少年「ありがとう、ラモーヌおばさん」皇帝「えっ」+α   作:狸より狐派 ハル

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ガイドラインに怯える今日この頃。
みんなが思ってることだから別に言いよね・・・!?


少年「勝負服ってさ・・・」勇者「ん?」

 

 

 ある展示館にて、少年は来ていた。あまりウマ娘レースについて詳しくない彼は、ちょっとくらいは知識を入れようと思い、たまたま見かけたそのウマ娘レースの歴史なるものがあるところに入ったのだった。

 ウマ娘レースの三大始祖などと言われる三女神やレースの進化、過去にどのようなウマ娘が活躍していたかなど、国内のみならず海外についても記載されたものがたくさんあった。

 しばらく回っていくと、あるエリアに入った。

 そこは競争ウマ娘たちの勝負服が飾られてあった。

 服には様々な種類がある。ドレスタイプのものや運動に適したもの、軍服風にとてもオシャレな服装など、そのウマ娘を象徴する衣装がとにかくあった。

 ハッキリ言って一目見て、動きにくそうと言うのが印象的であるが、これらの勝負服には特別な素材に高い技術を持った職人たちが手掛けたものであるため、どんなに動きにくそうな服装でも、必ず走るのに支障のない仕組みになっている。

 どんな技術があったらそんなことが出来るのやら、たまに少年はこの世界の技術力と言うのはオーバーテクノロジーなのでは?と思うことがある。

 また、このような勝負服は、競争ウマ娘たちなら誰もが憧れる栄光の衣装。それ故にこの衣装を着て出れるレースはなんと最高峰のG1レースのみである。正直言って、重賞であるG3、G2にも着れたらいいのに、と少年は密かに思った。

 しかもこの服を一着作成するのに、とんでもない金額を見たことで戦慄したのは言うまでもない。幼馴染であるナイスネイチャや、その友人のツインターボたちにメジロラモーヌはこんな服を持っているのだ。改めてトレセン学園と彼女等に対して、すごい存在なんだなぁと思った。 

 だがそんな中どうしても気になる服が複数あった。その中で特に印象にあった勝負服と言うのが、《エイシンフラッシュ》と呼ばれる現役競争ウマ娘についてであった。

 彼女の勝負服は故郷のドイツ南部の民族衣装である《ディアンドル》と呼ばれるものをモチーフにしており、パフスリーブのブラウスの上に、体にピッタリとした胴衣(ボディス)を腰の部分で絞り、スカートの上にエプロンをつけたものである。

詳しいことはどうか君の目で確かめてくれ!(訳:具体的な説明がめんどい)

 だがそんな伝統的な服装と言えば聞こえは良いが何といっても気になる部分がある。

 それは服の胸元の部分が大きく開いているというところである。

 もっと言えばセクシーすぎるのである。だから少年はこうつぶやいてしまった。

 エロいな。と。

 他の衣装もそうだ。例えば今最近活躍し始めてきたと呼ばれる《キタサンブラック》と呼ばれるウマ娘の勝負服は夏祭りなどのイベントにて歌う時用の法被(はっぴ)をモチーフにしてあるのだが、黒・赤・茶と上手くバランスよく組み合わさった衣装がカッコいいとも見れるが、この服も胸元が見えてしまっている。(なお、彼女は中等部1年生であるらしく、それでいて身長162cm、バスト85もある。ヤベェ)

 他に言えば《フジキセキ》の勝負服だろうか。パフォーマンス用の黒いスーツ風のものであるが、内側の白いワイシャツの胸元部分が完全に開いているのだ。先の衣装と違うところはなんと、ワイシャツの一番上のボタンを閉めているのに、胸下のボタンのあいだにあるはずのボタンが、存在していないのだ。ようするに胸元どころか開いた胸谷がほぼ完全に見えてしまっている。しかもそこに短めのネクタイを垂らすといい、さらによく見ると下着(ブラジャー)もつけていないことから、これ作ったヒト、あるいは頼んだのかもしれないフジキセキはとんでもない趣味を持っているのでは?とも思ってしまった。

