人は生まれながらに平等じゃない。
とよく言うがそれはそうだろうと思う。この世で平等なものは、2つに折れるアイスを2人で分けた時、ぐらいではないだろうか。
立場であれ環境であれ。平等など存在しない。この奇っ怪な世の中でも、それは変わらない。
と思ったのは、齢…6歳ぐらいだっただろうか。
テレビを見つつ当時好きだったお菓子を食べながら見送った『彼』の小さな背中を見てそう思った。
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「オイ、もう起きろ。いつまで寝るつもりだ。」
肩を揺すられながらかけられた声で、目を覚ました。どうやら
「移動するぞ。見つかって困ることはないが、奴らに見られると少々面倒だ。」
そういうとサッサと半分倒壊したビルから出ていってしまったので、寝起きの目を擦り、のろのろと後を追った。
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「よう。」
「あぁ、お前か。」
彼と話をしている人は、右前歯が欠けており、腸のようにも見えるマフラーを着用した男。喫煙者らしく、拳銃型のライターを持っている。
「で、その後ろにいる美人が例の?」
「あぁ。ぼんやりしてることも多いが、こう見えて実力はある。俺との相性もいい。だが、まだ協力すると決めた訳じゃねぇ。勝ち馬かどうか、見極めねぇとな。」
「ま、そりゃそうだろうな。俺はただセッティングするだけだ。どうするかは自由さ。それよりこの後もう1人勧誘してる人にーーー」
この辺までは話を聞いていたが、また眠くなってきてしまいうつらうつらとしていた。
話が済むと、どうやらまた移動するらしい。再び目を擦りながら、付いていった。
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彼に揺すられ、半分も開いていなかった目を開く。いつの間にかどこかのバーに到着していた。
目の前には顔に手を付けた人、黒いモヤがかかった人。どちらも特徴的な人である。
「餓鬼に礼儀知らず。その上受け答えすら出来ない奴まで…嫌いなものがセットどころか、+αまで来やがった。本気で勧誘したのか?ブローカー。」
手の人はどうやら怒っているようで、首をガリガリと掻いている。
「まぁまぁ折角ご足労頂いたのですから、話だけでも伺いましょう。それに大物ブローカーからの推薦。戦力的には間違いないはずです。」
モヤの人が諭すように話す。手の人とは対極的な、大人な人らしい。
「ステ様になりたい!ステ様を殺したい!だから入れてよ弔くん!」
「このイカれ女入れる訳じゃねぇよな?まぁどうであれ…ヒーロー殺しの意志は、俺が全うする。」
「聞いてないことは言わなくていいんだ…どいつもこいつもステインステイン…この期に及んで自己主張しない奴も…ダメだお前ら!!」
その瞬間、濃厚な殺気が彼に向けられたことが分かり、目を完全に開いた。
***
ふざけた3人を崩壊させようとした瞬間、凄まじい冷気がバー全体を覆った。バーの至るところが氷に包まれる。黒霧のワープゲートによって体全てが凍ることはなかったが、右手が完全に凍りついていた。
「つめ、いっでぇぇぇぇぇぇ!!!」とのたうち回る。右手が使えなくなるかもしれないと、冷や汗が出た。
しかも出た汗の先から凍っていくため、寒さ以外の理由でもガタガタと震えた。
憎しみを込めた目でその
「お兄ぃに、今何しようとした?」
女はそう呟いた。
思いつきなので多分続かないです。多分