ポケットモンスター 新たなる冒険   作:malco

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今回でアニメ24話が終わりです。あとちょっとで1部完!なんとかそこまで頑張りたいです。


テラパゴス

 

 古城の一室、この場にはジンとリコ、そしてダイアナの3人だけがいる。

 

 ジンたちとしては直ぐにでも色々とダイアナからペンダントや六英雄の事を聞きたかったのだが、本人の希望もあり、こうして3人だけでの話し合いの場を設けている。

 

「ふふっ……なるほどね。あんたがどういう人間なのかは大体、分かった」

 

 3人だけになるとダイアナはジンに次々に質問を投げかけた。質問内容はリコとの出会いやこの先の目指す夢など様々だ。ジンの夢、かつてアレックスにも語った『ジンに敗れバトルの道を諦めた人たちや期待を寄せる人たちの想いを背負い、その想いを裏切らない強いトレーナーになる事』、それを聞くとダイアナは興味深そうにジンの事を見つめだす。

 

「リコ、なかなか面白い男をゲットしたようだね」

 

 ダイアナから見てもジンの語る夢には強い意志と覚悟を感じさせた。この若さでそこまでの夢を描ける人間は決して多くはいない。

 

(……むしろ、私がゲットされちゃったのかな?)

 

 ジンとリコの出会いからここまでの様子を客観的に見れば、リコがゲットしたのではなくジンがリコをゲットしたという方が確かに正確かもしれない。ただ、なんとなく口に出すのは嫌だったようでリコは心の中でだけそう訂正する。

 

「それじゃあ、ここからは肝心な質問に移るよ」

 

 その後、少し脱線して話し始めたジンのホウエンでの冒険の話はダイアナの好みだったようで暫くはそれに夢中になり笑顔を見せていたのだが突然、真剣な顔をしながらそう言い放つ。ジンとリコは改めて真剣な表情を作ると次に来るであろう質問に備える。

 

「あんたら……どこまでやったんだい?」

「…………え?」

「……どこまでとは?」

「惚けんじゃないよ。キスの1回や2回位はしたのかって聞いてるのさ」

「お、おばあちゃん!?」

 

 ダイアナは真剣な表情を崩すと悪そうな笑みを浮かべニヤニヤしながらそう問いかけてくる。その表情からジンとリコをからかい楽しもうとしているのがはっきりと伝わってくる。

 

「もう付き合いだしてから、それなりの時間が経ったんだろう?まさか、まだ何もしてないなんて言うんじゃないだろうね?」

「ひ、秘密!?いくら、おばあちゃんでも秘密だよ!?」

 

 その反応がもはや答えの様な物なのだが、リコはそれに気づかず顔を真っ赤にしながら必死の形相で誤魔化そうとする。

 

「キスでしたら、付き合いだした数日後にしましたよ」

「ジン!?」

「それと最近は寝る前に毎日、キスしてますね」

「ちょ、ちょっと!?」

 

 そんな必死な様子のリコがあまりにも可愛らしく見えたジンはダイアナの質問に全て正直に答え始めてしまう。

 

「ほぉ!やっぱり若いうちはそうじゃないとね。ちなみに、どっちからしたんだい?」

「最初は俺ですね。というかリコは恥ずかしがってなかなかしてくれそうになかったんで、俺から行くしかなかったんですよ」

「はっはっは!リコは昔から恥ずかしがり屋だったからね。あんたくらい積極的な男じゃないと進展しなかったかもしれないよ」

「でも、最近はリコの方からキスを強請ってくる事も多いんですよ。この間も珍しく俺達の部屋以外の場所でキスを強請ってきて、危うく船の仲間に見つかりそうになってですね」

「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 楽しそうに話すジンとダイアナの様子を呆然と見ていたリコは突如、大声を上げ始める。フードの中にいたミブリムがビクッと体を震わせるほどの声だったが、今のリコにそこまで気に掛ける余裕はない様だ。

 

「もう!ジンとおばあちゃんのバカーーーーーーーーーー!」

 

 リコは顔を真っ赤にしそう言い残すと全力疾走で扉の外へと走り出し、外にまで逃げ出してしまった。

 

