海軍きっての問題児であり、優秀な提督である上柳遥斗は、端的に言えば滅茶苦茶頭のおかしい奴だった、


サイコパス気味で艦娘を食べてみたい(物理)と思っており、尚且つ無駄に良いルックスと能力とゴミみたいな性格、空気の読めなさを備えている、今すぐ死んだ方が人類全体の幸福度が向上するレベルの男だ。

そしてそんな彼はこう言う。

「提督業マジダルすぎ、チョー辞めてぇ!」

…と。

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どうも、艦これしてたら急に思いついたので深夜テンションで突っ走りました、湯タンポです。

今回は私にしては珍しく一人称視点で書いてまして……などと言う話はすっ飛ばしまして……この作品は頭を空っぽにして読むか、『まぁなんでもええわ』っていう心がマリアナ海溝並みに深い方のみご覧いただくことをおすすめします。

では。


大和可愛いよ大和。



頭のおかしい提督は、提督を辞めたいそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

『人は後悔する生き物だ』__とは誰が言い出したのか知らないが、真理をついている。

 

 

君達も毎日何かしらの後悔を抱いてるんじゃないか?

 

 

 

 

 

……え?俺?

 

 

俺が後悔してるのは__

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「提督、早くこの書類終わらせてください!」

 

 

 

_艦娘の居る世界で提督になってしまった事じゃないかなぁ(白目)

 

 

 

***

 

 

「はあ……やっと終わった……」

 

 

机に突っ伏しながら呟くと、隣で秘書艦の加賀からため息混じりの声が聞こえた。

 

「……提督が途中で脱走したりしなければ、もっと早く終わったと思うのだけれど」

 

「ちょっと何言ってるか分からないけど、明日にでも退職届出してこようかな」

 

「会話の流れが見えないし、その退職届は一体何通目なのかしら」

 

そう言うと彼女はまた一つため息をつく。

 

「それな〜!いい加減受理してくれないかな〜?これ丁度400通目なんだけど〜」

 

「……もう諦めて働きなさい」

 

「嫌だね!あきらめたらそこで試合終了だよって安〇先生も言ってた!」

 

「それはバスケの話では無かったかしら?」

 

「じゃあ俺は今からバスケットボールを持ってくるぜ!ボールは友だち!怖くない!」

 

「提督、落ち着いてください」

 

「ファ〇チキください?」

 

「言ってません、耳にウジでも湧いているの?」

 

「てへ☆」

 

「頭にきました」

 

「その物騒な弓は仕舞おうか」

 

 

 

 

そんな会話をしているうちに時刻は既に22時を過ぎていた。

 

 

そして夜と言えば夜食!夜戦じゃないよ?夜食!

そして夜食と言えばカップ麺!! というわけで早速お湯を沸かす準備をする。

 

「提督、夜中に食べるとお腹周りが大変なことになるわよ」

 

「あ、もしかして実体け」

 

シュドッ!

 

という音と共に矢が壁に突き刺さった。

 

「鎧袖一触よ、心配要らないわ」

 

「つまり即死ってことね、大丈夫だよ心配しなくても"どっかの誰かさん"みたいに三段腹にはなら」

 

ヒュンという音がしたと思ったら頬の横を風が通り抜けていった。

 

「次は当てます」

 

「メンゴ☆

 

ラーメンひとつ上げるから許してちょ」

 

「……いただきましょう」

 

 

ふっ……チョロい。

 

まあそんなこんなで数分後、無事3分経ったので蓋を開ける。

 

すると中からはなんとも言えない香りが立ち上ってきた。

 

「ウメェェェェ…!」(羊)

 

「…………」

 

「どうしたんだ加賀、食べないのか?俺が全部食べるぞ」

 

「……頂くわ」

 

こうして今日もまた1日が終わった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

「おはようございます、提督!」

 

「うーん……あと280時間位寝かせてくれ……」

 

「起きないと主砲を叩き込みますよ!」

 

「46cm砲はヤメレ!」

 

鎮守府ごと木っ端微塵になるわ!

