マクロス・フロンティア 迷い子たちのディソナンス 作:soul
巨大都市型移民居住艦『アイランド1』の周辺宙域では、突如侵攻してきたバジュラの艦隊と激しい戦闘が繰り広げられていた。全長4000mもある二隻の巨大な重戦艦級バジュラを中心とした200mの駆逐艦級で構成されるバジュラの艦隊を撃退するべく、『マクロス・フロンティア』を守る新統合軍は総力を挙げて反撃するが、敵の中核である二隻の重戦艦級バジュラには切り札である新マクロス級 可変ステルス攻撃空母『バトル・フロンティア』の主砲も防がれて、戦闘は長期化の様相を見せていた。
「――敵戦艦のエネルギー値が高まる――来ます!?」
「取り舵、一杯!」
「――うぉりゃいああ!」
重戦艦バジュラの三連装生体重量子ビームの極光の輝きが『マクロス・クォーター』に襲い掛かり、寸前の所で回避に成功するが回避した先には駆逐艦級バジュラの群れが待ち受けており、一斉に生体ビーム砲で攻撃してくる。
『マクロス・クォーター』の半分の200m級駆逐艦とは言え、数が揃えば脅威となる―― 一斉射撃により単艦による行動をしている『マクロス・クォーター』に多数の被弾が見られるが、防御シールドが大多数を弾いて包囲網の手薄な場所に攻撃を集中して駆逐艦群より離脱する――が、そこには別の重戦艦バジュラの射程内だった。
「――4時の方角に重戦艦クラス、砲撃態勢に入っています!?」
「――こなくそぉおお!!」
先ほどとは別の重戦艦級バジュラの三連装主砲が『マクロス・クォーター』目掛けて発射されて、操舵主であるボビーはクォーターの脚部を変形させてメインノズルを下方に向けて噴射させて上昇しながらバジュラの重粒子ビーム砲を交わす……急上昇は『マクロス・クォーター』の船体にかなりの負担を掛けたが直撃を受けるよりはマシである。
『マクロス・ギャラクシー』船団を襲ったバジュラの一部が避難民を乗せた船団を追撃し、銀河の妖精シェリル・ノームの依頼を受けた『S・M・S』の可変攻撃空母『マクロス・クォーター』が救援に駆け付けたが、避難民船団を攻撃していたバジュラが突如フォールド航法を行って――今度は『マクロス・フロンティア』船団へと襲い掛かってきた。
まるで銀河系中心部へと進出して来た人類を排除しようとしているかのように、銀河中心方向へと航行する二つの船団を襲う悪魔のように。
船団を守る新統合軍は持てる戦力の全てを用いてバジュラを撃退するべく奮闘しているが、新統合軍最大最強の船である新マクロス級の大型可変ステルス攻撃空母『バトル・フロンティア』の主砲である『マクロス・キャノン』の攻撃すら防ぐ重戦艦級バジュラの脅威に、苦しい戦いを強いられていた。
「――『バトル・フロンティア』、トランス・フォーメーション完了まであと90秒」
「……諸君、『バトル・フロンティア』の変形が完了するまで敵を此方に引き付ける――『バトル・フロンティア』が強行型に変形した後、敵戦艦型に接近戦を仕掛けてこれを撃破ずるぞ!」
通信を担当するラムより状況が伝えられ、艦長であるシェフリー・ワイルダーが奮戦するクルーに向けて作戦を説明する――全長1600mを超える巨大な『バトル・フロンティア』が巨大な人型である強行型に変形するにはそれなりの時間がかかる。初代マクロスにおいてフォールド事故による主砲へのエネルギー伝導管の消失によって発射不能となったという難問を解決するために、ブロック構造の船体を組み替えるという強引な手法で成功したという経験から、マクロスの名を冠する艦船は変形――トランス・フォーメーション機能を持つ。
