崇永記   作:三寸法師

73 / 202
◆2

〜1〜

 

 

 この時代を代表する英雄の一人である新田義貞には古の木曽義仲や源義経、後の織田信長や徳川家康と同じく、四天王と謳われる優れた大将たちが付き従っている。すなわち、篠塚重広、栗生顕友、由良具滋、そして畑時能という当代きっての勇士たちである。

 今現在、斯波(尾張)孫四郎と共に籠る三石城に、畑時能の率いる少数精鋭部隊が押し寄せようとしている。これをどう迎え撃つべきか。

 

 

「やはり俺は脇屋義助の率いる一万騎を遥かに超える大軍が国境の船坂峠を突破して来る前に、今この城にいる兵を総動員してでも、畑時能の先遣隊を挫いておくのが良いと思う。畑時能と最も戦いし易いのは野戦だ。まして三百騎との野戦なら今の我々でも十分に勝機があろう。四天王の死で敵の士気を圧し折れば、我らに有利だ」

 

 

「ま、六角のアニキならそう言うと思いましたぜ」

 

 

「孫四郎、では俺が精鋭七百騎を率いて……!」

 

 

 足利家執事高師直傘下の天狗衆ほどの練度が無くとも、組織性と隠密性に長ける甲賀忍軍の齎した情報を活かさない手はない。

 他家の人間である孫四郎には単なる間諜からの報告という体で開示したが、ここは何がなんでも出撃に同意して欲しかった。

 兎にも角にも、畑時能を相手の攻防戦はできる限り避けたい。

 しかし、斯波家長(奥州総大将)を長兄に持つ孫四郎は冷静に首を横に振った。

 

 

「アニキ。折角ですが、孫四郎は出撃策に反対です」

 

 

「……理由を聞かせてくれ」

 

 

「その声でさぁ。未だに掠れておられる」

 

 

「ッ」

 

 

 歳の近い再従兄弟に淡々と指摘され、俺ははっと喉を抑えた。

 備前国に来る前に立ち寄った播磨国の白旗城において、赤松親子に依頼された日々の読経をこなしていたのが裏目に出たらしい。

 兵たちを指揮する将にとって大事な喉を痛めたのだ。当然ながら神力で回復させることを試みたが、どうにも上手くいかない。

 結局、視察に来た赤松則祐に反発して読経を止めてから一月以上が経った今になっても、俺の喉はまるで回復していなかった。

 

 

「アニキがまともに指揮をするのは暫く無理でしょう。そんな将が兵を率いても戦に、それも新田四天王に勝てるとは思えやせん」

 

 

「……なら、せめて俺以外に誰か他の将を派遣せねば」

 

 

 このまま手を拱いて、畑時能が三石城の麓に布陣し、脇屋義助や宇都宮公綱の到着するのを座して眺めれば、もはや城に籠って神頼みをする以外にできることはない。つまり、尊氏様待ちである。

 調べたところでは、尊氏様は阿蘇大宮司(阿蘇八郎惟直)を自害に追い込むなどして速やかに九州を平定したらしい。ただ、気掛かりなのはその後の上洛準備にまだまだ時間を要する見込みだということである。

 三石城で脇屋義助の大軍を相手に時間を稼ぐなら、むざむざ少数で出て来た畑時能を事前に殲滅できる好機(チャンス)を逃すべきではない。

 

 

「誤解しないで欲しいんですがね。もしもアニキの身体が万全だったなら、出撃に同意しましたよ。仮に数百騎程度の畑時能軍が城方(我々)の勢力を誘き出すための餌だったとしても、臨機応変な戦を得意とするアニキなら、必ずや伏兵ごと食い破られるでしょうから」

 

 

「俺以外にも優秀な将は居る。例えば、俺の郎党だと伊庭は守りの達人で地勢の活用に長け、目賀田の武勇はまさに万夫不当だ」

 

 

