虹夏ちゃん誕生日おめでとーーーーっ!!!!(激遅)
分割したはずなのに、長めになってしまった……
7000文字だよ。キャラ同士の掛け合いを好きに書いてたらこうなってしまった……
という訳で少し長めになりますが、前回の後半ですどうぞ!
さて、ひとりが退場したのでドリンクカウンターに残されたのは俺と喜多ちゃん。はじめましての挨拶を交わしたばかりで、お互いの事をよく知らない俺達にとってこの場はかなり気まずい雰囲気になるのでは…………
と思っていたけどそれはとんでもない杞憂だった。
「後藤先輩! イソスタやってますか!? この間すごい映えポイントを見つけて────」
「後藤先輩! 伊地知先輩やリョウ先輩とは同じクラスメイトなんですよね!? お二人とは学校だとどういう風に────」
「後藤先輩! その髪型って毎朝セットされてるんですか!? あ、美容院とか何処に行かれてますか!? それと────」
無 限 に 供 給 さ れ る 話 題
止 ま ら な い マ シ ン ガ ン ト ー ク
鳴 り 止 む こ と を 知 ら な い キ タ ー ン と い う 謎 の 音
何だこれ未知の体験なんだけど!? 今の女子高生ってこんなに喋るし、キラキラしてんのかよ!? 年中鬱々としててジャージ着て、ギターを掻き鳴らすのが女子高生なんじゃないの!?
駄目だ、一番身近な女子高生がひとりなせいで、喜多ちゃんのようなタイプを物珍しく感じてしまう。世界レベルでいったらひとりみたいなタイプの方が珍しい筈なのに!
あと、喜多ちゃんが喋ってる時にたまに聞こえるキターンって音何なんだ。怖すぎるんだけど。
「それで、今度そのカフェに行ってみようと思いまして……って後藤先輩、どうかしました?」
「あ、いや、凄い良く喋るねーと思って……」
「えー? そうですかね? 別にこれくらい普通だと思うんですけど……」
これくらいが普通らしい。マジかよ。俺なんか普通に話聞いてあげてるだけで胃もたれしそうなんですがね……
っていうか喜多ちゃん凄いな、人差し指を顎に当て、首を傾げるポーズ取ってるけど、これ普通の女子がやるとすげえあざとく感じるのに喜多ちゃんがやると全然あざとさを感じさせないじゃん。自然体でこれってえぐいな。
「あーいや、俺の一番身近な女子高生っていったら妹のひとりだったからさ。これまで部活とかも碌にしてこなかったし、後輩ともまともに関わったこと無いから、喜多ちゃんみたいなタイプの子と接するの実は初めてなんだ」
「あーなるほど、確かに後藤さんは結構大人しい性格してますもんね? あれ? でも、伊地知先輩も結構明るい性格してますよね?」
「虹夏も底抜けの明るさは持ってるけど、喜多ちゃんとは系統が違うというか」
「うーん? なるほど……? あ、でも! これで私、後藤先輩の初めての後輩になっちゃいましたね!」
「え、う、うん」
何がそんなに嬉しいのだろうか?
陽キャのノリってやつなんだろうか、すっかり分からない。
それに、話の切り替えも早い……喜多ちゃんのペースに合わせてると、間違いなく俺が先にバテてしまう。
ここは、俺から話題を振って話の主導権を奪わなければ……でも何を話そうか……?