「どうだい?私の孫は可愛いだろう?」

「激しく同意です」

 

 

 

***

 

 

 

「それじゃあ、改めて挨拶しておこうか。私はダイアナ。リコの祖母で冒険者だ。よろしく頼むよ」

 

 数分後、なんとかリコに機嫌を直してもらったジンたちは古城の広間へと案内される。そこはシャンデラ、アップリュー、マシェードなど様々なポケモンが自由に過ごしていた。

 

「このポケモンたちは皆、ダイアナさんのポケモンなんですか?」

「いや、この子たちは野生のポケモンさ。気に入ったら好きなだけいて飽きたら出て行く。ここはそんな自由の城なんだよ」

 

 この古城はブレイブアサギ号と同じという事のようだ。ただし、他に人は住んでいない様でダイアナは気楽な一人暮らしを楽しんでいるらしい。

 

 その後、一通り古城の内部を案内されたジンたちは再び、広間へと戻ってくる。ジン、リコ、フリード、ダイアナはソファーに腰かけるがロイとホゲータは壁に飾られていたウインディが描かれた古い絵に夢中になっている様だ。

 

「すまなかったね。ここまでリコを守ってくれて本当に感謝してるよ」

「そんな、気にしないでください」

「えぇ、リコを守るのは当然の事ですよ。それに俺自身この旅を結構、楽しんでますから」

 

 リコを守るために始めた旅ではあったが、そのおかげでハッサム、コノヨザル、そしてダークライという新たな仲間を得る事も出来た。六英雄という強い力を秘めたポケモンや他地方のジムリーダーとのバトルなどセキエイ学園にいるだけでは出来なかった体験もすることができたのだ。文句などある筈もない。

 

「そうかい……ペンダントを狙う連中が現れた時、直ぐにルッカに連絡したんだ」

「おばあちゃんも狙われたの?」

「あぁ……リコ、ここまでペンダントを送り届けてくれて本当にありがとう」

 

 ダイアナがお礼の言葉を告げるとジンたち3人は揃って曖昧な反応を示す。その反応に疑問に感じたダイアナはペンダントに何かがあったのだと直感的に理解した。

 

「まさか、なくしちまったのかい!?」

「いや!まさか!違うんだけどね……」

「パァ~ゴ」

 

 リコがなんと説明すればいいのか悩んでいると鞄が突如、開き始め中から例のペンダントであったポケモンが欠伸をしながら顔を出してくる。

 

「あっ……」

「これは……」

 

 ペンダントであったポケモンはそのまま鞄から出るとテーブルの上に移るとダイアナに向かって歩き出す。流石のダイアナも驚いた様子だったが、近づいてきたそのポケモンを抱きかかえ観察し始めると笑顔を見せ始めた。

 

「おやまぁ……この子、テラパゴスみたいだね」

「テラパゴス?」

「テラパゴス……聞いたことないな」

「あぁ、俺もだ。ダイアナさん、間違いないんですか?」

「この顔、間違いないよ。まさか、あのペンダントが休眠状態のテラパゴスだったとはねぇ」

「休眠状態?それで宝石の姿に?」

「てっきり古代のポケモンたちの化石と同じ様な物だと思っていたんだけどね。そうかい。あんたはずっと眠っていたのか。ごめんね。気づいてやれなくて……」

 

 ダイアナはテラパゴスの頭を撫でながら改めて、その全体の姿を細かく観察し始める。

 

「しかし、記録されている姿と少し違うようだね。私の見た記録だと大きな甲羅のある姿だった筈なんだ」

「では、その子はまだ進化前ということですか?」

「それは分からない。でも、その可能性はあるね」

「なるほど!興味深い」

 

 ポケモン博士としての性なのか謎のポケモンであったテラパゴスの謎が少しずつ判明したことでフリードの好奇心に強い火が付いたようだ。

 

「それから、私の予想が正しければこの子はルシアスと共に旅をしたポケモンなんだ」

「この子が!?」

「ルシアスのポケモン!?」

 

(……面白くなってきたな)

 