初代マクロスの時代から半世紀が経った現在もトランス・フォーメーションという手法は継承されており、研究や技術革新によって巨大な戦艦にしては変形にかかる時間はかなりの短縮がされているが、それでもそれなりの時間が掛かる――それゆえに、バジュラの注意を変形する『バトル・フロンティア』から逸らす為に『マクロス・クォーター』が敵重戦艦級の射程ギリギリを移動して時間稼ぎをしていた。
目の前をウロウロするハエが目障りになったのか、『マクロス・クォーター』に対する重戦艦級バジュラの攻撃が苛烈になり、『マクロス・クォーター』単艦での対処が難しくなり始めた。二隻の重戦艦級の火力が『マクロス・クォーター』に集中するだけでなく、駆逐艦級や展開している兵隊バジュラの攻撃まで『クォーター』に集中し――重戦艦級の三連装生体重量子ビーム砲が『マクロス・クォーター』を破壊するべく発射されたが、『クォーター』は推進ノズルが集中する両脚部分の角度を変える事で、船体に負担を掛けながらも回避する。
「――もう一隻が発砲! 狙いは本艦です!」
「――どちくしょうが!」
それを見越したもう一隻の重戦艦級の三連装砲が『クォーター』目掛けて撃ち出され、それも何とか回避したが……攻撃の角度が悪すぎた……重戦艦級の砲撃は『マクロス・クォーター』に直撃はしなかったが、放たれた砲撃のエネルギーは減衰しながらも破壊力は維持しつつ、『アイランド1』へと進む。
『――敵戦艦の攻撃――『アイランド1』へ直撃します!?』
それは誰の悲鳴だったのか――重戦艦級バジュラの攻撃は宇宙空間を進んで多数の民間人の居る巨大都市型移民船『アイランド1』へと迫る。直撃コースにあると知った新統合軍のグァンタナモ級空母やステルス・フリゲートがその身を盾にしようとスラスターを吹かして方向転換をするが間に合う筈もなく、重量子ビームが都市型移民船に直撃しようとした直前に『アイランド1』の傍の空間に亀裂が入り、超空間の奔流と共に小さな“何か”が出現する。
それは白いボディスーツに赤いラインの入ったヒト型であった。真空の宇宙に白いマフラーと深紅の長い髪をなびかせ、顔を覆うオレンジのバイザーを掛けたその人は、腕を組んで仁王立ちをしながら、迫りくる重量子ビームを見据えると、左胸と両手首に装備されている“何か”のカバーが展開すると、目の前を覆う重量子ビームの強烈なエネルギーの全てを受け止め――吸収してしまう。
「……何だ、アレは? 人間なのか……」
「……アレからは生体反応が感知出来ません……インプラントされたサイボーグ……いいえ、アンドロイドだと思われます」
何者なのか、何なのかは分からないが“アレ”のおかげで『アイランド1』への直撃が防げた訳だから感謝をしても良いだろう――これを機に、一気に勝負を賭けるべきだ。未知の存在に動揺しているのか、バジュラ達の動きに乱れが見える――その隙を突く形で『マクロス・クォーター』は敵重戦艦級バジュラへと突撃を敢行し、無数の対空砲火で迎え撃つ重戦艦級の砲火を掻い潜った『マクロス・クォーター』を三連装砲が狙い撃つが、ボビーの巧みな操舵で迫る重量子ビームを回避する。
「――うぉりゃああ!」
「――あうっ!?」
荒っぽい操舵が400m級の戦闘空母を激しく動かして新統合軍より合流しているキャシーが悲鳴を上げるが、それに構わず『クォーター』を操舵するボビーは『マクロス・クォーター』を強行型へと変形させると、重戦艦級に随伴している駆逐艦級バジュラへと接触――その船体を足場にして無理やりに方向を変えると、メインノズルを全開にして上昇して重戦艦級の頭上へと到達する――そこは三連装砲の真上であり、死角となって砲撃を受ける事はない。
「――取ったぁああ!」
「――もう、ピンポイント・バリアー左舷艦首に集中!」
飛行甲板が付いた左舷を大きく引いてピンポイント・バリアーで包むと、『マクロス・クォーター』はメインノズルを最大限に吹かして重戦艦級バジュラへと向かう。
