超人達のクトゥルフ神話(うちの子の過去話) 作:雑食のクラ(暴食卿)
白王十夜 全ての始まり
白王十夜 うちの子 7歳 白王空 母親 28歳
白王星矢 父親 29歳 白王朝歌 妹 4歳
白王星矢:said
今日は空と付き合って10年の記念日だ。
計画に計画を練った家族旅行…空、十夜、朝歌を楽しませるのが俺の今日の仕事だ。
家族全員分のプレゼントも家にもう届いているころだろう、空にはネックレスを、十夜には腕時計を、朝歌には赤色のリボンをあげよう、きっとみんな似合うだろう。
「家族の笑顔で父さんは頑張れるんだ…だから…十夜…そんな泣きそうな顔をするな…いつもみたいに笑ってくれ、お前と朝歌が無事でよか…った。」
あぁお前達の未来を見れないなんて…それは…嫌だなぁ。
白王空:said
家族旅行だなんて久しぶりで星矢が、十夜達と同じ様に遊び回ってて、疲れた子供達と一緒に後は帰るだけ…のはずだった。
前から車が物凄い勢いで迫ってくるのが見えた。避けようとしてもこちらに合わせてくる。だから私と星矢は子供達だけでも守るように被さった時に強い衝撃が私たちを襲った。
「あぁ泣かないで朝歌…十夜…貴方達を守る事ができてよかった…」
ごめんね、楽しい思い出だったのに、ごめんね、貴方達を…悲しませて…
ここから一週間が経過する。
白王十夜:said
僕は起きあがろうと思ったけど、身体が痛くて上手く起き上がれない…それに目を開けても半分が見えない…無理矢理にでも起きて、思い出す。
(そうだ前から車が来て、それで…それで?)僕は慌てて周りを見た。ここは病院みたいだ、隣を見ると朝歌はまだ起きていなかった。
『病室のドアが開く』
看護師(以下看)「先生!白王十夜くんが目を覚ましました!大丈夫?この指が何本か分かりますか?」(3本)
十夜「3本、です。ここは?…ッ!父さんと母さんは!?」
医者「十夜君…残念だけど君のお父さんとお母さんは、私達が行く頃にはもう亡くなっていた…君と、君の妹を庇って…そして君の顔には、その、顔に大きな傷ができていた…すまない」
十夜「あぁ…ぁぁ…そんなぁ」
言いようのない絶望感が十夜を襲った。でも十夜泣かなかった、朝歌も居る、今兄の僕が泣いたら、朝歌を慰める人が居ないから…楽しかった家族旅行、笑顔で帰って、また、変わらない明日が来ると思っていた…もう両親は居ない…
暫くして家に帰る事が出来た。開けても誰も返事をしない、父さんと母さんが居なくなった事を、いやでも思い知らされた。
郵便受けの中に何かが入っていた。それは、腕時計、リボン、ネックレスだった。それら全てにメッセージカードが入っていた。
『十夜、前に欲しがっていた腕時計だ。きっと十夜はかっこいい大人になれるだから、この腕時計の似合う男になりなさい。笑顔の似合う男でありなさい。愛する家族に父さんより』
十夜「父さん…分かったよ。でも、父さん達と、一緒に、居たかった…
僕は、泣かないよ。絶対に、朝歌を守るから。」
それから僕と、朝歌は父さんの親戚を周った。
親戚「住まわせてはやる!だからさっさと俺の前から消えろ!!」
それから、たまにお金を貰ったり、ご飯を食べさせて貰ったりしてたけど白王家は僕の髪と目が不気味で僕の事を悪魔だと、厄病神だと言った。
親戚「天野宮家がお前らを引き取ってくれるってよ!さっさと出て行きやがれ!この疫病神が!」
あぁどうせどこに行っても同じだ。どうせ、また僕たちを居ないものとして扱うんだもう、朝歌が無事ならどうでもいいや。