あ、そうだ。
「そう言えば喜多ちゃんは何で結束バンドに入ろうと思ったんだ?」
「え?」
「純粋な疑問だよ。虹夏とリョウは学年が一つ上だし、学校だって違うじゃん? なのにどうして結束バンドなのかなって」
本当にたった今降って湧いた疑問だ。別にどのバンドを選ぼうが喜多ちゃんの自由ではある。ただ、バンドをしてみたいってだけが理由なら、結束バンドじゃなくてもいいはずだ。
ましてや、虹夏もリョウもバンド経験者だ。経験者という事はそれだけ未経験者の加入のハードルもそこそこ高くなる。それでも、ギターの弾けない喜多ちゃんが、わざわざ嘘をついてまで加入した理由。結束バンドに拘る理由を知りたかった。
「えーっと……」
「別に言い難いなら無理して言わなくてもいいぞ?」
「あ、いえ! 言い難い訳ではないんですけど……その、動機が不純なので……」
「不純?」
「実は、私このバンドにはリョウ先輩目当てで入ったんです!」
「え?」
「昔、リョウ先輩の路上ライブを見て一目惚れしたんです! ちょっと浮世離れしてる雰囲気とか、ユニセックスな見た目とか! 何より楽器が様になっていて、すごく格好いいですよね!」
リョウの事を語る喜多ちゃんは、先程とは比べ物にならないくらいキラキラと輝いていた。
ちょ、眩し過ぎて直視出来ないんだけど!? 自ら発光するって、この子、体の構造どうなってんだマジで……
しかし、一目惚れか……確かにリョウは中身はアレだけどビジュがいいからなあ……中身はアレだけど。
まあ、あとは楽器を演奏してる姿が様になってるっていうのは同意だ。中身は……アレだけど。
「なるほどな、つまり喜多ちゃんはリョウに憧れてたから態々結束バンドを選んだわけだ」
「あはは……真面目な理由じゃなくてごめんなさい」
「いや別に謝んなくてもいいよ。理由聞いたのこっちだし、態々教えてくれてありがとう……ってか、喜多ちゃん、リョウの前のバンドの事知ってたんだな?」
「はい! 丁度、去年の今頃だったと思うんですけど、偶然下北沢で路上ライブしてるのを見かけたんです。そこからすっかり先輩の虜になっちゃって!」
なるほど、リョウも随分と罪なヤツだ。喜多ちゃんがこれだけ心酔しているのに、普段のリョウを知ったらどれだけ幻滅されることやら……
「でも、いつの間にか前のバンド抜けちゃったみたいで、そしたら今のバンドでメンバー募集してたから思い切って入ってみたんです。バンド自体にも憧れはありましたし」
「憧れ……」
一瞬、頭の中にひとりの姿が思い浮かんだ。あの子も結束バンドに入るまでは、ずっとバンドに強い憧れを抱いていたなあ。
「バンドって第2の家族って感じしません? 本当の家族以上にずっと一緒にいて、皆で同じ夢を追って……友達とか恋人を超越した不思議な存在だと思うんですよ」
「喜多ちゃん……」
バンドは第2の家族……か。なんか謎の納得感があるな。言い得て妙というか、しっくり来るというか。
喜多ちゃんの持つバンドへの思い普通に素敵だと思う。
「そう、私は結束バンドに入ってリョウ先輩の娘になりたかったんです……!」
「え、急に怪談……?」
喜多ちゃんのバンドに対する想いを聞いてたはずなのに、いきなりリョウの娘になりたいってなんなんだ?
この話実はずっと怪談だったのかよ。
「……だからこそ、バンドにはもう入りませんけどね。私みたいな無責任な人間は」
「うん? もうバンドやらねえの? てっきり結束バンドに戻って来るものかと思ってたけど」
「いえ、戻る気は元々無かったんです。後藤さんにもバンド誘われたんですけど、入れないってきっぱり断りました」
苦笑いを浮かべながらそうやって話す喜多ちゃんは、どこか哀愁漂う雰囲気を纏っていた。
俺はそんな喜多ちゃんの話を黙って聞くことにした。
「後藤さんにも話したんですけど、一度逃げ出した私が、もうバンドなんてしちゃダメなんですよ。先輩達に嘘をついてバンドメンバーになって、ちょっと練習すれば大丈夫、なんて簡単な気持ちでギターを始めて、でも全然弾けるようにならなくて……結局何一つ分からなくて、それで怖くなって、だから逃げ出して……私、最低ですよね?」
