ポケットモンスター 新たなる冒険   作:malco

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今回はナンジャモとのバトルを書いてみました!

長くなりそうだったので前編と後編に分ける事にしました。前半部分リコとのイチャイチャという名の悪ふざけなので興味ない人は読み飛ばしてもらっても大丈夫です。


VSナンジャモpart1

 

 ジンとリコはブレイブアサギ号のジンの自室で2人、ベッドに腰かけながら中央に置かれた古のモンスターボールを見つめていた。

 

「不思議だ……」

「不思議だね……」

 

 ハッコウシティでスピネルを撃退したジンたちはサーナイトの『テレポート』で船の周辺にまで帰還した。すると『テレポート』を終えたのと同時にオリーヴァは古のモンスターボールの中に戻ってしまったのだ。

 

「う~ん……」

 

 ボールの開閉スイッチの部分を弄ったり、オリーヴァに呼びかけたりもしたが以前までと同じようにやはり何の反応も見られない。

 

「……もういい。現段階での謎の解明は諦めよう。元々、情報が少ないんだし、これ以上は考えても仕方ない」

 

 元々、その情報を得る為にリコの祖母のダイアナに会いに行く予定だった。そこで得られる情報次第では全ての謎が解け、他の六英雄にも出会えるかもしれない。今、挑んでいる謎の解明はその時が来るまで待つしかない様だ。

 

「出航まで、後2時間くらいだっけ?どうしよう?ロイの様子見に行く?」

「それもいいけど……その前に記憶に異常がないか、いくつか質問させてくれ」

 

 サーナイトが直ぐに助けに入ったとはいえ、オーベムに記憶を操作され始めていた事には変わりがない。今のところ、目立った変化はないが今後の事を考えると念のため記憶に異変が起きていないのか調べておくに越したことはないだろう。

 

「うん!いいよ。なんでも聞いて」

「よし、それじゃあ行くぞ」

 

Q1 リコが通っている学園の名前は?

 

「簡単!セキエイ学園」

 

Q2 リコとジンが初めて出会った時、リコがしたことは?

 

「……えっと……コラッタの鳴き声に驚いて抱き着いた……これでいいんでしょう?」

 

Q3 学園で屋上から飛び降りた後、どうなりましたか?

 

「……ジンにお姫様抱っこされました……ねぇ、質問がちょっと変じゃない?」

 

Q4 お姫様抱っこされた回数は?

 

「……………2回」

 

Q5 今日の下着の色は?

 

「やっぱり質問が変だよ!?そもそもジンも知らないでしょう!………え?知らないよね?」

 

 その瞬間、ジンはさっと目をそらしてしまう。

 

「問題なさそうだな。よかったよかった」

「ちょっと待って!なんで知ってるの!い、いつ見たの!?」

 

 リコは羞恥心から顔を真っ赤に染め上げるとジンの胸倉をつかみ体を前後に揺らし必死に問いかけ続けるが、ジンはそれを面白そうに見ていた。

 

(……この子は本当にからかい甲斐があるな)

 

 リコは勘違いしているが当然、ジンは今日のリコの下着の色など知らない。知っている様な態度を取っただけだ。からかわれている事にすら気づいていない可哀そうなリコは今も「ジンのエッチ~~」などと顔を赤くし涙目で言っているがジンを楽しませているだけである。

 

『ロトロトロト!ロトロトロト!』

 

 その時、ジンのスマホロトムに着信が入る。相手を確認するとそれは珍しくドットからだった。

 

「リコ!ドットから電話来てるからちょっとタイム!」

「……ドットから?」

 

 ドットの名前を聞くとリコはようやく胸倉から手を離し、少しだけ落ち着き始める。ドットからジンやリコに個人的に電話をするなど滅多にない事だ。緊急案件である可能性すらあるのだから当然の反応だろう。

 

「この続きはまた後でな」

「う~……絶対だからね!」

 

 リコから了解を得るとジンはスマホロトムを取ると画面にドットの顔が映し出される。

 

『少し、話が……あっ……お、お取込み中だった?』

 

