見切り発車です。
「ふぅ~そうだ日本に行こう」
王宮の一室でソファーに寝そべりながら腕を上げて伸びをする。このバカ広い部屋の天井を観ながら、嘗て俺が住んでいた狭いアパートの部屋を思い出す。
「な~んで、こんな事になったんだか・・・」
始まりはそう今いるこの部屋よりも広い・・・無限に続く真っ白い空間から始まった。
「おぬし、〇んだから」
「はっ、爺さん誰だ?うわっここどこだ!?」
はっとして目の前をみると典型的な神っぽい爺さんが顔近めに前かがみで顔を覗きこんでいた。
いきなり爺の顔が近くにあるとは・・・若干気分悪い(´・ω・`)
「うえっ俺〇んだの?なぜ、なんで、Why~」
「えっとじゃの~餓〇じゃの。飽食の国?かどうか知らんが日本でその様な原因で〇ぬとはどういうことじゃ、んっ・・・生活に難はなかったじゃろう?」
うん・・・食べるの忘れてた( ^ω^)
「そういうことじゃ、おぬしの罪は怠惰じゃ・・・ということで食・・贖罪じゃ。こほん」
はい?どういうこと?食・・・贖罪???もしかして食材と贖罪掛けてるのか。あれ顔赤くない?素で間違えたの?
いやいやいやそんなことより今は言わなければいけない言葉がある。
「寒っ」
ガッコン
そうひと言いって俺は唐突に足元に現れた真っ白い空間の奈落・・・闇に落ちていった。
こうして俺の贖罪の物語が始まった。
「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~って長すぎっだろ」
かれこれ落ち始めてかなり時がたった自慢じゃないが俺の体内時計はぶっ壊れている。正確な時間はわからない。
そうして、更に時がたって遂に終わりの時がきた。光が足元から広がって目の前が真っ白になって視界がはっきりしたらそこはお空の上でした。
「ぎゃ~~~~~さっきより重力感じるぅ~~~」
下を見ると大きな木がある。
「あれは、桜の木?」
木の上に不時着した俺は枝や葉に当たりなから結局地面に墜落した。枝葉がクッション?ブレーキ?になったのかそれぼど高くなかったのかそれほどダメージなく落ちた。
「お~、いちち~」
悟空のものまねするぐらいのは余裕はあるらしい。
頭をさすりながら顔を上げるとそこには誰かのそっくりさんがいた。
「きゃ~~不埒物~~」
叫ぶそっくりさんに群がるG(ガードマン)、俺は手を高く天に伸ばすほか助かる手段はなかった。数十人に拳銃で囲まれる。
「あんた何者よ」
桜舞う中。キッと彼女は俺を睨んだ。
ちょっとつり目で角ヘアー、明るめの茶髪ロングヘヤーの女の子。もう一人のそっくりさんと違うのは前髪が半分に分かれてるところかな。
そうそんな彼女の名前はミラ・ジュリエッタ・ヴェスパランド・・・
ヴェスパニア王国のわがまま王女さまだ。