 まさかペンダントとルシアスがこのような形で繋がっているとはここに来るまで誰一人として予想すらしていなかった。ダイアナから話を聞き始めて、まだそれ程の時間は経っていないが、それでもジンたちの知らない情報を多く持っているという確信を持つ事が出来た。

 

(ここに来て正解だったみたいだ……)

 

 ダイアナから詳しい話を聞くことが出来れば、もっと多くの事を知る事が出来る。ジンはこの好奇心を抑えきる事が出来ず、早く話の続きを促そうとする。

 

「大変だ!ホゲータが!?」

 

 だが、その瞬間、先程まで話に加わっていなかったロイが突如、大声を上げ割り込んできたことで話は一旦、中断する。

 

「どうしたの!?」

 

 全員の注目がホゲータに向く。すると突然、ホゲータのお腹からギュゥゥという腹の虫を知らせる音が響いた。

 

「お腹が減ったみたい……」

「「「はぁ……」」」

 

 ジン、リコ、フリードの3人の心境は、またかの一言であった。ホゲータがお腹をすかせたことでトレーニングや会議が中断したことは1度や2度ではない為、そんな反応になるのも仕方がないだろう。

 

「はははっ……それじゃあ、いい時間だし食事にしようかね。話の続きはまた後でって事で」

「……え?」

「賛成!僕もお腹すいちゃったよ~」

「ホンゲ~!」

「いや、それよりも……」

「それじゃあ、準備するから待ってておくれよ」

「あっ……」

 

 ダイアナはそう言うとソファーから立ち上がり広間の外へと向かいだす。ジンは片手を伸ばしそれを引き留めようとするがそれよりも早く彼女はその場を離れてしまった。こうなってしまった以上、詳しい話は食事の後まで我慢するしかなくなってしまう。

 

「…………ロイ、ホゲータ」

「うん?」

「ホゲ?」

「明日から、トレーニング量を3倍に増やす。覚悟しておけ」

「なんで!?」

「ホンゲ!?」

 

 

 

***

 

 

 

「さぁ、召し上がれ」

 

 ダイアナはまず、ポケモンたちの為にポケモンフーズを用意すると次にジンたちの食事をテーブルへと用意してくれた。

 

 しかし……

 

「缶詰……これって非常食なんじゃ……」

「私はこれがいつもの食事だよ。皿は洗わなくていいし、便利だろう?」

 

 テーブルに置かれているのは全て果物の缶詰だ。確かにダイアナの言うように便利ではある。実際、ジンもこの手の食事は嫌いではない。1人旅をしていた時は料理をするのが面倒な時は、よくこうした食事をしていたので懐かしい気持ちにもなるが、普段から味も良く栄養バランスまで考えられたマードックの料理を食べなれてしまうとやはり少しどこか味気ない。

 

(……まぁ、いいか)

 

 材料を持ってきていれば、ジンが料理をするという選択肢もあったが今回持ってきたのはいつもの非常食用のポロックのみだ。材料がなくては料理は出来ないし、いずれブレイブアサギ号を降りる時が来た時の為に肥えた舌を元に戻す為に缶詰を食べるのも悪くない。

 

 ジンたちは用意された缶詰を次々に食べていき、あっという間にテーブルにあった缶詰は空となった。その後、片付けを終えるとダイアナは食後の紅茶を用意し全員に振る舞う。

 

「さて、そろそろ話の続きをしようか?」

「うん。おばあちゃん、今までの冒険の事教えてくれない?」

「あぁ、一歩踏み出したお前には何もかも話そう。あのペンダント……テラパゴスを見つけたのは私がまだ、お前よりも小さかった頃の事さ……」

 

 ダイアナは過去の事を語り出す。

 

 全ての始まりは、今から何十年も前の事だ。まだ、ダイアナが子供の頃、家の屋根裏部屋でいつもの様にかくれんぼをしていた彼女はそこで偶然にも古い鞄を発見した。興味本位でその鞄を開くとその中にはペンダントだけでなく冒険者ルシアスとその仲間たちの旅の記録が入っていたそうだ。

 

「この記録が本当の事なのか、ルシアスとは何者なのか、私は知りたかった。だから旅に出たのさ」

 