「勿論、入城してから今日に至るまで同じ釜の飯を食して、六角家の御郎党方の優秀さはよく存じていますよ。ですが、新田四天王を相手に、アニキを欠いてどこまで通用するかは未知数でさぁね」

 

 

「……」

 

 

 表面上は太鼓持ちに徹しようとしている孫四郎が暗に言わんとしていることは分かる。再従兄弟の俺を信用できても、俺の郎党たちに関しては話が別なのだろう。ただ、本音をそのまま言うと体裁が悪いので、当たり障りの無いように言っているに過ぎない。

 しかし、こうなると手詰まりだ。三男坊の孫四郎が父親から預けられた良将たちを出撃命令に応じさせるのは無理な相談だろう。

 勿論、三石城に籠る足利方の地元豪族は論ずるに値しない。

 

 

「ならば、我らはこのまま……敵軍が城下に現れるのを黙って見ているしかないのか。籠城こそ当初の方略とはいえ、歯痒いな」

 

 

「いえ、アニキ。出来ることはありますぜ」

 

 

「何?」

 

 

 遥か後に道誉から将軍家の執事に推薦され、『太平記』において大きく取り上げられることになる少年武将は笑みを浮かべる。

 建武三年四月、三石城における開戦の時は刻々と迫っていた。

 

 

 

 

 

〜2〜

 

 

 

 

 

 新田四天王の一人である畑時能が三石城の近くに出現して以来、城に籠る足利方は昼夜交代の警備を徹底している。包囲する側の厳重さを言い表す言葉として「水も漏らさぬ」という表現があるが、守る俺たち足利方は文字通り「犬も通さぬ」警戒ぶりであった。

 単なる武士だけでなく、六角家当主の俺に属する甲賀郡出身の忍びたちを共闘する斯波家の将兵たちに不審に思われない限りにおいて可能な限り動員し、敵兵や犬に対する備えを万全にしていた。

 

 

「三井、美濃部。犬狩り、苦労であった」

 

 

「「は」」

 

 

 かつて調べたところによると、畑時能という勇将は馬術や水練など数多くの長所があるらしいが、それら以外に一つ特徴がある。

 この時代にあって驚くべきことに、何と飼い犬と共に戦に臨んでいるという。要するに、後世で言うところの軍用犬の活用だ。

 犬に敵の弱点を嗅ぎ分けさせ、自身に従う精鋭兵と共に、暴いた急所に集中して襲い掛かる畑の手法は籠城する上で、十分な脅威になり得る。秘密の抜け道でも発見されたら目も当てられない。

 こうなると、俺には甲賀忍軍を存分に活用するしか術がない。

 

 

「殿。本日の食事に狗肉は……?」

 

 

「まだ喉が痛むから、狩った犬はお前たちで食べておいてくれ」

 

 

「は」

 

 

 一刻も早く畑時能の飼い犬、もとい軍用犬を始末しておきたいところであるが、死体を好む()()の野良犬ばかりが狩られていく。

 ただ、個人的に困るのが頻りに食事に狗肉が盛り込まれようとすることだ。兵糧節約という意味もあるのは分かっているし、別に他人が狗肉を食べるのは構わないが、俺はあまり食べたくない。

 猿の肉ならまだしも、狗肉となると清潔感などの問題で鼠の肉を食べるのと五十歩百歩であるようにしか感じられないのだ。

 

 

「殿……毎日、粥というのも」

 

 

「偶に甘葛を入れてくれるだけで満足だから。干した猪や鹿などの肉はまだ十分にあるだろう?栄養面の心配も必要あるまい」

 

 

「……は」

 

 

 敵がこの三石城の付近に到着する前に足利方の将兵たちが散々行った狩りの効果は今時分に摂る食事からよくよく実感できる。

 今宵も細かく裂かれた少量の獣肉の混ざった粥が出された。

 便女の亜也子を傍に侍らせながら、俺は粥を口に含んだ。

 

