ポケモン廃人に転生してしまった。バトルスタンバイ 作:エンパイア
いつカントー編が終わるのか分かりませんが、ある程度話の構想はあるので頑張りたいと思います。
四回戦の相手はヨーコというトレーナーで草のフィールドだ。俺の使用ポケモンはコノヨザル、ブーバーン、ドサイドンの三体だ。
俺の試合前にシゲルの試合があったので観戦しているのだが、俺の予想外の展開になっていた。
なんと、シゲル優勢で試合が進んでいった。原作では、四回戦で敗退したシゲルだが、そんな事になるとは思えない。そして、
「カメックス、『ハイドロポンプ』!」
「ガメェェェ!」
「ロニャ〜」
「ゴローニャ!」
「ゴローニャ戦闘不能!カメックスの勝ち!よって勝者、シゲル選手!」
そのまま試合の流れは変わらず、シゲルの勝利で終わった。原作とは違う事が起きるという事は、イレギュラーである俺が原因なんだろうが、サトシの時とは違ってシゲルにはバトルで勝った事以外、何もしていない。
あの一回のバトルでそこまで変わったのだろうか。周りを見渡すと、シゲルの取り巻きの女達もいない。
雰囲気だけでいえば、ジョウト編のシゲルに近いかもしれない。
『さあ、四回戦最後のバトルはヨーコ選手VSシンジ選手だ!決勝リーグに進むのは、一体どっちの選手だ!』
「先攻はヨーコ選手、バトル開始!」
「お願い、フシギバナ!」
「バァァナァァ!」
「ブーバーン、バトルスタンバイ!」
「ブゥゥバァァン!」
『ヨーコ選手の一体目はフシギバナ、シンジ選手の一体目はシンオウ地方で発見されたブーバーの進化形のブーバーンだぁ!』
「戻って、フシギバナ」
ヨーコの一体目フシギバナに対して、相性の良いブーバーンを出したのだが、ヨーコはいきなり交代してきた。
「お願い、サイドン!」
「サイドォォ!」
ヨーコはブーバーンに有利なサイドンを出して来た。
「サイドン、『じしん』!」
「サァァイィィ!」
「ブーバーン、地面に向かって『かえんほうしゃ』を撃って飛べ!」
「ブゥゥゥゥ!」
サイドンは『じしん』を撃ってきたが、ブーバーンは『かえんほうしゃ』を地面に撃ち、その反動で空に飛んで『じしん』を回避した。
それだけでは無く、『かえんほうしゃ』がフィールドの草に引火して、フィールド全体が炎に包まれた。
「サイ⁉︎」
「なっ⁉︎」
フィールドが燃えた事に驚き、隙が出来る。
「『おにび』!」
『おにび』でサイドンは火傷状態になる。これで、サイドンは物理攻撃が半減になる。
「戻れ、ブーバーン。ドサイドン、バトルスタンバイ!」
「ドォォサァァ!」
『シンジ選手の二体目はこれまたシンオウ地方で発見されたサイドンの進化形のドサイドンだぁ!』
サイドンを火傷状態にしたら、すぐにブーバーンを戻し、ドサイドンと交代する。
進化前と進化形のバトルとなった。ヨーコはくさタイプのフシギバナに交代したいだろうが、まだフィールドは燃えているので交代する事はできない。
「サイドン、『じしん』!」
「サァイドォォ!」
「ドサイドン、『じしん』!」
「ドォサァァイ!」
ドサイドンとサイドンは同時に『じしん』撃つが、火傷状態のサイドンの『じしん』の威力が弱まってるだけでは無く、パワーも進化形のドサイドンの方が有るので、ドサイドンの『じしん』はサイドンの『じしん』を押し返し、サイドンに『じしん』が命中する。
ダメージを受けたサイドンはすぐさま立ち上がろうとするが、火傷のダメージを受けて動きが止まる。
「『じしん』!」
追撃の『じしん』を受けたサイドンは戦闘不能になる。それと同時にフィールドの炎も収まった。
「サイドン戦闘不能!ドサイドンの勝ち!」
『決まったぁぁ!ドサイドン、進化形の強さを見せ付けて見事勝ちました』
「お願い、カイリキー!」
「リィィキィィ!」
ヨーコの二体目はカイリキーだ。かくとう技はドサイドンに抜群なので交代してもいいが、その前に一つ確認する。
「ドサイドン、真下に『つのドリル』!」
「ドォサァイ!」
「カイリキー、『クロスチョップ』!」
「リキィィィ!」
『ドサイドン、地面に『つのドリル』を撃ちますが、何も起こりません!これはミスか!その隙に『クロスチョップ』が命中!効果は抜群だ!』
確かに、一見ミスの様に見えるかもしれないが、今のでカイリキーの特性が『ノーガード』で無い事が分かった。
『ノーガード』だったら、そのまま一撃必殺の『つのドリル』が命中し倒す事が出来たのだが、特性を確認する事が出来た。
