ポケモン廃人に転生してしまった。バトルスタンバイ 作:エンパイア
タマムシシティに着いた俺はポケモンセンターに行き実家と連絡した。
「今回はちゃんと連絡したね」
「兄貴、俺をガキ扱いするな」
自分でも用がないとあまり連絡をしないというのは自覚しているが子供の様な扱いは腹が立つ。
実の兄に苛つくがこちらの用件を言う
「ユンゲラーをフーディンに進化させたい。進化させるのを手伝ってくれ」
「分かった」
転送装置の準備をしてくれたのでユンゲラーを送る。実家に着いたユンゲラーをそのまま俺の方に転送してくれた。
「ディンー!」
戻って来たユンゲラーをボールから出したらユンゲラーはフーディンに進化した。
「そう言えばシンジ、オコリザルなんだけどなんか『シャドーパンチ』みたいな技を覚えたんだけど」
「!?そうか、オコリザルを転送して欲しい」
ようやく『ふんどのこぶし』を覚えたらしい。これからは進化させるためにバトルさせなければならないので手持ちに戻す。
代わりにニドキングを送る。ニドキングはジム戦に出すつもりだったがオコリザルに変わってもらおう。
タマムシジムに行き、受付の女性にジム戦に来たことを伝えると
「ジム戦の前に聞きたいことがあるんだけど、あなた香水好き?」
と聞かれた。そう言えば香水を馬鹿にしたせいでサトシはジム戦を拒否されて変装(女装)する羽目になってたなと思い出した。
「…好きです。」
原作知識を使いここは「好き」と答えた。
「それじゃ、案内するから少し待ってて」
どうやらジム戦をしてくれるようで一安心である。しばらく待っているとジム側の準備が出来たようで案内される。
奥に行くとジムリーダーのエリカがいた。ゲームは着物だったが目の前のエリカは普通にオシャレな服を着てた。
「お待たせ致しましたわ。ジムリーダーのエリカと申しますわ。ルールは使用ポケモンはお互い3体、ポケモン交代はチャレンジャーのみ、よろしくて?」
「分かりました」
お互いにバトルフィールドに立ちバトルを開始する
「行きますわよ、モンジャラ!」
「モーン!」
「ジバコイル、バトルスタンバイ!」
「バババン!」
くさタイプにでんきタイプを持っているジバコイルを出した事に疑問を持つ者もいるだろうがジバコイルではなければならない理由がある。
「モンジャラ、『ねむりごな』ですわ!」
「モモーン!」
やはり来た。くさタイプは粉系の技を使うのが多く中でも注意しなくてはならないのは『ねむりごな』である。それを考えてのジバコイルだ。
「ジバコイル、『エレキフィールド』!」
「ジーババン!」
『エレキフィールド』は使用したら5ターンの間、地面にいるポケモンは眠り状態にならなくなりでんき技の威力が1.3倍になる技だ。
これで厄介な『ねむりごな』をどうにか出来るがジバコイルは浮いているのでフィールドに体を着けるように指示する。『ねむりごな』を防いだ後、ジバコイルを戻す。
『エレキフィールド』はまた必要な時が来る筈なので温存する。
「フーディン、バトルスタンバイ!」
「フー!」
初の公式戦のせいか、いつもよりやる気満々である。
「モンジャラ、『つるのムチ』ですわ!」
『ねむりごな』が使えないと分かると攻撃技を使って来た。だが、フーディン相手に何の策も無しに攻撃するのは悪手。
「フーディン、『テレポート』!」
お得意の『テレポート』でモンジャラの後ろを取り
「『サイコキネシス』!」
『サイコキネシス』で『つるのムチ』を絡ませて身動きを封じた。
「とどめの『サイコキネシス』!」
追撃の『サイコキネシス』でモンジャラを吹き飛ばして戦闘不能にした。
「お疲れ様ですわ、モンジャラ。お次は、出番ですわよ!ウツドン!」
「ウツ!」
「戻れフーディン。ジバコイル、バトルスタンバイ!」
「ジババン!」
エリカの2体目はウツドンだった。それを見た俺はジバコイルと交代した。
『エレキフィールド』がまだ続いているのに出したということは『どくどく』や『しびれごな』のような技を使って来る可能性がある。
ジバコイルははがねタイプとでんきタイプを持っているので麻痺状態にも毒状態にもならないので有利に戦える筈だ。
「…ウツドン、『はっぱカッター』ですわ!」
「ウツゥゥー!」
エリカは苦い顔をしながら指示をした。やはり、眠り以外の状態異常にして有利に戦うつもりだったのだろう。
「ジバコイル、『ラスターカノン』!」
「バーン!」
こちらは冷静に相殺するそして、
「『でんじは』!」
相手を麻痺状態にする。逆に自分が状態異常にされたからか、さっきよりも険しい顔をしている。
「戻れジバコイル。フーディン、バトルスタンバイ!」
