『3』のシナリオも始まったわけだけど、熱斗君が強すぎる上に科学省のバックアップとオフィシャルとの連携がきちんと取れてるから事件解決がスムーズなんだよね。正規の手段で事件に首を突っ込んで、捜査権があるわけだから当然なのかもだけど。
フラッシュマンは原作通りの出会いだったみたいだけど、熱斗君のネットエージェントとしての経験則と心構えから、シャイニング・ブラウザ・クラッシャーも撃たせずにデリート。考えて見たらマジックマンのドリームマジックも喰らってないもんねロックマン。
ビーストマンも宿泊学習によかよか村の動物園に行った時に偶然エンカウント。ただネットエージェントの権限があるから堂々と事件を解決してオフィシャルへの通報も炎山君通じてちゃんとしてた。ってか基本的にエグゼ世界の住民って、事件に巻き込まれても自分のナビを持ってるせいか自分で何とかしようとしちゃうよね。まずは通報だと思うんだけど、なまじ対抗手段をもってるのが良いのか悪いのか……。
バブルマンのバブルウォッシュ事件に関しては科学省で事前に情報をキャッチしてたから、オフィシャルと合同捜査して事件が起こる前にバブルマンの居場所を特定して、熱斗君と炎山君が速攻で解決しちゃった。
実は俺『3』に入ってから全然ネットエージェントとして熱斗君と一緒に活動してないんだよね。熱斗君の強さはみんなが認めるところだから無理に二人ペアで動く必要もないし、きちんと科学省の大人たちがサポートしてるからね!しかも、有事の際は炎山君とコンビ組んで戦っちゃうから、今じゃネットエージェントとオフィシャルは国を守る二枚看板として世間に認知されてる。
『こちらシャドーマン、またネズミが紛れ込んだ』
『はいよ~ん、すぐに向かうから、全員デリートしといてよね』
俺は何してるのかというと、熱斗君が出来ないような仕事、主にウラと関わり合いが強いような任務がメインなんだよね。単純な腕は熱斗君の方がもちろんあるんだけど、今までに俺が作って来た人脈とかウラでの立場なんかが光る部分だから、こればかりは熱斗君が単独でこなせる仕事じゃないんだよね。
N1グランプリの世界的注目のすごいことなんのって、世界一のネットバトラーとナビを決めるってのがメインの売り文句なんだけど、WWWやゴスペルのようなネット犯罪組織に対して世界が危機感を募らせてる昨今、強いネットバトラーは世界中で求められている。この大会をきっかけに自国や会社に所属するオペレーターやナビをアピールしたり、優秀な人員のスカウトだったりも絡んでくる。
『こちらダークマン……、ビッグカンパニーの私設部隊の侵入を確認。適当に返り討ちにしていくつか逃がしたぞ。後は潜入するコピーマンに任せる』
「了解、後はコピーマンからの連絡待ちね、さすが一番依頼費を釣り上げたナビは仕事も出来るわね」
『ゼニ―はいくらあっても足りん、ナンバーマンからのチップ購入ぐらいでは問題なかったが、拾った科学者が金食い虫だからな。その分結果を出しているから文句も言わんが』
「私が稼いだゼニ―も相当投資してることをお忘れなく」
『ふん、貴様は科学省の科学者どもを使えるだろう。光博士も顎で使う女が』
「失礼な、あの人が全然休まないから無理やり休ませたり、時たま息子のために平然と危ない橋を渡るのをサポートしてるから、こっちの無理も聞いてもらってるだけよ」
光さんあんなさっぱりした気持ちの良い人で技術力も世界トップクラスなのに、平気な顔して違法行為に手を染めるんだから、そりゃばれなきゃ犯罪じゃないけどさ。やっぱり優秀過ぎる科学者はどこかネジが緩んでるよね。一応ウラ仕事は専門だからフォローしてるし、結局は全部熱斗君のためだからこっちも信頼できるんだけどさ。
『そういうことにしとこう、貴様ら人間の色恋沙汰に興味はない』
「だから、光さんとは愛人関係なんかじゃありません、熱斗君と恋人関係なの!」
『……殺し屋の俺が言うのもなんだがオモテの倫理感として少数に属してるのではないか?いや、科学者に倫理観など求めるだけ無駄だったな、あいつもダークチップのデータが欲しいと無茶な依頼をしてきおって……』
「あらあら、ネビュラをご丁寧に狩りまくってるナビが良く言うわ。それに見返りでかなり強化してもらってるでしょ、ヤマトマンも倒せるようになったし、セレナードもこの大会が終わったら挑むんでしょ?」
『無論だ、奴を超えることが俺の目標なのだ。ウラランカーとしてこの大会に仕事に関わっているが、これが終われば挑戦権を使い奴に挑む』
かつてダークマンはセレナードに挑むも返り討ちにされてしまう。しかし彼はそこで諦めなかった。再び再戦の時を願い、彼の配下としてシークレットエリアに滞在し、セレナードを狙う刺客たちを狩り続けた。俺はダークマンを尊敬しているし好きなナビだ。戦い方が近しいこともあるけど、絶対的な実力を見せつけられながらも挑み続ける貪欲さ。きっと彼がセレナードにデリートされず配下としてここにいるのはその気質を気に入られたからなんじゃないかな?
