ヒロインに幸せになってほしいと思うのは間違っているだろうか   作:炎龍王アキラ

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 プロローグ後半です。
次は各登場キャラのプロフィール話にします。



追記

誤字報告適用しました。指摘してくれた方ありがとうございます。


プロローグ(後編)

 

 

 修行をしてから100年が経った。エクスカリバーは無事俺を主人と認めてくれたからかちゃんと不老不死の能力が

 備わっている。まあ、唯一つ予想外だったのは、

 

女の子 「マスター?どうかしましたか?」

 

颯  「いや、何でもないよレイ。」

 

 そうこの子レイの事である。察しのいい方はお分かりかもしれないが、エクスカリバーである。

 エクスカリバーが自我を持っているのは主人を選ぶ事から予想していたが、人化するなんて予想できるだろうか?

 しかもエクスカリバー曰くかのアーサー王、アルトリア•ペンドラゴンですらエクスカリバーが思ってる事を

 何となくしか感じられなかったという。

 

オーディン 「まさかエクスカリバーがここまで認めるとは、さすが妾の夫じゃ!」

 

 オーディンは褒めてくれるので嬉しいが、もしかしてこれ乖離剣エアも同じパターンになったり、 いや考えすぎだな(フラグ) 

 

オーディン 「颯よ、ならそろそろ行くかの。」

 

颯  「そうだね。後、飛ばす時間軸って指定できる?」

 

オーディン 「勿論出来るが、どうしてじゃ?」

 

颯  「俺はダンまちの中でアイズ、アリア(精霊の方)が特に好きだからね。アリアを助けたいんだ。」

 

オーディン 「なるほどの。なら妾に任せるのじゃ。 後妾はハーレムでもいいからの!」

 

颯  「いやいや、俺を好きになってくれる子は多分あっちじゃ居ないでしょ。殆どベル君ハーレム出し。」

  

それに俺には恐らくそんな甲斐性は無いしな。

 

オーディン 「そんな事はないぞ! 颯はカッコいいからの、向こうでも颯の事を好きになる者は居るはずじゃ!」

 

颯  「ありがとな。オーディン」

 

オーディン 「ウム! なら準備は良いな。颯、レイよ」

 

颯  「問題ない。」

 

レイ 「問題ないです。」

 

オーディン 「では出発じゃ!」

 

いよいよダンまちの世界だ! 楽しむぞーー!

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

オーディン 「着いたのじゃ!」

 

颯  「此処があのダンまちの世界かーーー!!」

 

レイ 「此処がマスターが憧れてた世界ですか。」

 

そうだよ、と言おうとした瞬間、

 

 「GURUAAAAAーーー」

 

オーディン 「何じゃこの声は!?」

 

颯  「黒龍の咆哮だ!!」

 

レイ 「マスター! 此処から南に1キロ進んだ先からです。」

 

颯  「分かった!! オーディン、レイ行くよ。 オーディンはしっかり俺の近くにいてね!」

 

オーディンは今 神の力(アルカナム)が封じられているから一般人と身体能力は大差ない。

勿論北欧の主神なのでそこらの中堅冒険者よりは全然強いのだが。

 

レイ 「承知しました。マスター。 武器状態に戻ります。」

 

オーディン 「分かったのじゃ!」

 

そうして俺たちは戦闘が起きている場所に急いで向かった。

 

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

Side アリア

 

三大クエストの内の二体、ベヒーモス、リヴァイアサンを倒した私達、ヘラファミリアとゼウスファミリアの混合部隊は、三大クエスト最後の一角

黒龍と戦っていた。

しかし黒龍の強さは他の二体とは次元が違った。

60人以上はいたファミリアの人数がもう十数人いるかどうかだ。私の夫だったアルバートも最期の力を振り絞って攻撃をし、黒龍の片目を潰して亡くなってしまった。

ああ、私ももう此処までね。

 

アリア 「アイズ!貴方は生きなさい!」

 

アイズ 「いや!お父さんに続いてお母さんまで失いたく無い! 私を置いていかないで!」

 

ああ、アイズの悲しんでいる顔が頭に残る。その時黒龍が私に向かってブレスを吐いた!

