???の場合。
あ、双子ちゃん。こんにちはっす。
たくさん散歩するのはいいことっすけど、少しは大人しくしてないとお母さんに心配されちゃうっすよ?
…え?星野さんについての印象っすか?
んー…。世間一般のイメージとかではなく、クラスメイトとしてってことっすよね?
なかなかに難しい質問っすけど、出来る限りは答えてみるっす。
やっぱ、第一印象は「アイドル」っすね。
何が本当で何が嘘かわからないと思わせる立ち振る舞いが上手いというか…。
本人もその嘘にのめり込んでるって感じがするっす。
ある意味、舞園先輩とはまた違ったタイプの「アイドル」だと思ったっすね。
今?…子煩悩なお母さんっすね。あれだけ子供自慢してりゃそう思うっすよ。
ピアニストの場合。
アクアくん、ルビーちゃん。こんにちは。
今日は2人でお散歩?
ここはまだ敷地内だからいいけど、外ではあんまり2人きりにならない方がいいよ。いろいろと危ないこともあるから。
…え?星野さんについてどう思う?
えっ…と。私もうまく例えることが出来ないかもしれないけど、いいかな?
王馬くんとはまた違った嘘つき、かな。
ほら。王馬くんは自分の中で「嘘」と「真実」の線引きをしてるけど、他の人にはそれを悟らせないでしょ?
星野さんはその線引きが曖昧っていうか、本人でもどこが境界かわからないって感じがするんだよね。
私、星野さんが君たちに「愛してる」って言ったの、見たことないから。
きっと、ファンの人に「嘘の愛」をばら撒きすぎて、わからなくなっちゃって、不安になってるのかなって思うんだよね。
…まあ、あれだけ子供自慢する人だから、心配しなくてもって思っちゃうけど。
テニス部の場合。
…ガキが2人だけで俺みてーな悪党に会うんじゃねえ。
ほら、コレやるから、さっさと行け。
……星野について?…物好きな奴らだな。わかった、答えてやる。
つっても、お前らの望むような答えは出せねーと思うがな。
縋るものがないガキだな、ありゃあ。
何もかもを失った俺からすりゃあ、アイツにとってのアイドルも、拠り所を探して成り行きでなったとしか思えねぇ。
そこを突かれてお前らをこさえちまったんだろうが…、まぁ、それは正解だったと思うぜ。
お前らといる時だけは、アイツから俺と同じモノを感じねーからよ。
メイドの場合。
おはよう。アクアくん、ルビーさん。
何か困ったことがあれば、いつでも私に言ってちょうだいね。
…そう。それは依頼でいいのかしら?
……ああ、ごめんなさい。ただの質問だったのね。メイドとしてではなく、クラスメイトとしての貴賎のない意見が欲しいと。
そういうのは少し苦手だけれど、精一杯答えさせていただくわ。
私から見て思うのは、彼女もまた、自分を殺すのが上手いということよ。
アイドルという嘘で自分を塗り固めるということは、そこに「星野アイ」という人間は居ないもの。
そう考えると、彼女もまた、私と同じように滅私奉公の精神を抱いてるのかもしれないわね。
…ただ。あなたたちといる時だけは、それを感じることはないわ。
どういう意味かって?…ふふっ。それはあなたたち自身が気づくべきことよ。
マジシャン(魔法使い)の場合。
んあー?どうしたんじゃ、双子。またウチの魔法が見たいんか?
…んあっ?星野について、かのう?
めんどいのう。赤の他人であるウチよりも、実の子であるお主らの方が良くわかっとるような気もするが…。
それでもいいっていうなら答えてやろう。しゃーなしじゃが。
ウチが思うに、星野は王馬とそっくりじゃな。
嘘吐きってとこもそうじゃが、それで相手とちょうどいい距離感を保っておるのも王馬と似ておる。
それが露悪的であるか、そうではないかの違いはあるがの。
合気道家の場合。
おや、ルビーさん!お散歩ですか?
今日も名前通りのまんまるなお目目が愛くるしいですね!
……あ、男死の方もいたんですか。気づきませんでした。
…転子が星野さんをどう思うか、ですか?
むむむ…。難しい質問ですね。転子は一応は星野さんのファンということもありますが、クラスメイトでもあるわけでして…。
え?クラスメイトから見た意見?
わかりました!では、クラスメイトとしての星野さんを語らせていただきます!
星野さんは実は結構な甘えたがりだと、転子は思いますね!
