崇永記   作:三寸法師

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◆7

〜1〜

 

 

 今日この日をずっと待ち焦がれ続けて来た。やっと迎えた五月二十五日の湊川合戦で、俺は船上から戦の成り行きを見ていた。

 最初は水上戦でキーマンとなり得る魅摩を擁していることから、敵の水軍が来援する万が一の可能性に京極軍と共同で備えなければならないことを煩わしいとさえ感じていたが、日本史上でも間違いなく屈指の規模の大戦に直面し、そうした考えは消え去った。

 

 

「楠木正成、あれでこそ名将だ。軍神という異名にまるで違わぬ。匹敵し得る武将が後にも先にも、どれだけ存在するというのか」

 

 

「へぇ、三郎。敵を素直に褒めるんだ」

 

 

「魅摩、武人の嗜みだよ」

 

 

「たった七百騎で、百倍以上の軍勢と戦っている……俺もあんな戦がしてみたい!寡兵で衆兵の間を散々に駆け回る!まさに俺の理想の戦い方だ!」

 

 

「「そういうことか」」

 

 

 例えるならば、サッカー少年がスーパーストライカーのハットトリックを直視したり、野球少年がエースピッチャーの圧巻の完封劇やシルバースラッガーの連続ホームランを生で見たり。目の前で展開されている戦は、後世で夢と希望を人々に与え得る、そうした体験よりずっと血湧き肉躍る。名将による神懸かった戦振りなのだ。

 これで興奮しない武将の方がどうかしている。敵軍に翻弄される味方の姿は考慮の対象にすらならない。俺は素直にそう思った。

 

 

「如何ですかな?宗家。軍神の戦は?」

 

 

「道誉殿……正月合戦で高経軍が破られて以来、楠木正成が決して守戦一辺倒の武将でないことは承知しておりましたが、今日再び評価を改め直す必要があるように思いました。勿論、上向きに」

 

 

「ふふ。そうでしょうなァ。もう昼過ぎだと言うのに、楠木軍の勢いは圧倒的に数で勝る相手と戦いながら、全く衰えるところを知りません。ところで、握り飯を用意しました。お納めください」

 

 

「おお、忝い」

 

 

 京極家の郎党の持っている膳から俺や魅摩たち佐々木一族の人々が次々にお握りを掴み取り、それぞれの口へと運んで賞味した。

 単なるお握りではない。中身が入っていた。熱した鯛の身だ。

 

 

「明石の鯛でお握り、何という使い方よ。が、不覚にも病みつきになりそうな憎い味だ。出汁に沈めて崩して食べても美味だろう」

 

 

「殿様。お替わりして良いかな?」

 

 

「良いんじゃね?まだ全然残りあるでしょ。俺も貰おう」

 

 

 道誉の用意したものであるとはいえ、毒を盛られている心配は皆無だろう。京極家の人々も安心してお握りを食べているのだ。

 ここで、もしかしたら駆け付けるかもしれないとされた敵の水軍が一向に現れず、暇を持て余していた筈の魅摩が口を開いた。

 

 

「ありゃ、三郎。あれ、不味くない?」

 

 

「いやいや。どう考えても美味いだろ」

 

 

「違うわ!鯛飯お握りの味じゃなくて、戦況!」

 

 

「えぇ?尊氏様のことだから、大事ないと思うが」

 

 

 楠木軍の超絶的機動力でも、余裕を崩さず、救援に行こうとすら思わなかった理由としてはやはり尊氏様の存在が大きい。幾ら何でも精鋭部隊を周りに配置した尊氏様に万が一は有り得ない。

 戦に関しては素人同然の魅摩の言葉を訝しみ、陸地の状況を見直してみた俺は直ぐ、天丼にも程があるだろうと溜め息を吐いた。

 

 

「また直義殿(御舎弟殿)か……」

 

 

「多々良浜では真っ当に戦っておられたのですが、本州の武士たちが相手となると、結局元の木阿弥のようですなァ。桑原桑原」

 

 

「やはり……ん!?直義殿(御舎弟殿)の馬が!?」

 

 

 後の古典『太平記』には、直義の乗る馬が鏃を踏んで右足を引き摺ったために、楠木軍に追い付かれ、あわや討ち取られそうになったことが記される。結局、師直の重臣で後に『元可法師集』という和歌集を編纂する薬師寺公義の働きによって難を逃れたが、足利軍では序列第二位の武将の危機で、多くの者が浮き足立った。

 驚いたことに、誰よりも焦った者こそ他でもない尊氏様だった。

 

 

「そんな!?尊氏様の護衛どもは一体何を!?」

 

 

「高、上杉、畠山の六千騎に背後を突かせ、仕留めるおつもりか」

 

 