 

                        「アリア!!!!!!」

 

目の前に炎が迫る。ああ、叶うことならアイズの成長を最後まで見守りたかった。   

私は目を閉じて衝撃と熱さを待った。しかしいつまで経ってもそれらが来なかった。何故だろうと思い目を開けるとそこには、

 

          「大丈夫ですか?」

 

黒髪で、背が高く、美しい緋色の眼を持っている、

 

        『  青年(英雄)が居た』

 

Side アリア out

 

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

Sideアイズ

 

お父さんが黒龍に殺されてしまった。私はその事実を受け入れたくなっかった。

黒龍は次々とゼウス、ヘラファミリアの団員を葬っていく。

 

アリア 「アイズ! 貴方は生きなさい!」

 

お母さんが切羽詰まった声で言う。

嫌だお母さんまで居なくなるのは。

 

アイズ 「嫌!お父さんに続いてお母さんまで失いたくない!

私を置いていかないで!」

 

叫びも虚しく黒龍はお母さんに向かってブレスを吐く。

誰かお母さんを助けて!

 

その瞬間私の隣を何かが通って行った。同時にお母さんへと向かっていたブレスが真っ二つに切れた。

 

私は何が起きたか分からなかった。でもお母さんがとにかく心配だった。私はお母さんが居た場所を見た。そこには

 

紛れもない英雄(えいゆう)がいた。

 

 

Side アイズ out

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

危なかったーーー!!危うく間に合わないところだったよ。

後ろに居るアリアが呆然としている。やっぱアリアとアイズは可愛いし推せる( *・ω・)ノ

とそんな場合じゃなかった。俺は心の中でレイに尋ねる。

 

颯 「(レイ。黒龍を倒せると思う?」

 

レイ 「(マスターなら100パーセント可能かと。しかしお勧めしません。)」

 

颯 「(何で?)」

 

レイ 「(黒龍から強い悲観の念が流れています。恐らく本来は余り敵対しようとは思ってないのかと。)」

 

どういうことだ?そもそも原作だと黒龍はゼウス、ヘラファミリアを全滅させてる。そんな優しい生物とは思えないが。

しかしレイが言うからにはそうなんだろう。

 

颯 「(レイ。黒龍と会話出来る?)」

 

レイ 「(分かりません。とにかく試してみます。)」

 

そっちはレイに任せてこっちは大丈夫かな?

 

颯 「大丈夫ですか?」

 

アリアは一瞬惚けていたが直ぐに切り替えて

 

アリア 「え、ええ、大丈夫です。助けていただいてありがとうございます。」

 

颯 「いえいえ、ところで所々怪我をしているようですが?」

 

アリア 「この位はかすり傷なので大丈夫です。」

 

颯 「いえ、貴方のような綺麗な方の肌に傷がついているのは良くない。」

 

俺は宝物庫の中からエリクサーを取り出してアリアに渡そうとする。

 

アリア 「う、受け取れませんよエリクサーなんて高価なもの!本当に擦り傷なので大丈夫ですよ。」

 

颯 「大丈夫です。俺にとっては高価なものでも無いので。それに使わないよりは使った方が物にとっては有難いですから。」

 

アリアは困惑したまま渋々といった形でエリクサーを受け取って飲んだ。

アリアにあった傷たちはみるみるうちに消えていった。

 

颯 「治ったようで何よりです。でも、精神面までは直せないので、後方に下がっておいて下さい。」

 

アリア 「いえ、私はまだ戦えます!」

 

颯 「貴方は良いように感じても、娘さんは悲しがってます。さっきは本当に貴方を失いそうになって悲しんで居たんですから、一緒に居てあげてください。黒龍でしたら1人で大丈夫ですので!」

 

アリアは信じられないといった顔をしていた。

無理もないただでさえオラリオ最高峰と言われていたゼウス、ヘラファミリアの高レベル冒険者たちが次々と亡くなっているほどの相手なのだ。それをたった1人で戦おうなどと正気の沙汰とは思えない。

 

アリア 「それでも危険です!それに貴方のLvはどのくらいですか?」

 