ルビーさんと…、業腹ですが男死であるアクアさんにもベッタリなのは、星野さんが愛されたいと思うが故なのではないか…と!
いつかアイドルとしてではなく、心の底から笑ってほしいものですね!
できれば、その笑顔は男死には見せないでくれると嬉しいです!
美術部の場合。
にゃははー!こんなとこでどーしたのかなー?アクア、ルビー。
え?アンジーはねー、神様に言われて2人に会いに来たんだよー?
2人とも体の外と中が全然吊り合ってないから、神様もアンジーも興味津々なんだよー。
……んー?アイのことを聞きたいのー?
じゃー、アンジーと神様の質問にたくさん答えてくれたら答えるよー。
…うんうん。「素直な子は大好き」って神様が喜んでるよー。
アイはねー、神様に近い子かなー。
だって、たくさんの「信者」がいて、嘘とはいえ「愛」をばら撒いてるんだよね?
じゃあさ、アイはアンジーの「神様」と同じなんじゃないかなー?
民俗学者の場合。
2人とも、どうしたんだい?
今、フィールドワークから帰ってきたところで、皆にお土産を配ろうと思ってたんだ。
ほら、君たちの分だヨ。シンプルな練り菓子だけど、この形にするには特殊な技術が必要でネ。崩さないように持ってくるのに苦労したヨ。
この形に込められた意味と歴史がまた、奥が深くてネ…。
…星野さんについて?ソレはどういう観点からの意見を言えばいいのかな?
君たちはボクの「姉さん」のことも知ってるし…。
……わかった。ボク個人の意見で言うヨ。
姉さんの友だちにしたい子だネ。いくら16で操を失い、子供を産んだからと言って、愛に飢えてるその本質は変わらない。
同じく、友愛に飢えている姉さんと相性ピッタリだと思うんだよネ。
…まあ、手を出せばボクが舞園先輩に殺されてしまうから、やめておくけど。
………あと、あんまりわざとらしく子供のフリをするのはやめた方がいいヨ。見てて痛々しいから。
発明家の場合。
お、チビのフニャチンとパイ○ンじゃねーか!オレ様に何か用か?
ふぇっ!?…そ、そんな怒鳴らないでぇ…。
…あ?星野について?
なんでアイツの股から出てきたガキのくせに、ンなこと知りたがるんだよ?
ひぃいっ!?ど、怒鳴らないでってばぁ…。こ、答えるからぁ…。
んー…。話してて気分のいいヤローだな。
なんつーか、オレ様が喋りたいように喋らせてくれるっつーかさ。
喋っててそんなにイライラしねーんだよな。
…まあ、ほぼ嘘って聞いた時は腹立ったけど。
昆虫博士の場合。
アクアくん、ルビーちゃん!こんにちは!
今日もお散歩?じゃあ、ゴン太も付いていくよ。小さい子を守るのも紳士だからね!
…え?星野さんについて?
うん、わかった!ゴン太、バカだから、うまく言えないかもしれないけど、頑張って言葉にしてみるよ!
星野さんはね、アクアくんとルビーちゃんのことが大好きなお母さんだね!
毎日、「今日はアクアくんのミルクの飲み方がすごかった」とか、「今日はルビーちゃんがママって呼んでくれた」とか、2人のことを教えてくれるんだ!
でも、2人のことを「大好き」とは絶対に言わないんだよね。なんでかなぁ?
……あ、ごめんね!?傷つけるつもりじゃなくて、その、ゴン太、気が付かなくて…。
暗殺者の場合。
アンタたちは手間かからないね。中身が大人寄りだから当たり前だろうけど。
アレルギーとかも特にないって聞いてるから、献立はこっちで考えた。好き嫌いはあっても食べて。
…星野について?なんで実の子であるアンタたちが私にそんなこと聞くの?
…わかった、答える。答えるから。
不器用な母親…かな。自分の子供に大好きって伝えられてないってことは、それだけ自分の愛情に対して疑問を持ってると思うし。
私と似たような感じだけど、星野はただ自信がないだけだと思う。
…私?……私はそもそも、誰かを愛することが許されるような生き方はしてないから。
……ありがと、マセガキ。
総統の場合。
お、年齢サバ読みツインズじゃん。元気してる?
アイドルしてるママのおっぱい吸えた?
おお、こわいこわい。そんな怒鳴らないでよ、オレ怖がりなんだから。
え?星野ちゃんについて聞きたい?
