マクロス・フロンティア 迷い子たちのディソナンス 作:soul
新型の亜空間跳躍実験の途中でアクシデントにより、翡翠ことクリスの搭乗する『実験艦―02』は船体にダメージを負った挙句に見知らぬ世界に迷い込んでしまう。その世界で遭遇した強固な外骨格を持つ甲虫達と遭遇し、彼らが巣とする破壊された巨大な戦闘用母艦に随伴していたであろう大型航宙艦の残骸からデーターをサルベージした結果――この銀河系ではゼントラーディと監察軍と呼ばれる巨人たちによる星間戦争が繰り広げられている事が判明する。
この並行世界では様々な脅威が存在する事を認識し、有事が起きた際の対抗手段として戦争で破壊されて放棄されていたゼントラーディの自動兵器工廠衛星を確保して、修復して戦闘艦の製造ラインを利用して独自の戦力を構築し始める。
この並行世界で覇を競う気はないが、戦争と言う暴力に圧し潰されないように戦力を求め、修復された自動兵器工廠衛星の製造ラインより既存のゼントラーディ艦の設計に“色々”手を加えた改型戦艦の第一陣の完成を待っていたが、この世界に来てから時折フォールド波に乗って聞こえて来る歌に興味を引かれたクリスは、旅の相棒となった別の世界の戦闘用アンドロイドであるノノと共にこの『フロンティア船団』へとやって来て――フォールド波を発する歌の歌い手であるランカ・リーと出会う。
だが彼女の傍には、この『フロンディア船団』において大きな影響力を持つ企業『L・A・I』の影が見え隠れしていた……強大な敵対勢力との戦闘を想定していた翡翠とノノは、戦略の見直しを迫られた……もしも、『L・A・I』と敵対した場合は対抗出来る手段は少なく、最悪この『フロンティア船団』ごと破壊するしかないかもしれない……もう少し手段を――搦手も含めて打てる手を増やしておいた方が良いのかもしれない。
『マクロス・フロンティア船団』の中央に位置する巨大都市型移民居住艦の中でもアメリカン・テイストの住宅街に建てられたマンションに住居を構えながら、隣に住むランカ・リーの動向を見守りつつ、この巨大都市型居住艦のシステムに色々と仕掛けを施していく……第六世代型のアンドロイドだというノノの能力が大いに役に立ち、高い演算能力によりこの居住艦のメインシステムへと気付かれずに侵入して、いざという時の為のバックグランドを埋め込んでいく。
システムに侵入している時にも思ったが、この世界の技術は妙にちぐはぐな印象を受ける……恒星間を航行出来るだけの技術を持ちながらシステムの伝達速度はそれほどでもなく、亜空間というかフォールド技術の転用も限定的に思える。
まぁ、それも仕方がない事なのかもしれない。
この『フロンティア船団』に来てから調べた、この世界の地球が辿った歴史――恒星間どころか惑星間航行すらままならない文明レベルの地球がゼントラーディの基幹艦隊と戦争になって勝利するも人類の大半は死亡して、生き残った人類は文化を知らず知識を制限されたゼントラーディと共存の道を選んで、彼等の技術を取り込んだ末に銀河中に移民船団を送れるほどの技術の進歩を遂げたが、技術の蓄積による進歩ではなくゼントラーディ由来の技術で飛躍的な進歩を遂げた地球の技術は歪な進歩を遂げており、ゼントラーディを生み出した古代文明プロトカルチャーの技術の全てを理解した訳では無いのだから。
深夜に乗じて監視システムの欺瞞情報を流しながらアクセス・ポイントから色々と仕掛けを施した後に二人は、サンフランシスコエリアにある自宅へと戻ると、特製の甘いドリンクを作った翡翠はその一つをノノの前に置くと引き攣った表情を浮かべる……失礼な、糖分は頭の回転を速める効果が有るんだぞ。(大ウソ)
自室に戻って事前に用意していた梱包された箱を持ってリビングに戻って来た翡翠を見たノノは、その妙に爽やかな笑顔に警戒心を持つ。