「ナビ相手に言うのが正しいかわからないけど、いい男よあんた」
『ふん、ただ過去の敗北をそのままにしたくないだけだ。貴様だってそうであろう色綾まどい、光熱斗とロックマンに実力が完全に離されたとて諦めない、そのための投資であろう』
そりゃね、ナビを強化してもらうのなら科学省って最高の機関だし、光さんの腕も知っている。でもそれだけじゃ熱斗君に追いつけない、もっともっと俺は強くなりたい、熱斗君に頼りっぱなしなんて御免だ。
「そりゃ私もいい女ですもんね」
『そういうことにしておいてやろう……、俺の方が先にロックマンを倒しても苦情は受け付けんぞ』
「大丈夫、熱斗君もロックマンも誰にも負けないって私と約束したから。それに倒すなら私が先ね」
『ふん、例の砂山とかいうディレクターの采配次第だろう。少し喋り過ぎた』
そういって通信を急にぶった切るダークマン。でもかなり丸くなったよな。ウラで一番仲良くなったランカーかもしれない。
強者集うN1グランプリ本戦、本当にレベルが高いからウラの凄腕たちが敵として参加者の前に立ちはだかるし、ウラランカーたちも意思があれば彼らの壁として立ちはだかることができる。ってかさすがにそれはダメだろと思っていたが砂山さんが面白そうだし盛り上がるから大歓迎、むしろお願いしたいってウラランカー全員を説得して回ってるからね。
「さては出る気ね、セレナード戦の前の肩慣らしのつもりかしら?やっぱり彼ほどのナビでも気になるのね、世界最強を決める大会に集うオモテの強者たちが」
『まどい~やっぱり僕たちも正面から参加して堂々と戦ってもよかったんじゃない?』
「だめよカラードマン、二人しかいないネットエージェントの新しい人材発掘や、こうやって裏方の仕事を大会中も並行してし続ける関係で参加は見送るってことになってんだから」
その分参加してる熱斗君に注目と期待が集まってるんだよね。ちなみに俺が出ないことに熱斗君は残念がってたし、炎山君も結構しつこく出るように説得してきた。二人して俺が出ないのはおかしいって言って意気投合してたけど君たちライバルだからね。そんでもって優勝したらご褒美でデートしてあげようかって冗談で言ったら、二人ともすぐににらみ合って俺が強いって言い張り合ってた。なんていうかどっちも年頃の少年として満点みたいなリアクションで可愛すぎるね。
この光景を見たカラードマンが魔性の女って言ってきたけど、こんなに顔真っ赤にしながら意地張ってる年下を見てるとからかいたくなるじゃん。だから俺は何にも悪くないね。
『ビッグカンパニー』
ニホンの大企業で『5』に登場するブースターシステムを開発した会社。
伊集院炎山のお父さんが経営するIPCとは競合する長年のライバル会社、そのせいで炎山君はクイーン・チェーコ号のパーティに招待されなかった。
今作では大会のスポンサーの一つ、自分の会社で雇ってるネットバトラーたちを大会に参加させている。大会の情報を掴むためにスポンサーの立場で強気に出るが砂山がすべてかわしてる(もちろん宣伝で利益は出てる)そのため強引に本戦予定地の下見を強行するがダークマンに追い返される。帰って来たナビにまさかスパイが紛れ込んでるとは夢にも思っていない。
『ダークマン』
かつてセレナードに挑むが敗北、その後ウラランカー3位としてウラに仇なす者を始末する殺し屋。
今作ではカラードマンやナンバーマンと出会い彼の運命もまた変わることになる。同じからめ手や遠距離攻撃を使う特訓相手に、良質なチップを売る商人、そして最近拾った科学者に自身のカスタマイズもさせ相当強くなっている。
ヤマトマンを倒しウラランカー2位になり、大会後にセレナードに挑む予定。
セレナードの評価も高く、本人の意図するところではないがウラに相当貢献している。