んー…。言ってもいいけど、オレ個人の偏見もさ、見方によっては情報なワケ。
組織をまとめ上げてる身としては、そう易々と語っていいモンじゃないんだよねー。
…お。流石はアクアちゃん。察しいいね。
そう、情報の等価交換。
例えば、キミらの前世についてとか。
…おお、こわっ。じゃ、前世の職業だけ教えてほしいなー?
……よしっ、交渉成立だね。
星野ちゃんは一流の嘘吐きだね。
オレも相当な嘘吐きだからわかるけど、星野ちゃんは嘘と真実の境界が見えない「ふり」をしていると思うんだよねー。
ソレで自分さえも騙せちゃうんだから、オレとしては部下に欲しいね。
…舞園先輩?いやー、ありゃレベチでしょ。
りゅうおうとスライムくらいレベル違うよ?
ま、同じ嘘吐きとして、負けるつもりはないけどさ。
宇宙飛行士の場合。
おう!アクア、ルビー!今日も兄妹仲良く散歩してんなぁ!
でも、いくら大人びてるとはいえ、まだおむつも取れねーガキが2人っきりってのはいけねーな。
よっしゃ!この宇宙に轟く百田解斗様が面倒見てやるぜ!どこ行くんだ?
…あん?なーんだ、俺を探してたのか。
で、聞きたいことって何だ?
……星野のことについてか?おう、いいぞ!
アイツ、ハルマキに似てんだよな。
なんつーんだろーな。素直になりたいけどなれないって感じがソレっぽいっつーか。
自分のガキに「大好き」って言えねー時点で相当根深いと思うぜ。
…ンな不安そーな顔すんな。アイツはきちんとお前らのこと、大好きだからよ。
コスプレイヤーの場合。
んー…。地味に勘違いされてそうだから言うけど、私、三次元は収めてないタイプのオタクなんだよね。
ほら、こないだ赤松さんのコスプレしようとして、キモいブツブツ出来てたじゃん。
え?江ノ島盾子に洗脳されてた時はどうなんだって?いやー、アレはノーカンでお願いしたいんだけどさ…。
ああ、ごめんごめん。話逸れちゃったね。星野さんについて、だよね。
オタクとしてじゃなくて、クラスメイトとしてなら答えるよ。
アイドルとして活動してる間は、彼女も私と同じように「コスプレ」してるような気がするかな。
嘘は女のアクセサリーって言葉があるのは知ってる?…そうそう、それそれ。
星野さんは煌びやかなアクセサリーで自分を着飾るあまり、自分の本当の姿を見るのが怖くなってるのかもしれないって私は思うな。
私もコスプレにのめり込むと、たまにあるからさ…。
ロボットの場合。
ボクになにか用ですか?
…え?星野サンについて、ですか?
そういうのは実際に親子関係にあるキミたちが1番よくわかってるような気がしますが。
ボクから見た星野サンのことを知りたい?
ああ、そういうことですか!わかりました、精一杯答えましょう!
星野サンはいい人だと思いますよ。
人の名前を覚えるのが苦手という点を除けば、会話していてあまり不快に感じません。
…ボクの名前を何度言っても「希望」と間違え続けるのは、本当にどうかと思いますが。
……え?「機能も含めてポンコツ全開だから名前を覚えられない」?
その発言は立派なロボット差別です!差別する人はいい大人になれませんよ!!
二代目探偵の場合。
アクアくん、ルビーちゃん。こんにちは。
今日はどうしたの?お散歩?
…え?星野さんについて聞いて回ってる?
やっぱり、アイドルの子である以上、自分のお母さんがどう思われてるのかは気になっちゃうのかな。
…その年でそう思うのは、珍しいと思うけど。
もしかしたら、将来はお母さんみたいに超高校級に選ばれるかもね。
僕から見た星野さんは…、失礼かもしれないけど、少し前の僕に似てると思うんだ。
僕は自分に自信が持てなかったから、それを隠すのに必死だった。
勝手な想像かもしれないけど、星野さんもどこか、自分に自信が持てていない…って、僕は思ってる。
あんなに子供想いなお母さんなのに、自分の子供に「愛してる」って言えないのは、その表れじゃないかな。
……ぁえっ!?ほ、星野さん!?
いつからそこに…、あ、ご、ごめん…。
…怒られちゃったね。
ああ、気にしなくていいよ。周りを確認しなかった僕が悪いから。
ちなみに、V3のテーマも「嘘」らしいよ。