ソードアート・オンライン・アゲイン ∼今度こそ君を……∼ 作:八鍵 嘯
お待たせしました。
え? 初見だって?
だよねぇ。前回投稿から一年以上経ってるもんねぇ……
「でさ、いきなり目の前が真っ暗になってよ……真っ暗な中で警告が出てる状態で一時間半以上だぜ? ナーヴギアの回線切断の限界って二時間って言ってただろ? あと三十分遅かったら俺はどうなっていたんだか……怖っ!」
そう言って、二の腕をわざとらしく抱える最前線プレイヤーの男を視界の端に見ながら、俺はディアベルの元へと向かい、そこで聞いた。
「どうやら今回のボス攻略に参加する中で複数のプレイヤーが急な回線切断にあったらしい」
俺がアルゴと一緒に驚きながらも、ディアベルは眉間にしわを寄せながら予想通りの言葉を放った。
「何か、知っているのかい?」
俺の表情が驚きとは違う、ある種納得といった感じの表情をしていたように見えたからか、ディアベルは俺に尋ねる。
「いや、ただ前々から起こるだろうと予想していたから、あらかじめアルゴに情報収集を頼んでいたんだ」
「で、そのキー坊からの依頼で分かった情報なんだがナ。昨日の午後からアインクラッドの全域で相次いで回線切断が起こっているんだヨ。それも百人単位でナ。幸いなのは、現状それが確認されているのは全て《圏内》ってことだナ」
「これは俺の予測なんだが……多分、国かなんかが主導して現実世界で俺たちの体をどこか……恐らく病院だけど、移し始めたんだと思う」
「そうか……確かに、時期的に見るとちょっと遅い気もするけど、おおよそ間違ってはいないとは僕も思うよ。SAOに潜っている間、現実世界での俺たちは何もできないからね。一時的にならともかく長期的なケアを考えれば一括して病院で管理した方がいいだろうから」
どうやら、ディアベルもある程度想定はしていた様だ。そこに、俺の推測とアルゴの情報が加わったのだ。
「なあディアベル。今日のボス攻略なんだが、全員の回線切断が確認できるまで延期にしないか? アルゴも言ったが、今確認されている切断は全て《圏内》だ。だが、フィールドでの回線切断が無いとはまだ言い切れない。万が一、戦闘中に回線切断なんて起こってみろ。みんなパニクるに決まってる」
「……そうだね。一刻も早く第一層を攻略してみんなを安心させたいけど、それで全滅したら逆効果だしね」
そう、もしそんなことになりでもしたら残された人達の心は完全に折られてしまうだろう。アインクラッド全階層クリアなんて不可能なのだ、と。
「みんな! よく聞いてほしい!」
結局、ディアベルの決断は今回のボス攻略に参加するプレイヤー全員の回線切断が確認できるまでの攻略の延期。英断だったと思う。
だが、それに異を唱える者もいた。先の集会でベータテスターへの謝罪を要求したキバオウだ。
「三日や!」
キバオウが叫ぶ。
「三日たっても回線切断されなかった奴は置いていくで。そんなことで何日も攻略が滞るのはあまりにも時間の無駄すぎるわ」
「分かった。じゃあ、三日後にまたここに集合だ」
最終的に、攻略は三日後に決まった。
俺はそれまでに一人でも多くの回線切断が確認できることを祈った。
やる気が出れば、更新は早いかも(←あ、これダメなやつだ……)
まあ……頑張ります……