「……翡翠。何か悪い事を考えてない?」
物凄く悪い顔をしてるよ、と失礼な事を言うノノを一睨みで黙らせた翡翠。そして席を立つと、先ほど宅配で届いた箱を持って来てノノに渡す。
「? 何これ」
良い笑顔をした翡翠が開ける様に促すので、その妙に良い笑顔に嫌な予感がしながらも梱包を解いて箱を開けると、中には藍色に染められたチャイナ服が入っていた。箱から出して広げながら「わ、かわいい」とご満悦の様子だったノノの表情が徐々に曇って行く。
「……何か、丈が短いような」
「……何言ってんだ、普段着がホットパンツにハイソックスのノノねぇが」
引き攣った表情をするノノに向けてジト目を向けながら普段の服装に付いて揶揄する翡翠……そんな冷たい翡翠の視線にめげずに、このチャイナ服はどうしたのかと問い掛けるノノに表情を改めた翡翠より説明がなされる――順調に仲良くなったと言うか、顔を合わせれば妙に絡んで来るランカとの世間話の中で、高校に合格したのを機にアルバイトとして中華料理屋でバイトを始めるという話を聞いた翡翠は、以前にノノからウェイトレスのバイトをした事があると聞いた事を思い出して、大急ぎでチャイナ服を用意して件の中華料理屋のバイトに応募したから行って来いというのだ。
「……何で急に?」
「――暫く私は船団を離れるから、その間はノノねぇが傍でランカねぇをガードして」
「……船団から離れるって、何をする気?」
「……この船団の上層部と繋がりがある『L.A.I』がランカねぇを監視している……最悪この船団そのモノと事を構える事になるかもしれない……ならば此方も戦力が必要だと思わないか?」
翡翠の趣味で選んだチャイナドレスを押し付けて、船団を離れている間、ランカ・リーの身近で警護するように申し渡した後、『アイランド1』の宇宙船の係留施設にやって来て、手続きを済ませると施設内へと進む……暫く進むと目的の場所へと到着する――そこには一隻の小型航宙艦が鎮座していた。
おおっぴらに『実験艦―02』を使う訳にもいかず、カモフラージとして中古のフォールド航行能力を備えた20m級の航宙艦『
そうして『マクロス・フロンティア船団』から離れた宙域までフォールドした『ラグ・シップ』は、待機していた『実験艦―02』と合流して『実験艦―02』の船体にドッキングする。実際フォールド航法しか出来ない『ラグ・シップ』よりも、亜空間跳躍航法を使用できる『実験艦―02』の方が足としては速く、銀河系中心方向にある恒星からの放射線の照射が比較的少ない地点に設置された自動兵器工廠衛星へと到達した翡翠は、稼働している製造ラインだけでなく修理が完了して新たに稼働を始めた製造ラインからも生み出されてくる改型スヴァール・サラン級戦艦ともいうべき翡翠とノノによって魔改造された戦艦が轡を並べて出撃の時を待っていた。
「コッチの方は問題ないな」
古代プロトカルチャー文明によって製造された自動兵器工廠衛星の生産力は凄まじく、2000m級の戦闘用航宙艦すら待っていれば勝手に出て来る……だが、製造するにはそれ相応の時間が掛かるのは解決出来なかったらしく、最初の一番艦は数か月でロールアウトしたが、それは建造途中の船の原型が有ったからこそであり、幾らブロック構造や優秀な工作装置が在ろうとも、2000m級航宙艦を建造するのには年単位の時間が掛かる。
……もっとも、数百年単位で放置されていた建造途中の船が、それほど大きな修復を必要とせずに建造を再開出来た時には乾いた笑いしか出なかったが。
つまり今目の前に並んでいる第一陣の改型標準戦艦に続く第二陣の建造は年単位の時間が必要となる……だがそれでは“間に合わない”。甲虫どものテリトリーは間近にあり、『フロンティア』で得た情報によれば、未だにはぐれゼントラーディと呼ばれる戦闘部隊が銀河系内を徘徊していると言う。
