やらかしたオリ主へお説教回です。
では、どうぞ!
浩司side
戦いの後、警察も到着し、事情聴取を終え、
家に帰り着いたは良いものの………
「………」
「………」
重苦しい空気が部屋の中を包み込む。
部屋の中には、脂汗を流しながら正座している俺と、
仁王立ちでこちらを見下ろしているアクア君がいる。
心なしか、青い星の瞳が真っ黒に染まってる気がする。
「………あのさぁ」
「………はい」
「気付かなかった俺も悪かったけどさ、勝手に撮影を見に来るとか何してんの?」
「……えっとぉ………」
さて、どう言い訳したものか。
ていうかこれ何言っても罪の上塗りにしかならない気がするのだが?
「ドラマの撮影ってどんな感じなんだろうなぁっていう興味と、何だか少し嫌な予感がするなぁっていう感覚があったので………」
「………それで?」
「影の薄さとかを利用して、撮影の邪魔にならない場所とかでこっそり見てましたハイ………」
「ふーん………。じゃあさ、ドラマの撮影場所とかどうやって知ったの?」
「えっとぉ……これを使いました………」
そう言って俺は、ニンジャバックルとブーストバックルをアクア君の前に出した。
「………まさかとは思うけど」
「走ってアクア君を追いかけて知ったんです………!!」
俺がそう言うと、アクア君は頭を抱えてため息を吐いた。
それはそうだ。
バイクならともかく、まさか走って追いかけるとは思わなかったのだろう。
というのも、俺はあのカラオケで撮影の時期を知ってはいたのだが、
場所に関しては何一つ分かって無かったのである。
なので、タイミングを見計らってアクア君の乗った車を確認し、
ニンジャブーストフォームに変身して追いかけていたのだ。
ニンジャだけでも良かったのだが、それだと見失う可能性もあったので、
ブーストを使ってスピードを確保していたのだ。
「………ちなみにこの事を知ってるのは?」
「ルビーちゃんとミヤコさんは知らない。星野さんは多分察してる」
「ルビーとミヤコさんならともかく、何で母さんは察してるんだ………?」
「それは俺が一番知りたい」
本当、星野さんって凄いよなぁ………。
勘の良さだけで言えば俺以上に鋭いと思う。
「………とりあえず、おじさんは今日の晩飯を作ってくれ。ただし、いつもより豪華な料理にする事」
「誠心誠意を込めてお作りいたします………!!」
こればっかりは俺が悪いからなあ………。
そして、その日の晩御飯は何時もよりも豪華な物になった。
「うおおおお………今日はどうしちゃったのおじさん!」
「アハハ、アクア君がドラマの撮影を頑張ったからね、労いを込めて豪華な物にしてみたよ」
「いっぱい料理が並んでる………どれも美味しそう!!」
『ただいまー!』
「あ、おかえりママー!」
「お帰りなさーい」
「ただいまーって、何、今日のご飯豪華すぎない!?」
「アクア君がドラマの撮影を頑張ったので、少し豪華な料理にしようかと」
「あぁ、そういう………」
あ、これ裏側バレてるわ。
「早く食べようよ!もう待ちきれないよ!」
「はいはい、それじゃあ頂きますか」
「はーい」
「ああ」
『いただきます!!』
こうして、俺たちはご飯を食べたのである。
数週間後………
アクアside
アレから数週間が経過し、俺たちは陽東高校の入学式を終えた。
体育館を出て、それぞれの教室へ向かおうとした時、
「入学おめでとう!アクア、ルビー」
有馬かなが俺たちに声をかけてきた。
「有馬か。どうかしたのか?」
「この学校の大まかな説明をするわ!」
「説明?」
「そうよ、一応聞いておきなさい!」
「ああ………」
「ここ陽東高校は授業日程の融通が利く位なもので、普通の高校と大した違いは無いわ」
「でも、赤点を取ったり、出席日数が足りなかったら勿論留年するし、カリキュラムもそんな違いは無い」
「けど、この高校の最大の違いとして、『ここに在籍している生徒の殆どが芸能人である』という事!」
「俳優にアイドルにファッションモデル、声優に配信者に歌舞伎役者!ここは、日本で一番『
「ようこそ芸能界へ!歓迎するわよ、後輩!」
こうして、俺の高校生活が幕を開けるのだった………。
今回はここまで。
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