ソードアート・オンライン・アゲイン ∼今度こそ君を……∼   作:八鍵 嘯

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投稿間隔的を考えての事です。

理由はあとがきで。


攻略会議、始まる

 そして、迎えたボス攻略会議当日。

 集合予定時刻直前となったトールバーナの広場には幾人ものプレイヤーが集まっていた。その数ざっと四十四人。SAOの連結(レイド)パーティーの限界人数は一パーティー六人×八で四十八人。そう考えると、もう少し人数が欲しいところではある。

 まあ、デスゲームとなってから初めてのボス攻略という事を加味すれば、これでも十分集まったほうだといえなくもないが。

 

「……こんなに、たくさん……」

 

 そんな俺の思考を呼んだのではないだろうが、隣にいたアスナがそう呟いた。

 

「アスナはそう思ったか。なにせデスゲーム化してから初のボス攻略だ。そんな危険なもんにこんだけの人数が集まったのは異常かもしれない。じゃあ、そんな中でここに集まっているのはどんな奴だと思う?」

 

 そんなアスナに、俺は会議の開始時刻までの暇つぶしのつもりでそう質問した。

 

「……分からないわ」

 

「確かに、本当に攻略してみんなを開放してやろうって思っている奴がいないとは言い切れない。でも、ここにいる大半の人は多分、怖いんだよ」

 

「怖い……?」

 

 首を傾げるアスナを見て思った。

 この世界に囚われるまで、ほとんどゲームというものに触れたことのなかったアスナにはこの感情は分かりにくいものなのだろうと。

 

「そう、怖いんだ。この《ソードアート・オンライン》っていうゲームの攻略の最前線から遅れるのが、そして自分の知らないところでボスが倒されてしまうのが、な」

 

 俺のその言葉を聞いてアスナは数秒考えるような仕草をしたあと言った。

 

「それって、学年十位から落ちたくないとか、偏差値七十キープしたいとかと同じようなモチベーション?」

 

「え……そ、そう……かな?」

 

 そのセリフで、前回もこんな話をしたような……と思いながら曖昧に返事をしているうちに、どうやら時刻が来たようだ。

 

「はーい! それではそろそろ会議の方を始めさせてもらいます! みんな、もうちょっとだけ前に寄ろうか。そこ、あと三歩こっちに来よう!」

 

 パン、パンと手を叩いて広場の中央に現れたのは、金属防具が身体の各所に煌めいた長身のイケメン片手剣使い(ソードマン)の《ディアベル》。彼は持ち前の筋力(STR)敏捷力(AGI)で中央の噴水に飛び乗った。

 そして自分たちのパーティーがボスを発見したこと、自分たちが今やるべき事はボスを倒して閉じ込められたすべての人々に希望を届ける事であることなどを説いていた。そんな時だった。

 

「ちょお待ってんか、ナイトはん」

 

 前方の人垣が割れ、現れたのは小柄な身体の背中に大型の片手剣を背負ったサボテン頭の男。

 後の軍の幹部筆頭、《キバオウ》だ。




第五目標:ボス攻略会議でのキバオウの一件の収拾

今週は父の実家に帰省ですので、次回は来週です。
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