五つ子のガールズバンド   作:ローマン

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 もう10月終わり!?

 今回少し長めです





5人揃って

 

 

 

※三玖視点

 

 

 

?「一花ちゃん、見つけた!!」

 

三玖「えっ!? あ、あの……!」

 

 

 

 私は突然、見知らぬ男性に手を掴まれて、連れていかれてしまった

 

 

 

未来「あ、三玖先輩!!」

 

 

 

 未来ちゃんも私を追いかけてこようとするけど、人混みに紛れて中々追いつけそうにない

 

 こ、怖い…

 

 

 

おじさん「もう一花ちゃん、早くして!!」

 

 

 

 一花……?

 

 私のこと、一花と間違えてる……!?

 

 

 

三玖「あのっ! 私、一花じゃ……」

 

 

 

 その時、私の手を男性から引き離し、倒れそうになったところを誰かに受け止められた

 

 この感触、もしかして……!

 

 

 

おじさん「君はさっきの……君はこの子の何なんだ!?」

 

風太郎「俺はこいつの……こいつらの……」

 

 

 

 多くの花火が舞う中、フータローは口にする

 

 

 

風太郎「パートナーだ、返してもらいたい。」

 

三玖「……!!////」

 

 

 

 胸の奥が熱い……////

 

 何なのこれ……////

 

 

 

おじさん「何を訳の分からんことを! うちの大切な若手女優から手を離しなさい!!」

 

風太郎&三玖「え……!?」

 

おじさん「あ、あれ!? い、一花ちゃんが2人〜!?」

 

風太郎「若手女優……?」

 

 

 

 一花が……女優……!?

 

 

 

風太郎「一花が女優って……」

 

おじさん「五つ子って……」

 

風太郎&おじさん「マジ!?」

 

 

 

 じゃあ、あのおじさんは女優関係の人だったってこと……?

 

 

 

未来「三玖先輩、大丈夫ですか〜!?」

 

風太郎「うげっ!? だ、誰だ!?」

 

未来「えっと……これはどういう状況ですか〜……?」

 

三玖「人違いだった。」

 

未来「そうなんですか〜! 良かった!」

 

風太郎「お前、誰なんだよ!?」

 

おじさん「こ、こうしちゃいられない! 行こう一花ちゃん! これから大事なオーディションがあるんだ。」

 

風太郎「そんな、花火いいのかよ!?」

 

一花「……皆によろしくね。」

 

 

 

 それだけ言って、一花はおじさんと行ってしまった

 

 

 

三玖「フータロー、一花をお願い。」

 

風太郎「だがお前を1人にする訳には……」

 

三玖「私はもう大丈夫だから……それに未来ちゃんも居てくれるし。」

 

未来「はいっ!」

 

風太郎「ん? ミク……?」

 

三玖「あ、この子もミクって名前なんだ。」

 

未来「田村未来です! よろしくお願いします!!」

 

風太郎「そ、そうか、三玖の後輩なのか?」

 

三玖「違う、レインの知り合いみたい。」

 

風太郎「あいつのか……」

 

?「どうやらお困りのようですね!!」

 

?「ですね!!」

 

風太郎「お、お前は……!?」

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

二乃「もしもし四葉、あんた今どこ!?」

 

真奈「淳、どこに居るの!?」

 

二乃「え? 四葉が……?」

 

真奈「え? 未来が?」

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

五月「もしもし四葉ですか?」

 

麗音「もしもし翼くん?」

 

五月「え? 上杉くんが?」

 

麗音「未来ちゃんが?」

 

 

 

 

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※麗音視点

 

 

 

 指定された公園に着くと、もう上杉くんと一花ちゃん以外の人は集まってた

 

 そう、5人で花火は見られなかったけど、線香花火なら出来る!!

 

 四葉ちゃんの提案で皆集まったんだ!!

