼没で予測の出来ない男なのだ・・・いや、男なのかすら・・・・・・」

 

警部「あるいはもっと・・・・・・ジョーカーを逮捕できたはいいが・・・調べようが無いのだ。このままでは起訴することすら難しい・・・」

 

 

スージーQ「・・・なんだか気味が悪いわね」

 

ジョセフ「なにもわからねーっつってもよぉー、それを調べんのが警察の仕事だろーがよ」

 

警部「まったくその通りだ。時間を取らせてすまなかった。我々は捜査に戻るとするよ。では、良い旅行を、ミスター&ミセスジョースター」

 

 <バタムッ

 

 

ジョセフ「ったく・・・職務怠慢だぜ」

 

スージーQ「でも・・・なんだか本当に不気味ね。あのジョーカーって人・・・薄ら怖いわ」

 

ジョセフ「なにも心配することはねーぜ。この俺がやっつけてムショにブチこんでやったんだからなッ」

 

 

 <KNOCK KNOCK

 

ジョセフ「あァン?また来やがったか。忘れモンでもしたのか?マッポが落とし物してたんじゃあ世話ねーなッ」ガチャ

 

 

 

 ジョーカー「ハァイ」

 

 

 

ジョセフ「!?」

 

 <FFOOOOSSHHHHH・・・・・・

 

 

ジョセフ「ウッ!・・・しまっ・・・・・・い、意識が・・・」

 

 ドサッ・・・

 

 

 

 ⇐To be continued...

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