 

「……も〜朝から元気だな〜……おはよう大和、今日も可愛くて美味しそうだね」

 

「はい!ありがとうございます!……え?…美味しそう……?」

 

満面の笑みを浮かべながら答える彼女を見て思わず苦笑いしてしまう。

 

 

(……大和って身長もでかいし、色々と肉付きも良いから美味いと思うんだよな〜…)

 

その内心では到底口に出来ない事を考えていたが。

 

「ああごめん間違えた、可愛いね」

 

「え!?そ、そうですか……」

 

「うん、すごくかわいいよ(棒)」

 

「……」

 

無言のまま俯く彼女の顔を見ると耳まで真っ赤になっていた。……ちょっと面白いかも。

 

「提督、あまり彼女をいじめるのはやめてあげてください」

 

加賀はそう言うが、正直反応を見る限り楽しんでいるようにしか見えない……てか加賀も美味そう……色々デカいし、

 

「………ッ!……なぜだか凄く寒気がして来ました」

 

「…チッ」

 

「…今舌打ちしたわよね?」

 

…これだからカンのいいガキは嫌いだよ。

 

大和みたいに普段は優しくて気配りが出来るけど、結構ポンコツくらいが一番いいのに……後やっぱ大和可愛いし…美味そうだし(2回目)

 

「提督?何か変なこと考えてません?」

 

「オレパンダニンゲンノコトバワカラナイ」

 

「矢の一本でも穿てば夢から冷めるわよね」

 

「朝から物騒な事はやめなよ加賀、可愛い顔が台無しだにょ」

 

「語尾に『にょ』とか気持ち悪いです」

 

「…全国のその語尾の人に謝った方がいいと思うよ」

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

執☆務☆室

 

 

…そうだ、元帥閣下に直談判しに行こう(某京都)…無理だったら逃亡だ!

 

執務室で書類仕事をしていると突然思い立った。

 

…という訳で執務室内の邪魔者(常任秘書艦 加賀、日替わり秘書艦の大和、対書類戦闘最終兵器 大淀)の三人を倒さなければならない……

 

まずはこの女だ……!

 

「加賀、もう昼時だし先に食堂行っておいでよ、俺はもう少し仕事してから行くからさ」

 

「………分かりました。それじゃあお言葉に甘えて、失礼します」(空腹には勝てない)

 

よし、これで一人居なくなった。

 

次は……

 

「大淀、少し仮眠をとったらどう?かれこれ六時間は根詰めてるじゃん。」

 

「いえ、そうも行きませんよ。この程度の量なら全然平気なのでお気になさらず」

 

「ノンノン、休むのも仕事の内だ、ほれ行った行った」

 

「はあ……わかりました……」

 

渋々といった様子で部屋を出ていく彼女を見送る。

 

さすがは大淀、仕事に対する意識が高いね。

 

そして、最後に残しておいたのは……

 

「大和」

 

「はい!何でしょうか?提督」

 

美味そ……じゃなかった、普段はしっかりしてるのにわりとポンコツな大和。

 

彼女は俺が名前を呼ぶと嬉しそうに返事をした。

 

「大和にしか頼めない事があるんだけど……」

 

「……!!はいっ!大和に出来ることならなんでも仰ってくださいっ!」

 

ちょっとお願いするような声音で俺がそう問うと、彼女は目を輝かせながらそう言った。

 

「実は俺今日大本営にちょっと用事があってさ(嘘)その間書類仕事とかを大和にやっといて欲しいんだよね」

 

「そんな事でよろしいのですか?分かりました、お任せ下さい!」

 

「あ、それと加賀達が戻って来たらこの紙渡しといて」

 

「了解しました!」

 

「うん、よろしくね」

 

 

ヨシ!早速大本営にレッツゴー!あ、途中でラーメンたーべよーっと。

 

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

大本営なう。

 

 

 

「という訳で元帥閣下、俺辞めるんでこの辞表受け取ってください」

 

「無理☆」

 

「オ?ざっけんな☆」

 

「あのさ、君自分の重要性分かってる?曲がりなりにも大将クラスがそんな簡単に辞められるわけないだろうが」

 

「大丈夫大丈夫、なんとかなるって!皆優秀だからさ!俺じゃなくても大丈夫っしょ!それに俺に労働は向いてないしね!アッハッハ!」

 

「君は本当に馬鹿なのか?いや馬鹿なのは知ってたけどここまでとは思わなかったよ」

 

「やーめさっせろ!やーめさっせろ!やめさせてくれよぉ〜!!」

 

「ええい鬱陶しい!駄々こねるんじゃない!そもそもなんで急にこんな事言い出したんだ」

 

「そりゃあ働きたくないからですね☆

…俺この戦いが終わったら可愛い女の子のヒモになるんだ!」

 

「……しょうもなさ過ぎて死亡フラグにならなそう」

 

「じゃあ辞めさせてくれます?」

 

「無理無理☆」

 

「ファッ○ンゴッド」

 

結局元帥は頑として首を縦に振らなかった。

 

「クソッ!こんな茶番に付き合ってられるか!俺はラーメンを食いに行かせてもらう!」

 

「待て!どこに行くつもりだ!まだ話は終わっていないぞ!」

 

「うるさい!離せったら離せよこのクソ元帥!