 

「最近の殿様の食事、お粥ばっかりだよね」

 

 

「まぁな。少なくとも五月の中旬か下旬まではずっと()()だ」

 

 

 後に言う湊川の戦いが五月二十五日に発生すると今から分かっている以上、兵糧の目処は付け易い。共闘する孫四郎に勧められて尊氏様に送った救援要請には有る事無い事を書いてしまったが。

 ただ、もし何かの間違いで五月下旬を過ぎても尊氏様の援軍が来ずに敵軍に包囲されたままであれば、それこそ自害する他ない。

 何かの弾みで言ったのか、まるで覚えていないが、共に刺し違えて死ぬことを備前国入りした俺に申し付けられたらしい亜也子は目線を漂わせて、言い淀みながらも確認するかのように問うて来た。

 

 

「殿様。まだ痛むの?喉」

 

 

「ああ。お陰で昼間に太鼓を叩くしかすることがない有り様よ」

 

 

「……そっか」

 

 

 日が没してからどこか落ち着かない様子の亜也子だが、三石城に入ってからは意外と珍しくなく、今や不審に思うことすらない。

 思い返しても歯痒いのは先月初旬まで間の抜けたことに、赤松則祐の要請に従って読み続けていた経典である。この世に生まれ落ちて以来、素読は習慣付けられていたため、よもや喉を痛めるようなことはあるまいと思っていたが、何故かあの経典はよろしく無い。

 声に出して読むとまるで焼けるように喉が痛くなるのである。

 ひょっとすると、あの経典には読んだ人間……もっと言えば神力を持つ読者を呪う効果でもあったのではないかと思える。俺の独断専行を防ぐため、三石城での開戦前に喉を潰しておこうと元山法師の赤松則祐が父親(円心)と一緒に案じた奸計ではと疑っているのだ。

 

 

「しかし、馬術にもかなり優れているという畑時能のことだから、飼い犬を嗾けずとも、単独で山の斜面を馬で登って来るかもと思っていたが、意外と攻め手が手堅い。脇屋や宇都宮も然りだが」

 

 

「命知らずの戦いは殿様の特権だから。伊庭様の整えた投石や弓矢の備えもあるし、そう簡単には特攻して来ないよ。普通なら」

 

 

「……二月の戦(豊島河原の戦い)で直義軍の次鋒に退けられた宇都宮公綱は百歩譲って良いとして、脇屋義助も畑時能も実力はとても普通でないぞ」

 

 

 昨年末の竹下の合戦で目撃した脇屋義助の実力は言うまでもないだろうが、畑時能も三井寺合戦をはじめ並でない軍功があった。

 激戦になっているのは確かだが、伊庭や目賀田の六角党や孫四郎に従う斯波家の郎党たちで、十分に戦えているのが現状だった。

 

 

「ほら、尾張様の策があったでしょ?あれが効いてたりして」

 

 

「熊山に派遣した足利方の地元豪族(石戸彦三郎)たちの連合軍か。伊庭は地元豪族たちが城を出払って、却って戦い易くなったと言っていたが」

 

 

 この備前国に宮方の豪族たちは居ないでもない。播磨国の児島(和田)高徳からの呼び掛けに応じ、三石城から西に六里と少しの熊山で挙兵した彼らに対し、孫四郎は従兄弟叔父(石橋和義)との相談の上で決断した。

 すなわち、備前国の豪族たちを三石城に拠っていた者たちも含めて熊山に集め、石橋和義の部将の指揮下で敵を攻撃させたのだ。

 

 

「熊山からの援軍要請で脇屋軍の大江田隊が先行して離脱したのは確かだな。だだ、大江田隊は僅か二千騎だ。脇屋軍から力を奪い取るような効果があったとは思えない。他に美作国へ進軍した江田隊も居るが、それも精々三千騎程度だ。残る脇屋・宇都宮連合軍一万五千騎に対し、今や千騎に満たない我らが戦えているのは妙だ」