 他にも問題の勝負服はある。《タイキシャトル》と呼ばれるウマ娘は二つ持っているらしいが、片方が緑のウェスタン風のもので、もう片方は白いホットパンツにピンクのへそ出し服と言う私服系のものであるが、そのどちらも胸元が凄く開いているし(しかも後者は実際に私服である)、ましてや水着の状態で走るウマ娘も存在するのだという。

 少年は製作者たちに対して正気かを疑った。

 勝負服ってさ・・・こんなエロくていいのかよ・・・

 「ん?」

 これがテレビに出るのである。自分だったらこんなのとても着れないだろう。正直に言ってつくづくウマ娘レースの世界と言うのはよくわからないな、と少年は思った。

 「・・・お待ちください」

 ふと声を掛けられた。その方向を見ると()()()のウマ娘がいた。薄いピンク色の髪をツーサイドアップにし、頭上には赤いリボンを付けている。

 そんな小さなウマ娘が少年に対して真剣な眼差しで見ていた。

 「さきほどこれらの勝負服に対してなんとおっしゃいましたか?」

 そんな問いに対して、彼は素直にもう一度エロいと言った。

 すると小さなウマ娘はカッ、と目を見開いてきた。

 「ほ~う?勝負服に対してそんなことを思っておられるのですね~~~~~??」

 ギラギラとした目でこちらを見てくる。そんなに変なこと言ったんだろうか?

 「いきなりで大変失礼ですが、どうかあなたとは色々とO☆HA☆NA☆SHIしてみたいのですが。よろしいですか?よろしいですね??」

 ・・・この子になにか気に(さわ)ることをしてしまったんだろうか。断ると、「いやいや時間は取らせませんので」とゲームのいいえを選択し続けたような、強制進行ルートのセリフが続いてしまったため、結局彼女の話を聞くことになった。

 

 

 

 

 「と、言うことであって、ウマ娘ちゃんたちは決してそんな風に考えて勝負服を着ているわけではないのです!自分専用の勝負服があることは、ウマ娘としての実力を認められた証であり、名誉なことであるのです!わかりましたか!!」

 そんなことを、外の机を挟んだ対面型ベンチに座らされ、小一時間ほど聞かされた。

 彼女は《アグネスデジタル》と名乗り、なんでもこの世のウマ娘を愛するという、つまるところウマ娘オタクである。そうであるがために、彼女等に変な目で見ることを許すことは出来ず、このように説教をしてきたのだ。とんでもない貧乏くじを引いてしまった。

 このまま言われっぱなしは嫌なので、少年は反論することにした。あんな服装は、公共の場にて着ていいのか、と。

 「ぐ!?た、確かにどことなく扇情的な衣装とはちょ~っとだけ感じるとは思いますが、それでもあの勝負服とは神聖なものなのです!わかりますか!?ウマ娘ちゃんたちの血と汗と涙ぐましい努力によって着ることができる衣装!それが勝負服と言うものなんです!!」

 そう力説してきた。と、言われても少年は半分納得、半分受け入れがたい感じであった。

 「とにかく!ウマ娘ちゃんたちに対してその・・・えっ・・・えっとかそんなことを言ってはいけません!!これらの感想はガイドラインに引っ掛かり、処罰されてしまいますからね!!」

 そこまで言われるとなんとなく理解した。健全なスポーツに対してそんな不純な思いと言うのは良くないものだろう。下手すれば周りに迷惑を掛けてしまいかねないものでもある。

 なにより消されかねない、とありえないようで、ありえそうな思いもあった。

 「わかってもらえれば何よりです。これからもガイドラインに従って、楽しくウマ娘ちゃんたちを応援してくださいね!」

 なぜかドヤ顔で言ってきた。ただ少年はどうしても言いたいことをせっかくだから言ってみることにした。

 「なんでしょうか?」

 あんな勝負服着てるところを生で見たら、小さな男子の性癖ぶち壊れない?

 「えっ」

 今度はアグネスデジタルが戦慄した。

 

 /|_________ _ _

〈  To BE CONTINUED…?/// |

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これちゃんの続けれるかな・・・
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