俺はお前の言う通りになんてならないからなぁ!」

 

ハッ!ジジイの力に20代後半が負けるか!

 

俺はクールに大本営の執務室を去るぜ!

 

 

「……貴方、また元帥閣下に迷惑掛けてるの?いい加減子供じゃないんだから辞めなさいよ」

 

おん?

 

「…誰かと思えば結衣じゃん!元気に提督やってる?」

 

「元気に提督やってるって何よ……まあそれなりに戦果は上げてるけど」

 

そこに居たのはかつての戦友にして幼馴染みの如月 結衣だった。

 

彼女は現在少将で、俺は一応大将だ。

 

「へぇ、頑張ってんのねぇ、偉いえらい……よし飲みに行くぞ!これ上官命令ね!アルハラしてみたーい!」

 

「は?ちょ、そんな急に……!私この後今度の大規模作戦の打ち合わせが……」

 

「知らんなー!軍隊において上官の命令は絶対なのだァ!さあさっさと行くぞ、アルハラだ!」

 

「…………貴方ねえ…………まったく、仕方ないわね…分かりましたよ、大将閣下、お供させていただきますよ」

 

「おん、これでも結構いい店知ってるぞ〜」

 

 

 

 

 

 

***

 

 

「んで、何飲む?将校御用達の店だから安いのから高いのまでそろってるぞ」

 

「…じゃあとりあえずハイボールでお願いするわ」

 

「りょ」

 

注文した飲み物が来るまでの間、お互いの近況報告をしていた。

 

「んでどう?改めて元気に提督やってんの?」

 

「そうね……毎日忙しくはしてるけれど、やりがいはあるし楽しくはしてるかな」

 

「ほーん……そっかそっか、それなら良かったよ。」

 

「……あなたは?今日もまた抜け出してきたんじゃないでしょうね」

 

「正解☆」

 

「……はぁ…また自分とこの秘書艦にドヤされても知らないわよ」

 

そう言って彼女は呆れたようにため息をつき、卓上に来ていたハイボールに口を付ける。

 

「大丈夫大丈夫☆あいつら俺の事大好きだからさ、俺が頼めばなんでもしてくれるんだよなこれが」

 

「その自信どっから出てくんのよ……」

 

「まぁ事実だからね、仕方ないね」

 

「はいはいそーですか……」

 

「まぁまぁそんな拗ねるなって、お前もちゃんと可愛いよ」

 

「……フンッ、拗ねてなんかないわよ」

 

そう言いつつも頬杖を突きながら顔を背け、三杯目のハイボールを口にする彼女。

 

(相変わらずコイツも分っかりやすいなぁ……)

 

「ところで、いつになったら結婚すんだ?」

 

「ブフッ!?」

 

「うわっ、汚いなオイ」

 

「ゲホッゴホ!あ、あなたがいきなり変なこと聞くからでしょ!」

 

「え?だって結衣もう27だしそろそろ考えないとやばくない?行き遅れるよ?大丈夫?」

 

「ホント貴方にはデリカシーってもんがないわね…!それに私はまだまだ若いんだから大丈夫よ!」

 

「え?あと三年も経たずに30になるのに若いの?」

 

「ぶっ殺すわよ!」

 

俺の言葉に憤慨しながら彼女はジョッキに残っていたハイボールを飲み干すと、追加を頼み始めた。

 

「いいぞもっと飲めー!アルハラだー!」

 

「……まったく、女性を酔わせようなんて最低よ」

 

「変な心配しなくて大丈夫だって、俺はお前に欲情なんてまずしねえから」

 

 

「………………あっそ…」

 

そう言いつつ、どこか残念そうな表情をする結衣。

 

 

 

1時間後……。

 

 

 

 