「道誉殿。もし新田軍が戻って来ようものなら、幾ら尊氏様とて不味くはありませぬか?ただでさえ今は御味方でも武勇抜群の土岐頼遠が乱れに乱れた直義勢のせいで、思うように動けぬ様子だ!」

 

 

「……宗家、落ち着かれよ。東へ向かった新田軍は今現在、少弐軍と細川軍に挟まれ、劣勢の様子です。そう容易く戻っては来られないかと。ただ、更なる伏兵の線が無いとは限りますまいなァ」

 

 

「!」

 

 

 一体どのような意図があってのことなのだろうか。尊氏様の周囲を固めていた高師直のような将兵たちが直義救援に赴いた。

 今後、十余年間生きる直義に政権樹立直後の面倒な雑務処理を引き受けさせる公算が崩れかねないというなら分かるが、そのために尊氏様の身命が危険に晒されることがあっては本末転倒だろう。

 軍記に記述が残される臨機応変の武将として俺は即断した。

 

 

「急ぎ尊氏様の元へ向かいます」

 

 

「宗家。お言葉ながら、今最も警戒すべきは南東に居るやもしれぬ敵方の水軍です。もし楠木の意図が弟殿を餌に尊氏殿の護衛を引き剥がすことであるならば、当てにしているのは間違い無く其奴らにございましょう。水域を固めることが我ら佐々木一族の今回の戦における役割であり、尊氏様をお守りする最良の道にございます」

 

 

「お話はご尤もやもしれませぬが、道誉殿。私は同族として信頼する貴方に魅摩を預け、出陣するつもりです。魅摩の周りを京極家の軍勢が固めれば、たとえ曹操軍八十万の船団が赤壁の水底から幽鬼となって押し寄せて来ようと、恐れることはございますまい!」

 

 

「……どうしても行かれるのですな?」

 

 

「はい!もう我慢なりません!直義(弟殿)ならいざ知らず、尊氏様の危機を見過ごすなど!俺には断固として出来ぬことです!御免!」

 

 

 この差し迫った局面において腹黒坊主の鋭い眼差しは血気に逸った俺を制止するものではなかった。やっと六角党の出陣である。

 さしもの楠木軍も当初の七百騎から徐々に擦り減り、残り少なくなっている。師直たちの加勢が大きく作用しているのだろう。

 高兄弟らが三つ鍬形の兜を捉えた頃、かつての六波羅北条軍の主力であった佐々木六角軍を率いる俺が遅れて上陸を試みた。

 

 

 

 

 

〜2〜

 

 

 

 

 

 六角党を率い、尊氏様の元に参じようとする俺は浜辺に打ち捨てられている足利本軍の船団を九郎義経のように飛び移っていた。

 焦燥感に駆られる。何としてでも、尊氏様の元に駆けつけ、防備を整え直すなり船の上に避難させるなりしなければならない。

 

 

「それにしても、弟殿は馬まで鈍臭いらしいな!全く!」

 

 

「殿。左様なことを仰っている場合では……」

 

 

「分かっておるわ!」

 

 

 船と船の間を伝って飛び回る俺は叫んで直ぐに歯噛みした。

 考えてみれば、新田家の一郎党に過ぎない大江田義政に苦戦するような足利直義がこの決戦で、格別に強い楠木軍の前に無事で居られるという発想自体、虫の良いものだったのかもしれない。

 

 

「うわ!?」

 

 

「足がもつれて!?」

 

 

「殿!六角党は精鋭なりと雖も、誰しもが殿のように船から船へと自由自在に飛び移れる訳ではござらぬ!このままでは陸に着くまでに半数以上が脱落するかと!どうか別の方法をお考えあれ!」

 

 

「くッ……俺だけでも先に行く!後から着いて参れ!」

 

 

「「「!?」」」

 

 

「やむを得ん。美濃部!甲賀衆で殿をお守りせよ!」

 

 

「承知しました!伊庭様!」

 

 

 なりふり構って居られない。たとえ数十人程度しか着いて来られないとしても、時間稼ぎにはなる筈である。本来なら紛れもない優勢の筈であるにも関わらず、俺は強迫観念に取り憑かれた。

 その時、甲賀忍軍の一人が叫んだ。彼らのような忍びにとって馴染みある道具が戦場に数多く転がっているのを発見したのである。

 

 

「殿!撒菱にございます!撒菱が戦場に!」

 

 

「何!?……そうか!楠木軍が撒いたのか!」

 

 

「まさか直義の馬はそれで」

 

 

「分からん!だが、これではっきりした!今、この状況は軍神が用意した周到な罠だ!だが、伊賀者どもを凌駕し得るお前たち甲賀忍軍と一緒の俺なら、必ずや打破できよう!さぁ、着いて参れ!」

 

 

「「御意!」」

 

 

 いよいよ砂浜に到着した。得意の馬術を活かせない歩兵として戦うことになるのが辛いところだが、泣き言を言っている場合ではないだろう。尊氏様の偉業が終わるようなことがあっては困る。

 見れば、戦場に転がる撒菱はあたかも平安京や平城京のような碁盤の目を描いている。軍神の仕掛けた罠の現れに違いないと冴え渡る勘が告げていた。さて、どうしたものか。俺は頭を捻った。

 

 

「美濃部、旗だ!旗を拾って持って来い!」

 

 

「は、旗……?承知!」

 

 

「ふぅぅぅ……尊氏様!周囲にご警戒を!今、参ります!