「戻れ、ドサイドン。コノヨザル、バトルスタンバイ!」
「ヴゥゥキィィ!」
『何だ⁉︎このポケモンは!……今、情報が入りました!パルデア地方で見つかったオコリザルの進化形のコノヨザルだぁ!』
「戻って、カイリキー。お願い、フシギバナ!」
「バナァァァァ!」
ゴーストタイプを持つコノヨザルを出したのだが、すぐさまフシギバナと交代して来た。
P-1グランプリに出したからか、コノヨザルがゴーストタイプだという事が分かっている様だ。
「コノヨザル、距離を詰めろ!」
「ヴキィ!」
「フシギバナ、『はっぱカッター』!」
「バナァ!」
フシギバナに接近しようとするが、『はっぱカッター』で近づけさせない様にして来た。
「両腕で『れいとうパンチ』!いけ!」
二刀流の『れいとうパンチ』のラッシュで『はっぱカッター』を全て撃ち落とし、そのままフシギバナに『れいとうパンチ』を叩きつける。
「『つるのムチ』!」
「掴んで振り回せ!」
『れいとうパンチ』を受けて吹き飛びながらもフシギバナは「つるのムチ』で反撃して来たが、コノヨザルは『つるのムチ』を掴んでジャイアントスイングする様にフシギバナを振り回す。
「放り投げて『れいとうパンチ』!」
フシギバナを空に投げて、それを追う様にコノヨザルはジャンプして『れいとうパンチ』を叩きつける。
「フシギバナ戦闘不能!コノヨザルの勝ち!」
『コノヨザル、二刀流の『れいとうパンチ』という驚く戦術で、見事フシギバナを倒しました!ヨーコ選手は後はカイリキーだけだ!』
「お願い、カイリキー!」
「リキィィィィ!」
ヨーコは再びカイリキーを出して来た。
「いくわよ、カイリキー!『かみなりパンチ』!」
「リキィ!」
ヨーコはカイリキーに『かみなりパンチ』を指示したが、なんとカイリキーの四本の腕が電気を纏った。
まさかの四刀流だ。
「クッ、迎え撃て!両腕で『ドレインパンチ』!」
「ヴゥキィ!」
接近戦の殴り合いになった。お互いにクリーンヒットしそうな攻撃は防御したり、避けたりして大きなダメージにはなっていない。
この殴り合いで優勢なのは……コノヨザルの方だった。
確かに、攻撃回数は四刀流のカイリキーの方が多いが、タイプ不一致の『かみなりパンチ』なので一発の威力は低い。
対するコノヨザルはタイプ一致の『ドレインパンチ』なので一発の威力がカイリキーよりも高く、更に回復のオマケ付きだ。
「『ふんどのこぶし』!」
攻撃を何度も受けたので、『ふんどのこぶし』の威力が最大になったので一気に勝負をつけようと『ふんどのこぶし』を指示するが、コノヨザルは動きを止めてしまった。
「ヴ…キィ!」
「しまった⁉︎麻痺か!」
コノヨザルは『かみなりパンチ』の追加効果で麻痺状態になってしまった。
「チャンスよ!『かみなりパンチ』!」
「クッ、防御を固めろ!」
攻撃を回避出来ないと判断し、防御してダメージを減らそうとするが、カイリキーの三発の『かみなりパンチ』で防御している腕を弾かれ最後の『かみなりパンチ』がコノヨザルに直撃してしまった。
「戻れ、コノヨザル。ドサイドン、バトルスタンバイ!」
「ドォォサァァ!」
なんとか耐えたコノヨザルだが、これ以上は不利と判断し下げてドサイドンを出した。
ヨーコのカイリキーの特性は恐らく『こんじょう』なので、ブーバーンを出して『ほのおのからだ』などで火傷状態になると厄介なので、相性が悪いがドサイドンを選んだ。
「『クロスチョップ』!」
「リィキィィ!」
「ドサイドン、『いわなだれ』をコントロールして一直線に配置しろ!」
「ドォサァ!」
カイリキーは『クロスチョップ』で突っ込んで来るが、ドサイドンは『いわなだれ』をコントロールして、カイリキーとドサイドンの間にいくつもの岩の盾を配置した。
ドダイトスの『ストーンエッジ』をコントロールする戦術をドサイドンも習得したので、以前より自分の思った所に『いわなだれ』を落とす事が出来る様になった。
カイリキーは岩の盾に突っ込んで来たが、二つ目の岩を破壊した辺りから勢いが徐々に弱くなり、五つ目の岩に弾かれてしまった。
「決めろ!『じしん』!」
すぐに立ち上がろうとするカイリキーだが、次の行動をとる前に『じしん』を喰らい戦闘不能になる。
「カイリキー戦闘不能!ドサイドンの勝ち!よって、勝者シンジ選手!」
『決まりましたぁぁ!見事四回戦を突破して決勝リーグに進んだのはシンジ選手だぁぁ!』