【完結】朝起きたら色綾まどいになってました   作:発火雨

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一度書いた奴を消して書き直して、いざ投稿したらミスで消えて、三度目の正直です。
もうグダグダです。せっかくいい感じのおねショタ書けてたのに、なるべくいい感じに戻したつもりだけど。もうわからぬ。

しばらくおねショタ回が続く予定。シリアスが続いたからね。


二人でデート 飛行機に乗って

「熱斗君、明日以降予定はなにも入れてないわよね?」

「うん、いつでもネットエージェントの仕事が出来るように何にも予定は組んでないよ」

『夏休みの宿題の予定は組んで欲しいんだけどね。後で慌てても知らないよ』

 

 夏休みでもトラブルに巻き込まれて大変だもんね。ってなわけで俺がせっかくだから夏休みの思い出に残るような旅行をプレゼントしてやろう。

 

「じゃあ、明日、お姉さんとデートしない?アメロッパの街並みに風情あるお城を見て回る贅沢コースよ」

「デ、デート!しかも海外!?」

 

 なんと科学省のお金で飛行機もファーストクラス!俺今まで一度もファーストクラスなんて乗ったことないからすげぇ楽しみなんだよね。きっと豪華な機内食に、お高い飲み物。ふかふかのソファーに座りながら映画を見たり……最高じゃんか!

 

「しかもファーストクラスでの旅行なんて滅多に行けないわよ、楽しみね、アメロッパデート」

「な、なぁロックマン、ファーストクラスって?」

『飛行機の席にはそれぞれランクがあってファーストクラスって一番高い席だよ。もしかしたら個室になるかも』

「こ、個室!まどいさんと二人っきりで!?」

 

 実はそれも仕事の一環なんだけどね、なんでもハイパワープログラムのオリジナルがいつの間にか盗まれてしまったみたいなので、それの調査と、より強固なセキュリティを用意できないかと科学省に依頼が来たのだ。ついでにアメロッパに行く予定もあったから、それならということで空港さんのご厚意でわざわざファーストクラスを用意して頂いたのだ。

 

 恐らく先ほどのゴスペルのニホン侵略作戦と同時にしてやられたものと思われ、表沙汰にはなってないが、オフィシャルと科学省はこの事態を重く見ている。今回は科学省にお呼びが掛かったので俺たちネットエージェントが仕事として飛行機の電脳空間をチェックしに行くのだ。

 

「そんなわけで飛行機の電脳を見て科学省が新しく作ったセキュリティプログラムを組み込んでくるのがお仕事なの」

『ほらね、ちゃんとしたお仕事だったでしょ、ってあれ、それならなんでわざわざアメロッパまで?』

「ふふっ、飛行機に乗るのは仕事だけど、後はせっかくの夏休みの思い出になるようにお姉さんからのご・ほ・う・び!」

 

 本当はゴスペルのニホンとアジーナの侵略作戦を重く受け止めたオフィシャルネットバトラー世界本部が世界会議を開催、なんでも他国のオフィシャルが手に入れたゴスペルの極秘情報をみんなで共有するとか、その会議の開催地がアメロッパなんだよね。本当はネットエージェントはニホンの独立した組織だから呼ばれてないんだけど、色々事情があって勝手に行くことにしたんだよね。なので空港以降の行動は表向き完全プライベート。だからデートなのはある意味本当だよ。

 

「一応仕事だからパスポートの手続きも科学省でしてくれるし、明日からはネットエージェントのお揃いスーツで出動よ」

 

 小学生だからって舐められないように、ネットエージェントのユニフォームも作ってもらったんだよね、俺と熱斗君しかメンバー居ないから今のところペアルックでしかないんだけど。でも最新科学で作られた多機能性のスーツなんだよ。火の中水の中飛び込んでっちゃう熱斗君には必要な装備なんでいつものごとく光さんが頑張ってくれました。あっ、デザインは俺ね!

 

「だから明日は寝坊しちゃだめよ」

「も、もちろん、寝坊なんかしないよ。……ロックマン、明日のアラームは最大音量で俺が起きるまで鳴らし続けてくれ」

『普段から寝坊しないようにちゃんと起きる癖を付けたらいいのに……わかったよ、起こさなかったら一生恨まれそうだし、ちゃんと起こすよ』

 

 海外に行くのもきちんと光さんには裏事情も込みでわかってもらってるし、はる香はまどいさんが一緒なら安心だとお墨付きも頂いてる。原作でも一人で海外に行かせてるし、二人とも可愛い子には旅をさせろって教育方針だよね。

 

 空港で待ち合わせをしたら時間通りに熱斗君が来た。お揃いのスーツを着てると仲のいい姉弟みたいでなんか照れちゃうな、熱斗君も照れてるのか少し顔が赤いし、ペアルックって案外恥ずかしいんだな。ううん、いつもからかってるけど、少し反省。でも後悔はしてないからこれからもからかい続けるけどね。

 