 ダイアナは相棒であったガーディと共に世界中を旅し、あらゆる手を尽くしルシアスの手がかりを探した。だが、残念ながらルシアスの痕跡は殆ど見つけられず、今から30年前に諦める事にしたらしい。

 

「ルシアスの謎を解き明かすことは出来なかった。だけどね、今の冒険者としての私があるのは、ルシアスのおかげなのさ」

 

 幼い頃に描いた夢を叶えることは出来なかったのかもしれない。だが、そこまでにしてきた冒険や手に入れた知識や経験は決して無駄ではなかった。ダイアナはこれまでに歩んだ道のりを決して後悔などしていないのだろう。

 

「……だけど、数か月前の事だ。古い友人が私の元に訪ねてきた。冒険の協力をしてくれる人を紹介するとね。ただ、彼が現れた時、裏で組織が動いているのが直感で分かったんだ」

「その組織がエクスプローラーズか……」

「あぁ、そして狙いはペンダント……いや、テラパゴスだ」

 

 ジンとフリードの推測を頷くことでダイアナは肯定する。

 

「恐らくね。だから、どうにかしてペンダントとリコを守るために、あんたたちに依頼したんだ」

「お互い無事でよかったです」

「うん。フリードたちやジンがいなかったら、きっと私もニャオハも……」

「改めてお礼を言うよ。それに、ジンも巻き込んでしまって悪かったね」

「構いませんよ。冒険や犯罪者との戦いなんて慣れてますし、それに……リコ1人を残して自分だけ安全な場所にいるなんて性に合いませんから」

「ジン……」

「ふふふっ……リコ、あんた愛されてるね」

「え、えへへ……」

 

 室内をジンとリコの甘い雰囲気が満たしていく。もはやその雰囲気に慣れてしまったフリードはなんとも感じていない様だが、ダイアナは面白そうに見ていた。

 

「ダイアナさん!これ、見てください!」

 

 そんな中、ロイは鞄に手を突っ込むと中から古のモンスターボールを取り出し、ダイアナの前へと出した。

 

「これは!?」

「これは、昔、僕のじいちゃんが海岸で拾ってきたものなんですけど、ここから絵本に載っていた黒いレックウザが出てきたんです」

「それに、私達ね。オリーヴァやガラルファイヤーと出会った時、不思議な景色を見たの」

 

 パルデアの森ではオリーヴァの作り出した球体状のエネルギーの中で、ガラル鉱山では突如、発生した霧の中で誰かが……恐らくは古の冒険者ルシアスと思われる人物をジンたちは見ている。

 

「根拠の薄い私の勝手な推測なんだけど、もしかしたら、あれはテラパゴスの思い出だったのかも……それから、もう1つ……」

 

 ガラル鉱山で霧の奥にいた人物が言っていた、あの言葉……

 

「おばあちゃん、ラクアって知ってる?」

「っ!?」

「パーゴ!?」

 

 ラクア、その言葉の意味を尋ねるとダイアナ、そしてテラパゴスまでもが分かりやすく大きな反応を示す。突然のテラパゴスの大声に全員が驚いているとテラパゴスはどこかに向かおうと歩き始める。リコは慌てて扉の前に移動したテラパゴスを確保したが、テラパゴスは明らかにラクアという言葉に反応していた。

 

「ラクアか……まさか、リコの口からその言葉を聞く日が来るとはね……」

「ダイアナさん、ラクアとは?」

「この世界のどこかにあると信じられている所、冒険者ルシアスが目指した楽園、それがラクアだ」

 

(予想以上にでかい話しになってきたな……)

 

 古の冒険者ルシアスが目指した楽園ラクア、この先の冒険でルシアスや他の六英雄の痕跡を追いテラパゴスの謎を解き明かす事が出来れば、いつの日かラクアに辿り着けるのかもしれない。未知なる場所やポケモンがいる。そう考えただけでジンたちはテンションが上がっていく。

 

「あんたたちに見せたいものがある。取ってくるからここで待っといでくれ」

「見せたいものって?」

「ルシアスの手記さ」

 

 ダイアナはそう言い残すと部屋を後にする。ジンたちはその場に残り、ダイアナが戻ってくるまでの間、得た情報を整理する。

 