アリアのLvはLv7。ファミリアの中でも高位の冒険者だ。

 

颯 「自分はまだ恩恵(ファルナ)を刻んでもらってないんですよ。」

 

アリアは驚愕した。それも当然だ。恩恵を持っていない状態で黒龍と戦うなど死にに行くようなものだ。しかし同時に恩恵を持ってないのに黒龍のブレスを切ったことにも驚いた。黒龍のブレスを防ぐのも一苦労なのにそれを切るなどという神業それこそLv10でも可能かどうか。

しかしアリアが考えているうちにアイズがこちらに走ってきていた。

 

アイズ 「お母さん!!!」

 

アリア 「アイズ!ここは危険よ戻って!」

 

アイズ 「嫌だ!もう行かないでよ(>_<。)」

 

アリアは必死に自分を引き留める娘の姿を見て、前線から下がることを決めた。

 

アリア 「私は前線から下がります。貴方に押し付けるような形になってしまい申し訳ありません。ご武運を」

 

アイズ 「お母さんを助けてくれてありがとう!」

 

颯 「どういたしまして。(アイズ可愛すぎーー) 任せてください!」

 

それだけ言い残して俺は黒龍の方に向かった。

 

アリア 「(不思議な人だった。あの笑顔を見ると何か顔が熱くなってくる(/// ^///) ま、まさかあの人に!」

 

アリアは1度結婚しているので自分が颯に抱く気持ちに気づきつつあった。

 

アイズ 「(カッコよかったなー!)」

 

アイズが颯に抱いているのは憧れかそれとも、

 

~~~~~~~~~~~~~

 

黒龍は何処かなっと?

 

レイ 「マスター。」

 

颯 「レイ。どうだった?」

 

レイ 「黒龍とのコンタクトに成功しました。」

 

颯 「分かった。繋いでくれる?」

 

レイ 「かしこまりました。」

 

 

黒龍 「我に何用だ人間よ?」

 

颯 「黒龍。君はもしかしてただ外を見たかっただけじゃないの?」

 

黒龍 「何故そう思う!?」

 

颯 「ダンジョンは神々がモンスターたちを封印する為に作ったと言われてるから、当然モンスター達は外を見たことがない。

勿論神々を怨んでいるモンスター達も居ると思うけど。レイは君から悲観の感情を感じると言って言ったから余り怨みはないんじゃないかと思った。なら後は外を見たいのかなと。」

 

黒龍 「その通りだ。多少は神々を恨んでいるがそれでもそんなことより外を見たかっただけだ。しかしモンスターである以上見つかったら攻撃される。それ故に自衛するしか無かったのだ。」

 

颯 「なら一緒に行かない?人化すれば後は俺がどうにかするから一緒に旅をしてみない?」

 

黒龍 「分かった。なら私に名前を付けてくれ」

 

颯 「黒龍って雌なの?」

 

黒龍 「そうだ。」

 

うーん黒龍の名前どうしようかなー。黒龍、黒、夜、そうだ!

 

颯 「よし、君の名前は朔夜だ。」

 

黒龍 「朔夜か、いい名前だ。朔夜の名確かに受け取ろうご主人様」

 

颯 「ご、ご主人様!?」

 

黒龍 「名前をくれた以上貴方は私の主だ。故にご主人様だ。」

 

レイ 「何を言いますか⁉️ マスターの従者は私だけで十分です!」

 

黒龍 「先程から聴こえていたこの声の持ち主は一体?」

 

颯 「それはこのエクスカリバーだよ。名前はレイって言うんだ。」

 

レイ 「レイと申します。マスターの唯一の従者です!」

 

レイはやたら従者のところを強調して自己紹介をしていた。

アリアの元に戻ろうかとも思ったが、夫を殺された黒龍を連れて戻ったらきっと復讐をしようと思ってしまう。

俺はあの母娘に復讐をして欲しくない。

故にこの場から皆を連れて立ち去るのだった。

 

 

 

 

 




オーディン 「妾後半あまり出番無かった(´;ω;`)」

颯 「元気だして。また直ぐに出番来るから。」

アリーゼヒロイン入りあり?

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