横島の兄は多重転生者   作:バビルメイクライ

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第2話、GSのお仕事

持ち霊となった霊華さんを連れてGSの仕事に行き、悪霊などを退治する日々を過ごしていると海で仕事を行うことになった。

 

毎年毎年行われる行事である海上保安庁の幽霊船狩りにGSとして同行し、船舶の航行を妨げる幽霊船を取っ捕まえて成仏させるというのが今回の仕事だ。

 

海上保安庁の船にある霊体レーダーを頼りに探知した幽霊船らしき霊波の元に移動すると現れた幽霊船。

 

どうやら幽霊船には悪霊が山ほど乗っているようで、近寄れば海上保安庁の人々に危害があるかもしれない。

 

という訳で近寄らずに霊波刀を伸ばし、それから網のような形状にした霊波刀で幽霊船を捕らえて、そのまま乗っている悪霊ごと幽霊船を霊波刀で細切れに斬り裂いておく。

 

今回の仕事は、これで終わりかと思っていたが、再び幽霊船らしき霊波を霊体レーダーが探知していた。

 

霊体レーダーが探知した方向にに向かってみると霊体レーダーには大型の霊が映っていたが、幽霊船は影も形もない。

 

もしかしたら潜水艦の幽霊船なのかもしれないと判断したところで、霊体レーダーに映っている大型の霊から此方に向かって何かが発射される。

 

潜水艦であるなら魚雷かもしれないと思った俺は、瞬時に霊波の盾で海上保安庁の船全体を覆った。

 

発射された何かは、やはり魚雷だったようで、霊波の盾で阻まれた魚雷が爆発したが海上保安庁の船には被害はなく、霊波の盾も破れてはいない。

 

此方の様子を確認する為か、浮上して姿を見せた潜水艦の幽霊船。

 

霊波の盾を一旦解除して、右手から伸ばした特大の霊波刀を振り下ろし、潜水艦を両断して潜水できないようにしておく。

 

すかさず霊波刀の形状を変化させて網状にすると、両断された潜水艦に乗っていた悪霊や船幽霊などを幽霊船の潜水艦ごと細切れにして倒した。

 

その後、海上保安庁の船に近付いてきた素早い船に乗っていた老人が「50年追い続けた、わしの獲物を勝手に倒したやつはどいつじゃ!」と怒鳴りこんできたので、詳しい話を聞いてみる。

 

鱶町と名乗った老人は幽霊船の潜水艦の艦長だった悪霊と因縁があったらしく、何の関係もない俺に幽霊船の潜水艦を倒されたことに憤っていたようだ。

 

生きている貴方の勝ちということで良いのではないかと伝えてみると納得した老人は高笑いしながら去っていったが、意外と単純な人だったのかもしれない。

 

そんなこともあったがこれでようやく今回の幽霊船狩りは終了となり海上保安庁から報酬が支払われて、海での仕事は終わる。

 

GSとしての仕事を続けながら一人暮らしをしている忠夫の様子も見に行き、インスタントラーメンやカップ麺ばかりを食べている忠夫にまともな飯をしっかりと食わせてやることにした。

 

忠夫は野菜や果物をあまり食べられていないようで、ビタミンが不足しているみたいだ。

 

野菜や果物もしっかりと忠夫に食べさせておき、タンパク質もしっかりと取れるように肉も食べさせておく。

 

壊血病についても忠夫に教えておき、念の為に購入しておいたビタミン剤も忠夫に渡しておくことにした。

 

忠夫のアルバイト先の職場がどんな感じか聞いてみると、最近幽霊の女の子が日給30円で雇われたらしい。

 

その女の子は、キヌという名前の幽霊であり、おキヌちゃんと呼ばれているそうだ。

 

確かおキヌちゃんは300年前に強力な妖怪である死津喪比女を封じて倒す為に人身御供となって、死津喪比女に地脈の養分が流れないようにする堰となる巫女だった筈。

 

将来的な霊災害を防ぐ為にも死津喪比女を先に倒しておくことが可能なら倒しておきたい。

 

という訳で人骨温泉に向かい、付近の地脈から麻倉の陰陽道で死津喪比女の本体を探り当てていく。

 

発見した死津喪比女は地下深くに埋まっているようだが株分けをしており、本体の近くにもう1つ分体が存在していた。

 

それでも最近まで地脈の養分を塞き止められていた死津喪比女が間違いなく弱っていることは霊波で確認できる。

 

今の内に倒しておこうと考えた俺は、物質化するほどに高出力な霊波刀を地面に突き刺して伸ばしていった。

 

霊波刀の霊波で此方に気付いた死津喪比女は、本体に繋がる花と呼ばれる部位を大量に出してくる。

 

死津喪比女の花は上半身が人型で人語を話し、頭部から生えた葉や腕を伸ばすことが可能なようだ。

 

片方の手から伸ばした霊波刀を地面に突き刺したまま、空いている片手で死津喪比女の花達の相手をしていく。

 

かなり強力な妖怪であるが、問題なく倒すことができていて、超・占事略決巫門御霊会で御霊となった竜崎霊華さんもテニスラケットを使ってオーバーソウルし、霊波球をテニスラケットで打って死津喪比女の花を倒していた。

 

しばらく続いた花達との戦いも終わりが来る。

 

伸ばしていた霊波刀を移動していた死津喪比女本体と株分けされた分体にまで届かせると、霊波刀の形状を網目状に変化させてから微塵に斬り裂いた。

 

地脈に深く根を張って生きている妖怪である死津喪比女も、本体と分体を微塵に斬り裂かれては生きてはいられない。

 

本体と分体との繋がりを断たれて弱った花達を全て倒し、微塵になった死津喪比女の本体と分体を地上に全て引っ張り出して燃やす。

 

完全に倒すことができた死津喪比女という妖怪。

 

これで将来的な霊災害を防ぐことができたが、今回はタダ働きということになる。

 

まあ、防げる霊災害を防ぐこともGSの仕事だ。

 

人骨温泉で温泉にでも入ってから帰るとしよう。

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