崇永記   作:三寸法師

105 / 202
◆6

〜1〜

 

 

 眠る時、必ずという程ではないにせよ、遥か遠く二十一世紀の情景が夢で広がる事がある。しかし、間も無く年の瀬だという今日見た夢はいとも奇怪な代物であった。つまり、どういう事なのか。

 現代日本では決してあり得ない状況に直面したのである。勿論、あくまで夢の中という注釈を付けなければならないのであるが。

 

 

「関東庇番高校文化祭……はぁ?」

 

 

「どうしやした?千寿さん……まさかとは思いやすが、ドタキャンする気で?折角のお呼ばれ、行かなきゃ勿体無いでしょう?」

 

 

「?……すまん、何でもない」

 

 

 声を掛けてきたのはどう見ても斯波家長の次弟の孫四郎だ。

 漫然と受け答えしながら、俺は取り留めもなく察しを付ける。

 恐らく現代日本で生きた記憶と今世の記憶が入り混じり、独特の世界観が夢という形で構築されているのだろう。関東庇番高校なんてトンチキな名前の学校は寡聞にして知らないが、中世人と文化祭を訪ねるなんて状況が不審でしかない。試しにジャンプしてみた。

 すると鳥の飛ぶ高さにまで届こうかという程、果てしないジャンプに成功した。大体分かったと思いながら、地面へと降下する。

 

 

「いや、何してんですかい?背中の楽器が壊れたら大変ですぜ?」

 

 

「楽器?……本当だ。ギターか?これ……俺たちここ(文化祭)に遊びに来てるんだよな?多分。なのに、何で俺らが楽器を持ってる訳さ?」

 

 

「はぁ?千寿さん、冗談にも程度ってものがありまさぁね」

 

 

「うーん。今のジャンプで記憶が吹っ飛んだ!」

 

 

「……流石はベーシスト。常識ってもんがありゃしない」

 

 

「ベー、何?……まさか俺の事?俺ほど道理に通じた者が?」

 

 

「〜〜!!」

 

 

 首を傾げる俺に対し、夢の中の孫四郎は面倒だとばかりに状況を捲し立てた。どうやら俺たちはこれから「対バン」なるものをさせられるようだ。孫四郎の長兄(つまり斯波家長)のチームと音楽勝負するらしい。

 俺は早く夢から醒めたくなっていた。意味が分からないからだ。

 関東庇番高校なる学校に斯波家長(孫二郎)が在籍しているのは百歩譲るにせよだ。チーム……バンドメンバーとやらの面々も予想が付く。

 

 

「はえー。俺、この楽器(ベース)弾きながら歌うんだ?」

 

 

「そうです!それがベースボーカル!千寿さん、いつまでこんな下らない漫才続けるンスか!?まさか赤松さんともやる気ですか?」

 

 

 どうやら赤松一族の誰かも出るらしい。本当に何故だろうか。

 訳の分からない状況に夢の中ながら眩暈がしそうになっていた。

 しかし、幸い音楽関係なら昔取った杵柄を応用する余地がある筈である。まして今は夢の中だ。不慣れ故に生じてしまう細かい粗はどうとでもなる。最悪、テレキネシスでも発動して誤魔化そう。

 

 

「いやはや……はれ?つか、お前口調どうした?」

 

 

「……千寿さん。ちょっと今日の曲、先に確認しときましょ?」

 

 

「へ?応、分かった。でも、場所は?どこも人だらけだぞ」

 

 

「兄さんのトコの部室借りるんで大丈夫でさぁね」

 

 

「そんな気安く借りて良いんだ……」

 

 

 困惑気味に部室とやらへと向かう。道中、文化祭ならではの屋台の食べ物が中世では物珍しいだけあってどうしても食べたくなり、手を出そうとする事がしばしば。その度、孫四郎に連行された。

 また、在校生から積極的に勧誘を受けられる。大体、いつかの限定参加した牛車旅と同じような舐め腐ったテンションである。

 明らかに田舎臭い学校なので、見るべきものもあるまいと思って断った。そもそも校名自体何と言うべきか、忍びない程である。

 

 

「なぁ、孫四郎。この学校って偏差値どの位?」

 

 

「かなり高く付きますぜ?六波羅学園と良い勝負でさぁ」

 

 

「何だ、その微妙にありそうな学校は……?行きたくねぇけど」

 

 

「また変な冗談を……藤原さんの通ってた学校でしょう?」

 

 

「へ?何処の誰だって?」

 

 

 中世暮らしが長くなると「藤原」と聞いてもピンと来ない。

 何せ心当たりが多過ぎるのだ。貴族たちは勿論、武家でも藤原秀郷の子孫らが居る。当家(六角佐々木家)に仕える目賀田一族ですら、箔を与えるために源氏認定こそしているものの、正確に言えば藤原氏である。

