烏の戦士の奮闘記   作:クロロンヌ

18 / 28
はい、第十五話でございます。

久しぶりに戦闘回です。


第十五話 烏の彼は害虫を駆除する

かなside

 

何、あれ………?

天井のガラスが割れ、空から怪物が現れた。

アレってまさか、アレなの?

よく部屋の中とかに出てくる黒いアレ………!?

 

「いやああああああああああああああ!!!???」

 

『うわああああああ!?』

 

 

 

 

 

浩司side

 

 

 

オイオイオイオイオイ!!

このタイミングで出てくる事は無いだろ!?

ていうかあのシルエットって、ゴキブリじゃないか?

待って待って待って、勘弁してくれよ俺ゴキブリ大っ嫌いなんだけど!!

 

(速攻で叩き潰す!)

 

「アクア君!!」

 

「おじさん!?何でここに?ていうか何時からいた!?」

 

「その話は後だよ!早く皆を避難させて!」

 

「………後でしっかり聞くからな!!有馬、こっちだ!」

 

「う、うん………!」

 

(本当、俺の勘ってのは何で悪い方向にばかり当たるかな………?)

 

『ウウウウゥゥゥゥゥゥ!!』

 

「あっぶな!?クソッ、考えるのは後回しだ!!」

 

DESIRE DRIVER

 

今回はこれで行こう。

そう思い俺は、恐ろしい何かが閉じ込められたバックルを取り出した。

 

SET

 

俺は一度呼吸を整え、

左手で胸に鉤爪を立てるように撫でながら叫ぶ。

 

「変身!!」

 

そして、おれはバックルを起動した。

 

GRAB!CLASHOUT!ZOMBIE……

 

READY FIGHT

 

ゾンビフォームのアーマーが装着され、

右手には、専用武装であるチェーンソー型の武器、『ゾンビブレイカー』を持つ。

 

「さぁ、幕開けの時間だ!」

 

 

 

 

 

 

かなside

 

 

 

何アレ!?

いきなり知らない人が出てきたと思ったら、

何かに変身して怪物と戦ってるし!

 

「ちょっとアクア、あの人いったい誰なの!?」

 

「あぁ、お前は知るはずがないよな。あの人は烏丸浩司」

 

「俺の家のお手伝いさんであり、苺プロのスタッフであり、仮面ライダーコルウスだ」

 

仮面、ライダー?

仮面ライダーって、ネットの都市伝説とかで有名な存在よね?

実在していたっていうの?

 

「あの人は、10年以上前から俺の家のお手伝いさん兼スタッフとして働いてて、有事の際には変身して戦ってたんだ」

 

「でも、いつからここにいたの?全然気配なんて無かったじゃない」

 

「多分、ここ最近影が薄くなってたから、それを悪用したのかも………」

 

「アンタのお手伝いさん、実はもの凄いイタズラ好きだったりしない?」

 

「普段はもの凄い優しい人なんだけどな……」

 

 

 

 

 

 

浩司side

 

 

 

(全部聞こえてんだよチクショウ!)

 

耳が良い為、彼らの会話は全部丸聞こえである。

だが、今は目の前の事を優先しよう。

 

「フンッ!フッ!ハァッ!」

 

(ていうかコイツ、本当にすばしっこいな!?)

 

何回もゾンビブレイカーを振り回しているが、

大振りになってしまうのと、敵の機動力が高いせいか、

全て避けられてしまう。

 

『ウウウウゥゥゥゥゥゥ………!』

 

コイツ、煽るように唸ってやがる!?

こうなったら………!

 

(ちょうど良い、実験に付き合って貰うぞ!)

 

そう思い俺は、ニンジャバックルを取り出し、ドライバーにセットする。

 

SET

 

そして、ニンジャバックルを起動した。

 

DUAL ON

 

GRAB!CLASHOUT!ZOMBIE…… NINJA

 

すると、下半身にニンジャフォームの装甲が展開される。

これでゾンビニンジャフォームの完成だ。

 

「さて、幕引きの時間だ」

 

READY FIGHT

 

(分身の術)

 

そして俺は分身の術を使い、分身を大量に作り出す。

その後、分身の二人が突っ込んで行くが、簡単に避けられてしまう。

しかし、

 

「甘いぜ!」

 

『アアアアアアァァァァァァァァ!!!???』

 

避けられた所からまた分身が怪物にゾンビブレイカーを叩きつける。

怪物もこれは予想できなかったのか、攻撃を受けてしまう。

 

『ウウウウゥゥゥゥゥゥ………!?』

 

怪物は何が起きたのか分かっていないような唸り声を上げる。

狼狽えているこの隙に俺はゾンビバックルのレバーを回し、

ニンジャバックルを引っ張り押し込む。

 

ZOMBIE NINJA VICTORY

 

怪物は恐怖心からか空を飛んで逃げようとするが、もう遅い。

 

「逃がすか!」

 

『ウウウゥゥゥ!?』

 

分身の一人が左手の鉤爪を地面に突き立てる。

すると、地面からゾンビの手が出現し、怪物の足を掴む。

怪物は引っ剥がそうともがくが、ゾンビの手は絶対に離さない。

そして、俺と最後の分身は追い打ちとばかりにゾンビブレイカーにエネルギーをチャージする。

 

POISON CHARGE

 

「「ハアアアアアアァァァァァ…………」」

 

TACTICAL BREAK

 

「「オラアアアアアァァァァァァァァ!!!!!」」

 

ゾンビブレイカーのトリガーを押し、怪物の前後からぶった斬る!

 

『アアアアァァァァァァァァ!!!???』

 

斬られた怪物はそのまま爆発したのだった………。

 

 

 

 

 

「ふぃ~………」

 

なんとか倒せたな………。

久しぶりにコイツと戦ったけど、本当にこの怪物は何体いるんだ?

マジで一体いたら三十体いそうだなぁ………。

 

「二人とも、大丈夫?」

 

変身を解除し、俺はアクア君とかなちゃんに駆け寄る。

すると、二人は隠れていたのか、こっちに近づいてきた。

 

「こっちは大丈夫だ。助かったよおじさん」

 

「助けてくれて、ありがとうございます!」

 

「いやいや、気にしないで良いよ。でもごめんね?せっかくの撮影がこんなことになって………」

 

「いえいえ………」

 

「ていうか、おじさん何時からいたんだ?全く気づかなかったぞ」

 

「あ、最初からいたよ?」

 

「………は?最初からいた?」

 

「うん、リハーサル前から邪魔にならない所でずっと見てたし、本番も、アクア君達かっこいいなって思って見てたよ!」

 

そう言うと、アクア君は俯き、肩をふるわせながらこう言った。

 

「………おじさん、帰った後は覚悟しておけよ?

 

「あれ、アクア君、もしかして結構怒ってらっしゃる………?」

 

むしろ何故、怒らないと思ってんだ?

 

「ッスー………スンマセンでしたぁ!!!」

 

「えぇ………?」

 

かなちゃんは後に語る。この時見た俺の謝罪は、とても綺麗なジャンピング土下座だったと………。




ということで、第十五話でございました。

仮面ライダーコルウス/ブラックゾンビフォーム

身長:196.5cm
体重:95.0kg
パンチ力:2.1t
キック力:5.2t
ジャンプ力:4.2m(ひと跳び)
走力:8.9秒(100m)



ちなみに作者はゴキブリが顔面に飛んできて発狂したことがあります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。