ヒロインに幸せになってほしいと思うのは間違っているだろうか   作:炎龍王アキラ

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[追記]ますは謝罪を。投稿がここまで遅れてしまい大変申し訳ありませんでした!詳しくはあとがきにて書きます。



大変お待たせ致しました!六話目です。今回のゲストはこの方!


レイ「初めまして。マスターのメイドにして、聖剣エクスカリバーのレイです」


・・・・普通順番逆じゃないですかね?それだと颯君のメイドが主な職業な気がするんですが?


レイ「実際にそうですからね。剣として使われたの数えるくらいなんですが?」


まあ、レイさんを武器として使うほどの相手はそういないでしょうしね。そもそも、そうほいほいいたらヤバいですよ!


レイ「まあ、それはおいておいて、そろそろ質問しなくていいのですか?」


っと、そうですね。それでは。レイさんの得意な料理は何ですか?」


レイ「そうですね。基本的には何でも作れますが、一番得意なのは和食・・・・中でも魚系統の料理が得意ですね。マスターの大好物でもありますから」


成程。今度作ってもらいましょうかね。それでは本編どうぞ!


6話 『絶対悪』の問いかけ。『正義』の逡巡

 

<Side リュー>

 

 

 

爆発音が聞こえてきた方向に来たが、そこに人はいなかった。火薬の匂いが残っていることや、周辺の痕跡からここで戦闘があったのは間違いない。周囲を探索していると建を見つけた。

 

 

リュー 「あれは」

 

 

近づいてみるとそこは教会だった。廃墟となり果ててしまったここにまだこんな建物が残っていたとは思わなかった。一先ず教会の中を探索しようと中に入った。

 

 

エレボス 「己が信仰を築く場所で再開するとは……神ながら運命を感じずにはいられない。

 

 

リュー 「邪神、エレボス……!?何故ここに!」

 

 

黒衣を着衣し、漆黒の髪をたなびかせる男神。全ての元凶。『絶対悪』邪神エレボスが鎮座していた。

 

 

エレボス 「お前を探していたからだ、リオン。お前に会いに来てやったからだ、『正義の卵』」

 

 

私に…会いにきただと。どの口が言う!これ程の惨状を起こしておきながら!

 

 

リュー 「ふざけるな!エレンなどと名を偽り、私達を騙しておきながら!」

 

 

エレボス 「その件は既に、お仲間のヒューマンと小人族(パルゥム)の間で済ませた。故に省略させてもらう」

 

 

ヒューマンに小人族(パルゥム)……まさか輝夜とライラのことか!!

 

 

リュー 「輝夜とライラに何をした!!」

 

 

エレボス 「少しつついただけだ。安心しろ、見逃してやった。―――そしてお前も、妙な気は起こすな。仲間と同じように、痛い目に遭うぞ」

 

 

すると神エレボスの隣から銀髪の女性が出てくる。彼女は!?

 

 

リュー 「【ヘラ・ファミリア】……『静寂』のアルフィア!!」

 

 

ザルドと同じくレベル7。彼女がいる以上、私じゃどうやっても勝ち目がない!

 

 

エレボス 「戦いに来たわけじゃい。……また神の酔狂に付き合ってくれ」

 

 

リュー 「……何が目的だっ!」

 

 

エレボス 「いつかの問いの答えを、もう一度聞きに来た」

 

 

その言葉を聞いた瞬間、心臓が跳ねた、目眩がした、鼓動が弾けた。そして私は、私の足は、無意識のうちに、目の前の神から遠ざかろうとしていた。

だが、そんな様子を気に留めることもなく、目の前の神は言葉を告げる。

 

 

「リオン、お前の『正義』とは?

 

 

リュー 「……な、ぜ……わたしに、問う……?」

 

 

もはや、最初の威勢は消え去っていた。かすれた声しかでなかった。目の前の神が、あまりに恐ろしい者に見えた。

 

 

エレボス 「俺がお前を見初めたからだ」

 

 

リュー 「どうしてっ……『悪』が、『正義』を問い詰める……?」

 

 

エレボス 「神聖な儀式だからだ。公平な問答でもある。何より、俺が下界の行く末を占っておきたい。今のオラリオは世界の『縮図』だ。男神(ゼウス)女神(ヘラ)が『黒龍』に敗れ、下界そのものに混乱が渦巻いている(実際は黒龍はまだいるんだがな)」