 

 

「……殿様が自軍を過小評価しているだけなんじゃ」

 

 

「過小と言われても……正直、六角党だけでも俺が前線で戦えていないし、何より甲賀郡に駐留する馬淵たちを欠いている現状で出せている実力は本来のものに到底及ばん。斯波(尾張)軍だって、三男坊の孫四郎に割り振られた将兵の質には限りがあるのだぞ。流石にな」

 

 

 敵方には数年前の討幕運動の最中にこの三石城を築いた張本人である伊東大和守も居る。勿論、六角家や斯波家の武士たちによる大改修があったとはいえ、それ程の地の利があるとも思えない。

 飛車角落ちも同然で幼い大将たちに率いられた斯波(尾張)・六角連合軍の寡兵に対し、脇屋・宇都宮連合軍の衆兵が攻めあぐねている。

 六角家当主の俺はこの状況を不思議に思わずに居られなかった。

 

 

「ほんと繊細だなぁ」

 

 

「良し。決めた」

 

 

「……何を?」

 

 

「明日、俺も前戦に立つ。早速、孫四郎に掛け合おう」

 

 

「!?」

 

 

 このまま城の奥で太鼓を打つだけでは踏ん切りがつかない。

 まして脇屋義助や宇都宮公綱といった名のある将たちが本気を出せていないと仮定するならば、是が非でも理由を探り出したい。

 敵将たちへの警戒心を強めた俺は早速お代わりの粥を掻き込み、城方主将の斯波(尾張)孫四郎の寝泊まりしている棟へと足を運んだ。

 

 

 

 

 

〜3〜

 

 

 

 

 

 突然の提言に不可解にも溜め息を溢した孫四郎はどうやら俺を前戦に出したくないらしい。ただ、それでも無視はできないようで、謂わゆる折衷案を持ち出した。勿論、その配慮に異存はない。

 翌日、俺は久々に城の奥から出て、前線へと顔を出す。ここに来て現れた六角家当主の姿に、敵方の武士たちは色めきだった。

 

 

「見ろ。佐々木千寿丸だ。竹下の戦の時とは雰囲気が違うが」

 

 

「成る程。六角党の目賀田弾正忠が居るなら、千寿丸も同様か」

 

 

「三石城の敵将は石橋和義辺りかと思っていたが……」

 

 

「脇屋様、どうされますか?」

 

 

「畑、昨日までと変わらず攻め続けよ。奴の真意を見極める」

 

 

 城下に犇めく敵の軍勢を観察する限り、罠の気配は見られない。

 ならば、戦の様子を直視してみるのみだ。俺はすぐ近くに傅いている便女の亜也子と頷き合って、太鼓の前で撥を手に取った。

 それを見て、俺の側近の一人の粟生田小太郎が敵軍に叫んだ。

 

 

「いつでも掛かって来るが良い!脇屋党に宇都宮党!貴様らの末路はこの地で死ぬか、天罰に見舞われるかのいずれかと心得ろ!」

 

 

「逆賊の一味が天罰を騙るとは……畑!」

 

 

「は。さぁ、皆々!攻めるぞ!」

 

 

「「「応!」」」

 

 

 敵兵が動き出すや否や、俺は太鼓を鳴らし始めた。これでも楽器の腕には太鼓に限らず、片手間でも熟せるほど自信がある。ただ、当然だが、腕自慢をしに態々ここまで出向いているのではない。

 念の為の矢弾対策を亜也子に委ねつつ、演奏しながら注視するべきは俺自らの太鼓を耳にして士気を高めたのか奇声を上げる六角党や釣られて雄叫びを上げる斯波(尾張)党に向かう敵兵の動きである。

 

 

「放てェ!」

 

 

「ぐはっ」

 

 

「うおっ」

 

 

