ヒロインに幸せになってほしいと思うのは間違っているだろうか   作:炎龍王アキラ

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本編ではなく閑話としてメーテリアの気持ちを書いてみました。



閑話 静寂の妹

 

Side メーテリア

 

私は生まれながらに身体が弱かった。その上不治の病を持っていたため、部屋から出る事すら満足に出来なかった。

黒龍戦の半年後に妊娠している事が発覚し、その数ヶ月後に子供を産んだ。

名前はベルと名付けた。しかしベルを産んだ事でさらに身体が弱ってしまった。もうベットから動くこともままならない。ああ、私はもうすぐ死ぬんだなと思った。あの人の形見であるベルを置いて死ぬんだなと思っていた。

そんな時だった。姉さんとヘラ様、ゼウス様、ザルドさんが慌てて部屋に来た。何があったんだろうと思った。

姉さんからこの薬を飲めと言われた。今更この病が治るとは思っていなかったが、一縷の望みにかけて飲んでみた。

するとどうした事か、身体がみるみる内に軽くなっていった。気怠さも無くなった。私は何が起こったのか認識できなかった。不治の病が治った!その事を認識した瞬間涙が溢れて来た。姉さんとヘラ様が抱きしめてくる。い、痛いですよ2人とも。力強いです!でも引き剥がそうとは思わなかった。

数分後姉さんとヘラ様は落ち着いた様で私にこの薬をくれた方が向こうで待っていると言った。私は是非お礼を言いにいこうと思い姉さん達について行った。着いた先では仮面を被った人と金髪の女の子、白い髪の女の子、黒くまるで夜の様な色をした髪の女性が居た。先頭に仮面を被った人がいたのでこの人が薬をくれたのだろうと思い、お礼を言った。

 

メーテリア 「貴方が薬をくれた方ですか?」

 

そう尋ねると仮面を被った人は

 

颯 「はい。無事に治った様で何よりです。ハヤテ ミツルギと申します。」

 

聞こえて来た声は男性の声だった。私はその声に心惹かれ一瞬惚けたが、

 

メーテリア 「メーテリアと申します。この病気は治ることなど無いと思っていました。何とお礼を言ったら良いか。」

 

ヘラ 「私からも礼を言うわ。ありがとう!」

 

アルフィア 「妹と主神共々礼を言う。ありがとう。まさか私のまで直してしまうとは。」

 

私に続いてヘラ様と姉さんもお礼を言う。

 

颯 「本当に偶然ですよ。それにお礼を貰うためにした訳じゃないのでお礼は良いですよ!?」

 

私は信じられなかった。不治の病を治すほどの物だ。少なくともエリクサー以上の値段はする筈。それなのにお礼は要らないと言った。彼が私の方を見て笑顔を見せる。その笑顔を見て私は顔が熱くなって来た。

 

その後ザルドさんやゼウス様の説得で彼は困った時に私たちに力を借りる事をお礼とした。

本当に欲がない人だ。私達は衰退したといってもオラリオの元大手ファミリアだ。金銭を要求するなども出来ただろうに。

 

数分後私達は家の前にいた。ハヤテさんとザルドさんで模擬戦をやる事になったからだ。試合が始まる時ハヤテさんは笑っていた。その時の彼の顔が頭から離れない。胸の鼓動が早くなっていった。ああ、やっぱり私は彼に、

そんな事を考えてる内に試合はハヤテさんの勝ちで終わっていた。

 

いつか私の思いを彼に…………

 

 




というわけでメーテリアサイドでお送りしました。
書いててアルフィアと性格違いすぎるなと思いました。
というかフラグ立つの速すぎでしょ!
アルフィアにも立ってるし、このままだと何人に増えるのか?

アリーゼヒロイン入りあり?

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