「…………」
「本当は今日だってSTARRYに来るつもりは無かったんです。後藤さんにギター教わって、弾けるようになってから、先輩達にちゃんと謝りに行こう。そう、考えてたんです。そしたら、まさか後藤さんのバイト先がこのライブハウスで、しかも組んでるバンドが結束バンドだったなんて……本当に神様がいるんならぶん殴ってやりたいって思いましたよ!」
「…………」
「先輩達に謝る事も出来て、ライブハウスを手伝って罪滅ぼしだって出来てる。だから、もう、それで十分かなって。ギターも全く弾けない癖に、バンドを続けたいだなんて、それこそ真剣にやってる先輩達や後藤さんにも失礼だと思うし、烏滸がましいですよね! だから、もうバンドをしないって決めたんです!」
「そっか、理由話してくれてありがとな。しかし、バンドは入らないか、そりゃ残念だ」
喜多ちゃんがバンドに入らない理由を話してくれたお礼を言い、ついでに勿体ないなあと少しだけ惜しんだ。
すると、何故か喜多ちゃんは呆気に取られた顔をして、パチパチと数回瞬きを繰り返した。
「喜多ちゃんどうした? そんな呆然とした顔して? 俺がお礼を言ったのがそんな意外だった?」
「い、いえ……何か随分あっさりしてるなと……もっと引き止められると思ってたので……」
「ああ、なるほど、そう言う事か……まあ、別に俺には引き止める理由がないからね。喜多ちゃんのバンドをやらない理由だって筋は通ってると思うし」
「それに、そう言う話ならもう既にメンバーの一人から受けてるんじゃないのか?」
「……ぁ」
俺の確信を突いた問い掛けに喜多ちゃんは小さく息を漏らした。どうやら心当たりがあるらしい。もしかしなくても、ひとりの事だろうけど。
「その反応、心当たりあるみたいだな」
「うっ……」
「しかも、本当はバンドも続けるか続けないか迷ってるとみた」
「え、えー……な、何で分かるんですか!?」
「勘」
「嘘でしょ!? ただの勘だけで私、心を見透かされたの!?」
「嘘だよ、ちゃんと確証を持って言ってるよ」
流石に喜多ちゃんは分かりやすかったけどね。バンドはやりませんって言うわりには、あれだけ未練タラタラだとね。嫌でも気づくよ。
「で、本心はどうなんだ? 本当はバンド続けるかどうか迷ってんじゃねえの?」
「そりゃあ…………いいえ、やっぱりダメ。これって私のただの我儘だもの。やっぱり一度逃げ出した私がバンドなんて────」
「喜多ちゃん、落ち着け落ち着け? また同じこと言おうとしてるから。まあ、でも、そのままでもいいんじゃねえの? 悩むことは悪いことじゃないし」
「で、でも……」
「どうせ悩むんならギリギリまで悩めばいいさ。とにかく後悔のない選択をしなよ」
「後悔のない……選択」
喜多ちゃんはそれだけ言うとすっかり黙りこくってしまった。さっきまでの賑やかさはどこへ行ったのやら。それだけ、喜多ちゃんにとって真剣な悩みだということなんだろうけども。
それにしても、この喜多ちゃんを励ます感じ、なんだかひとりとのやり取りを連想させられるわ。
▲ ▽ ▲ ▽
「じゃあ、お疲れ今日はもう帰ってもいいよ。ぼっちちゃんもお大事にな」
「お疲れ様でしたー」
「あ、はい……店長さん、あ、ああありがとうございました」
店長の解散の合図と共に全員で挨拶をして、遅れてひとりが店長に感謝のお礼をした。
「よし、じゃあ帰ろっかひーちゃん」
「ちょ、ちょっと待って! お兄ちゃん、私、虹夏ちゃん達と喜多さんに話したい事が……」
「伊地知先輩! リョウ先輩! 今、お話よろしいですか?」
ひとりの声を遮るようにして、喜多ちゃんのハキハキとした声がライブハウス内に響き渡った。
俺とひとりはその声に反応するように視線を喜多ちゃんと虹夏とリョウの三人へと動かした。
虹夏とリョウは呼ばれた理由が分からないのかキョトンとしており、ひとりは隣で「あわわ……」と言いながらブルブルとその場で震えていた。可愛すぎんか?