 画面越しには、先程までの影響で服装が乱れたジンと未だに顔から赤みが抜けていないリコが映し出されている。2人が恋人であることはドットも知っている為、ジンの自室でそういう事をしていた。そう思われても仕方ない状況だった。

 

「お、お取り込み!ち、違うよ!そんなんじゃないから!?」

『……そ、そういう事に……しておくから』

「ほ、本当なんだってば~~!」

 

(誤解が誤解を生んでいる。見ている分には面白いけど……仕方ないな)

 

 いつまでも見ていたい光景だったが、流石にこのままでは話が進まないと思ったジンが2人の間に手をパンパン叩きながら入る。

 

「はいはい。そこまで、それで?ドットの要件は?」

『……実はハッコウシティが大変なことになってるんだ』

 

 ドットによると今、ハッコウシティでは全長20メートル近くある巨大なポケモンが目撃されたという情報で街の一部で軽いパニックに陥ってしまったらしい。

 

「あ~……」

「心当たりしかないな」

 

 間違いなく六英雄のオリーヴァである。誰かに見られない様に早々に撤退したつもりだったが、やはり誰かに見られてしまっていたようだ。目撃情報は拡散されつつあり、このままでは収拾がつかない事態になるかもしれない。

 

『それで、ナンジャモ姐さんから街の人たちを落ち着かせるのを手伝って欲しいって頼まれたんだ……』

「ナンジャモ?……それって!あのナンジャモ!?」

 

 ナンジャモ ハッコウシティのジムリーダーであり「エレキトリカル★ストリーマー」などという異名を持つパルデアで絶大な人気を誇るインフルエンサーだ。リコはもちろんジンも名前程度ならば知っている有名人である。

 

「ドット凄いよ!ナンジャモさんと知り合いなの!?」

『うっ!?そ、それは……と、とにかく!ジンに協力してもらいたいんだ!』

「協力って、何をすればいいんだ?」

 

 街がパニックになっているのにはジンも大きく関わっている。それで街の助けになるのであれば手伝うことはやぶさかではない。そう伝えるとドットは詳しい説明に入る。

 

『ナンジャモ姐さんとジム戦をやって欲しい!』

 

 ナンジャモのジム戦は街の人たちの多くが見に来る人気イベントな上に彼女のチャンネルで生配信されるらしい。それだけでも街の人たちの混乱を少しは落ち着かせることができる上にバズるバトルをし大いに盛り上がれば、目撃情報が不確かなオリーヴァの噂をかき消すことも出来るかもしれないとの事だ。

 

「相手は俺でいいのか?」

『お前じゃなきゃ意味がないんだ。リーグ優勝経験ありでチャンピオンクラスのネモに勝った。これだけで十分話題性がある。ナンジャモ姐さんも本気で勝負ができるからきっとバズる』

 

 ジムリーダーとの本気のバトル。ジンにとってそれはなかなか心が躍る言葉だ。最近は非公式なバトルばかりだったので久しぶりの公式バトルもいいかもしれない。

 

「分かった。引き受けよう」

『……あ、ありがとう。助かる』

 

 ドットは前髪を弄りながら感謝の言葉を告げる。髪のせいで表情までは見えないが耳が少し赤くなっているのがジンとリコには見えていた。

 

「どういたしまして。それでいつやるんだ?」

『1時間で準備ができるみたいだから30分後位に船を出てくれれば間に合うと思う』

「了解。それまでナンジャモさんの事でも調べておくか」

「あ、それなら任せて!ナンジャモさんが特集された雑誌が部屋にあるから取ってくるね!」 

 

 リコはそう言うとジンの部屋を出て自分の部屋にあるナンジャモの資料を取りに出て行く。部屋に残ったジンは未だに通話がつながったままのドットに話しかけた。

 

「……さっきのは少し、危なかったぞ」

 

 さっきのとは、ドットのナンジャモ姐さんという呼び方だ。同じ人気動画配信者同士、何らかの接点があっても不思議ではないがドットの正体を知らないリコの前で言うのは不用心すぎる。

 

『…………悪い』

「……いつまで隠しておくんだ?いくらリコが鈍感でもその内ばれるぞ」

 