つまり時間が足りないという問題は、最初から分かっていた事なので、それなりの解決策を用意はした――時間が無いのならば、時間を創れば良い。早い段階でこの問題を認識していた翡翠は、『実験艦―02』のAIにある指示を出していた……虎の子の『クロニトン魚雷』を製造する事を。以前に身を寄せていた宇宙戦艦『ヤマト』が自分達の世界に帰還した時、世界間の差異によって6か月の時間が経過して彼等の使命が果たせない状況に陥った――それを解消する為に翡翠は、時間的性質をもつ亜原子粒子『クロニトン』を利用して時間軸に干渉する『クロニトン魚雷』を持って、彼等の存在した本来の時間軸へと道を繋げた。
そのクロニトン魚雷を使用する事により、修復した自動兵器工廠衛星を過去数百年前に転移させて、時間的な問題を解決する事にしたのだ。しかし工廠衛星をそのまま過去に送ったら、防衛用の攻撃ドローンで守られているとは言え再び監察軍の攻撃を受けて破壊される可能性が高く、それを回避する為に『実験艦―02』にも搭載されている位相を調整してこの宇宙空間に隣接する亜空間(サブ・スペース)に身を潜める次元潜航システムを製造して、この工廠衛星に設置する為に今回遠征して来たのだ。
予定通りに次元潜航システムを設置して、50kmを超える巨大な工廠衛星全体が次元潜航を行える事を確認した後、いよいよクロニトン魚雷を持って時間回廊を形成する時が来た――工廠衛星から距離を取った『実験艦―02』より複数のクロニトン魚雷が射出されて工廠衛星の前で炸裂――クロニトン粒子の作用により過去へと続く時間回廊が形成されて、形成された時間の渦へと向けて工廠衛星が移動を開始する。
過去へと到着した後はエネルギーを溜めてフォールド航法にて別のポイントに移動した後、改スヴァール・サラン級戦艦を製造する予定の傍ら今回の遠征で新たに指示した改良艦を製造し始める予定であり――結果は直ぐに現れた。工廠衛星が過去へと旅立ってから少し経った頃、この世界の標準的な超光速航法とは別の超時空ゲートが複数出現して、ゲートの中から巨大な航宙艦が姿を現す――ゼントラーディ軍で使用される3000mもの巨体を持つキルトラ・ケルエール級惑星揚陸強襲艦が10隻ほど姿を現す。フォールド航法ではなく縮退炉を使用したワープ航法で出現した事からも、この艦隊が過去へと送り込んだ自動兵器工廠衛星で製造された改型の航宙艦である事はわかる。
「……うんうん、予定通り」
この改型キルトラ・ケルエール級惑星揚陸強襲艦も主機関を縮退炉へと変更する事で通常航行能力やワープ機能を強化して、新たに装備した次元潜航の能力によって隠密性を向上させて、内蔵したドローンを送り込めるステルス強襲母艦としての機能を持つ。
予定通りにこの改型強襲母艦が出現した事により、過去へと送り込んだ自動兵器工廠衛星は問題なく機能している事を意味しており、これで戦力増強の時間的な制約は取り払われた事を意味する……翡翠の変則的な手法は見事成功したようだ。
そしてこの改型強襲母艦の内の3隻には拠点制圧用に攻撃・防御・偵察用の装備に換装出来るドローンが大量に配備されおり、次元潜航システムを装備したこの強襲母艦なら『マクロス・フロンティア船団』の索敵に気付かれる事なく、周辺宙域に潜む事も可能であり、対『L・A・I』用に大量の換装型ドローンを用意して、有事の際には『アイランド1』ごと制圧する事も不可能ではない。
そして残りの7隻は自動兵器工廠衛星を修復したドローンを大量に内蔵しており、「フロンティア船団」で生活しながら『実験艦―02』の長距離センサーで周辺宙域を探査した結果判明した恒星からの放射線の影響の少ない、言わば凪いだ空間をチェックしていた翡翠は、時間さえ有ればノノに“頼らず”に縮退炉すら製造可能な性能を持つドローンを搭載したこの改型キルトラ・ケルエール級強襲母艦を送り込んで、あわよくば放棄された別の工廠衛星を確保しようともくろんでいた。
