先月はすみませんでした!(汗)
ラジオ「快晴の日曜日、いかがお過ごしでしょうか? 本日は……」
今日は待ちに待ったお祭り!!
なぜ私がそこまで盛り上がってるかと言うと、このお祭りには2つのメインイベントがあり、花火と屋外ステージの発表なのだ
ステージ発表は地域の子どもたちの太鼓演奏や、おじさんたちの渋い演歌などが披露されている
そんななか、私の路上ライブを見てくれた祭りの実行委員の人がステージ発表に出てみないかと直々にオファーをしてくれた
もちろん承諾した私は、知り合いのバックバンドに声を掛けて出演することになった
というわけで、午前中はスタジオでリハーサル、午後からは出番まで少し時間がある
麗音「今日はよろしくね〜!!」
スタジオに入ると、4人のバンドメンバーが居た
元気いっぱいなギター担当、田村未来
小動物みたいに可愛いベース担当、夕日淳
兄貴分な雰囲気だけど、私にとっては弟のような存在のドラム担当、山中翼
真面目でどこかツンツン気味なキーボード担当、鏑木真奈
たまたま東京にお出かけした時に、ライブハウスで見かけたところから仲良くなった人たちだ
未来「今日はアコースティックギター使うんですよね!? 楽しみだなぁ〜!!」
真奈「キーボードもシンセも良い調子ね。」
麗音「今日は一大イベントだから気合い入れてこー!!」
この4人は東京でバンド組んでおり、私がこうしてバンド編成で演奏する時は彼らにサポートしてもらってる
全員が中3とは思えないぐらい、凄い技術なんだよね
麗音「とりあえず順番はこれで大丈夫?」
淳「ばっちりです!!」
翼「あ〜! 早く叩きてぇなぁ〜!」
麗音「じゃあ早速、リハを始めようか!!」
そして午前中は、スタジオでのリハーサルに臨むのだった
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〜リハーサル終了後〜
麗音「よし、後は本番に全てをぶつけよう!!」
翼「よく仕上がったんじゃないか?」
淳「そうだね! 後は本番だけだ!」
未来「麗音先輩、今日はお祭りですけど友達とかと行かなくていいんですか?」
麗音「これから行くところだよ、4人も出番までお祭り楽しんできなよ! 楽しいよ〜!」
真奈「ふふっ、楽しみにしてます!」
ちなみに私は、今日一花ちゃんたちにお祭りのお誘いを受けているのだ
でも、ライブのことは話してない
まぁ、いわゆるサプライズ的なやつだね
麗音「じゃあ、一旦解散ね。」
真奈「分かりました。」
翼「本番前にまた会いましょう!」
そう言って私は彼らと別れた
さてと、時間まで何しようか……
一花「あれ? 麗音ちゃん?」
麗音「一花ちゃん! それに皆も! もしかしてお祭り?」
四葉「そうなんです! 待ちきれなくて先に着付けしてもらったんです!」
二乃「まだ五月が上杉の家に行ったっきり、帰ってこないのよね。」
なるほど、今は五月ちゃん待ちか
三玖「ねぇ、あれフータローと五月じゃない?」
本当だ、上杉くんと五月ちゃんに…1人小学生くらいの女の子がいる
四葉「あ! 上杉さん!」
二乃「な、何でそいつと居るのよ!?」
一花「もしかしてデート中〜?」
五月「違いますっ!!」
あらあら〜! そういうことでしたか〜!
四葉「上杉さんの妹ちゃんですか?」
麗音「名前なんて言うの?」
らいは「上杉らいはです!」
四葉「これから一緒に花火大会に行きましょう!!」
らいは「花火……!」
風太郎「ちょっと待て! 俺には勉強の予定があるし、お前らには宿題があるだろ?」
五つ子「う…」
らいは「お兄ちゃん…ダメ…?」
風太郎「…! も、もちろんいいさ!」
あの上杉くんがあっさりと…!
妹ちゃん恐るべし…!
結局、5人は宿題を終わらせてからという条件でお祭りに行けることを許されたのだった
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〜お祭り会場〜
二乃「やっと終わった〜!」
四葉「花火って何時からだったっけ〜?」
三玖「19時から20時。」
一花「その後に野外ライブもあるらしいよ〜!」
風太郎(何なんだ…このテンションの高さは…)
上杉くんは人が多い場所に慣れてないのか、少し離れた場所にいた
ちなみに私と五月ちゃんは浴衣の着付けで少し遅れた
五月「何ですか? その祭りに相応しくない格好は。」
風太郎「?」
五月「あ、あんまり見ないでください……////」
風太郎「誰だ?」
麗音「ええっ!? 分からないの!?」
風太郎「ただでさえ顔が同じでややこしいんだ。」
五月「五月です!!」
まぁ、髪型も変えてたし、五つ子ちゃんに興味がない上杉くんにとっては見分けられないか
一花「あ〜あ、ダメだなぁ、女の子が髪型変えたらとりあえず褒めなきゃ。」
一花ちゃんは上杉くんの近くに立ち、ヒソヒソと話しかける
一花「ほら、浴衣は本当に下着を付けないかとか興味ない?」ヒソヒソ
風太郎「それは昔の話な、知ってる。」
一花「本当にそうかなぁ〜?」
五月「い、一花っ!!」
一花「なんて冗談で〜す!!」
風太郎「はぁ……」
さぁ、真実はどうなんでしょうね〜?
麗音「ん? 携帯鳴ってる?」
一花「私だ、ちょっと待って。」
二乃「あんたたち、何してるのよ?」
一花「ごめん、ちょっと電話、はい… えっ…? 今夜ですか…?」
一花ちゃんの表情に不穏な空気が見える
電話の相手は誰なんだろう…?
二乃「今日は5人で花火を見るつもりだったのに……何であんたも居るのよ!?」
風太郎「俺は妹と来てるだけだ。」
らいは「お兄ちゃん〜!! 見て見て〜!! 四葉さんが取ってくれたの〜!!」
らいはちゃんが手に持った袋には、金魚すくいで取ったであろう金魚が10匹以上入っていた
らいは「それとね、これも買ってもらったんだ〜!!」
風太郎「それ、今日1番要らないやつ!!」
線香花火か〜!
皆でやってもいいのにね〜!
風太郎「四葉のお姉さんにちゃんとお礼言ったか?」
らいは「あ、そうだった! 四葉さん、だ〜い好き!!」
四葉「あ〜! らいはちゃん可愛い過ぎます!! 私の妹にしたいです〜!!」
四葉ちゃんはお姉ちゃん度がMAXになり、らいはちゃんを抱きしめた
一花「お待たせ! 行こう!」
風太郎「ん? どこか行くのか?」
三玖「二乃が屋上貸切ってるから。」
麗音「貸し切る!?」
風太郎「ブルジョワかよ!?」
さすが、お嬢様……
やることが違うわ〜……
二乃「あんたたち、あれも買わずに行くわけ?」
三玖「そういえばあれ買ってない。」
一花「もしかしてあれ?」
五月「あれやってる屋台ありましたっけ!?」
四葉「早くあれ食べたい!!」
風太郎「何だよ? あれって?」
五つ子「せーの!! チョかきたこ人形焼きあめ!!」
風太郎「ええっ……」
五つ子「全部買いに行こー!!」
風太郎「お前らが本当の五つ子か、疑わしくなってきたぞ…て」
麗音「あはは……とりあえずお祭りを楽しもっか!」
見た目は同じでも、個性はバラバラ
五つ子って面白いね〜!!
そうして私たちは、お祭りに出発するのだった
話の進みが遅くて申し訳ない……