 

 

 

二乃「五月、大丈夫だった!?」

 

五月「うぇ〜ん!! 二乃〜!!」

 

 

 

 五月ちゃん、相当怖かったんだね

 

 

 

麗音「皆もありがとね!」

 

翼「先輩、それはアレが終わってからにしましょう?」

 

麗音「お〜っと、そうだね!」

 

未来「後は、上杉先輩たちだけですね!」

 

淳「あ、あれ!」

 

 

 

 淳くんが指差した先に、本日の主役2人がやってくるのが見えた

 

 

 

四葉「上杉さんに一花さん! お帰りなさい!」

 

風太郎「花火を買っててくれて助かったよ、あとらいはの面倒も。」

 

四葉「いえ、どちらかというと私が面倒見られてた気が……」

 

二乃「あんたには一言言わないと気が済まないわ。」

 

 

 

 二乃ちゃんはそう言いながら、上杉くんに距離を詰めていく

 

 

 

二乃「お・つ・か・れ!」

 

風太郎「ま、紛らわしいんだよ……」

 

五月「皆も花火しましょう。」

 

二乃「じゃあ、本格的に始めよっか。」

 

一花「皆!!」

 

 

 

 一花ちゃんの声に、全員が一花ちゃんの方を向く

 

 

 

一花「本当にごめん! 私の勝手でこんなことに……本当にごめん!!」

 

二乃「確かに今回の原因はあんたにあるわ。」

 

麗音「そ、そこまで……」

 

二乃「あと、目的地を伝えてなかったあたしも悪い。」

 

五月「私は自分の方向音痴に嫌気が差しました。」

 

三玖「私も……今回は失敗ばかり……」

 

四葉「私も悪かったということで……屋台ばっかり見ちゃってたので……」

 

 

 

 皆……自分なりに反省してる……!

 

 

 

二乃「はい、あんたの分よ。」

 

五月「お母さんが言っていましたね、誰かの失敗は5人で乗り越えると、誰かの幸せは5人で分かち合うこと。」

 

四葉「喜びも。」

 

三玖「悲しみも。」

 

二乃「怒りも。」

 

一花「慈しみも。」

 

五月「私たち、5人で五等分ですから!」

 

 

 

 感動だ……!

 

 五つ子の皆……!

 

 

 

真奈「麗音先輩、ハンカチ使いますか?」

 

麗音「ううっ……!! ありがと〜……!!」

 

翼「凄い涙ですね……」

 

麗音「こんなの……ギャラクシー賞ものだよ〜!!」

 

 

 

 五つ子ちゃんたちは線香花火は楽しんでいた

 

 私たちは……ね?

 

 そんな様子をバンドメンバーと眺めてたよ

 

 ん? バンド……?

 

 あー!! 忘れてた〜!!

 

 

 

麗音「ど、どうしよう!? ライブの準備は…!?」

 

淳「大丈夫です、ライブまでまだ時間ありますよ。」

 

未来「花火の後ですから!」

 

麗音「よ、良かった〜!!」

 

 

 

 フッフッフ……これを知ったら、五つ子の皆は驚くだろうな〜!

 

 

 

一花「そうだ、花火は見れなかったけどさ、この後は野外ライブがあるじゃん?」

 

五月「せっかくですし、皆で見ましょう。」

 

麗音「あ〜、そのライブなんだけどさ〜!」

 

二乃「何かあるの?」

 

麗音「実は、私たちも出るんだよね。」

 

一同「えぇぇぇぇ〜!!!!!」

 

 

 

 そう、まだまだお祭りの夜は終わらないのだ〜!!

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

※麗音視点

 

 

 

二乃「星野、あんたバンドやってたの!? あ、だからあの時ギターを…」

 

 

 

 前に中野家に行った時、ギター持ってったんだっけ

 

 あの時は弦が切れちゃって、思うような演奏できなかったからなぁ

 

 

 

五月「星野さんはお1人で出演なんですか?」

 

麗音「ううん、バンド編成でやるんだよ!」

 

未来「私たちが!」

 

四葉「ということは……!」

 

淳「僕たち、麗音先輩のサポートで来たんです!」

 

二乃「そうだったの!?」

 

真奈「さっきは色々と振り回してしまってごめんなさい。」

 

