【完結】朝起きたら色綾まどいになってました   作:発火雨

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今回短いですがサクッと進みます。これで長かったアメロッパ編も終了。


告白結果

 ど、ど、どうしよう、俺熱斗君から告白されたよ!?いやでもこれはきっと何かの間違い……、じゃないよね、熱斗君真剣だし、本気で勇気出して告白してるよこれ。

 

 えぇっと、どうすればいいんだ、歳の差があり過ぎることとか、小学生相手に犯罪じゃないかとか色々あるけど、俺の気持ちはどうだろうか?確かに前世は男だけど今は女だし、熱斗君のことは好きだけどそれってあくまでファン的な好意なんじゃないかなぁとも思うし、でもキープとか冗談とかで済ませるなんて絶対できないし。

 

「えぇっと、まどいさん?」

「ちょっと待ってね、色々ビックリしすぎて戸惑っちゃったから」

 

 うーん、取りあえず落ち着こう。とりあえず仮に付き合うとしても熱斗君が大人になるまでは正式に付き合うのって難しいよね。こうなりゃ世間体とかはどうにでもなるし、俺が頭を下げなきゃいけない人も出てくるけど、そっちは俺が誠心誠意謝ればどうにかできるだろう。

 

 ……よし決めた!俺は今ここで熱斗君と恋人同士になる!! メイルちゃんの存在とか、今後の原作の展開とか、熱斗君の幸せとか色々考えなくちゃいけないことはあるけど、勇気を出した告白だからこそなぁなぁに済ませてはいけないだろうし、歳の差の問題とかもきちんとルールを決めて、伝えるべき人に話を通してみよう。どうなるかわからないけど、きちんとしなくちゃいけないことを一つ一つ解決していくしかない。

 

「熱斗君、きっと真剣に悩んで考えてくれたことだから私から改めて確認することは無いけど」

 

 俺は緊張してる熱斗君を安心させるように微笑む。うん、大丈夫だ。覚悟を決めたらなんだか吹っ切れた気分になったぞ。さて、ここから先は大人の対応を見せないとな。

 

「熱斗君と比べたら年増な女ですが、これからもよろしくね」

 

 そう言って手を差し出す。すると熱斗君は一瞬キョトンとした表情を浮かべたがすぐに顔を真っ赤にして差し出した手を握り返してきた。なんかとんでもないことになっちゃった気がするけど、一体どうなってしまうのだろうか。

 

 とりあえず、正式にお付き合いとかそういう形は熱斗君が社会人になって、その時も今の気持ちが変わらなかったらってことは納得してもらった。それに学校の勉強もおろそかにさせないし、ネットエージェントの仕事に関しても出来る限りサポートするつもりだってことも伝えたんだけど……。なんかもう凄く嬉しくて舞い上がってる感じだった。

 

 そんなこんなで俺達は晴れてカップル(仮)となったわけだが、まさか転生してこの歳で彼氏ができるとは思わなかった、しかも相手はまだ小学5年生だからショタコン確定だよなぁ……。うん、確かに熱斗君が好きなことは好きだし、もし時間が経っても熱斗君が心変わりせずにずっと好きでいてくれるならそれはそれで嬉しいと思うけど。

 

 なんか、意識したら急に恥ずかしくなってきた。仮とはいえ熱斗君が彼氏なわけだよね。確かにこの世界に転生して女になったってことはそんなことがあるかもなんて想像もしちゃうだろうけど、俺色綾まどいなわけで歳も違うし元敵役だしそもそも中身は元男なんだよなぁ。

 

 まぁいいや、今は考えるだけ無駄だろう。とにかく熱斗君との関係は一歩前進したんだから、ある意味この世界に一人の人として馴染んだと素直に喜んでおこうか。しかしあれだな、熱斗君との交際関係については光さんには伝えないと……、それに熱斗君が相談した相手にはばれちゃうだろうし、帰国したらすごい揉めるんじゃないだろうか……。うぅ、どうしよう。

 

 俺が色々考えていたら熱斗君が心配して声をかけてきた。なんでもないよと返事をして誤魔化す。ふー、なんでそんなに優しいし気持ちの変化に敏感なんだよ、原作やアニメの鈍感っぷりはどうした!

 

 とりあえず今日のところは時間も遅いし部屋に帰ってもらった。明日の飛行機に寝坊でもされたらたまらないという建前で押し切った。その日俺がベッドで寝ようとしても中々寝れず、結局一睡もできなさそうだ。

 

 あぁあああ、もう!なんであんなに熱斗君の顔が浮かんでは離れないんだ!好きだなんてあれだけ真剣な顔で面と向かって言われたら、そりゃあ、俺だってドキドキするよ!あー、もう!なんで俺よりも年下なのに、元男の俺よりもかっこよく決める時に決めれるんだよ!

 

『まどい~、さっきからなにベッドに潜り込んでうんうん唸ってるの?早く寝ないと明日起きれないよ』

 

 うるさい!俺は今かなり真剣に悩んでるの、ってか恥ずかしいの!俺がこの世界の住人で、女だってことを主人公にわからされたんだから! 俺はカラードマンの言葉を無視して布団をかぶった。あー、もう!熱斗君のバカ! なんであんなかっこよくて素直で将来有望なのに、俺の事なんか好きになるんだよ!

 

 翌日、寝坊した俺と熱斗君は大慌てて空港までダッシュする羽目になるのだ。

 

「あっ、みんなへのお土産買い忘れた!?どうしよう、パパとママに買ってくるって言ってきちゃったよ」

「それなら昨日のうちに素敵なの見繕って私の部屋宛に送っておいたから、後で取りに来て一緒に渡しましょう。それよりも今はダッシュ!」




『色綾まどい』
告白されて色々と自分の気持ちとか、女になった自分とか、この世界の異分子だと思ってたけど世界に認められたとか、とにかくパニック。でも真剣に向き合った熱斗君に真剣に向き合った結果告白をOK

その代わり熱斗君が大人になるまで清い交際を続けるつもりだし、万が一心変わりがあれば全部受け入れる覚悟はしてる。

当初はヒロインになる予定ではなかったけどなぜかヒロインに昇格した主人公。
『3』強化フラグが立ちました。メインで続投です。

『光熱斗』
悩んだ末自分の気持ちを素直にストレートに伝えた男。たぶん心変わりする可能性はゼロ。微妙に流星のロックマンに続く未来が変わった。

まどいさんは悩んでるけど、きっとパパとママも認めてくれると思ってる。その自信はどこから来るのか……、もしくは心が繋がった家族だからこそ分かるものがあるのか。

『桜井メイル』
ヒロインレース脱落決定。作者も好きな子だけどごめんね。君がヒロインの作品はたくさんあるから……。
当初の予定では熱斗と結婚するかどうかはぼかして、熱斗とまどいの関係をやきもちしながら見つめ、中々思いが伝わらない不遇なヒロイン的立場になるはずでした。

『初期プロットのこの作品のメインテーマ』
見て見たいとのご感想頂いたのでざっくりと(まだ書けないこともあるからね)
色綾まどいに一般人(男)が転生、味方になろうと奮闘するも、勘違いされてまくる。熱斗君の好感度も高く稼ぎ過ぎて片思いされるが当人は気が付かない。

最後の部分を書き進めるうちに大幅変更。これもおねショタで盛り上がり過ぎたせいである。
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