生き残れSEED!   作:グレイ 鎌倉幕府

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・今まで場面転換を< side 誰々 >という形で書いていたのをあらためて<―(必要に応じて陣営や人名 )場所―>という形に変更します。(1話~3話にも適用)

・あらすじと前話までの細かい文章の修正をしました。

・3話のタイトルを エンカウント→コンタクトに変更

・オリジナルな設定のいろいろ にメビウス・ハーフの設定を追加




マスクマン!~白い仮面のアノ男~

 

―ザフト艦 ヴェサリウス―

 

 

「ミゲル・アイマンより信号受信!エマージェンシーです!」

「撤退信号を出せ」

 

 手短に指示を出し、仮面をつけた男‐ラウ・ル・クルーゼは思考する。

 作戦の滑り出しは順調だった。連合の新型艦のドックを爆破し、その混乱に乗じてコロニー内にMSを侵入させる。突然の襲撃に慌てて出てきた敵新型MSを鹵獲。情報にあった連合の5機のMSのうち4機は鹵獲できた。

 連合の輸送船を追っていたころから厄介な男の気配がしていたため、コロニー周辺の宙域で多少の損害が出るのはわかっていたが…

 

「奪いそこなった1機と正体不明の黒い機体か…」

 

 帰投したアスランの報告を聞く限りは、ミゲルのジンを撃破したのが連合の士官が乗っていたという1機だろう。それほどまでに動けているのは予想外であったが、問題はもう一つの報告である。

 コロニー内でオロール達が交戦したという黒い機体。彼らの言うには鋭い機動でこちらの射撃をすべて回避つつ、オロールのジンを撃破したという。「自分たち赤服なら鹵獲できた」とイザークは言っていたが、緑服とはいえオロールもクルーゼ隊に配属される精鋭である。そうやすやすと機体を損なうとは考えづらかった。

 

「うるさいハエがいるのはわかっていたが、今度は得体のしれない機体か…私が出よう。アデス、ここを任せる」

「隊長が自ら出られるのですか?」

「ああ…直接見極める必要がある」

 

 そう言い艦長席を離れるクルーゼは、うっすらと笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

―ヘリオポリス外壁―

 

 

 撤退信号を受けジンが引いたため、ムウの駆るメビウス・ゼロと部下のルークのメビウス・ハーフが合流する。

「状況報告!」 

「味方輸送船轟沈、援護に行ったゲイルもやられました。以前ザフトのジャミングが濃く、ほかの友軍と連絡が取れません」

「俺たちだけではどうにもならんな、いったんコロニーへ…っ!周辺警戒!やつが来るぞ!」

 

 ムウの一声でルークも警戒を強める。隊長がこういう時は、決まって白い厄介な奴が来るのだ。

 直後に敵機接近のアラートが鳴る。

 

「お前は援護だ! 下手に近づきすぎるなよ!」

「了解!」

 

 ムウのメビウスから放たれた4基のガンバレルは、ザフトの白い隊長機‐クルーゼ機を囲むように展開し、一斉に射撃を加えるが、クルーゼは悠々と回避し、盾と一体になったバルカンを放ち牽制しながらムウへと距離を詰めようとする。

 

「そこっ!」

「ちぃっ」

 

 ムウの周囲の衛星の陰から隠れていた2基の機動ミサイルポッドが、クルーゼへ向けて近接信管のミサイルを放つ。ムウをおとりにあらかじめルークが仕込んでいたものだ。迫りくるミサイルをバルカンで撃ち落としつつ距離をとるクルーゼは、唐突にコロニーの方へと加速する。

 

「今回の目的は君たちではないのでね」

 

「追うぞルーク!」

「了解!」

 

 コロニー内部へと通じる通路内で、さらに戦闘は激しくなっていく。

 

 

 

 

 

―ヘリオポリス内部―

 

 

「キラ君どう? つながりそう?」

「ダメみたいです。砂嵐みたいになってて…」

「ラミアス大尉、補給完了しました」

「ご苦労様です。やはりジャミングがかかっているようね」

 

 パイロットスーツへと着替えたシンヤから報告を受けたマリューは、労いの言葉と状況からの予想を口にする。ステイシスの補給とストライクの換装を済ませた一行は、ジャミングの影響でいまだに連絡が取れないままだった。

 

「いったん工場区へ戻りますか?」

「工場はあらかた破壊されてしまっているし、アークエンジェルのドックへ行ってみましょう。生存者がいるかもしれないし」

 

 このままとどまっていても意味はない。キラを除くゼミ生をトレーラーにのせ、ストライクには通信を試していたキラが、残った3人も話を終えてトレーラーとステイシスに乗り込もうとした矢先、突如爆発とともに白いMSと2機のMAがあらわれた。MAのうち灰色のメビウス・ハーフは黒煙を上げており、ゆっくりと高度を落としていく。それを援護するオレンジ色のメビウス・ゼロもすでに2基のガンバレルを失っていた。

 

「MS!? フナミズ少尉!」

「はい!」

「キラ君はトレーラーを守って!」

「ええっ!?」

 

 いわれる前に飛び出していたシンヤは急いでステイシスに乗り込み、キラも驚きつつもPS装甲を起動。トレーラーの前に構える。

 

「甘いっ!」

「何ぃ!? ぐあっ!!」

 

 被弾したルーク機をかばっていたムウのメビウス・ゼロが、クルーゼの放つ重突撃砲を受けた2基のガンバレルの誘爆を受けて落ちていく。

 

「見つけたぞ! 最後の1機!!」

「うわあぁぁぁっ!!」

「キラ君!」

 

 シグーから放たれた銃弾をその身に受けつつ、トレーラーに覆いかぶさるようにして踏ん張るストライク。

 

「さすがに硬いな」

「お前の相手は俺だっ!」

 

 キラ達から意識をそらすべく、右手に装備した突撃銃を放ちながら飛び立つステイシス。

 

「貴様が例のアンノウンだな? どれほどのものか見せてもらおう!」

 

 クルーゼは迫りくるステイシスをバルカンで牽制しつつ、重斬刀を構える。

 

 突如、ヘリオポリス内部の壁面が爆発した。

 

「「!!??」」

 

 突然の出来事を受けて、いざぶつからんとしていた両者の動きが止まる。

 爆発した壁面の爆炎から悠々と姿を現したのは、大天使の名を冠する連合の新型艦、アークエンジェルだった。

 

 




やりたい展開を急に思いつくので、手直しとかがすっごい大変。
GWも終わるので、ゆっくりゆっくりやっていこうと思います。
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