「それじゃちゃちゃっと飛行機の電脳を調べちゃいましょうか、熱斗君はこのセキュリティウイルスを各種プログラムに組み込んで回ってね」

「了解!ロックマンちゃちゃっと終わらせちゃおうぜ」

『そうだね、調べることはまどいさんとカラードマンに任せて、僕たちは僕たちのできることをしよう』

『ふふっ、せっかくだからどっちが早く終わるか勝負しようよロックマン』

 

 熱斗君が組み込んで回ってるのは光さんがウラのウイルス製作者と共同で作った防衛専用ウイルス通称セキュリティ。超高速でダメージを回復して時間経過で爆発による範囲ダメージを与える、防衛専門のウイルス。その厄介さは試作品のテストに付き合ってもらったケロちゃんとデカオ君が10回挑んでも突破できない結果をもたらした。

 

 俺はネタが事前に割れてたから突破用のフォルダを作って5回目で突破出来たもんね、ここだけの話熱斗君とロックマンがネタバレせずに3回目で突破したのには俺も光さんも唖然。悔しかったから頬っぺたグリグリの刑に処したけど、しょうがないもんね、悔しいもんは悔しいんだもん!

 

「こっちはゴスペルに関係するような痕跡は発見できず……わかってはいたけど敵も狡猾ね」

 

 まさか、科学省とオフィシャルのマザーコンピューターを狙う裏側でハイパワープログラムまで狙ってたとは、俺もまだ先のことだと思って対策が出来ず後手に回ってしまった。一応原作での犯人に当たるガウス・マグネッツのこともそれとなくマークしていたが、まったくそんな気配は見えずむしろ、ゴスペルの被害に憤り、各国の復興のための会社を立ちあげようと準備をしているところだった。

 

 俺の原作知識と違うことが起こってきてるし、もしかするとゴスペルに関わってない可能性もあるが油断はできない。俺は俺に出来ることをしていくしかないのだ。熱斗君も周りを頼ることを覚えてくれたし、俺も何かあったら熱斗君に頼ることを覚えないとな。どうも一緒にいてネットバトルをしてない時は守りたくなっちゃうんだよね。

 

「まどいさん、セキュリティのセット終わったよ……って俺の顔まじまじと見てどうしたの、なんかついてる?」

「いや、もっと熱斗君を頼らなくっちゃなぁって思ってね、子供だけど男の子だもんね、これからもよろしくね」

「も、もちろん、任せてよ!ガンガン頼ってよ、俺まどいさんに頼られる男になるからさ」

 

 う~ん、頼もしいな。かっこいいな熱斗君、きっとクラスの子にもメイルちゃん以外にファンが居そうだなこれは。

 

「それじゃ、しばらく暇だし、機内食でも楽しみましょうか、お肉とお魚が選べるけどどっちにする?」

「そういやおなかペコペコだよ、肉も魚もどっちもいいなぁ、どっちにしようかなぁ」

「ふふっ、それなら別々のを頼んでシェアしましょうか」

 

 俺もどっちも食べたかったから、こういう時に二人旅っていいよね。一人で全部食べるのはさすがにちょっとね。別に食べれないことは無いんだけど太りたくないし、いや、一応は女だからそこんところは気を使わないとね。ほら、せっかく美人なんて世間で言われてるし、俺だって第三者の目線とか評価の事ちゃんと考えて生きてるのよ、根が小心者だから必要なのよ。

 

 そんなことを考えながら二人仲良くファーストクラスの席に戻ると、スチュワーデスさんがわざわざ訪ねて来た。なんでも俺たちに挨拶がしたいという人がいるから通してもいいかって。別に断ることもないし、どうぞって言ったけど誰なんだろう?

 

「こんな空の上で挨拶するような知り合いっているっけ?」

「たぶん、科学省の関係者か依頼関係の人よ、ネットエージェントしてると結構向こうから挨拶されることも多くなるから、熱斗君も慣れていってね」

 

 あと多いのが引き抜きね、うちに来ませんかって話はありがたい気もするんだけど、俺はこの職場が気に入ってるし、正直よそに行くほうがむしろ危険な気がするから穏便に断ってるよ。

 

 するとすぐにファーストクラスにお客さんがやって来た。それは俺が予想してなかった大物で……。

 

「やぁ、熱斗君久しぶりだね、君が乗っていると聞いてぜひ一度生身で挨拶がしたかったんだよ」

「ガウスさん、どうしてここに!?」

 

 なんで君たち知り合いなのよ!?




『飛行機』
ハイパワープログラムのオリジナルは無くなったがコピーでも十分動く。
科学省に依頼して新しいセキュリティを組み込んでもらった。

『セキュリティ』
原作WWWエリアに居たみんなのトラウマ。WWWではなく科学省にウイルス製作者が売りつけた。しかも光さんが監修しているのでより強固に。熱斗君はバリアやインビジブルを組み合わせながらプログラムアドバンスで突破してた。

『ガウスさん』
世界的にも有名な財閥、ガウスコンツェルンの会長。
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