……何事も、準備して置くに越したことはないな。
『実験艦―02』のブリッジで翡翠はシニカルな笑みを浮かべていた。
マクロス・フロンティア船団に滞在している間の時間を利用して『実験艦―02』の長距離センサーを使用して周辺宙域を探査した結果、複数の恒星の放射線の影響が少ない宙域を特定して、その宙域の位置データーを入力した改型キルトラ・ケルエール級強襲母艦群はワープで向かい、それを見送った翡翠は意気揚々とマクロス・フロンティア船団へと帰還したが……借りているレトロなアパートに戻った翡翠を待ち構えていたのは、山のように積まれた請求書の束であった。
「……なに、これ?」
「――えへへへへ」
呆然とする翡翠に向けて愛想笑いなどと言う無駄に高性能な機能を見せる義理の姉を一睨みで正座させた後、頭痛が痛いとばかりに頭を抱えながら説明を求めると引き攣った笑みを浮かべたノノが早口でまくし立てる。
「――いや、『娘々』でのバイトは順調だったんだよ! けど……ある日、ものっすごくカッコいい男の子たちが来店してね、ランカちゃんと話をしていたら――」
「……店の皿の三割を割ってしまった、と」
……あまりにも間抜けな事情に再度頭を抱える翡翠。此処とは異なる世界において地球の守護者として最強の力を与えられたと言う決戦兵器が、見た目がカッコいい男の子たちの話をしていて注意力散漫になって大量の皿を割ったなど、いくら当面の脅威が見えないからと言って気を抜きすぎにも程があるだろうに。
この世界に迷いこんだ当初に接触した妙に硬い甲虫どもや、この船団の上層部とも繋がりのある一大企業『L・A・I』が一定の監視をしている隣の住人など、水面下では色々ときな臭い匂いがするのだが、当の『すーぱーろぼっと(笑)』は、店にやって来た男の子たちはより取り見取りの美形ぞろいで、ちょっと気の弱そうなショタに気遣いの出来る美形な男に、線の細い女性顔負けの美形の男がおり、特にその女性顔負けの線の細い男の子は長い髪を後ろで束ねて、斜に構えている所が微笑ましくて良い、など どうでも良い事でランカと盛り上がっていたらしい。
もはや何も言う気が起きない翡翠……好きにして。
過去へと送った工廠衛星での戦力の生産も順調であり、『L.A.I』の方も直接的な接触の気配はなく、流石にこんなに早く迎えの船が来る訳もなく、施した仕掛けも成果が出るにはまだ時間が掛かるだろう……と言う事でやる事が無くなった翡翠は、ノノとランカがバイトをしているという中華料理店『娘々』へとやって来ていた。それほど大きな店ではないが料理人の腕が良いのか出される料理は好評で、リーズナブルな価格で提供されている事も有ってお店の中にはそれなりの客が入っていた。
「……中々の賑わいだね」
「――そりゃ、安くて料理はおいしいし、何よりウェイトレスが美人ばかりだからね」
「……さいですか」
テーブルについて店内を見回しながら呟いていると、いつの間にか冷水を置いたお盆を持ったノノが傍に居てにっこりと笑いながら翡翠の前に冷水を置く。それを一口飲んだ翡翠はメニューを見ながら、少し離れた席に料理を運びながらお客と楽しそうに話しているランカの姿を見て、談笑しているテーブルの集団が件の美形軍団なのだろうと考える。
ノノとランカの脅威(笑)の情報収集能力によって、彼らは丘の上に立つ美星学園に通う高校生らしい事は分かっている――美星学園、この長距離移民船団において伝統文化の継承や専門技能者の養成を目的とした、船団内で指折りの超エリート校である。人類初の異星人との接触からの星間戦争において、人類の持つ文化が戦いの趨勢を左右するほどの影響を与えた事により、地球人類の英知である文化の継承を重要視し、また居住可能な惑星を探索しながら長期間宇宙を航行する移民船団を維持するのに必要な専門の技能を持つ者を輩出する事を目的として教育に力を入れた小中高と揃った一大専門機関である。
