五つ子のガールズバンド   作:ローマン

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 やっと新学期編です

 それではどうぞ!






新学期

 

 

 

麗音「一花ちゃん、おはよ〜!」

 

一花「おはよう麗音ちゃん! 制服似合ってるね〜!」

 

麗音「そう? 一花ちゃんも着こなしてるじゃん! さすが女優!」

 

一花「やぁ、おっはー。」

 

風太郎「ん? おっす。」

 

 

 

 一花ちゃんは上杉くんへ挨拶をしたけど、当の本人はちょっとそっけなさそう

 

 

 

一花「あれ〜? 君は冬服へのコメントなし?」

 

風太郎「朝から何の用だよ?」

 

一花「一緒に登校しようと思ってさ!」

 

風太郎「お前らは妙に目立つから嫌なんだ。」

 

麗音「もしかして私も入ってる!?」

 

風太郎「当たり前だ。」

 

 

 

 で、でも! 目立つのは音楽やってるからだから良いことだ!

 

 うん、多分そういうことのはず……!

 

 

 

一花「昨日ね、皆に仕事のこと打ち明けたんだ。」

 

麗音「どんな反応だった?」

 

一花「皆、びっくりしてたよ。」

 

風太郎「だろうな。」

 

一花「でも、すごいすっきりした!」

 

 

 

 こないだの花火の約束、一花ちゃんは気にしてたみたいだったけど、解決して良かったなぁ

 

 

 

麗音「今度の新曲、一花ちゃんたちのことをテーマにしよっかなって考えてるんだ。」

 

一花「私たちがテーマなの!? それ良いじゃん!」

 

麗音「曲は明日で完成すると思うから……」

 

風太郎「中間テストの勉強はしてるんだろうな?」

 

麗音「……!!」

 

風太郎「ん? 星野?」

 

一花「あちゃ〜……もしかして麗音ちゃん……」

 

麗音「わ、忘れてました……」

 

 

 

 はい…ちゃんと今日から勉強します……

 

 ごめんね一花ちゃん……新曲のお披露目はまだ先になりそうです……

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

 

麗音「うぅ〜……」

 

三玖「どうしたの? いつものレインらしくない。」

 

麗音「それがさ〜……中間テストの勉強忘れてたからって、私も上杉くんの授業に強制参加することになっちゃったんだよ〜!」

 

三玖「自業自得……私たちもレインのこと言えないけど。」

 

 

 

 ちなみに勉強場所は図書館

 

 利用してる人は多いけど、静かで勉強には持ってこいの場所だ

 

 勉強のメンバーは、一花ちゃん、三玖ちゃん、そして四葉ちゃんの3人と私

 

 

 

麗音「着いたはいいけど……肝心の上杉くんが居ないんですが……?」

 

一花「フータローくんは、二乃と五月の説得に行ってるよ。」

 

四葉「あ、帰ってきた!」

 

麗音「なんか顔腫れてない?」

 

 

 

 上杉くん、完全にビンタされたような手形が出来とる……

 

 何やったんだか……

 

 

 

風太郎「……二乃にやられた。」

 

三玖「大丈夫?」

 

四葉「上杉さん問題です! 今日の私はいつもとどこが違うでしょうか!?」

 

 

 

 あ、私は分かったよ

 

 なんてったって、四葉ちゃんのトレードマークだからね〜

 

 

 

風太郎「もうすぐ中間試験だってことは聞いてるな?」

 

四葉「無視!? ヒントは首から上で〜す!」

 

風太郎「このままでは試験は乗り切れない。」

 

四葉「正解はリボンの柄がいつもと違うでした〜! 今はチェックがトレンドなんですよ〜!」

 

風太郎「お前の答案用紙もチェックが流行中だ。」

 

 

 

 あらら…これは酷い点数ですなぁ……

 

 

 

風太郎「中間試験まで1週間、徹底的に対策していくぞ!!」

 

一花「え〜!?」

 

風太郎「だから三玖も日本史以外を……」

 

麗音「上杉くん、三玖ちゃん英語やってるよ?」

 

風太郎「な、何っ!?」

 

麗音「ここ最近、日本史以外の勉強も頑張ってるんだよ?」

 

風太郎「熱でもあるのか!?」

 

三玖「平気、少し頑張ろうって思っただけ。」

 

 

 

 苦手なことに取り組む三玖ちゃん、良いよね

 

 逆境に立ち向かう主人公みたいで!

 

 

 

四葉「よ〜し! 皆頑張ろ〜!!」

 

一花&麗音「お〜!!」

 

図書委員「お静かに。」

 

一花&麗音「はい……」

 

 

 

 そして、五つ子の2人を除いた3人と私は試験勉強に取り組むのであった

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

四葉「う〜ん! 疲れた〜!」

 

麗音「もうクタクタだよ〜!」

 

三玖「一刻も早く帰りたい。」

 

 

 

 気づけば時刻は夕方になっていたから、2時間はやったのかな?

 

 上杉くんの熱血指導もあったから疲れたな〜

 

 ん? そんな上杉くんが立ち止まって考え事……?

 

 

 

一花「ねぇ、麗音ちゃん?」

 

麗音「OK……!」

 

 

 

 一花ちゃんの合図で、私たちは上杉くんの両耳にそっと息を吹きかける

 

 

 

風太郎「なっ!? お前ら何すんだ!?」

 

一花「そんなに根詰めなくてもいいんじゃない? 中間試験で退学になるわけじゃないんだし、それに私たちも頑張るからさ。」

 

麗音「あ、でもご褒美くれたら、私たちもっと頑張っちゃうけどな〜!」

 

四葉「はい! 私、駅前のフルーツパフェが良いです!」

 

三玖「私は抹茶。」

 

麗音「チョコレートパフェあるかな!?」

 

一花「何か食べたくなってきた〜!」

 

風太郎「一刻も帰りたかったんじゃなかったのか……」

 

 

 

 ま、細かいことは置いといてさ、パフェ食べに行こうよ!!