 

 

「千寿丸?」

 

 

「殿、旗をこれに!」

 

 

「よし!」

 

 

 本来であれば、箒の一つでも欲しいところだが、この場合ならば寧ろ旗の方が掃討範囲の広さから有用だろう。旗を振ることで風を巻き起し、辺り一体の撒菱を吹き飛ばして道を作るのである。

 魅摩がもう一人居ればと思うが、言っても仕方の無いことだ。

 

 

「殿!後ろにござる!」

 

 

「!?」

 

 

 不意に察知した気配と甲賀忍軍の一人の声に反応し、俺は風起こし用に使っていた旗を咄嗟に後ろの方へ放り投げて転がった。

 すると、先程まで俺の居たところへ峻烈な斬撃が通過する。

 下手人は見覚えのある人物であった。勿論、名のある大将だ。

 

 

「チッ!一年で見違えたな!近江三郎!」

 

 

「楠木正季……!やはりこの状況は軍神の!」

 

 

 軍神の弟として知られる楠木正季はかつて上赤坂城で、平野将監という武将と共に鎌倉幕府軍と戦った過去を持つ歴戦の勇将だ。

 到底、今の俺が得意の馬を欠いてまともに戦える相手ではない。

 

 

「六角千寿丸、お前の太刀筋は知っている。本気を出したとしても甥たちや我が息子なら兎も角、拙者には勝てまい。水銀の商いを通じた縁に免じて、急ぎ立ち去るなら見逃すのも吝かでないぞ」

 

 

「舐めるな!我こそは尊氏様の忠臣!楠木帯刀よ、情けは無用!」

 

 

「「殿!?」」

 

 

「お前たちは他の奴らを近付けさせるな!……いざ、尋常に」

 

 

「左様か……元より兄上の『偽京の計』完遂のため、お前たちのような元六波羅軍の対応を任されているのだ。時間稼ぎをすれば十分との仰せだったが、ここでお前の息の根を断とう。加減はせん」

 

 

「ほざけ!」

 

 

 かつてない強敵だった。豊島河原の戦いで干戈を交えた北畠顕家ですら、個人の武勇では楠木正季が相手となれば、惜しくも及ばないだろう。恐らく楠木党においても随一の武勇を誇る筈である。

 斬撃の一つ一つが炎を纏うかのように強烈で、尚且つ野生味に溢れている。伝来の名刀の「綱切」があって、鎧を散々に撃ち剥がされても、何とか保っているが、このままでは百と保たない筈だ。

 あちこちから駆け付けてくる友軍を楠木党が跳ね除け続ける中、俺はすかさず正季から距離を取って大きく息を吸い込んだ。

 

 

「スゥゥゥゥゥ」

 

 

「ここまで粘るか。だが、結局は兄上の意図通り」

 

 

「尊氏様のためなら、命など惜しからず。たとえ軍神であろうと、鎌倉殿に指一本とて触れさせじ。これ、佐々木源氏の務めなり」

 

 

「空気が……変わった?これが化生の……」

 

 

「我が秘剣!有り難く味わえよ!」

 

 

「何!?」

 

 

「喰らえ!『雷燕返し』!」

 

 

 何と言うこともない。元逃若党の吹雪から今は何処に居るとも知れない北条時行が複数の必殺技を持っていたと聞き、余興がてら想像してみたのを、佐々木惣領として実戦に転用するのみである。

 個対個に用いるべき技であるが、要は稲妻を描くかのように早く取って返した刀を相手の急所に必中させるという一撃である。

 受け流すことも回避することも困難な一撃がすれ違い様に正季の身体に浴びせられる。しかし、先に身体を崩したのは攻撃を受けた正季ではなく、攻撃を仕掛けた側である筈の俺の方だったのだ。

 

 

「ひ、膝が……!」

 

 

「浅い、浅いぞ。近江三郎。頼るのが刀のみではな」

 

 

「クソっ!軌道もズレたか!」

 

 

 どうやらすれ違い様に足蹴りを入れてくれたらしい。悪党らしい攻撃への警戒は怠っていないつもりだったが、結果はこれだ。

 技の御広目に夢中になる余り、思わず意識が逸れたのだろうか。

 また、肝心の刀は首を刎ねるに至らず、大袖を弾き飛ばして肩を負傷させたのみだった。膝を付く俺に向かって正季が振り返る。

 