 その内、自分から言うだろう。そう思って見守ってきたが、リコがドットの正体に気づくこともドットが自分から打ち明ける事もないままここまで来てしまった。見ている側のジンとしては少々、もどかしい気持ちである。

 

『……今日中に言うよ』

「本気か?」

『うん……いつか言わなきゃってずっと思ってたんだ。だから、パルデアを出る前にはちゃんと伝える』

 

 ジンが知らない間にドットは正体を明かす覚悟ができたらしい。自分の秘密を教えるというのはなかなか勇気がいる。しかも、ドットにとってリコは初めての友達、尚更そうなるのだろう。

 

『それじゃあ、僕はシステムのチェックもあるから……頑張れよ』

 

 短いがドットなりにジンにエールを送るとそれを最後に通話は切られてしまう。

 

「……頑張れ…か」

 

 初めて会った時は碌に会話もしてくれなかったドットが今ではこうして通信機越しではあるが会話をしエールまで送ってくれている。彼女も確かに成長しているのだという事をジンは肌で感じ少々、感激していた。

 

(……これじゃあ、マードックみたいだな)

 

 その後、リコが持ってきた雑誌を読みながら30分程時間をつぶした。リコの持ってきた雑誌には確かにナンジャモについて詳しい記載があり、ナンジャモがどのようなインフルエンサーなのかは多少は知る事が出来たのだが……

 

「……トレーナーとしての事はほとんど書かれてないな」

「ご、ごめんね。私、ついお気に入りの雑誌持ってきちゃった……」

「まぁ、気にするなよ。30分じゃ碌な対策なんて立てられないんだ。事前情報なしのぶっつけ本番も偶には悪くない」

 

 今後もエクスプローラーズや六英雄とバトルすることがあるとすれば、その時は事前情報なしの可能性が高い。ジンにとっては久しぶりのジム戦だが今のうちに、こういった状況に慣れておくのも悪くないだろう。

 

 

 

***

 

 

 

 ハッコウシティの中央に存在するジム戦専用のバトルフィールド、円形の形をしたそのフィールドをこの街に住む大勢の人々が今か今かと待ち遠しそうに見つめていた。

 

 やがて、時間が訪れるとバトルフィールドが色鮮やかな光を発し、中央に光が集まり出す。その光が集まった個所はエレベーターの様な仕組みをしており、そこからとある2人の人物が姿を現した。1人やや薄いピンクと水色の二色髪にし明るく派手な風貌で歯がギザギザした女性、この街に住む人の中で彼女の事を知らない人は殆どいないだろう。

 

「皆の者ー! 準備はいーいー?あなたの目玉をエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモです!」

 

 この街のジムリーダーのナンジャモ、彼女が名乗りを上げると観客たちは大歓声を上げ、彼女を迎え入れる。それと同時にナンジャモを囲むように大勢のスマホロトムが現れ、配信を開始し始めた。

 

「おはこんハロチャオー!」

「「「「おはこんハロチャオー!」」」」

 

 ナンジャモの独特な挨拶に続き、観客たちもそれに応えるようにノリノリで返答していく。ここにいる大勢の人々は本当に楽しそうにナンジャモの事を見つめていた。

 

(……この手のジム戦は流石に初めてだな)

 

 ナンジャモの隣でその光景を見ていたジンはなんとも言えない気持ちだった。事前の軽い打ち合わせでこうなるという事は聞いていたが、ここまで派手なジム戦は見たことがない。

 

「『ドンナモンジャTV』の時っ間っだぞー!本日はなんと!スペシャルなゲストをお招きしてるよー!そいじゃどうぞ!」

 

 その合図と共にナンジャモを囲んでいたスマホロトムの内の何体かがその場を離れると、ナンジャモとジンの両名を映し出せる位置に移動し撮影を続ける。

 

「今回のスペシャルゲストは~飛ぶカイデンを落とす勢いのジン氏だ~!」

「ジンです。よろしくお願いします」

「かった~い!岩ポケモンみたいに硬いよー!ひょっとして緊張してる?」

「えぇ、ナンジャモさん程の有名な方と直接お会いしバトルできると思ったら、緊張してしまって……昨日はほとんど眠れませんでしたよ」

「ニッシッシッシ、でしょでしょ……ってバトルするの決まったのほんの数時間前じゃん!危ない危ない。危うく騙されるところだったよ!」

 