 

 

 

四葉「上杉さ〜ん! 早くしないと置いてっちゃいますよ〜!!」

 

風太郎「ふっ……」

 

 

 

 

__________________

 

 

 

 

四葉「は〜! 美味しかった〜!」

 

三玖「やっぱり抹茶パフェは至高。」

 

麗音「それにしても、上杉くんあの流れでよく帰れたね。」

 

一花「あはは……まぁ、フータローくんらしいけど。」

 

 

 

 上杉くんはあの後、勉強がしたかったとのことで、私たちとは合流せずに1人で帰ってしまった

 

 あれは将来、結婚出来ないダメ男になりそうな予感

 

 

 

一花「さてと、この後はどうする?」

 

麗音「あ! 一花ちゃん、あそこ寄っていい?」

 

三玖「あれは、楽器屋さん……?」

 

 

 

 前から気になっていた駅前に出来たばかりの楽器店

 

 行こうとは思ってたんだけど、いつもタイミング逃してたんだよなぁ〜

 

 

 

四葉「良いですね! 行ってみましょう〜!」

 

 

 

 そして楽器屋に入ると、入り口にはたくさんのギターやベースが並べられていた

 

 

 

麗音「おぉ…! ここもなかなか……」

 

一花「凄い! これ全部ギターなの?」

 

麗音「ギターの方が多いけどベースもあるよ、ほら! この弦が4本のやつ。」

 

三玖「4本の方が簡単そうだね。」

 

麗音「いやいや〜! ベースも案外難しいんだよ? ガッツリ弾いたことあるわけじゃないけど。」

 

 

 

 私がある程度出来るのは、ギターとピアノだけ

 

 他は少し嗜むくらいしか出来ない

 

 

 

四葉「あの、何でしたっけ? あの太鼓みたいなの……」

 

麗音「ドラムだね! 四葉ちゃん、やってみたいの?」

 

四葉「はい! 前から興味あったんです!」

 

麗音「ならあそこに叩けるコーナーがあるよ! 試しにやってみたら?」

 

四葉「そうですね! すみませ〜ん! このドラム叩いてみてもいいですか?」

 

店員「はい、いいですよ!」

 

 

 

 四葉ちゃん、ドラムの叩き方分かるのかな……?

 

 さっき太鼓とか言ってたし、まるっきりの素人だよね、多分

 

 

 

四葉「え〜っと…確かこうして……」

 

麗音「お〜、意外と出来てる……!」

 

 

 

 細かいリズムとかはまだまだだけど、基礎的な所は叩けてそうな感じ

 

 四葉ちゃん、ドラムの才能あるんじゃ……?

 

 

 

一花「う〜ん、私はドラムよりギターとか弾いてみたいかな?」

 

麗音「私も何本か弾いてこうかな、店員さ〜ん、試奏お願いしま〜す!」

 

 

 

 私と一花ちゃんも、試し弾きをさせてもらうことにした

 

 一花ちゃん、黄色いギター似合うなぁ

 

 

 

一花「痛た……弦を押さえるのって結構難しいんだね。」

 

麗音「まぁ、慣れればいっぱい弾けるようになるよ!」

 

三玖「……」

 

麗音「三玖ちゃん? それが気になるの?」

 

三玖「うん、何か一花たちが使ってるのじゃない4本のやつ。」

 

麗音「ベースね! 試しにやってみればいいじゃん!」

 

三玖「うん、やってみようかな。」

 

 

 

 三玖ちゃんは青色のベースを試奏させてもらうようだ

 

 

 

三玖「う……太くて指が届かない。」

 

麗音「う〜ん……ベースも教えてあげたい所だけど、あんま弾いたことないんだよね〜。」

 

 

 

 作曲用に、今度一本購入しておくのもありかもしれないな

 

 そうだ、弦切らしてたから予備のやつ買っとこう

 

 

 

四葉「これがギターに使う弦なんですか?」

 

麗音「うん、いっぱいあるでしょ? よく聴くと音も少し違うんだよ?」

 

一花「へ〜、音楽って奥が深いんだね〜。」

 

麗音「良かったら、皆も楽器始めてみたら? 勉強ほどは難しくないと思うよ?」

 

三玖「それなら、二乃たちも誘ってみようかな。」

 

麗音「それ良いじゃん! 五つ子バンド!!」

 

 

 

 五つ子のバンドとか、めっちゃ面白いと思う!

 

 あと空いてるパートは、ボーカルとギターとキーボードか

 

 ま、やるかやらないかは本人たち次第だし、のんびりといきましょうか〜

 

 

 

一花「じゃあ私たち、これからフータロー君が家に来るからまた今度ね!」

 

三玖「レイン、ばいばい。」

 

四葉「また明日会いましょう!」

 

麗音「うん、じゃあね!」

 

 

 

 こうして、一花ちゃんたちと別れ、私は家に帰宅するのであった

 

 

 

 

 

 







 新学期もとい新楽器編とも言うべきか笑

 というわけで、やっと五つ子のうちの3人が楽器に出会いました

 ここからバンドっぽいことを描いていくつもりなので、次回もよろしくお願いします!



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