恐らくこの場で喜多ちゃんが何を話すのか分かっているのは俺だけだ。恐らくここで先程悩んでいた答えを虹夏とリョウに伝えるつもりなのだろう。
「お疲れー喜多ちゃん、今日は本当にありがとう! お陰で助かったよー。それで、お話ってどうしたの?」
「あ、あの! こ、この間のライブの事改めてちゃんと謝らせて下さい! 本当にごめんなさい!」
喜多ちゃんはそう言うと思いっきり頭を下げた。見事に綺麗な直角、90度の角度だった。
「え──!? 喜多ちゃん! 頭上げて! この間の事ならもう大丈夫だって! あたしもリョウも別に怒ってないし、あの時はあたし達にも責任があったんだから! それに喜多ちゃんもしっかり反省してるの伝わったし、そんなに気に負わなくてもいいから!」
「伊地知先輩……本当にありがとうございます……そ、それで、ここからが話の本題なんですけど……」
喜多ちゃんは一つ大きく深呼吸をすると、しっかりと虹夏達を見据え、こう口にした
「もし、先輩達がよろしければ、私をもう一度……もう一度、結束バンドのメンバーに入れて頂けないでしょうか!」
喜多ちゃんのその言葉を聞いて、虹夏もリョウもそして俺の隣に立つひとりも驚愕の顔をしていた。
俺は何言うか察しついてたから内心ニヤニヤしてます。顔には絶対出さないけどな!
だけど、そうか喜多ちゃんはやっぱりバンド続けたかったんだな……
「喜多ちゃん……」
「無責任に一度逃げ出した奴が何を言ってるんだって思われるかもしれないですけど、でも、やっぱり諦め切れないんです! 私にとってバンドする事は憧れだったから! まだギターも全然弾けないし、音楽の事だってちんぷんかんぷんですけど、でも、もう逃げたくないんです! だから、お願いします! 私をもう一度結束バンドのメンバーに入れてください!」
喜多ちゃんはもう一度頭を大きく下げると、嘆願するようにそう言った。
頭を下げたまま微動だにしない喜多ちゃんは、多分、虹夏の返事を待っているのだろう。虹夏も状況の整理をしているのか、喜多ちゃんを見つめたまま動こうとしない。
仕方ない、ここは俺も喜多ちゃんの援護に回ってあげるか。
喜多ちゃんの言葉を補完し更にもう一押ししてやろうと、俺が口を開こうとした時だった。
「あ、あのっ!!」
その場の誰よりも早くピンクの少女が先に動いた───
「え、ひーちゃん?」
「ぼっちちゃん!?」
「ご、後藤さん……?」
その場にいる全員が驚愕した。
ひとりは喜多ちゃんの隣に並ぶと、喜多ちゃんと同じように頭を下げたからだ。
「わ、私からもお願いします! き、喜多さんをメンバーに入れてあげて貰えませんか?」
「ご、後藤さん! 頭あげて! 私なんかの為に後藤さんが頭を下げる必要なんて……」
「あ、あります! だって、喜多さんを引き止めたのは、わ、私ですから……!」
「っ……」
ひとりにそう言われて思わず押し黙る喜多ちゃん。
やっぱり、一度ひとりは喜多ちゃんを引き止めてたんだな。
それからひとりは虹夏達の方へ向き直すと、火傷した左手に巻かれたハンカチを撫ではじめた。
「き、喜多さんに火傷の手当してもらった時、指の先の皮が硬くなってました……」
「かなり練習しないとそうはならない。ギター、沢山練習してたんだね」
「ですっ……!」
事情を察したリョウがひとりの事をフォローするように、喜多ちゃんに励ましの言葉を送った。
「も、もしかしたら人より楽器を弾くのは苦手なのかもしれないけれど、努力の才能は人一倍あるから大丈夫です……」
「後藤さん……!」
「あたしも喜多ちゃんにこのバンド盛り上げるの手伝って欲しいな! あたしもずっとバンド組んでみたかったからさ、引け目感じちゃうのも、憧れちゃうのも分かるんだよね」
「伊地知先輩……!」
「リョウも喜多ちゃん戻ってきてくれたら嬉しいよね?」
「ギターが増えると音が賑やかになるし、スタジオ代も、ノルマも4分割」
「もっと素直な言い方しなよ!」
「先輩分のノルマ……貢ぎたい!!」
「爛れた関係が爆誕しそうなんだけど……」
少し離れた位置から俺は四人のやり取りを眺めていた。
いやー、喜多ちゃんも無事バンドに戻れたし、よかったよかった。
何だか久々に他人からの相談に乗ってあげた気がする。疲れたー
その場で伸びをしていると、ふと視線を感じたのでそちらの方向を見てみると、バンドメンバー全員が俺の事を見ていた。
え、何だ何だ。俺なんか悪いことしたっけ? 皆激励してるのに俺だけしてないから?