 一方、夢の中の孫四郎は頭を抱えた。ベーシストここに極まれりと言っているが、要領を得ない。そもそも俺はベースという楽器に馴染みがない。クラシックと違い、バンドとは無縁だったのだ。

 

 

「はぁ。早く醒めてくれないかなぁ。本当に」

 

 

「もうやだ色々……解散したい」

 

 

「で、孫四郎。部室はまだ?この校舎、古臭い割に無駄に広くて」

 

 

「……今、兄さんに迎えに来て貰ってますぜ。堅物な顧問の先生も一緒だそうなので、しっかりしてくだせぇよ?確か名前は──」

 

 

「おー、居た居た!先生、あれが僕の弟(孫四郎)とその友達の佐々木です」

 

 

 噂をすれば影が差すと言うが、夢の中でも同様らしかった。

 男子高校生とその顧問。現代風の装いの孫二郎(斯波家長)の方は察しがついていた。ただ、やはりツッコミを入れたくなるのは顧問の方だ。

 斯波兄弟が会話を交わす間に、俺は疼きが抑えられなくなった。

 

 

「いや、直義やないかい!その特徴は完全に直義やがな!」

 

 

「ちょ、千寿さん!呼び捨てはロック過ぎますって!」

 

 

 関東庇番高校という名前から薄々関係しているような予感はしていたものの、直義ほどの人物が顧問の教師というのは想定外だ。

 せめて理事長であれ。そう叫んで俺は微睡の中から飛び起きた。

 

 

 

 

 

〜2〜

 

 

 

 

 

 今まで無いような夢から醒め、俺は今の自分の状況を思い出す。

 建武四年十二月も後半戦。来年には尊氏様が征夷大将軍となって正式に幕府を開闢する。本来なら浮き足立って然るべき時分だったのだろうが、どうもその前に試練が待ち構えているようなのだ。

 再び北畠顕家が西征を開始する。ただでさえ精強な奥州軍に東国諸国の南朝方が加わり、昨年春のように畿内を震撼させようとしているのだ。だが、俺は必ずこれを乗り越えられると踏んでいる。

 

 

「千寿丸様!大きな声がしましたが、何かございましたか!?」

 

 

「うんにゃ、大事ない。下がっておれ」

 

 

「は!」

 

 

 佐々木城の改修工事も最終盤、たとえ天下軍に攻め込まれようと五年は凌げる程の要塞に仕上がる見込みだ。勿論、籠もれば付近の民たちに迷惑が掛かるので、籠城回避に越した事はないのだが。

 ただ、郎党たちに緊張が走っているのは明らかだ。以前の北畠軍との戦闘で大多数の死者が出たからには気が立って当然だろう。

 斯く言う俺自身、城に泊まり込みで監督している有り様なのだ。

 

 

「しかし、斯波たちの夢を今見るとは不吉極まり……ん?」

 

 

「……」

 

 

「!?」

 

 

 何か居る。幻覚だろうか。まだ寝惚けているせいだろうか。

 此処に居る筈の無い人物が昔行ったインドカレー屋の主人のように俺の方を見ている。しかも、その姿は足元の方が朧気である。

 もう完全にアレだ。噂に聞けども、現物となると未知な存在だ。

 

 

「悪霊退散!急急「うわぁ、待て待て!僕だ!家長(孫二郎)だ!」だよな」

 

 

「分かってるなら、すぐ祓おうとするのは止めてくれ……」

 

 

「ごめんごめん……で?お前、死んだの?それとも生き霊?」

 

 

「死んだ。お前の言った理想の方法で自害してな。で、事切れる前にお前が恨めしくなったから、冥土へ行く前に化けて出てやった」

 

 

 俺は首を傾げた。家長に恨まれるような事を何かしただろうか。

 警告の品まで贈ったのだからむしろ感謝して欲しい位なのだが。

 ただ、逆恨みというものは乱世ではよくある話だろう。()()()が良い例だ。ここはその場凌ぎがてら、言いたい事を口に出そう。

 

 

「ほな悪霊と違うかぁ……?」

 

 

「安心しろ。今、近江国守護(佐々木惣領)のお前に死なれては直義様が困る」

 

 

「では何をしに?」

 

 

 神力が存在するのだから、霊の一つで動じる事はあるまい。

 加えて、俺と家長は長井(大江)氏を挟んで再従兄弟という間柄である。

 源氏の血脈と死に際の強い怨念があれば、霊になるのも可能なのだろうか。そうであれば、俺も是非コツというものを知りたい。

 

 