二乃「い、いいわよ、そのくらい、あたしたちだって迷ってたんだから。」

 

三玖「バンドってこんなに人数居たっけ?」

 

一花「確か、ギターとドラムはあったよね?」

 

 

 

 少なくても3人は居るんだ

 

 私たちは5人編成と多分一番多い

 

 

 

麗音「私たちは5人編成、ギターボーカル、リードギター、ベース、ドラム、キーボード。」

 

四葉「おぉ! なんかカッコいいです!!」

 

五月「曲は何をやるんですか?」

 

麗音「それはやってからのお楽しみ〜!」

 

三玖「そう、楽しみにしてる。」

 

 

 

 あれ? そういえば上杉くんは……

 

 

 

風太郎「〜……zzz」

 

 

 

 め、目開いたまま寝てる〜!?

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

司会「さぁ、盛り上がって参りました夏フェス、最後のトリを飾ってくれるのは、【レインwithツーフェス】の皆さんで〜す!!」

 

 

 

 遂に私たちの出番だ!

 

 ちなみにツーフェスと言うのは、未来ちゃんたちのバンド名だ

 

 

 

麗音「イェーイ!! 盛り上がってるかーい!!?」

 

 

 

 色々と苦難曲折はあったものの、最後を締めくくるのはこの野外ライブだ

 

 一応私はオリジナル曲も作るけど、今回は夏のお祭りをテーマにしたカバー曲を練習してきた

 

 

 

麗音「まずは最初の曲……青と夏!!」

 

お客さん「おおぉ〜!!!」

 

麗音「夏が始まった合図がした〜♪ 傷つき疲れるけどもういいんだ♪」

 

一花「やっぱ麗音ちゃんって歌上手だよね。」

 

五月「楽器隊の人たちも凄い楽しそうですね!」

 

麗音「映画じゃない、主役は君だ〜♪ 映画じゃない、僕らの番だ〜♪」

 

お客さん「おぉ〜!!!」

 

 

 

 一曲目を終えると、観客からは大きな歓声が上がった

 

 やっぱライブはこうでなくちゃね!

 

 

 

麗音「それじゃあ2曲目…夏のドーン!」

 

 

 

 2曲目も夏をテーマにしたロックナンバーだ

 

 

 

麗音「ドーンとドーンと空に咲け〜♪ 星型うずまき菊の花〜♪ ハートがほら咲いた〜♪」

 

三玖「……四葉、なんか初めて聴く曲な気がしないのは私だけなのかな?」

 

四葉「不思議だね、私も聴いたことある気がするんだ……何だっけ?」

 

麗音「空見上げる君の横顔に〜♪ キュンとときめく夏祭り〜♪」

 

 

 

 バンド編成全開の曲で、会場のボルテージはMAXだ

 

 

 

麗音「よし、それじゃあ最後の曲……夏空グラフィティ!」

 

 

 

 バンドメンバーも、私を見て笑顔を返してくれた

 

 

 

麗音「まぶしいキラメキのなかで〜♪ とびきり熱いままで恋をしたいよ〜♪」

 

二乃「良い曲持ってくるじゃない……!」

 

 

 

 ちなみにこの曲では、私はアコースティックギターに持ち替えて歌ってるんだ

 

 このアーティストには、アコギ欠かせないよね〜!

 

 

 

麗音「この手をいつまでも離しちゃいけないのは〜♪ あなたひとりだけだよ〜♪ 抱きしめていて〜♪」

 

五月「二乃、嬉しそうですね。」

 

二乃「そ、そんなことないわよ!!」

 

一花「その割には、結構目元潤んでなかった〜?」

 

二乃「な、夏の恋にちょっと憧れてただけよ! 悪い!?」

 

四葉「でも私たち、最後に星野さんのライブ観れて良かったね!」

 

三玖「また来年も観たい。」

 

 

 

 こうして、ライブは大盛況の中幕を降ろしたのだった

 

 来年も……またこのメンバーでライブしたいな

 

 

 

 

 

 







 この季節に、夏な感じの回を投稿してしまいごめんなさい笑

 次回から新学期編です!



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