(この人ノリがいいな……)

 

 悪ふざけで予定にないアドリブをぶっこんでみたが、きちんと対応してくれた。この手のアドリブ力が彼女を人気インフルエンサーにしている所以なのかもしれない。スマホロトムに映し出されているコメント欄を見ると、配信の方もなかなか盛り上がってきている様だ。

 

「あっ!エレキン氏!いつもスパチャありがとう!」

 

 ナンジャモが読み上げたように既に何人かはスパチャを送ってくれている人も見られる。早すぎて流石に計算できなかったが既に総額すればそれなりの金額になっている事だろう。

 

「わぁっ!オラチフの牙氏も赤スパどうも!ん?『俺たちの敵を討ってくれ』?どゆこと?ジン氏分かる?」

「……さぁ、分かりませんね。世の中、色んな人がいますから」

 

 どこぞのジンに負けたトレーナーたちがなけなしのお小遣いをはたいてスパチャしたのかも知れない。

 

「ふーん?まぁいっか!バトりを始める前に皆の者にジン氏の経歴を簡単に説明しちゃうね!」

 

 これは事前に決まっていた事だ。普通のチャレンジャー相手にナンジャモが全力を出すのでは視聴者は違和感を感じるかもしれない。そうならない為にもここでの紹介は絶対に必要となる。

 

「なんとなんと!このジン氏は生まれ故郷であるホウエン地方においてリーグ優勝経験もあり、未来のチャンピオンと期待されている将来有望なトレーナーなんだよ!しかも!それだけじゃない!ここだけの話、最近非公式のバトルではあるけどチャンピオンクラスのネモ氏にも勝ったことがあるんだって!」

 

 ナンジャモがジンの経歴を紹介すると、コメント欄がものすごい勢いで埋め尽くされていく。ざっと見た所、素直に驚いている者もいるが否定的なコメントもそこそこ見られる様だ。

 

「そんな凄腕トレーナーが相手だからね!ボクも久々に本気出しちゃうぞ~どんだけバズる動画になるのか、今から数字が楽しみすぎる~!ほんじゃ、そろそろいってみよう!」

 

 するとジンとナンジャモが乗っていた舞台は下がり地面と同じ高さまで戻っていく。両者はそれと同時にフィールドに降りるとそれぞれ反対側の陣地へと歩み始める。

 

「観客も視聴さんお待ちかね!そろそろバトりいってみようか!ルールは入れ替え自由のフルバトル!今日の企画は『ジムリーダー・ナンジャモが! めったに見れない本気出してみた!』本気ナンジャモはプレミアだぞー! 目をコイルにして視聴せよー!」

 

 そのナンジャモの言葉と共にジン、ナンジャモは両者一斉にモンスターボールを取り出しバトルフィールドに投げる。

 

「サナ!」

「カーイ!」

 

 ジンの先発はサーナイト、そしてナンジャモが出したのは稲妻模様があしらわれた黒い海鳥の様な印象を受けるカイデンの進化形のタイカイデンだ。

 

(飛行・電気タイプ……地面技対策か。面白い)

 

「ナンジャモさん、お先にどうぞ。レディファーストです」

「おっと!紳士だねージン氏!それじゃあ、お言葉に甘えて行っちゃうよ!タイカイデン『おいかぜ』!」

 

 タイカイデンは翼を羽ばたかせると激しく吹きあれる風の渦を作り出す。これで、暫くの間はナンジャモのポケモンたちは素早さが上がる。

 

「バズるバトルをすると言っていた割には堅実ですね」

 

 初手としては確かに悪くないが、『おいかぜ』は変化技であり技としての見栄えはどうしても地味と言わざる得ない。

 

「バズる動画を作り出すためには事前の準備が何よりも大事!本番はこれからだよ!『ほうでん』!」

「サーナイト『まもる』」

 

 タイカイデンはサーナイトに向けて電撃を放出する。特性『ふうりょくでんき』により、タイカイデンの電撃の威力は上がっていたが『まもる』によって防がれてしまう。

 

