1丁目 登校
う〜ん…えぇっとー…ここどこやったけ?
せやせや今温泉旅行に来てたんやった!
ん?あぁー俺に言ってんのか。
凛「いってらっしゃ~い!」
なんだろう。頭がぼーっとするなぁ。
疲れてるんかな〜?にしても暇やな。
凛「おーいのむっち〜?
一緒にスマッキュブラザーズしようよ。」
よし暇つぶしできるぜ〜
凛「のむっちは何使うん?」
のむっち「
ふーん。じゃぁ俺はこれにしよ。
凛「俺はじゃぁ、Niiファイターで!」
まぁこんな会話してるけど、
まだゲーム起動してないんよな〜。
凛「のむっちーテレビでできるんちゃう?」
返答が返ってくる前に俺はテレビをつける。
すると、アナウンサーが淡々とした口調で、
「速報です。
先程、鎌黒市内の交差点で、軽自動車1台と
大型トラックがぶつかる事故が発生し、
軽自動車に乗っていた、
松村 皇真さん、長野 景さん、二人が、
頭を強く打ち、病院に搬送されましたが、
死亡しました。」
のむっち「テレビでしよ~。うん??
なんかあったん?」
俺は衝撃的過ぎて頭がついてこないが、
横目でのむっちも口を馬鹿みたいに開いて
画面を見つめているのがわかった。
でも待てよ?あの二人が出ていったのは、
さっきのはず。こんなに早くニュースに出るのは
どう考えてもおかしいよな~。
目が覚めた。
やっぱり夢だった。
夢の中で夢と気付くと、どういうわけか、
目が覚めてしまうのだ。
最近おかしな夢ばかり見るなぁ〜とは
感じてたけど、まさか友達が死ぬ夢なんてね…
なんか悩みごとでもあるのだろうか。
ふとスマホの時計を見ると、
時間は6時36分。全然余裕な時間だ。
凛「おはよう」
母「おはよう、悪いけど
今日食堂で食べてくれへん?」
ラッキー。食堂のご飯はあったかくて
美味しいんよな〜。
母「今から父さん送ってくるから
時間なったら行くんやで!」
そういうことか。
俺も父さんも同じ駅から電車乗るんやから
俺も乗せてくれよ。なんで俺だけ自転車…
まぁさっさと用意済ませて行くか~。
凛「いってきま〜す。」
朝の自転車は風が涼しくて気持ちがいいなぁ。
っと危ない電柱にぶつかるところだったぜ。
ん?あれは…
見覚えのある背中が前を遮った。
あれは…山浦か。
まぁ、かと言って何も話さないけどね。
ていうか話せない。
このあたりの朝は、学生から社会人までが
一斉に自転車を漕ぐ。そんな半端な覚悟では
死ぬ。間違いなく死ぬ。
特に位置取りが大事だ。
位置取りをミスると…
想像もしたくない。
多分バスに
はねられるだろう。
凛「今日も安全に登校させていただき
ありがとうございます。」
俺が感謝を伝えているのは、
駅近くのお地蔵様で、割りと毎日やっている。
まぁそこからは何もなかった。
駐輪場に自転車を留め、定期券で改札を通る。
7時30分発の
車掌「次は〜錦百貨店、錦百貨店です。」
錦百貨店。
それは遡ること110年前―
このあたりの実業家、
この付近に新たな事業として開業したのが、
この錦百貨店。中は7階建てで、開業当時は
このあたりで一番高い建物だったとか。
とか考えてたら車掌が、
「まもなく終点、コリ元町、コリ元町です。
と言うので俺は降りる準備をする。
ドアが開くと同じ高校の生徒が一斉に
階段へ歩き始めた。今日はそんなに遅くないので、
エスカレーターで行こう。
改札を出て、階段を降りて、学校までは一本道。
あ〜!もう!また学校がはじまるやないか!
嫌な気持ちを抑えながら、学校の門をくぐった。
今回は「登校」ということで、
私の登校に関するエピソードを一つ。
Bluetoothイヤホンを接続できてないことを
気づかないまま、8分ほどYouTubeを
みていたことがあります…
ま、まぁこんな感じで後書きにはタイトルに
ちなんだ小話をしようと思います。
羽玖⑨