テーブルに付いている男の子たちの中でも長い髪を後ろで束ねた線の細い美形と楽しそうに話していたランカが、こちらに気付いて手を振って来る……さて、何時もノノとランカが楽しそうにおしゃべりしている内容によれば――船団指折りの超エリート校である美星学園でパイロット養成コースに在籍している学生らしい。
椅子から立ち上がった翡翠は、ノノと一緒にランカの手招きを誘われにこやかな表情をしているランカのいるテーブルへと向かう……テーブルには同じような服装……多分制服だろう、スラックスに白いシャツに緩められたネクタイが彼らの若さを物語っている……と、見た目12歳くらいの翡翠が内心で微笑ましく思っている所が“枯れている”所以なのだろう。
そしてテーブルに居る面々――ノノとランカの話に何度か出て来た美星学園の航宙科の学生なのだろう、色素の薄い髪と童顔の1つ年下ながら飛び級で同学年となっているルカ君、整った顔立ちでメガネが妙に似合っているのがミシェル君。そしてランカのお気に入りの、長い髪を後ろで束ねた線の細い顔立ちの美形がアルト君なのだろう。
「……こんにちは、真面目に働いてるランカねぇちゃん?」
「――失礼な、ちゃんと働いているよ」
隣に引っ越してきてそれなりの時間を過ごしたが故に、冗談を言える程には気安い関係にはなっていた。周囲には年下の子供は居なかったのか、翡翠の幼い容貌も相まって人見知りのランカにしては珍しく年下の可愛げのない妹分にあれやこれやと世話を焼いていたのだ……もっとも、此処とは違う世界の宇宙戦艦『ヤマト』で鍛えられた翡翠のおもちゃにされている時も有るが。
「……ランカちゃん、その娘が例の?」
「そう、隣に家に住むノノの妹で、翡翠ちゃん」
「ふぅん、俺はミハエル。よろしくな、翡翠ちゃん」
にこやかに笑いながら挨拶してくるミハエル君……こんなローティーンの少女にまで律儀に挨拶してくとはマメな男のように見えるが、メガネの奥の翠眼が此方をしっかりと観察している所がチャラい見た目に反して癖のある人物のようだ。そして合いの手を入れるように話に入って来るルカ……飛び級する位だから頭は良いのだろうが、年齢よりも幼く見えて――それがどうしても計算のようで鼻に付く。それからランカの話によく出て来る長い髪を後ろで束ねた美形……アルト君とやらの横に立ったランカが紹介してくる。
「此方は早乙女アルト君、美星学園でいっつも空を飛んでいる人だよ」
「……よろしくな」
「……よろしく…えっと、おねにいさん」
「……なんだそれは」
「……おねえさんか、おにいさんか分からなかったから」
「……おにいさん、だ!」
話には聞いていたが、本当に女性と見まがうほどの線の細さに“いたずら心”がムクムクと沸きあがった翡翠は、努めて戸惑いの様子を見せると困惑したように問い掛けて、憮然とした様子で返す早乙女アルト氏の様子に内心で“にやり”と笑う……打てば響くような反応に、これは面白い事になりそうだ――今も、「子供相手にムキになるなよ“アルト姫”」「――ミハエル、てめぇ!」とじゃれ合っている……何というか、ミハエル君とは仲良くなれそうである。
どうも、しがない小説書きのSOULです。
みなさんは“魔改造”という言葉はお好きですか? 私は大好きです。
某放送局で流れる魔〇造の夜などは楽しく見ております。
色々と準備をしている翡翠ですが、その努力は報われるのか、否か。
では次回 第7話 Speculation of each それぞれの思惑 5/28 0時更新予定です。ではでは~。