「『ひかりのかべ』だ」

 

 サーナイトはタイカイデンが再度、仕掛けてくる前に目の前に『ひかりのかべ』を展開する。ジンはそれを確認するとサーナイトをボールに戻す。

 

「行け!ボスゴドラ!」

「ゴットォォォォ!」

 

 サーナイトと入れ替えて力強い雄叫びと共にフィールドに出したのはボスゴドラだ。岩タイプを持つボスゴドラはタイカイデンとの相性もいい。

 

「お!セオリー通りで来たね!それじゃあ、ボクも遠慮なく入れ替えちゃおっかな?」

 

 しかし、その事はナンジャモも当然直ぐに気づきタイカイデンを回収してしまう。一見するとこのナンジャモの判断は正しく見えるがジンにとってはむしろ予想通りの展開だった。

 

「次!お願い!マルマイン!」

 

 ナンジャモが繰り出したのはボールポケモンのマルマインだ。

 

「どうせ『じしん』が使えるんでしょう?させないよー!マルマイン『でんじふゆう』!」

 

 マルマインはフィールドに出るのと同時に磁力の力を発生させ、宙に浮かび上がる。これでマルマインにも地面タイプの技は当たらなくなってしまった。

 

(なるほど……地面対策に抜かりはなしか。それなら……)

 

「ボスゴドラ『ステルスロック』!」

「げげっ!?」

 

 ボスゴドラはナンジャモ側のフィールドの空中に無数の岩を浮かべる。これでナンジャモはポケモンを交代するたびにダメージを受ける事となる。更にこのダメージ量はポケモンのタイプによって変化する技だ。飛行タイプでもあるタイカイデンがもう一度出れば大ダメージは必至だ。

 

「マルマイン!『ほうでん』!」

 

 タイカイデンに有利な上に恐らく地面タイプの技が使えるボスゴドラは早めに倒した方がいいと思ったのかナンジャモはマルマインに攻撃を指示する。『おいかぜ』の効果もあり、素早くボスゴドラに電撃を放出する。

 

「……ゴドォ!」

 

 しかし、ボスゴドラにもサーナイトが出した『ひかりのかべ』の効果が残っている。完全に打ち消すことは出来ないがそれでも殆どダメージは入っていない様だ。

 

「今度はこっちから行くぞ!『ストーンエッジ』!」

 

 ボスゴドラの体の周りに多数の尖った石が現れマルマインに向かって飛んでいく。素早いマルマインはこれを回避するが、この技はそれだけでは終わらない。

 

「逃がすな!」

 

 ボスゴドラの目が光ると石たちは方向変換し、避けたマルマインに向かって突っ込んでいく。完全に躱したと油断していたマルマインは追尾してくることなど予想していなかったようで、今度は躱すことが出来なかった。

 

「『もろはのずつき』!」

 

 ダメージを受けて隙が出来たマルマインにボスゴドラの渾身の頭突きが命中する。マルマインは攻撃がくらった瞬間に吹き飛び、フィールドの壁にぶち当たりそのまま地面に倒れてしまった。

 

「マルマイン!?」

 

 ナンジャモの悲痛な声を聞き、マルマインは動こうとするが体がいう事が聞かない様だ。するとマルマインは力を振り絞り体から電撃をフィールドへと放つと力尽きて気絶してしまう。

 

「これは……」

 

 マルマインは最後の最後に力を振り絞り『エレキフィールド』を作り出すことに成功した。これでこのフィールドは電気タイプに有利な環境となる。バトルに対する強い執念が生み出した行動、流石はジムリーダーのポケモンと言ったところだろう。

 

(……まぁ、いい。まずは1体だ。さぁ、次はどうする?)

 





ちょっと早めに出来たので投稿しましたが、これから藍の円盤やるのでもしかしたら来週は更新遅くなるかもしれないです。

今年中にパルデア編を終わらせるのを目標にします!

☆9
芳月さん、天導 優さん、X(イクス)さん

高評価ありがとうございます。

作品の要望などあれば気軽にメッセージを送ってください。
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