「成仏する前にお前と碁が打ちたい。お前を散々に打ち負かしてから気持ち良く、冥土に居る仲間たちのところへ向かうつもりだ」

 

 

「そうか……相分かった。打とう。勝つのは俺だが」

 

 

 初めて家長(孫二郎)と会ったのは鎌倉幕府健在の折、武家の都としての鎌倉を目に焼き付けようとして東海道を移動する道すがら、尾張足利家の屋敷に立ち寄った頃にまで遡る。そこでも碁の勝負をした。

 最初は勝利し掛けたのだ。尾張(斯波)高経の嫡子で足利の麒麟児と呼び声高かった家長(孫二郎)相手に。再戦時はあっさりと打ち負かされたが。

 どうやらそれ以来、再従兄弟の俺を意識してくれていたらしい。

 

 

「今のお前では器用に碁石を動かせないだろ?お前の番は俺が指示通りに打つ。そうだ、明かり明かり……これで良し。始めよう」

 

 

「ああ」

 

 

 齢十二と若くして佐々木惣領の座にある身として、斯波家長(足利の麒麟児)に負けられない。まして顕家との再戦が控えているかもしれないのだ。

 張り詰めた緊張感が漂う。家長(孫二郎)が一手目の指示を出した。俺はその通りに碁石を置く。程なく俺も俺自身のための一手を選んだ。

 

 

 

 

 

〜3〜

 

 

 

 

 

 それから暫く、二人で碁に集中し続けた。これはある意味戦だ。

 感情に浸っては居られない。勝利への道筋を先に見出して余裕の出た方が先に口を開くのだろう。家長(孫二郎)とて、ただ碁を楽しみに来たのではない筈だ。二年も会っていなかったのだ。積もる話は幾らでもある。果たして先に切り出したのは案の定、家長(孫二郎)の方であった。

 

 

「思うに、来月末にでも顕家が近江国侵犯を視界に入れる」

 

 

「……そうか」

 

 

 結局、足利の麒麟児と謳われた家長の才覚を以てしても、顕家の猛威を防ぎ切れなかったらしい。一旦は奥州にある辺境の城に追い込んでいたというだけに、多少の悔しさが心の奥底にある筈だ。

 しかし、家長の顔は憑き物が落ちたかのように晴れやかだった。

 きっとやれるだけの事はやったという自負があるのだろう。

 確かに幾万もの奥州軍、関東各地の南朝方、そして伊豆国に潜伏していた北条軍を相手に大立ち回りしたのであれば、無理ない事なのかもしれない。ただし、俺はそんな家長の自説に異を唱えた。

 

 

「美濃国の土岐軍がそう簡単に敗れるとは思えんがな。彼らが総力を結集すれば、師直(執事)殿麾下の足利精鋭部隊をも凌駕する筈だぞ」

 

 

「そうかもしれない。だが、土岐氏は外様で、尊氏様から加冠の約束を得たお前と違い、足利政権に絶対の忠誠を尽くす保証がない。あって一族の頼遠(惣領の七男)と数百騎のみの派遣でお茶を濁す程度だろうさ」

 

 

「……言えてるな。幾ら頼遠殿でも千騎足らずで顕家の全軍を蹴散らすのは至難だ。三千騎居て漸く芽があるという次元だろうよ」

 

 

「ああ。それでも大損害を与える可能性は高いし、隣国(信州)の小笠原軍や関東から駆け付ける足利諸軍や芳賀軍らと連携すれば、まだ勝利を見込めるんだが……噂に聞く土岐頼遠の性格から考えて、各個撃破されての時間稼ぎが関の山だ。それで来月末だと言ったんだ」

 

 

 現段階では推論の域を出ない主張だったが、家長の言葉には説得力があった。頭脳のみで顕家と渡り合っていただけの事はある。

 このまま生きていれば、一体どのような偉業を成し遂げたのか。

 後の三管領の一柱となる斯波家の有力者らしく室町幕府を支えたのだろうか。もしくは観応の擾乱でやはり直義方に付き、師直死後に尊氏様の覇に呑み込まれ、呆気なく最期を迎えたのだろうか。

 どちらであろうと、今となっては夢物語でしかないのが惜しい。

 

 

「成る程……流石は足利の麒麟児。全てお見通しだ」

 

 

「お前程じゃないさ……あの小豆袋のせいで、大変だったんだぞ。義詮様が不吉だと騒がれて、雑兵にまで動揺が伝わった。利根川に派遣する大将の選出にも影響が出た。これで勝てると思うか?」

 

 

「で、でも、お前なら逆手に取るくらいはお手の物だろ?」

 

 

「"だろ?"じゃないぞ。お前な……」

 