「零人くんもこっち来なよ〜、ぼっちちゃんと同じくらい今日の功労者なんだからさ!」
「え、いや、ひとりはともかく、俺は別に何もしてねえよ」
「何言ってるんですか! 後藤先輩が背中を押してくれたから、私、結束バンドに戻ることが出来たんですよ!」
「そうそう! 零人くんとぼっちちゃんのお陰で結束バンド復活出来たんだよ! ありがとう!」
「だああああああっ!!? 何か痒い! ムズムズするううう!! 分かったから、それ以上何も言うなああああ!!!!」
普段褒められるような事に慣れてないから、面と向かって褒められる事への耐性が無さすぎる!!
本当にムズ痒いし、これガチで蕁麻疹出来てそうなんだけど!?
「なるほど、零人は褒め殺しするとアレルギー反応を起こす……と」
「あ、あれは本気で照れてるだけですね……お兄ちゃん素直じゃないですから……」
リョウの野郎、俺の新しい弱みを発見して、嬉しそうにメモを取ってんじゃねえよ!!
あと、ひとりはマジレスするのやめてくれ……男ってのは時には強がりも必要なんだよ……
「でも私いくら練習しても本当にギター弾けなかったの……何かボンボンって低い音が鳴るのよね……」
喜多ちゃんは自身のギターケースを開きながら、不思議そうにそう言い放った。
ギターってそんな音鳴るっけ? ひとりの演奏を聴く限り、ジャカジャカって音しかしないと思うんだけど……
「えっ」
「それってベースじゃねえの?」
喜多ちゃんの言葉に驚き声を上げたひとりと俺の疑問をぶつける声が重なった。
どうやらひとりも俺と同じで疑問を抱いたらしい。ひとりに目を合わせるとひとりもブンブンと首を縦に振ってくれていた。
「あはは、私そこまで無知じゃないですって、ベースって弦が4本のやつでしょ? ほら、これは6本ちゃんとありますよ!」
そう言ってギターケースの中に入ったギターと思わしき物を見せてくれた喜多ちゃん。
そのギターには確かに6本の弦が張られていた。うん、確かに6本なんだけど……
「リョウ、確か6本弦のベースもあったよな……?」
「うん、ある。それ多弦ベースだよ」
「え?」
リョウがなんの躊躇もなくベースだと言い切ると、喜多ちゃんは笑顔を崩しその場で俺達と自身のギター……ではなく多弦ベースを何度も見比べる。
「あひゅー…………せっかくお父さんにお小遣いとお年玉前借りしたのに……」
「喜多ちゃ──────ん!!!!」
結束バンド四人目加入の物語は、喜多ちゃんが非情な現実に打ちのめされ、虹夏が悲鳴を上げたところで幕引きとなったのだった。
「あ、大変! そう言えば後藤さん、皆にお兄さんと恋人同士だと誤解されたままだわ!!」
「え"っ!!!?」
やっと主要キャラが揃いました!
これから、沢山キャラ同士の掛け合いとか書けていきたいなあー
あとタグも幾つか追加させて頂きました! 一応、本作は原作準拠に物語は進めて行くつもりですが、その途中、途中にオリジナルストーリーだとか展開だとか追加していくつもりです。
まあ、展開と言っても原作からかけ離れ過ぎない程度に留めるつもりですが……
誤字脱字報告いつもありがとうございます。本当に助かってます……!
それと、新たに感想書いてくれた方や評価して下さった方々、お気に入り登録してくれた方々、本当にありがとうございます!
次回 グラスイーター山田