 しかし、日没まで観察してみても何も無い。畑時能が天下でも有数の腕前だという馬術で仕掛けて来るかと思いきや、昨夜の亜也子が言った通り、石や矢に警戒したのか、特に動きが無かった。

 間道からの奇襲も、甲賀忍軍の報告通り、無さそうだった。

 正直、拍子抜けである。今年と昨年の戦で多少名を上げた俺が姿を現せば、敵も多少浮き足立つかと思いきや、予想が外れた。

 結局、夕刻になって、俺は小首を傾げながら奥へと引っ込んだ。

 

 

「アニキは先に北畠顕家を迎え撃った佐々木城での戦然り、籠城戦に些か抵抗があるのやもしれませんが」

 

 

「孫四郎?」

 

 

「本来、山城で手堅く戦えば、幾月かは保つものでさぁ。失礼を承知で言わせて頂きやすが、佐々木城は孤山にあるも同然の俄か仕込みの城だったために、顕家軍に陥されたのです。一方、この三石城は標高こそ近江国の繖山に劣るそうですが、改修の成果もあって、尾根に鎮座する堅城と申せます。大軍を迎撃するには十分ですぜ」

 

 

「……」

 

 

「安心してくだせえ。アニキが城の奥で叩く太鼓の音だけで六角党は奮起し、一騎当千の力を発揮します。それでも生じる不安の種は我ら尾張足利家が除かせて頂きます。勝てますよ、この合戦」

 

 

 長井(大江)家との縁組の甲斐あって、六角佐々木家と同じく、大江流の兵法を継承する尾張足利家の三男坊の言葉には説得力があった。

 歳の近い少年武将の言葉に確と首肯した俺は自室へと戻る。

 襖を開けて入った部屋には先に戻っていた亜也子の姿があった。

 

 

「亜也子、今日の戦ではっきりしたぞ」

 

 

「……何か分かったの?」

 

 

「ああ。脇屋の野郎、既に中国地方の制覇を諦めていたらしい」

 

 

「?でも、美作国にも敵の別働隊が派遣されてるって」

 

 

「無論、播磨国を含め、新田軍が要所を封じて交通網を遮断しようとしていることは承知の上だ。だが、本気で脇屋義助が中国地方の制覇を狙うなら、もっと別の手段を講じている筈だ。一時限りでも尊氏様と互角に戦いやがったヤツにしては攻め手が温過ぎる」

 

 

 今日の戦で俺が前戦に姿を現しても、脇屋義助軍の攻め気が増したようには俺の郎党の伊庭たちの目にも映らなかったらしい。

 仮にも貴種(佐々木惣領)の俺を討ち取ることに成功していたなら、何週間も陥せずにいる三石城の攻略に弾みが付く筈であるにも関わらずだ。

 理由は手に取るように分かる。似たような手に覚えがあるのだ。

 

 

「脇屋の野郎……我ら備前国の足利方が熊山で挙兵した宮方の豪族たちを餌に、別働隊(救援部隊)の派遣を脇屋軍に強要したように、今度は三石城に籠る我らを餌に、他所から来る援軍を待ち構えるつもりだ」

 

 

「じゃあ、どうするの?まさか城に火を放って自害するつもり?」

 

 

「……それはまだ早計だ。たが、何かしらの手を考えねばな」

 

 

重症だぁ……

 

 

 既に暦の上では五月に差し掛かっている。今月中には湊川へ戦線が移動する筈だが、このままでは脇屋義助の計略に足利軍が嵌ることにもなりかね無い。そうなってしまえば、全てが御破算だ。

 しかし、床に着く頃になっても、妙案は浮かんで来なかった。

 数ヶ月に及ぶ三石城での生活によって既に習慣化された亜也子との談笑も今日は無く、俺は眠気に根負けし、寝息を立てた。

 そして、夢を見た。現れたのは船上で佇む尊氏様の姿であった。

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