 

 

エレボス 「絶望による自暴自棄、快楽のための暴力。欲望による略奪……これらのことが今も、どこかで、必ず起こっている。(まあ、世間一般に伝わっているのはゼウスとヘラの敗北だからな)」

 

 

エレボス 「光に照らされるか、闇に染まるか。世界こそが二者択一に問われている」

 

 

リュー 「……!」

 

 

エレボス 「そして俺は断然、闇に染まる方を支持しているわけだが……そうなると気になるのは、『正義』の動向だ。」

 

 

「この暗黒の時代でなお、『正義』は真なる答えを持ち、反逆の剣を掲げてくるのか、否か――それを確かめておきたい」

 

 

リュー 「なぜ……」

 

 

言葉を出すのが辛かった。目の前の神が発する言葉を理解しようとしたくなかった。

 

 

エレボス 「リオン、俺はこう考えている。『正義』も『悪』も、己のみで成立はする。が、対立する(つがい)があった方が、()()()()()、と」

 

 

リュー 「な、なにを、言って……」

 

 

エレボス 「お前も言った『巨正』と『巨悪』の理と同じだ。『正義』と『悪』は」衝突するからこそ肥大化し、強大になる。やがて育まれた暁に、『絶対の正義』と『絶対の悪』が生まれ、正邪の決戦が始まる。そして勝ち残った方が、世界を統べる――あるいは、滅ぼす。エルフの聖書の一筋にも綴られていそうな、単純な話だろう?」

 

 

リュー 「……っ! ならば貴方が謳う『悪』とは!『正義』を嘲笑う『邪悪』の正体とは、いったい何だ!?」

 

 

エレボス 「『気持ちのいいもの』」

 

 

いかにも抽象的な言葉。しかし、これ以上の言葉では表せないというほどに的を射た言葉。当たり前のように放たれた言葉は私の心をさらに揺さぶっていった。昨夜の景色が蘇る。火の海に包まれたオラリオ、そこら中から聞こえる冒険者の悲鳴。それを起こした張本人が放った言葉は私の心に深く刺さる。

 

 

エレボス 「『悪』を追求するのは簡単だぞ?極論『気持ちいい』を突き詰めればいい」

 

 

絶句する『正義(リュー)』に『(エレボス)』はせせら笑う。未だ成熟していない正義の女神の眷属に絶対悪は容赦なく追撃をする。

 

 

エレボス「それは利己的で、他者にとっては不利益であり、同時に憎まれるものだ。そして行き過ぎれば、決して許されざるものとなる。人は、それを『悪』と呼ぶようになる。言い方を変えると、そういうものが『悪』と呼ばれやすい」

 

 

『悪』とは究極、『自由』なのだ。『正義』と『悪』ありとあらゆる場面で必ずと言っていいほど対比させられる。そしてあらゆる『正義』に縛られず自由なもの。

 

 

エレボス 「そんな『悪』の中で弁明のしようもなく醜悪なものが『絶対悪』と化す。ーーーつまり、俺だ」

 

 

自らの『正義』が揺らいでいる私の前に立つのは、確立された『絶対悪』。そこには覆しようのない絶望的なまでの差があった。そして無慈悲な宣告を告げられる。

 

 

エレボス 「さて、俺は答えた。そろそろ『正義(お前)』の答えを聞こう」

 

 

無駄な時間の終わり(タイムアップ)。今度こそ逃げ道を封じられる。

 

 

「今一度問おう。お前たちの『正義』とは何だ?」

 

 

 

<Side リュー Out>

 

 

 

 

颯 「風向きが変わったな」

 

 

闇派閥(イヴィルス)の掃討をしていたら、奴らの攻めの様子が変わった。明らかに奴らの勢いが増し始めている。こちらの冒険者の軍勢が押され始めてきた。最前線では団長のアスフィ・アル・アンドロメダが率いるヘルメス・ファミリアも戦っている。俺は少し後ろで闇派閥(イヴィルス)を掃討している。

 

 

颯 「(こういう時は挟み撃ちされるのが一番嫌なパターンだからな)」

 

 

正面は互角に戦っていたところが押され始めた。押された敵が次にとる行動は簡単だ。撤退である。確保していた退路が敵によって塞がれたとき、人は『絶望』を感じる。

 