「――うぉりやああ!」
気合と共に急速接近して重戦艦級バジュラの船体の中でもエネルギー値の高い場所――動力炉近くへと、左舷飛行甲板を繰り出して船体の装甲を突き破り、左舷艦首の各ハッチよりデストロイド群がせり上がって来る。
「――ブチかませ!」
めり込んだ艦首よりせり上がった全デストロイドがミサイルを一斉発射して内部構造に命中――内部からの爆発に耐えきれずに重戦艦級の船体に幾つもの亀裂が入って膨れ上がって爆発する。その爆風の中をエネルギー変換装甲にて守られた『マクロス・クォーター』が離脱していく。
『バトル・フロンティア』戦闘指揮所
「――敵艦、フォールド・バリアー消失!」
「――おぉおお!」
「――今だ、マクロス・キャノンを!」
戦闘指揮所で敵重戦艦級をモニターしていた女性士官の報告にチャンスが来た事を悟ったグラス大統領と首席補佐官のレオンは、ここぞとばかりに攻撃を進言し、強行型への変形を終了していた『バトル・フロンティア』が主砲であるガンシップを構えて、ダメージにより船体を守るフォールド・バリアーが消えた重戦艦級バジュラに狙いを定め――『メガマクロス・キャノン』の極光の輝きが宇宙を走って重戦艦級バジュラの船体を貫いて爆発四散させた。
「――これで一隻!」
「――もう一隻の動きは!?」
これで二隻の重戦艦級の一隻は撃沈して、残る一隻を破壊すれば勝利が確定する――そう考えたジェフリー艦長は、索敵を担当するモニカに問い掛けるが、その必要は無かったのかもしれない。
バスタァアア! ビィイイイイム!
真空の宇宙で白いボディスーツを着た人物が高エネルギーを発生させた両腕をクロスさせながら大きくのぞけると高エネルギーをため込んで一気に射出――赤い閃光は、残る重戦艦級バジュラの貼るフォールド・バリアーを問題にすらせず4000mはある船体を貫通して爆発四散させた。
重戦艦級の爆発は傷ついた『アイランド1』の中からでも見て取れて、戦いの決着が付いた事を知らせる。そして重戦艦級の爆発の衝撃を至近距離で受けた『マクロス・クォーター』の艦橋では、激しい衝撃で意識を飛ばしていた者たちが目を覚ます。
「……バジュラ群フォールド、撤退していきます」
「……私達、勝ったの?」
「――ふうっ、当然でしょー―これが『S・M・S』の戦いよ」
朦朧とする意識が段々覚醒していき、重戦艦級を撃破した事でバジュラが撤退を開始した事をおぼろげながらに聞いていたキャシーは、勝利した事に実感が持てずに誰とはなく問い掛け、バンダナを外して一息ついたボビーは にやりと笑い親指を立てる。ぎこちなくも笑みを浮かべたキャシーもそれに答えるが、艦長席に座るシェフリーは表情を崩すことなく厳しい表情を浮かべていた。
「……だが、損害は大きすぎた」
今回のバジュラの侵攻によって新統合軍も少なくない損害を被り、都市型移民船『アイランド1』にも被害が出たであろう……そして何より、重戦艦級の砲撃を防いだ正体不明の人型の存在だ。『フロンティア』船団の近くに未知の勢力が存在している可能性がある……重戦艦級を一撃で倒した恐るべき戦闘力。今回は味方として『アイランド1』を守ってくれたが、彼らが何を目的としているのか分からない以上は油断が出来ない。
「……あの人型は?」
「――存在をキャッチ出来ません。すでに撤退した模様です」
首の骨を鳴らしながらボビーがモニカに土壇場で現れた所属不明のアンドロイドに付いて聞いているが、モニカの様子を見るに芳しくは無いようだ……ならば分からない事を議論するよりも、やるべきことを優先しょう。
「――各セクションに通達。速やかに負傷者の救助に当たれ」
「「「了解」」」