 

「……何かすまん。挟撃の危険さえ知らせれば、何とかなるかと」

 

 

 昔から俺は足利の麒麟児の才覚に脱帽していた。幾ら周りに佐々木一族史上最高の天才と持て囃されようと、孫二郎(斯波家長)の存在やそのポテンシャルを知った後は強い危機感を滲ませるしかなくなった。

 武勇ならいざ知らず、知力で一生勝てるまいと悟っていたのだ。

 

 

「僕が自分の命と引き換えにして、何とかしたんだ。まぁ、お前が繊細に考え込む事もあれば、大雑把に事に当たる場合もある奴なのはよーく知っている……僕たちの犠牲を無駄にしてくれるなよ」

 

 

「ああ、分かっている。北畠にはこの地で数多の郎党を討たれた借りがあるし、北条は滅びゆく彼らのために危うく父上(先代)共々巻き添えになりかねなかった忌むべき平氏の残り滓だ。新田とて徳寿丸は()()死んだ兄(新田義顕)の強さを考慮すると、幼い今の内に殺しておかねば、後の憂いとなるのは明白だろう。災いの根は断たねばなるまい」

 

 

「その意気だ……それで元敵の便女(望月亜也子)はどうするつもりだ?お前なら抜かりなく対策を講じているだろうが、要らぬ情けは危険だぞ」

 

 

「対外的には仮出家とする。これでどうだ?」

 

 

 使い難さを感じてきた亜也子をこの機会に手打ちにしても別に構わないが、流石にそれをするとなると、今まで魅摩への対抗馬(反京極家の象徴)にと推していた者たちからの心象がネックだ。また、民たちから六角家の現当主は心根が良くないと誤解されかねず、慎重を期したい。

 何より、甲賀郡の豪族たちに今後の当家(六角家)への帰順を躊躇わせる材料になり得るのが厄介だ。どうせ一時的な脅威に過ぎぬ北畠・北条連合軍のために戦国時代への布石を捨てるのは口惜しく思えた。

 

 

「あのな、千寿丸。どんな訳があるにしろ……僕に尋ねるくらい不安なら、殺しておく方が無難だぞ。何か予感があるなら尚更な」

 

 

「いや、翻意される可能性はまず無い。それでホイホイ北条に帰れば後ろ指を差される程度、理解させてあるし、既に色々雁字搦めにした上で、人造武士を率いる上杉殿を手本に飼い慣らしている」

 

 

「ほほーん。とっくに調教済みだと」

 

 

「言い方……あながち間違いでも無いけどさ」

 

 

「はは。直義様以上の清廉を気取って、女好きの岩松殿にキレてたお前がな……時の流れは不思議だ。だが、それを読み切ってこその策士だと言える。千寿丸、そこで王手。まだまだ詰めが甘いぞ」

 

 

「!?」

 

 

 斯波家長に知力で上回る事は終ぞ叶わないのか。途中から俺が逆転して優勢だと思っていた筈の碁盤はいつの間にやら詰んでいた。

 よもや一時の逆転まで計算内だったのか、家長は底が知れない。

 

 

「チッ……勝ち逃げはさせんぞ、家長。もう一回、もう一回だ」

 

 

「良いだろう。丁度僕もまだまだ足りないと思っていたところだ。少なくとも三回は打ち負かしておかないと、まぐれ勝ちだと負け惜しみを叩かれかねないからな。存分に甚振ってやるよ、千寿丸」

 

 

「あいっ変わらず、無遠慮だな!お前!以前のまんまだ」

 

 

「もう僕には奥州総大将や関東総執事の重責は無い。昔の斯波孫二郎のままで、お前を倒そう。千寿丸、覚悟しろよ?直義様と師直派閥の争い、お前は必ず直義様に屈する事になる。それと、僕の指揮下にあった武将に一人突飛な(ヤツ)が居る。そいつに重々気を付けろ」

 

 

「な、何だ急に……?はン。番外戦術なんて俺には効かねぇよ」

 

 

 朝になると俺は碁盤の上にモタれるように寝ていた。当然、家長の姿は確認できず、更には辺り一面、二色の碁石が散乱していた。

 瞼が重く、視界がボヤける。まさか風邪を引いてはいないだろうなと鼻を啜りながら、俺は石の一つ一つを拾い集めようとする。

 そうした矢先、配下の便女が部屋に現れる。言い繕う由はない。素直に仕事を振ろう。しかし、まずは何から話したものか。時間経過で記憶が朧げにならない内にと俺は夢のあらましを想起した。




原作129話の家長の問いは今も心に残っています。斯波家長を輩出した尾張足利家はこの作品において終盤でもキーとなる予定です。
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