 

「覚悟!」

 

 

「いや、俺の勝ちだ」

 

 

「何?」

 

 

「この技の副次効果だ!視界が暫く狭まり、周りへの注意が薄くなるんだよ!さぁ、目賀田!お前の一撃を名将にくれてやれ!」

 

 

「承知!」

 

 

「!?」

 

 

 我が郎党の目賀田弾正忠なら問題無く正季の相手が出来る。

 一安心した俺は主君と仰ぐ尊氏様の方に再び目を向ける。

 

 

「な……!?」

 

 

「筑前守共々、やってくれまいたな。千寿丸」

 

 

「どうして貴方が此処に……?師直たちは……?」

 

 

「はてな……良いものを見せて貰った」

 

 

 殆ど目と鼻の先の場所で片腕を矢で貫かれた楠木正成その人が佇んでいた。船上からでも視認できた闘志は既に尽きた様子だ。

 馬上の人である軍神は俺を一瞥すると、弟の方に目を向ける。

 

 

「策は破れた。正季、残り七十騎なら囲いを抜けられる。行くぞ」

 

 

「ッ……!はい」

 

 

 利き腕を無力化されたことで、軍神ながら余力を使い果たしたかのような正成は戦い足りない様子の弟を連れ、戦線離脱を図る。

 呆然と見送るしか無かった俺の元に、便女の亜也子を含めて続々と佐々木勢が駆け付ける一方、楠木兄弟は北へと去って行った。

 

 

 

 

 

〜3〜

 

 

 

 

 

 僅か七十騎にして足利軍による包囲を突破し、湊川近郊から北へ向かおうとしたところ、鵯越から侵攻した尾張(斯波)高経の軍勢と鉢合わせた末に退路を塞がれ、楠木党はすっかり追い込まれていた。

 夕方を迎え、楠木党は何処にでもある民家に立て籠っている。

 尤も、一口に民家と言っても、数十名が入れるほどの規模だ。

 

 

「兄上。新田軍は我が方の少弐や細川らの軍勢に敗れ、生田森より京方面へ撤退しました。早く全軍を挙げ、追撃せねばなりません。何時迄も楠木たちの動きを静観する訳にも参らぬでしょう」

 

 

「うむ。しかしなぁ」

 

 

 今回の戦でも大軍を使い熟せなかった直義は聞いた話によると、逃げ回る余り、一時は遥か遠くの上野山の須磨寺に入ったらしいのであるが、それにしては何時ものように冷静沈着な振る舞いだ。

 一方、尊氏様はどこか思うところがあったのか、歯切れの悪い様子だった。ふと尊氏様の近習が持っている武器が気になった。

 

 

「まさか……兄上、楠木たちに降伏勧告するおつもりですか?」

 

 

「駄目か?」

 

 

「……はぁ」

 

 

 珍しい形状で骨喰とかいう名前の足利家伝来の薙刀をマジマジと見ていると、尊氏様が突拍子もないことを言い出していた。

 溜め息を吐く直義の他にも、多くの足利譜代の者たちが主君の方を食い入るように見ている。外様の俺もこの言葉には驚いた。

 心の内を見破られたのか。不意に尊氏様は俺の方に目を遣った。

 

 

「なぁ、千寿丸。楠木殿は今日死ぬのか?」

 

 

「は、はい。楠木判官が死んでこその湊川合戦と言えるかと」

 

 

「……千寿丸」

 

 

「えっと……何でございましょう?」

 

 

 どこか正成が死ぬことを尊氏様は望んでいないように感じる。

 しかし、そんな筈はない。幾ら戦に滅法強い人物だと言っても、軍神には今日この日をもってご退場願うのが筋であるような気がするのだ。真の意味で尊氏様が天下の頂点に君臨するために。

 

 

「我は思うのだが、必ずしも筋書き通りである謂れは無いのではあるまいか?大事なのはあくまで、我にとって便益かどうかだ」

 

 

「?……申し訳ありません。仰ることの意味を測りかねまする」

 

 

「つまりだな、千寿丸。今からあの民家を訪れて、投降するよう楠木殿たちを説得してくれ。護衛なら好きな武将を付けるから」

 

 

「……はい?」

 

 

「そう構えるな。これで大丈夫だと我が勘が告げているのだ」

 

 

 訳の分からないお言葉により、俺は棒立ちになった。それから暫くの間、文字通りフリーズした後、直義の冷めた目線に晒されたり高兄弟に両肩を掴まれたりして、やっと意識を取り戻した。

 何はともあれ、主命とあらば、行くだけ行かざるを得ない。

 迷いに迷った挙句、護衛に指名した武将は馴染みある者だった。

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