「……ラクア、それにテラパゴスか」

「凄い話だったね!」

「あぁ、ライジングボルテッカーズ的にも熱い展開だ。あぁ、そうだ。船の皆にも無事についた事を連絡しないとな」

「ラクアやテラパゴスの事は?」

「それは合流した時に話そう。こんな凄い事、電話で言うのは勿体ないだろう?」

 

 フリードはどうせならば直接伝え、皆の驚く顔が見たい様だ。とにかく、無事に辿り着いた事だけでも伝えようとスマホロトムを取り出し船にいる仲間たちに連絡を取ろうとしたその瞬間、テラパゴス、ニャオハ、ミブリムの3体が何かの気配を感じたようで一斉に2階のベランダへと注目し始める。

 

「なんだ?」

 

(……この気配は……そうか……)

 

 ポケモンたちに少し遅れて、ジンも何かがこちらに接近してきたことに気づく。そして、徐々に近づいてきたことでその正体にも見当がついた。この旅の始まりから何度もバトルした相手だ。間違える筈がない。ベランダに到着したその者は空いていた窓から古城内へと入り込む。

 

「こんな所にいたとはな。探すのに苦労したぞ」

 

 その者の正体は、ジンの思った通りエクスプローラーズのアメジオだ。

 

「……思ってたよりも早い再会だったな。アメジオ!」

「っ!リザードン!」

「ソウブレイズ!」

 

 フリードはアメジオの姿を確認するとモンスターボールを取り出し、リザードンを出した。それに対しアメジオはソウブレイズを出し、両者は互いに牽制し始める。

 

「ジン!リコとロイを連れて逃げろ!アメジオの相手は俺がする!」

「……了解」

 

 本来であれば自分のライバルと定めたアメジオとのバトルはジンが自分で引き受けたいと思っていた。しかし、今、この場にはペンダントから姿を変えたテラパゴスという不確定要素もある。何が起こるのか分からない以上、バトルだけでなく撤退を視野に入れた行動を取る必要があった。

 

「フリード、貴様に用はない。ジル、コニア!」

 

 リコとロイはそれぞれポケモンを抱き上げるとアメジオからできるだけ距離を取り階段を登ろうとする。すると両脇の階段からゴルダックを連れたコニアとサイドンを連れたジルが現れ退路を塞ぎにかかった。

 

「逃がさないわよ」

「おとなしくしろ!」

 

(……ん?こいつら強くなってる……)

 

 ジルのサイドンとコニアのゴルダック、ジンが最後に見たのはカントー離島でだが、遠巻きに見ても以前よりもかなり強くなっているのを感じ取る事が出来た。

 

(アメジオもそうだが、よくこの短期間にここまで強くなれたな……)

 

 ジンが知らなくて当然の事なのではあるが、ジンに敗れてからアメジオは強くなることを望んだ。その為に血のにじむ様なトレーニングを続けてきたのだが、ジルとコニアもそのトレーニングに何度も付き合わされていたのだ。アメジオからすれば自分の同じポケモン同士でバトルさせるのは効率も悪く変な癖がつかないかと考えただけなのだが、それが結果的に2人を強くしたらしい。

 

「仕方ないな!」

 

 しかし、強くなったといってもまだまだジンの方が強い。リコとロイが逃げる時間を稼ごうとモンスターボールに手を伸ばす。

 

「パゴパーゴ!パーッ!」

 

 しかし、その瞬間、リコに抱えられていたテラパゴスが暴れだし地面に降りるとアメジオの方に視線を向けながら何かを訴え始める。

 

「……なんだ?」

「ペンダントだったポケモン……」

 

 テラパゴスはアメジオと視線が合うと更に強く声を出し始める。それが何を意味しているのかは分からなかったが、何か重要な意味があるのではないか。その場にいたジンはそう感じていた。

 





今のアニポケって飛行船で移動だから色んな地方に行くと思ってたけど結局、パルデア地方がメインっぽいですね。ホウエンに行った時に使おうと思ってた『ひみつのちから』やひみつきちの設定とか今後は使っていくかもしれないです。

☆8
樫葉 秀吉さん

☆10
きららららさん

高評価ありがとうございます。

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