大規模なバジュラの侵攻を受けた巨大都市型移民船『アイランド1』の居住区画には、バジュラの攻撃によって破壊された街並みや橋や道路が寸断されて痛々しい様相を見せていた。バジュラという脅威が去った後、消防や救急に従事する者たちの懸命な活動や住民同士による助け合いなどで火災などは殆ど鎮火したが、破壊の傷跡は広範囲に広がっていた。
バジュラにより破壊された連絡橋の傍に深紅のクァドラン・レアが着陸しており、搭乗者であるクラン・クラン大尉はハッチを解放して人工の大地に降りた後、幼馴染であり同僚でもあるミハエル・ブランの青いバルキリーが墜落した場所へと駆け寄るが、バジュラの攻撃によって撃墜されたミハエルのVF-25はバラバラに四散しており、何とか原形をとどめている青い頭部の前に膝から崩れ降りたクランは、ミハエルの名前を呼びながら大粒の涙を浮かべていた。
「――ミシェル! ミシェル……ミシェル……うぅうううぅ……」
大切な人を失くした悲しみに暮れるクランの耳に何かが動く音がしてその方向に視線を向けると、そこには破壊されて落下した連絡橋の一部が落ちており、その瓦礫に引っかかるように宙吊りになっているミハエルのEX-ギアがあった。
「……よっ…遅いぞ……クラン」
EX-ギアで脱出したミハエルだったが、機体の爆発に巻き込まれたのか所々に傷を負いながらも、痛みをこらえて片手を上げて微笑むなど伊達男としての面目だけは保っているようだ。大切な人が生きている事を知ったクランは、一瞬呆けたような顔をしたが直ぐに喜びにあふれた顔をして宙吊りになっているミハエルの下へと駆け寄った。
横浜エリア シェリル・ノーム コンサート会場
バジュラによる破壊の跡が著しい観客席の通路を歩きながらグレイス・オコナーは、バジュラの侵攻を撥ね退けた『フロンティア』の力――
歌姫たちの力……
これで計画を一歩進める事が出来る……グレイスの目の前では会場に浮かぶコンビナート風セットの傍に着陸しようとしている『S・M・S』のVF―25と、ブレラ・スターン少佐の乗るVF―27があった。
シェリルのコンサートのセットである海上に設置されたコンビナート風の洋上船では、シェリルの姿を映していたホロスクリーンが停止して彼女とランカが歌っていたホールが降下していく。降りて来る彼女たちを待つのは、パフォーマンス用の舞台に降り立つ三機のバルキリー。
その中の二機、VF―25のキャノピーが開いて立ち上がったアルトは、同じくキャノピーを開いた赤紫のVF-27へと視線を向ける。
「『S・M・S』所属、アルト・早乙女准尉より、アンタレス1へ、貴官の援護に感謝する!」
「――ふっ、当然の事をしたまでだ」
立ち上がってヘルメットを脱いだVF-27のパイロット くすんだ金髪を短くそろえた機体と同色のパイロットスーツを着た若い男の返答に柔らかい表情を見せるアルトの頬に冷たい感触が感じられ、ふと見上げると上空より粉雪が舞い降りて来る……戦闘の影響により気象コントロールにトラブルが発生したのだろう。
「わぁあ! 雪だぁ」
「……きれい」
舞台から降りてきたランカとシェリルが舞い降りる粉雪の幻想的な美しさに感動して喜びを見せているが、VF-25のコックピットに立つオズマには、この雪が戦闘に倒れた者達を覆い隠す鎮魂の雪にように感じられて ぽつりとつぶやく。
「……弔いの雪」
愁いをおびた表情で空を見上げるオズマにランカが気付く。
「あっ! お兄ちゃん!? あっ……」
駆け寄ろうとするも、気が抜けたのか腰から崩れ落ちるランカ。振り返ったオズマはランカが腰砕けに座り込む姿を見て焦りを見せた。
「――大丈夫か、ランカ!?」
「……もう、子供じゃないんだから」
そんな何時までも子ども扱いをして自分の事を第一に心配してくれる義兄に、不満を感じながらも何処か嬉しく感じるランカは朗らかに笑う。そんなランカに寄り添ったアルトは、屈むとランカの肩に優しく手を置く。