「だからぁ…なんで私にもっと構ってくれないのよぉ…保育園、小学校、中学校、高校、軍学校、そして今もぉ、私のことを少し構ってはまた他の女にぃ……なんでいつも私だけを見てくれないのぉ〜!!」

 

「こりゃ完全に出来上がってるわ、これで大本営の将校から『氷の女帝』とか言われてんのウケるw」

 

「うるしゃい!うるしゃいわ!だいたいねぇ!貴方がいけないにょよ!昔からずっと一緒にいたくせに!ホントは誰よりも目ざとくて、私の気持ちなんてとっくに知ってるくせにぃ!なのに全然手を出して来ないし、キスどころかまともにボディタッチすらしてくれにゃいし!かと思えば提督としてもバカみたいに成果を出してポンポン階級上げるし!私がどんな思いで今まで過ごして来たと思ってるのよおおお!!このバカぁああ!!!」

 

…お酒は人を狂わせるってこういうことなんだねー、コイツ後で後悔しそう(小並感)

 

「うんうんそうだねお母さんもそう思うよ(焼き鳥おいちい☆)」

 

「貴方は私のお母しゃんじゃねぇ!このバカっ!クズ!アホ!童貞!死ねぇ!」

 

悪口のレパートリーが小学三年生で草。

 

「はいはいうっさいよー、ちょっと黙ろうねー」

 

「むぐっ!んぐっ!んんんんんっ!」

 

「ハッハッハッ!はい酒を飲め飲めー!」

 

それからさらに1時間半ほど経過して、 そこにはベロンベロんになって机の上に突っ伏している彼女の姿があった。

 

これこそがアルハラの醍醐味である。

 

「…ひぐぅ……ひっく……うぇぇ…!」

 

あ、そういえばコイツ泣き上戸だっけ。

 

「……グスッ……ヒック……」

 

「おーい、結衣ー?」

 

 

「………本当は怖いの…深海棲艦と戦うのも、提督なんて職業も…いつ死ぬかも分からないのに、それでもみんなは戦い続けてる……それがたまらなく怖くなる時があるの……」

 

「……ほーん」(なんか急に始まったな)

 

「……でも、そんな事言ったらみんなの士気に関わるし、何より皆が頑張ってるのに自分だけが弱音を吐いてちゃダメだって思って……だから無理して強がって、平気なフリして……そうやって自分を騙して、誤魔化して……そしたらいつの間にか少将なんて言う立場になって…『氷の女帝』なんてあだ名までつけられて……本当は唯怖いだけなのに…」

 

「……へ〜」

 

「……だから辞めたいとずっと思ってたの……でも、貴方が戦果を挙げて出世していく度にどんどん置いていかれる気がして、私も戦果を挙げていたら、いつの間にかもう後戻り出来ない立場に追いやられて……どうすれば良いのか分からなくなって……それで……」

 

「……ふ〜ん」

 

「……だから、貴方は辞めたりなんてしないでよ…!貴方がこの職業を辞めたら、私がこんな辞められない立場に意味がなくなるじゃない……!」

 

「……えっ話重っ!」

 

思わず本音が出てしまった。

 

「だから、辞めるなら私も連れて行って…よ……?」

 

「……」

 

「スーッ……スゥッ……zZZ」

 

「寝てるじゃん、置いて帰るか…?…まぁいいや、取り敢えずうちの鎮守府連れてくか(思考放棄)」

 

 

会計を済ませ、彼女をおんぶしながら店を出ると、 外は既に真っ暗だった。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

 

おまけ

 

 

 

「提督、結局昼食に来なかったでは無いの……って、大和、提督はどこへ行ったの?」

 

「あ、加賀さん、提督は大本営に用があるって出掛けていきましたよ?あと、提督から加賀さん達が戻って来たらこの紙を渡しておけって……」

 

「そう……ありがとう」

 

私は渡されたメモ用紙を開き、内容を確認する。

 

 

そこにはこう書かれていた。

 

 

 

《ラーメン食いに行くついでに元帥に直接辞表出してきます☆》

 

 

 

思わず私はその紙を握り潰した。

 

 

「……あのクソ提督……!帰って来たらただじゃおかないわ……!」

 

 






大和可愛いよ大和!

加賀さんも大淀もみーんな大好きだけどね!

だからきっと食べたら美味しいよね!

え?オリキャラが出てる理由?特に無い☆


それじゃ、多分続かない☆

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