相手を麻痺状態にしたら再びフーディンを出す。麻痺状態にしたので動きが鈍くなっており、攻撃を当てやすくなったので弱点のエスパー技で一気に勝負をつける。
「『サイコキネシス』!」
エリカは躱わすように指示したがウツドンはビリビリと放電している。どうやら体が痺れて動けないようだ。
動けないウツドンに『サイコキネシス』が直撃してウツドンが戦闘不能になる。
同時に『エレキフィールド』も終わってしまった。
ゲームだと5ターンの間だけ発動するのだがアニポケだとターン制ではないからか一定時間のようだ。
だが、モンジャラとウツドンを倒すまで持ってくれたので十分持っただろう。
「お疲れ様ですわ、ウツドン。最後はお任せしましたわ、ラフレシア!」
「レシアー!」
最後はラフレシアだ。状態異常はジバコイルで防げるのだが、油断せずフーディンで出方を窺う。
「ラフレシア、『にほんばれ』ですわ!」
ラフレシアの特性は『ようりょくそ』で天気が晴れだと素早さが2倍になる。
どうやら先程までとは違い攻めて来るみたいだ。相性はこちらが有利なのでフーディンに任せる事にする。
「『ヘドロばくだん』ですわ!」
「フレェェー!」
「フーディン、『サイコキネシス』跳ね返せ!」
「フゥゥ!」
『ヘドロばくだん』に『サイコキネシス』があたり動きが止まった次の瞬間
「今ですわ!『ソーラービーム』!」
『ヘドロばくだん』を囮にして本命は『ソーラービーム』だった。天気が晴れなので『ソーラービーム』はノータイムで撃てる。
『サイコキネシス』で操った『ヘドロばくだん』を蹴散らしフーディンに『ソーラービーム』が直撃する。
フーディンが『サイコキネシス』に集中していた事とあまりにも早い指示と早い行動のせいで『テレポート』で逃げる暇もなかった。
特性『ようりょくそ』のせいで素早いフーディンでも後手に回る可能性があるのでフーディンを戻すことにした。
「戻れ、フーディン。ジバコイル、バトルスタンバイ!」
再びジバコイルを繰り出す。ラフレシアの技は3つ分かり相性の良いジバコイルに任せることにした。
「ジバコイル、『ラスターカノン』!」
「ジババババン!」
「ラフレシア、躱して『ねむりごな』ですわ!」
「ラフゥゥ!」
「しまった!?『エレキ「遅いですわ!」!」
3つの技から完全にアタッカーだと思っていたら『ねむりごな』を持っていた。
咄嗟に『エレキフィールド』を使い防ごうとしたが、特性『ようりょくそ』のせいで向こうの方が早かった。
「(クソ!あれだけ警戒してたのになにしてるんだ俺!)」
自分の使えなさに苛つきながらもこのままではジバコイルがやられてしまうのでボールに戻した。
「戻れ、ジバコイル。オコリザル、バトルスタンバイ!」
「ヴキャャー!」
特性『やるき』で眠り状態にならないオコリザルを出したのだが
「ラフレシア、『ソーラービーム』ですわ!」
エリカもオコリザルの特性が『やるき』だと分かっているのか『ソーラービーム』を指示した。
『ソーラービーム』を避けても、避けた直後の隙だらけのところに攻撃を受ける可能性がある。ラフレシアにはそれだけの速さがある。
「オコリザル、防御の体勢を取れ!」
「ヴキィ!」
下手に避けてもダメージが多くなりそうだったので、守りに入る事にした。
オコリザルは両腕をクロスさせて体の前に出した。オコリザルは重量級のバトルの特訓はしてないので苦しそうだが、今は『にほんばれ』の効果が切れるまで我慢だ。
「『ヘドロばくだん』ですわ!」
こちらが攻める気がないと分かるとエリカは『ヘドロばくだん』を指示した。
恐らくこちらを毒状態にするために技を変えたのだろう。案の定、次も『ヘドロばくだん』を使ってきて、オコリザルは毒状態になった。
しかし、そのタイミングで『にほんばれ』の効果も切れ元の天気に戻った。
「オコリザル、『ふんどのこぶし』!」
「ラフレシア、『にほんばれ』!」
これはチャンスと思い『ふんどのこぶし』を指示するが向こうも『にほんばれ』をした。
こうなるとどっちが技を早く発動するかになった。
先に技を発動したのは……オコリザルだった。『にほんばれ』を使おうとしていて無防備のラフレシアに『ふんどのこぶし』が直撃する。
『ふんどのこぶし』とはバトル中受けた攻撃の数だけ威力が上がる技でオコリザルが三回攻撃を受けたので威力が200になっている。
『はかいこうせん』を超える一撃は急所に当たったのかラフレシアは一撃で戦闘不能になる。
「参りましたわ。こちらがレインボーバッジですわ。受け取ってください」
急遽オコリザルをジム戦で出すことにしたが大活躍だった。次はセキチクジムだ。