「……よくやったな、ランカ」
「……アルト君」
バジュラから人々を守ろうとなけなしの勇気を振り絞って駆け、巨大なバジュラに捕獲されようとも恐怖を撥ね退けて歌い、シェリルと共にバジュラへの恐怖に怯える人達に希望を届ける為に砲弾が飛び交う戦場で歌い切ったランカを労うアルトに、ランカは彼の思いやりを感じて胸が一杯になる……そんまま見つめ合う二人だったが――もう一人の歌姫の可愛らしいクシャミに我に返ったアルトは、クシャミをした戦友へと視線を向ける。
「――シェリル、それにランカ。二人とも良い歌だったよ」
「……アルト」
立ち上がったアルトはシェリルへ近づくと、今回の依頼主へと依頼の成果を奉告する。
「……『ギャラクシー』の難民船は4隻までは助けたけど、6隻は……すまない」
半数以上の避難民船が沈んだという衝撃に振り返ったシェリルへと、預かっていたイヤリングを取り出したアルトは約束通りに返そうとするが、そんなアルトに近づいてきたシェリルは律儀な彼に柔らかい表情を向ける。
「……あなたは出来る限りの事をしたわ……私もそうしただけ――取っといて、それは私達を守ってくれたボーナスよ」
「――えっ、だけどこれは、お前の大切な――」
「――あげるって言ってんだから、ちゃんと受け取りなさいよ……こんなサービス、滅多にしないんだから」
戸惑うアルトに頬を染めたシェリルはそう言い切ってそっぽを向く……どう見ても照れ隠しにしか見えない行動に、意外に子供っぽいなと感じるアルトの傍に近づいて来るランカ。
「……ありがとうアルト、ランカちゃん……私は独りぼっちじゃないって、分かったから」
背を向けたまま空を見上げるシェリル……彼女の視線の先には粉雪が舞い降り、優しく彼女たちを包む。『ギャラクシー』において酷な幼少時代を送ったシェリルは、グレイスに保護された後は愛憎渦巻く芸能界でのし上がり、トップシンガーの仲間入りを果たす――その道のりは決して平坦ではなく、歌だけを武器に彼女は孤独な戦いを続けていたが、自分を一人の少女として扱うアルトや、自分に憧れながらも其の才を示して共に歌ったランカの存在が、シェリル・ノームが孤独な存在ではないと実感させたのだから。
「……シェリルさん」
「……独りぼっちじゃない、か」
シェリルの言葉にそれぞれ感じ入る所があったのか噛み締めるように呟いたアルトたちに背を向けているシェリルは、瞳を閉じて降って来る雪の冷たさに身を任せていた。
ここに一つの戦いに一応の区切りがついたが、脅威は人知れず水面下で蠢いているモノである――翡翠とノノが乗った『実験艦―02』が初めてこの世界に出現した銀河系中心部宙域の名もなき恒星間空間に突如として空間に異常が発生して、強力な重力場が発生して星々の光がねじ曲がり、巨大な光の門――ワーム・ホールが形成されて一体の巨大な宇宙生物が姿を現す。
それはこの世界で超時空生物と呼ばれるバジュラに似てはいるが、そのサイズはバジュラよりも巨大であり、体表は漆黒の宇宙の中でも目立つ警戒色に染まり――見る者が見ればその正体を簡単に看破しただろう……STMC(Space Terrible Monster Crowd)と。
どうも、しがない小説書きのSOULです。
翡翠達が暴れた影響で重戦艦級バジュラが2隻 フロンティアに現れて、その圧倒的な攻撃力の前に劣勢に陥ったフロンティアを守る為に、異世界の超兵器が舞い降りました……半面、翡翠はいまだウジウジしております。
そして翡翠達の通った時空の穴を通ってトンデモないモノが出現しました。
では、次回 第18話 temporary respite 一時の休息 7/5 0時に更新予定です。ではでは~。