 

颯 「(エレボスはどっちかというとこういう『絶望』のさせ方はしない気がするがな。アイツはもっと徹底的にやるぞ)」

 

 

自身で宣言したように邪神エレボスとは正に『絶対悪』にふさわしいと言ってもいい存在だ。

 

 

 

ただし、それは()()()だけを見たらの話だ。実際にはアイツは……

 

 

 

颯 「いや、今はよそう。それよりもこの勢いに乗った闇派閥(イヴィルス)共をどうにかしないとな」

 

 

だが、ここで俺が出すぎるのは良くない。この重要な場面を俺が邪魔するわけにはいかない。『絶望』に染まりきったオラリオに『正義』という名の光が灯る瞬間だ。

 

 

颯 「アーディは健在。俺が介入してしまった事でリューは自身の中に確固たる『正義』を作ることが出来るのか。原作と同じ『正義』を掲げるのか、それとも……」

 

 

これ以上は考えても仕方ないな。さっきも同じことを考えていたが、これは既に俺が出来るところの範疇を超えている。

 

 

颯 「つうか多すぎだろっ…と!」

 

 

考えながらも次々と湧いてくる闇派閥(イヴィルス)共を切り捨てていく。レイも朔夜も別行動にさせてるから今の手持ち武器は宝物庫から適当に選んだ片手剣だ。

適当に選んだとは言っても仮にも宝物庫の中に入っている以上は業物なのだが。

 

 

ちなみに今更ではあるが俺の得物は片手剣と刀だ。両手剣、魔法杖、拳、銃等の武器は一通り使えるが片手剣と刀が一番得意だ。これは前世で家が道場を営んでいたのも要因の一つだ。ちなみに流派名は普通に御剣流抜刀術だ。一度親父が「家の流派名飛天御剣流に変えない?」とか言ってたが祖父に却下されていた。流派名ってそんなに簡単に変えていいもんじゃないだろ。しかも丸パクリだしな。

 

 

颯 「御剣流抜刀術 『六華』」

 

 

瞬間、目の前の闇派閥(イヴィルス)の身体六ケ所から血しぶきが舞い上がる。ドサっと音を立てながら倒れ伏す。

 

 

颯 「やっぱ刀じゃないからか思い通りには行かねぇな」

 

 

御剣流抜刀術『六華』。一回の抜刀で六回の斬撃を放つ技。単純かつ高火力。六華の派生形は10個ありそれぞれに数字が入っておりその数の斬撃を放つ。ただし放ち方は技によって変わる。それゆえ数が違うだけと思った相手は痛い目を見る。

 

 

颯 「…!?遠くから爆発音?」

 

 

遠方から突如聞こえた爆発音。発生源の方角を見ると煙は上がっているが炎は上がっていない。すなわちあれは火属性魔法や爆弾によって起きたのではなく戦いの衝突で起こった爆発ということ。爆発地点の場所を見るとバベルの近く。それにあれほどの衝突を起こせるとなると消去法からザルドの仕業か。となるとアルフィアもそろそろアイズ達と衝突している頃合いか。

 

 

颯 「早く来いよ、アストレア・ファミリア。この状況を覆せるのはお前らだけだ。『絶対悪』に『正義』を見せられるのは」

 

 

 

闇派閥(イヴィルス)との長い闘い。その中盤戦に盤面は差し掛かっていた。

 

 

 




投稿がここまで遅くなってしまった事、重ねて申し訳ありませんでした。
これからの投稿ですが、タグに不定期投稿を書き加えていますが、なるべく早く次の話をお届けいたします。
もうすでに大幅に投稿が遅れてしまっている自分が言ってもということですが。
加えて今回はオリジナル要素が少なかったのも申し訳ないです。
以前みたいに早いペースでの投稿は難しいですが、現在投稿している他作品も投稿していきます。
目標としましては一か月でそれぞれの作品を2話投稿、もしくはダンまち、問題児作品を3話ずつ投稿を心がけていきたいです。
今まで待ってくれていた読者の皆様には本当に頭が上がりません。もしもまだ読んでいただけているのであれば今後ともこの作品をよろしくお願いいたします!

オーディンとのオリジナルデートの回は必要?

  • 必要
  • 必要じゃない
  • どちらでもいい
  • なんなら各ヒロイン分書いてくれ
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